吉田篤弘のレビュー一覧

  • 台所のラジオ

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    面白かったです。
    テレビを見るよりラジオを聴く方が好きなので、なんだかお話を身近に感じました。
    でも、不思議なことがたくさん起こって面白そうです。
    きつねうどんは美味しそうですし、「十時軒」へ行ってみたいです。アリスに会いたい。
    吉田さんのお話では月舟町が大好きで住みたいくらいなのですが、この本の世界も穏やかでいいなぁ。
    登場人物たちが聴いているラジオ番組ってもしかしたら、「小さな男*静かな声」の静かな声のラジオ番組かも…それだったら素敵です。

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    2019年04月16日
  • 台所のラジオ

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    ネタバレ

    12のお話がおさめられた短編集です。
    ぜんぶ読み終わって、あとがきを読んで初めてラジオに気付きました。読み返してそう言われてみればそうだな…と。
    まったく関係ない短編の寄せ集めも好きですが、この話とこの話、繋がってる!という短編が好きです。
    特に好きな2つの話について感想を書きます。

    「マリオ・コーヒー年代記」
    この話は本の中で2番目に好きです。
    マリオが何か不幸な目に合うのではと警戒していたのですが、何も起こらなくて良かった。
    ホットドッグとミルクコーヒーはとても良い組み合わせだと思います。カシャカシャする紙に包まれてくるホットドッグはなぜかとてもおいしそうに見えますね。たぶんマリオの店の

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    2018年04月14日
  • ソラシド

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    だいすきな本になった。

    吉田さんの本は、読んでいてにやついてしまうことがある。

    ノート。1986年。ダブルベース。ソラシドの2人。音楽。言葉。レコード。コーヒー。

    今のこの気持ちをうまく言葉にできない。
    何度でも読みたい。

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    2015年06月18日
  • ソラシド

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    雨の様に降り注ぐ
    幾千もの言葉を
    日々、ぼんやり目にしつつも
    思わず(はっ!)と、手で受け止めたくなる様な
    キラリに出会う事がある。

    それは自分だけに光るキラリ。

    音楽好きの彼が
    パラパラ捲っていた雑誌に掲載されていた
    ほんの小さなコラム。
    その記事がキラリと光った。

    (誰?聞いた事もないアーティスト…)
    それがソラシド。
    どうやら女性2人のデュオらしい。

    彼女達のコメントや弾いている楽器も気になる…

    早速NETで調べてはみたものの、
    彼女達は派手な活動をしていなかったらしく、
    全く手がかりがつかめない。
    でも、
    何故か追っかけずにはいられないし、
    そうせざるを得ない事情も出来た。

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    2015年04月24日
  • ソラシド

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    ネタバレ

    「オレ」という一人称の篤弘さんはこれまで以上に気取りがなくて親しみやすい兄ぃなのです。
    1986年と今を行ったり来たりしながらまた素晴らしい音楽を聴かせてくれました。(実際。ネットなどで音楽を捜しながら聞いて読んで・・・)
    この本もまた大事な一冊となりました。

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    2015年03月13日
  • ソラシド

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    ネタバレ

    吉田さんの小説は、静かに静かに始まる
    そして、どこか変わった人たち、建物から
    物語が動き出していくのが心地よい
    1986年、渋谷区と世田谷区の間の
    松見坂の上にある「空中の長屋」
    まずいコーヒー、「ザ・ビートルズ」
    エレファントという名のダブル・ベース
    現在の「オレ」と年の離れた妹「0(オウ)」が
    過去を探していく
    不思議だけど、心地よく
    たくさんの音楽が聴こえてくるような小説
    極上の読書の時間を過ごすことが出来ました

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    2015年02月20日
  • ソラシド

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    すごくいい。
    すごく好き。
    出来ることなら★を100こ並べたい。

    ものすごく優しいお話。
    でも、ちょっと寂しい。
    そして、じんわりと温かい。

    「おれ」は探し物をしている。
    いや、「おれ」だけじゃなく、みんなが探し物をしている。
    探し始めた時には自分が何を探しているのか正確なところは分からない。
    だんだんと見えてくる。
    そうすると最初にイメージしていたものとは違うものだったことが分かってくる。
    いよいよ探し当てたと思い、「そうだったのか」と納得しようとすると、また新たな探し物が始まっている。
    気付かないうちに。

    「この物語はこういう物語です。」と言い切れません。
    ただ、とても美しい物語です

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    2015年01月30日
  • 月とコーヒー デミタス

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    寝る前に1話ずつ読んでいた。静かで落ち着いた話。名前のない仔犬、1125が温かい気持ちになれて良かった。

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    2026年05月30日
  • エデンの裏庭

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    ネタバレ

    舞台袖からの4つのレポートパートと、表題作
    時代が変わり、情報が秒速で刷新されても、変わらないものがある
    いや、姿かたちは変わってしまって見えないだけで、探さなくても、いつもそこにある

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    2026年05月27日
  • 月とコーヒー

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    「月とコーヒー」の3作目を先日読んだけれど、もうちょっと読んでみたくなったので1作目から読むことにした。はたして、3作目よりこの1作目の方が好みのお話が多かった!
    優しくて静かに、たんたんと進んでいくところは変わらないが、こちらのほうが食べ物がより際立っているというか、すごく美味しそうに感じる。どれも簡単に作れるような素朴で飾らない食べ物ばかりなんだけど、なんとも食欲をそそる…。
    どの話もお話が盛り上がりそうなところでぷつっと終わってしまうので物足りなく感じるのだが、だんだんとこれがくせになってきて、心地よくなるのが不思議。
    猿たちがバナナについて語り合う「バナナ会議」、オルゴール修理人と直ら

