吉田篤弘のレビュー一覧

  • 78(ナナハチ)

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    世界が78回転で回っていたあの頃。

    文庫版にのってるイラストの曲を聴きながら読むのがオススメ。

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    2011年08月06日
  • 78(ナナハチ)

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    江戸っ子的な粋と西欧的なチャーミングさの、細い共通の糸をきれいに回収してくれる数少ない作品だとおもう。
    なかでも『クローディアと靴箱の都』神懸かっていて、小説だけども、一編の詩のようで、あまりにうつくしいので、想像の世界から抜け出せない。
    デタラメに響き合う世界のことがかかれているが、どれも細い糸で繋がっている。

    各章のタイトルが日本語と英語で表記されていて、英語をYouTubeで検索して、レコードをききながら、読んでいました。なので愛着も深いのかな、とおもいます。

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    2011年07月22日
  • 78(ナナハチ)

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    珍しく恋愛が絡んでる。

    どこが現代でどこが過去で?
    ごちゃまぜになって、ターンテーブルの上で回されてる気分になるけれど。

    私は世界が78回転で回ってた時代を知らない。
    そんな寂しさ。

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    2009年10月04日
  • 78(ナナハチ)

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     ブラシで洗いこまれた、もう何年も使っている木の机に、さりげなく置かれているような本というか

      古いものを懐かしむような、
      慈しむような、


     「レトロ」では足りない、セピア色の記憶に、
      鮮やかな赤と黒の境界がある感じ。
     (それはきっと私の「レコード」のイメージ)


     わたしは、
     そんな、
     そんなこの人の魅せてくれる世界観が、大好きで。


     こんな雰囲気をいとおしく思い、分かち合える人がいたらいいなぁと、思う。

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    2009年10月04日
  • 月とコーヒー

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    少し不思議で温かい二十四の短編集。
    あとがきに「一日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました。先が気になって眠れなくなってしまうお話ではなく、あれ、もうおしまい? この先、この人たちはどうなるのだろう──と思いをめぐらせているうちに、いつのまにか眠っているというのが理想です。」とありますが、吉田篤弘さんの書く世界はほっとして居心地が良くて、なかなか抜け出せず、結果一気読みしてしまいました……。
    再読する際は一日一話と決めてゆっくり楽しみたいです。

    特に『隣のごちそう』が好きでした。
    ちょっと主人公の行動がストーカーじみてるなと思いつつ、この後どうなるのか、何か起きるのかそれとも変

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    2026年02月08日
  • 月とコーヒー

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    "1日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました。"とあとがきにある。本当に、寝る前に読むのにピッタリだと思った。不思議で奇妙な、なんとなく優しい後味のするような短い話が載っている。先が気になってどんどん読み進めたくなるような話や、衝撃を受けたり感動する話もいいけれど、こういうのも良いなと思った。
    定期的に寝る前に読みたくなるかも。

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    2026年02月06日
  • 月とコーヒー

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    絵本のような世界観、作者自身によって描かれた装丁、挿絵もほんわかして味があって素敵です。

    作者さんのあとがきより、

    “一日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました。先が気になって眠れなくなってしまうお話ではなく、あれ、もうおしまい?この先、この人たちはどうなるのだろう⋯⋯と思いをめぐらせているうちに、いつのまにか眠っているというのが理想です。”

    とあるように1話目を読み終わり、え?これで終わり?続きは??となりました。
    24篇からなる不思議で静かな余韻にひたれるお話の数々で、実際何度か寝落ちしてました(笑)

    私が好きなのはやはり「青いインク」であとに出てくる2つのお話と繋が

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    2026年02月05日
  • 月とコーヒー

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    短編集で、どのお話もプツっと終わってしまうんだけど、なんとなくその物語の余韻がふわーっと残るので、むしろ結末のないこの感じが好きだなと思いました。
    どれもこの世界のようでありながらもどこか夢の世界の空気感を纏っていて、1日の終わりの寝しなに読んで欲しいって言う著者の思いにピッタリ。
    何が起きるってわけでもないけど、どの物語も読みやすくちょっと温かで優しい気分になれる本でした。

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    2026年02月05日
  • 月とコーヒー

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    この星で生きていくために必要なのは「太陽とパン」
    決して「月とコーヒー」ではない。

    ただ、生きていくために必要なものではないかもしれないけど、日常を繰り返していくためになくてはならないものか

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    2026年01月25日
  • それでも世界は回っている 1

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    物語のような詩のような。
    登場人物のことばが印象的。付箋を貼りながら読みたくなる。登場人物誰か1人は、価値観共通な人出てくるような本

