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満島絢子は念願かなって神保町の小さな出版社にインターンとして採用された。しかし、当のイシマル書房は親会社から「半年で経営が改善されなければ他社に株を売却する」と最後通告を受ける――会社存続の危機に、石丸社長を中心に、理由あり作家、引退していた編集者、活版職人で絢子の祖父、元ヤンキーの営業マン、全国の書店員……など「小説」を愛する人々が立ち上がった。果たして起死回生のベストセラー小説は生まれるのか? 書き下ろし長篇。
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Posted by ブクログ
主人公の満島絢子は、念願が叶って小さな出版社のイシマル書房にインターンとして入社することができました。しかし、イシマル書房の経営は危機的状況で、出資を受けている親会社に、半年で経営が改善できなければ、パチンコの会社に株を売却すると最後通告されます。そこで、起死回生のために、経験豊富な引退した編集者を...続きを読む募集し、ベストセラー小説を出版することにします。イシマル書房の石丸社長を中心に、主人公の絢子、元編集者の岩田鉄夫、過去に岩田が担当していたときにトラブルに見舞われた小説家の島津や出版仲間、本を愛する人々により、親会社から株を買い戻すために奔走します。 小説・本好きの人のための小説で、楽しく読みました。後半は岩田が主人公な気がしました。
素敵な作品だった。 本好きな人であれば、きっと心に響くものがあるはず。 経営難に陥ったイシマル書房の起死回生を図り奮闘する人達に、心の中でエールを送り続けた。 一冊の本を世に出すまでの並々ならぬ苦労。 作者は元より編集者、装幀家、印刷に携わる人達、誰が欠けても成立しない。 まして本離れが進む今...続きを読む、頑張りだけではままならない現実もある。 本を愛する、その共通した想いが、人と人を結び付け奇跡を起こす。 随所に登場する読書メーターがいいエッセンスとなっていて楽しかった。 涙が溢れるラスト三行。 本への愛情がぎっしりと詰まった一冊。
七千万円を用意しなければ身売りになる出版社に採用された絢子。起死回生のために社員だけじゃなく書店員、他社社員までも奮闘する。 今の時代書籍の売り上げだけで経営するのは書店も出版社も大変、作家も専業で食べていけるのはほんの一部の人間だけ。とにかく「生き延びること」で文化を守る。 親会社IT社の人間がも...続きを読むのすごーくわかりやすく嫌われキャラね。最後は唐突に都合のいい話、て感じもするけど小説の中だけでもハッピーエンドで嬉しい。
出版業界の痛さを描写しつつ、ある種のサクセスストーリーに仕上げてる。エンターテイナーとしては構成に感心した。同時に、今の出版業界がいかにどん詰まりか?これは有り得ないシンデレラストーリーとわかるだけに、もうこういう有り得ない話でないと救われないとは如何に絶望的か痛い。
22才の女の子がそんな言動するかよという位おっさんくさいですが、書いている人がおっさんのまま書いているので仕方が無いかもしれません。肢体とか熟れた体とか言わんでしょう。プロならちゃんとキャラクターになりきって書いて欲しいという切なる希望です。 ところが内容的には新興弱小出版社の生き残りを掛けた戦いに...続きを読む、ロートル元編集者が参加して、過去に挫折に導いてしまった天才小説家を担ぎ出そうという胸が高鳴る話でした。かっこいいおじさんが大活躍し、しかもちょっと苦味も有る展開なので文句なしです。 本関系を題材にした小説って最近多いですが、僕みたいなものを獲りこむには絶好の題材です。一般受けってどうなんでしょうかね。 個人的には大好きな本です。
「生きのびる」がテーマ。活版印刷や書店の実情、現代の出版社の不況、本の持つパワー、校閲など、本が直面する問題を多角的にとらえながら、幻の作家の歴史小説の文章は読ませるものがあるように見え、クラウドファンディングやSNSといったトレンドも出てくる。何より本が好きだという著者の姿勢に泣きそうになる。読み...続きを読むやすい文体なのであなどってうかうか読んでいると足元を救われる。パズルのようによくできた話。ただいい意味で作りが軽いというか、本当に重厚な話を読みたい人には向かないかも。表紙の印象ほど軽い話ではなくてそのギャップにおどろく。
弱小出版社・イシマル書房は資金不足で絶体絶命の崖っぷち状態。起死回生のベストセラー小説誕生に命懸けで闘う人たちを描く長編小説。 本には魔力がある。一度とりつかれると逃れられない。作中に「孤独じゃない人は本を読まない」とあるが、確かにそうかもしれない。それでもどちらかを選ぶなら、私は孤独を選びます。
神保町が舞台になっていて、つい手に取ってしまった。内容は絶体絶命の零細出版社が生き残りをかけて本を出版するというもの。「本を読まんのはその人が孤独でない証拠や」という太宰の言葉の引用が印象的だった。私は下手に友人をもつよりも本を読みたいけれど。ま、とりあえずボンディ行ってこよ~。
一気読みしてしまった。作中にある「日本人は孤独でなくなったから本を読まなくなった」という言葉はストンと腑に落ちた。私は孤独癖があるから本を読み続けてるのかも。 ところで本書は零細出版社の社運かけた本作りを描いていますが、あまり細かい編集に関わる描写が出てきません。よりマクロな視点でダイナミックに書い...続きを読むています。その分スピード感はあって、終盤はもう一気に進みます。一通り走りきった後の余韻もいい。なかなかいい作品です。
零細出版社イシマル書房の大奮闘を描いた作品。ジャンルはお仕事小説か。 * * * * * ラノベ仕立てで読みやすく、出版社の業務の一端がわかりやすく書かれていた点はよかった。 ただ営業にせよ取材にせよ、軽く楽しい場面が多く、ラノベであってもお気楽さが目に付きすぎる気がし...続きを読むます。 中高生向きとはいえ、もう少し実態に即した描写が欲しかった。 印象的だったのは、作中で岩さんが口にする「小説とは~」のセリフ。 実際に角川春樹さんが作者の平岡さんに語ったこばとであることを、あとがきで知りました。平岡さんの座右の銘になっているのだろうと妙に納得してしまいました。 現在、目に付いた平岡さんの作品を読んでいっているところです。いろいろなタイプの作物が平岡さんの手によって生み出されているのがわかって、ますます楽しみになりました。
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