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    2026年05月21日
  • 月とコーヒー デミタス

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    読み慣れたのもあってかこちらの方が楽しめた。
    特に「1125」が、偶然亡母の誕生日というのも相まって沁みた。
    「駄目なロボットのオーケストラ」「名前のない仔犬」も好き。

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    2026年05月19日
  • 月とコーヒー

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    寝る前に少しずつ読みたくなる短編集。

    特に、青いインクのお話が素敵だった。
    所々に続編が出てきて、続きが気になる。

    想像力を働かせて、世界観をイメージしたり、続きを考えたり、余韻に浸ったり…

    心が落ち着く、素敵な本でした。

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    2026年05月18日
  • 月とコーヒー

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    あれ、これで終わり?という話ばかりで物足りなく感じた。あとがきに記載されていたが、その先を考えながら寝て欲しいそう。ほっこりの一歩手前みたいな所で終わることが多くもどかしく感じた。

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    2026年05月16日
  • 月とコーヒー

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    ザワザワもドキドキも置いて、静かなところに戻ってこれるお話。あとがきにあるとおり、「ここで終わるんだ?」というようなところで区切りがついたり、これから何かが始まりそうだったり。やさしい気持ちになれるので、童話のような語り口調も好きでした。

    特に、「隣のごちそう」。「バナナ会議」。「美しい星に還る人」が好きでした。

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    2026年05月14日
  • 月とコーヒー

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    吉田さんの文体は本当に灰汁がなくて心地いい。
    先が気になるような、気にならないような……その絶妙な曖昧さが、読む人を優しく包み込んでくれる。
    寝る前や、休日の公園、カフェのテラスでゆっくり読むのにぴったりな短編集。
    静かで、ふんわりしていて、読んでいる間だけ日常が少し柔らかくなるような感覚がある。
    あとがきを読んで、改めて吉田さんの感性に憧れた。
    こんな風に世界を捉えられたら、きっと毎日がもっと優しくなるのだろうなと思った。
    ほんわかしながらも心に染み入る、吉田さんらしい素敵な一冊だった。

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    2026年05月03日
  • エデンの裏庭

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    どれも知っているお話だけど、ガリヴァー旅行記は小学生の時に読んだきりだから細かいことをあまり覚えてない。また読んでみたいかな。
    やはり「星の王子さま」は思い入れが大きいから関連した話も楽しんで読める。最後の話も空想めいた現実っぽくて良い雰囲気でした。お話の最後を知ることはできたのか…。

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    2026年04月26日
  • 月とコーヒー

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    話し言葉を用いたり主人公が猿の話があったり、ユーモアに溢れ読んでいて楽しい作品。遊び心満載で好感。あとがきも素敵でした。

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    2026年04月20日
  • それでも世界は回っている 1

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    小さな日常やささやかな出来事が、じんわりと心に染みてくる。

    うまくいかないことや、ちょっとした寂しさも、
    それでもいいんだよとやさしく受け止めてくれるような物語だった。

    登場人物たちもどこか不器用で、でもちゃんと前に進んでいて、
    その姿に少し救われる。

    大きく何かが変わるわけじゃないのに、
    読んだあと、自分の見ている世界がほんの少しやわらかくなる感じ。

    タイトルの通り、それでも世界は回っていると思える一冊。

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    2026年04月12日
  • 月とコーヒー

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    月に見守られ、コーヒーを片手に24の小さな空想の旅へと誘ってくれる短篇たち。物語は開かれたままその幕を閉じることなく流星群のように新しい旅へと向かっていくので、読み終えてそれぞれのその先を自分なりにあれこれ想像していく贅沢な時間が味わえる。

    特に大好きだったお話のひとつは「白い星と眠る人の彫刻」。吉田さんとSFの相性の良さがたまらず、静かで哀しく美しい余韻が後を引く傑作。青く晴れ渡った空に突然白い大きな星「サイロン」が現れた。移動性に法則がない流動星のその星は街の上に居座り続け、星の影響でこのままだと住民の体は縮み始め、数日後には80%くらいに縮み、一週間後には3%となり、そして消滅してしま

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    2026年04月04日
  • 屋根裏のチェリー

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    ガケ上の古いアパートの屋根裏で暮らす元オーボエ奏者のサユリと、サユリの空想上の友人チェリーとのやり取りを中心に進む静かな物語。
    イマジナリーフレンドのチェリーが唯一の友達で、人見知りで人付き合いは最小限のサユリが実はレモンソーダを愛飲しハンバーガーやカツを好んで食べる食いしん坊キャラという意外性。彼女が胸の内に秘めた音楽への思いと、解散してしまったオーケストラへの思い。 
    前作の『流星シネマ』と同じシーンがサユリの視点でも描かれており、視点が変わることで前とは違った見え方になる。
    内に籠もりがちなサユリが、前作の主人公 太郎や街の人と知り合い、交流を重ねていくのと同時に仕舞い込んでいた音楽への

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    2026年04月03日