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    2026年01月25日
  • 月とコーヒー

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    夜寝る前に読みたい短編集。
    読書灯だけに照らされてこの作品を読んでいる時間は、代えがたく贅沢に感じた。

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    2026年01月08日
  • それでも世界は回っている 3

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    歌詞の長い歌とか、真っ赤なリンゴとか、〈六番目のブルー〉との関係が曖昧なものが物語を通して登場してきたが、
    最後の45話に来て〈六番目のブルー〉と共にそれらの意味が明かされる。

    それでも世界は回っている「世界」についても語られていて、最後の45話が秀逸だった。
    この3部作はそれぞれ15話から成るが、便宜上45話に分けているだけで長編の物語になっている。
    わざわざ1,2,3とタイトルに番号を付けているのは、この順に読んで欲しいということです。
    そして、時間を空けずに一気に読むのがいいと思います。

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    2026年01月07日
  • おやすみ、東京

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    『おやすみ、東京』は、夜の東京を静かに散歩しているような気分になれる物語でした。
    登場する人たちはどこか孤独で、でも完全に絶望しているわけではなく、日常の隙間に小さなぬくもりや希望を見つけている。その距離感がとても心地よいです。

    何気ない風景や会話が丁寧にすくい取られていて、「東京はこんなふうに息をしているのかもしれない」と思わせてくれます。

    この作品は、元気をもらうための本というより、疲れた心を静かに休ませてくれる本だと思います。タイトルの「おやすみ」という言葉どおり、一日の終わりや眠る前に読むと、世界が少しやさしく見えるかもしれません。

    夜は何かを解決してくれるわけではないけれど、「

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    2026年01月03日
  • 月とコーヒー

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    短編で読みやすい
    ちょっと心があたたまるお話がたくさん
    いいことがあった日、疲れた日、眠れない日、寝る前に1つ読んでじんわりあたたかい気持ちで眠れた

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    2025年12月13日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    とうとう螺旋プロジェクト最後?を読み終えた。
    あくまで螺旋プロジェクトは海族、山族の対立を軸に皆んなで小説を書こうといったものなので特に読む順番などないと思うが、私は古代から順々に読み進めていった。

    この近未来の作品では現代付近までの顕著や山族、海族の対立といったものは顕著に表現されていなかったように感じる。どちらかといえば、西、東、眠り、覚醒といった二項対立の要素が様々に散りばめられていたように感じる。

    最後には締めくくりなのか海族と山族との間の産声でとじられる。必然なのか偶然なのかシュウが眠り姫まで辿り着く旅路がふわふわと揺れ動く不思議な感覚だと読んでいて感じた。

    シリーズの締めくく

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    2025年12月07日
  • 『罪と罰』を読まない

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    憶測で語り合う様子が面白い。私も読んだけれど忘れた一人なので再読したくなった。
    ちなみに私はラスコが寒いと言って外套を着ていたから冬の話だったと記憶していましたが実際には夏だったようで……

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    2025年12月07日
  • 天使も怪物も眠る夜

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    伊坂幸太郎さんの呼びかけで集まった8作家による競作企画〈螺旋プロジェクト〉の作品の一つで、伊坂さんのシーソーモンスターとの伏線もたくさん出てきてわくわく。あと6作品も読みたい!螺旋プロジェクト第2弾始動とあるので、その前に読み切りたいです。

    睡眠ビジネスとか盛んな今、本当に不眠症の原因となる〈面白い本〉が焼かれる時代が来たら…おそろしい。言葉狩り!こわい!
    争いはなぜ起こるのか、〈ひとつになりたいふたつ〉はなぜ壁を作るのか…ネタバレになるのでこれ以上は語れないけれど、8作家の作品読み終えたら、再読したい作品です。
    伊坂さんのパスカのように、吉田さんもSFらしく未来のありそうな横文字の固有名詞

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    2025年12月04日
  • 月とコーヒー

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    不思議な世界観
    物語が簡潔に終わることはないのだが、それがまたよい、心地よい想像の余地がある
    個人的好みは、「空から落ちてきた男」と「熊の父親」

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    2025年11月22日
  • 鯨オーケストラ

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    鯨の絵も見てみたいし、土曜日のハンバーガーも食べたい!これでいいなぁって思える、味方になってくれる本だった!

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    2025年11月05日
  • おやすみ、東京

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    午前1時。タクシーを中心にした連作短編。
    小道具を探し求めてタクシーに乗る人。弟を探す人。一度乗せたお客さんを探す運転手。それぞれの想いが交差しながら進んでいく。どこで交わるのかドキドキしながら読み終えました。

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    2025年10月30日