浅草寺子屋よろず暦

浅草寺子屋よろず暦

1,870円 (税込)

9pt

「本屋が選ぶ時代小説大賞」など数々の賞を受賞し、直木賞候補にもなった『高瀬庄左衛門御留書』から3年。スリリングかつ心震える新たな傑作時代小説が誕生。世の中には決して見過ごせないことがある。浅草の寺子屋を舞台に、師弟、親子、兄弟、幼なじみ……明日にむかい、ともに懸命に生きる。人間の縁と心の機微を濃やかに深く描く感動作。大滝信吾は、ゆえあって旗本である兄の紹介で、浅草寺の境内にある正顕院で寺子屋を開いている。源吉や三太、おさよなど大半は町人の子だ。穏やかな春の日、子どもたちと縁側で握り飯をほおばっていたとき、源吉の姉が駆け込んできた――大切な人を守るため、信吾は江戸の闇と真っ向から闘う。浅草の四季を背景に、家族や友人、下町の人情に支えられながら、信吾が天命を見つけ、成長するさまを圧倒的な筆力で描く。

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浅草寺子屋よろず暦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりの時代小説
    最初から設定がわかりやすく、するすると読みやすかった。
    おゆうのお話がジーンとしてしまった。
    太一郎のお父さんのお話も好みだった。
    私が一番好きな人は、きよさんかもしれない
    縁の下の力持ちで、こんな人が近くにいて欲しい

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    砂原さんの言葉の使い方や作品に漂う穏やかなものが好きだ。季節季節の花々や鳥たちが、たとえ緊張感あふれる場面でも、ふと目をむけた先にはそこにそんなものたちが、在る。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    砂原浩太朗のこれまでの作品と比べてずいぶん肩の力の抜けたものになっている。こういう路線ならこの先何作でも書き続けられるだろう。

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    舞台は下町浅草。寺子屋教師の信吾と彼を慕う子ども達の穏やかな日常が心地好い。町人らの信頼を得て、事件を解決してゆく信吾だが、突如思わぬ出自が証される。向後を模索し、独り苦悩し続ける信吾。結果、彼が下した決断とは…行間に立ち昇る江戸ッ子人情が温かい。続編、望む。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    浅草の寺子屋で子供達を教える大滝信吾が、周囲の様々な事態に向き合っていくなかでの人情の話。

    6話からなる物語は大変読みやすく、大きな破綻はなく静かな描写で大滝信吾と周囲の人々を描いていく。
    人の情に寄り添う話の展開が良い。
    6話目の展開は一気に謎解きとなり、3年後を迎えた次回作へ続く予感を持たせて

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    清々しい読後感でした。最後の方。どうなるんだろうとハラハラしたけど展開にびっくり。毎回登場する岩蔵が何故か憎めない。

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、今回も清々しかったなぁ。ちょっとほろ苦くもあり、でもスッとする清涼感に溢れている。こんなにするすると文字が頭に吸い込まれていくような読み心地の良さはどこからくるのだろう。ちょっとした風景描写、季節を感じさせる花鳥風月のさらりとした描写がひとつとは思うが、それだけじゃなく、まさに読む癒しだ。次

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの砂原さんの江戸モノ。色と音の描写に心が凪ぐ。大滝信吾、新たな魅力的な主人公としてシリーズ化か。

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    寺子屋の先生、信吾は生徒や親のトラブルを解決しているうちに江戸の裏を仕切る大物の怒りを買ってしまう。

    良かった。江戸時代の人が抱える様々な問題。本人にそんなにやる気があるようには思えないがさらっと解決する。

    0
    2024年12月04日

    Posted by ブクログ

    旗本の次男でありながら身分を隠して下町で寺子屋を開いている信吾に次々と問題がふりかかる。一つ一つの話のボリュームがちょうどよく、四季折々の花や空、風景描写に心が和む。最後の話はこんなに登場人物が一同に会するか!?と大袈裟に感じた。シリーズ化希望。

    0
    2024年11月23日

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