森瑤子の一覧
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ユーザーレビュー
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自分自身の肉体について「醜いものを醜いと感じつつ、それを放置しておくという、神経の鈍感さにつくづく嫌気がさす」→ダイエット、という森さんの心理に「そう!!!!」と深く深く頷きました。要らないお肉が付くと美意識、感覚、それに思考まで鈍感になりそうで嫌。周りの人から「痩せ過ぎでは」と言われても、自分で(
...続きを読むお腹がぷよってなってるのが気に入らん。くびれ!)と思ったらくびれ作ります。誰のためでもなく自分が自分を好きでいるために…だいたい好きじゃないから、少しでも気に入ってるとこは増やしたい。
森瑤子さん初めて読んだと思うのですが面白いです。ちょっと時代錯誤もあるけれど小気味良くて好き。90年代に雑誌掲載されてたエッセイなので描写は一昔前ですが、出てくるギャル(敢えて)は今とあまり変わってない気が……いや若干、弱年齢化してる感覚です。ここでは女子大生くらいかな?の女の子ですが、今は中学生くらいからこんな感じ。中学生くらいからアラサーまでこんな感じだから凄いね…とジャスト40は思います。
年取ったからでなく、画一化進みまくってるから若い子の見分けが付かないのかも。でも年取ったからかも。
自分はこうじゃない!と思いつつ、でも電話の相手によって声のトーン変わるのはわたしもだ。男運は悪い。それはわたしがそんな男性とつり合うような女性だからであって…耳が痛いです。
この本、手元に置いておきたくなりました。森さんの小説も読みます。
Posted by ブクログ
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とても好きな本
言葉が綺麗でラジオみたいにスラスラ入ってくる。
作者を好きになって、他の本も集めました。
Posted by ブクログ
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ぞくっと面白い
どの話もぞくっとして余韻が残ります。内容が薄いのにグロテスクな表現だけで怖がらせてくる小説は嫌いなのでこの本を購入してみて大正解でした。蒸し暑い夜を読書で楽しめました。
kururin
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恋愛小説は昔からあまり好みではないのだが、本書はとても読みやすかった。
短編集で一つ一つのエピソードは2〜3ページ程度。
時々繋がっているものもあったり。
香水物語と宝石物語の二つのモチーフを含んだ本書は洒落てて落ち着いていてまさに「大人の女」という雰囲気がある。
Posted by ブクログ
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数年前にNHKのドラマになった、マッサンこと竹鶴政孝氏のスコットランド人の妻リタさんの小説。竹鶴氏は、日本で初めて本格的スコッチウィスキーの製造をした人で、ニッカウヰスキーの創始者である。以前にドラマの原作となった「ヒゲのウヰスキー誕生す」という本を読んだが、その本は政孝の視点から書かれていた。本書
...続きを読むも内容は似ているが、外国人であるリタがどう政孝と出会い、人生を共にし、日本に帰化していったかを追うことができる。
著者の森瑤子氏は早逝してしまったが、100冊を超える著書を遺している。本書もたくさんリサーチをして書かれたであろうことがうかがえる。著者の配偶者がイギリス人ということもあり、スコットランドの暗い天気や広々とした家といった情景がとてもリアルに描写されていた。まだ外国人、しかも白人が日本にとても少ない時代に、日本に来て文化を学び、日本人になり、政孝を支えたリタさんの苦労は想像を絶する。子に恵まれずとった養子とそりが合わなかったというところは胸が痛んだ。
望郷というタイトルなので、リタさんがホームシックにくよくよ悩む内容かと思ったが、必ずしもそうではない。時代や帰国しやすさも全く違うものの、外国に嫁いで祖国の家族を安じるという自分自身の身の上と重ね合わせ、涙を流す箇所もあった。
Posted by ブクログ
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