キャベツ炒めに捧ぐ

キャベツ炒めに捧ぐ

594円 (税込)

2pt

「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鰺フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」……東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子に、むっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。(解説・平松洋子)

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キャベツ炒めに捧ぐ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みはじめてから、ずっと頭のなかのBGMは…
    『うちら陽気なかしまし娘〜 誰が呼んだか知らないが〜(以下、省略)』(笑)


    にぎにぎしいシニア女性の江子・麻津子・郁子さんたちが営む惣菜店『ここ家』が近所にあったらなぁ〜♡
    通いつめるのにぃ〜。
    だって…
    『たたききゅうりと烏賊と松の実のピリカラあえ

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    しっかり面白い、そして美味しそうな惣菜、丁寧な料理、切ない三人の身の上話、温かい『ここ屋』など、「求めていた描写」が詰まっていて「これだ!」となった。
    井上荒野さんは時々外れはあるものの、基本的にどれも読みやすくて心情が丁寧で好み。

    家庭的で素朴な惣菜、だけどやっぱり惹かれる。
    アラ

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    なにがどうってわけではないけど楽しく読めた。
    人生ひとそれぞれいろいろあるね。
    他の作品も読んでみるかなあ

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    「ここ屋」というお惣菜店の経営者とその従業員。
    歳の頃は60代。
    江子と麻津子と郁子の過去と現在を美味しいお料理とともにほのぼのと描かれていました。

    楽しそうなのにどこか寂しげな3人。お米屋さんの進を巻き込んでとても賑やかでした。
    麻津子と旬がめでたくゴールしたのはとても良かった。

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    江子 大竹しのぶ
    郁子 黒木瞳
    麻津子 浅野温子
    ドラマ化したら楽しいお話だと思い、自分で配役を考えた。
    60代前半の個性的な女性3人で営む東京のお弁当屋さんが舞台。ストーリーはにぎやかにテンポ良く進んでいくが、実はそれぞれ心に傷を抱えている。各章のタイトルが食べ物や料理名になっていて、登場人物3人

    0
    2022年10月06日

    Posted by ブクログ

    生きることは、経験すること。還暦まで人生を生き抜いてきた3人が、自分の人生になんとか折り合いをつけながら、お惣菜屋さんでしっかり働き、しっかり食べる。食を軸に、過去の記憶や思い出が呼び起こされ、今の人生を俯瞰して、また考える。今がベストとは言えないかもしれないけど、そうやって一歩ずつ、また経験を重ね

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    こんなお惣菜屋さんが近くに欲しいなー。
    お料理全部美味しそう。ちゃんと料理して、しっかり食べよう。
    年を重ねてた先輩の生活のお裾分け、元気でる!

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    「ここ家」のお惣菜、どれも美味しそうで読むだけで気持ちが上がる。
    が、江子、麻津子、郁子 それぞれの事情はちくちく刺さる。
    それでも明るく楽しく?毎日を過ごす三人の醸し出す空気はたまらない。
    三人とも「いい女」だと思うんだけど、気が利きすぎたり考えすぎたり事情が重すぎたりして、必要以上に不器用になっ

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    何事も起こらないお話ではないのに、読んでる側の気持ちとしては終始穏やかだった。

    自分がこの年代になったら何してるんだろうと物語の中で何か起こるたびに嫌でもいちいち引き込まれて考えさせられる。

    食べ物で幸せになるお話は大好きで、現実に自分もそうなることが多い。この作品は特に文章自体が好きなのもあっ

    0
    2023年08月28日

    Posted by ブクログ

    荒野さんの筆力のせいだと思うけど、とても疲れた。
    いちいちため息が出そうになる
    3人が恐ろしく近い存在に感じて1行読むごとに共感しようとしてしまう。
    人生っていろいろあるなあと思うし、一方で私にはなにもないなあと思う。

    読む前後でタイトルの意味合いが全然違ってくるのも面白い。

    元気なかった時に赤

    0
    2023年08月16日

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