ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
電子書籍ストア 累計 687,890タイトル 1,407,813冊配信! 漫画やラノベが毎日更新!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください
試し読みの方法はこちら
シャワーを浴びた後、純白のバスタオルで身体を包み、オーソバージュをすり込み、肌色のシルクの下着をまとう。そして、冷えたグラス一杯のシャブリとシガリロを一本。――自分を確実に幸せな気持ちにしてくれる小道具たちを配置して、阿里子は男に会いに行く仕度をする。経済的にも、美貌にも恵まれている三十八歳。しかし、人生の秋の日にさしかかっている、と気づいた時、阿里子は潔い決断をする……。シリアスな問題をしゃれた会話体で、華麗な空間の中に浮きぼりにした長篇小説。
続きを読む
閉じる
新刊やセール情報をお知らせします。
秋の日のヴィオロンのため息の
新刊情報をお知らせします。
森瑤子
フォロー機能について
Posted by ブクログ 2009年10月04日
経済的にも美貌にも恵まれている、一児の母「阿里子」の生活をつづった物語。10章からなるが、それぞれの章は比較的独立しており、単独で取り出してもほとんど物語になっているような感じ。 夫との生活、娘との生活などが描かれている。自分も夫も不倫しているが、そこいらのそういう小説よりも、よっぽど真実みが...続きを読むあると思う反面、こんな夫婦、こんな親子って、かなり現実離れしているかも、と思う。 初出は1987年であり、多少古い感じもするが、でも洒落た文体の小説だと思う。軽く読めます。 でも、阿里子の友達(和子)が、夫と別れて不倫相手と暮らし、すぐに別れてしまうことについて、お互いに文句も言わないでずっと我慢してきて、ある時突然に分かれを切り出した(切り出されれた)下りがあるが、なんとなく納得してしまうと同時に、太宰治の「桜桃」を思い出してしまった。
人生の秋の日にさしかかっている--。経済的にも、美貌にも恵まれている主人公、三十八歳、女の選択。シリアスな問題をしゃれた会話体で浮き彫りにした長編小説
レビューをもっと見る
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
愛の予感
アイランド
あなたに電話
ある日、ある午後
おいしいパスタ
試し読み
男語おんな語翻訳指南
女ざかり
風物語
「森瑤子」のこれもおすすめ一覧へ
▲秋の日のヴィオロンのため息の ページトップヘ