キャベツ炒めに捧ぐ

キャベツ炒めに捧ぐ

594円 (税込)

2pt

「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鰺フライ」「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」……東京の私鉄沿線のささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。にぎやかなオーナーの江子に、むっつりの麻津子と内省的な郁子、大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。(解説・平松洋子)

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キャベツ炒めに捧ぐ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月06日

    江子 大竹しのぶ
    郁子 黒木瞳
    麻津子 浅野温子
    ドラマ化したら楽しいお話だと思い、自分で配役を考えた。
    60代前半の個性的な女性3人で営む東京のお弁当屋さんが舞台。ストーリーはにぎやかにテンポ良く進んでいくが、実はそれぞれ心に傷を抱えている。各章のタイトルが食べ物や料理名になっていて、登場人物3人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    あさりフライ→ビール→レモン→ソース!
    いいなぁ。

    おいしいものをおいしいと感じて、
    みんなが安全になっていくのがすきです。

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    Posted by ブクログ 2023年08月28日

    何事も起こらないお話ではないのに、読んでる側の気持ちとしては終始穏やかだった。

    自分がこの年代になったら何してるんだろうと物語の中で何か起こるたびに嫌でもいちいち引き込まれて考えさせられる。

    食べ物で幸せになるお話は大好きで、現実に自分もそうなることが多い。この作品は特に文章自体が好きなのもあっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月16日

    荒野さんの筆力のせいだと思うけど、とても疲れた。
    いちいちため息が出そうになる
    3人が恐ろしく近い存在に感じて1行読むごとに共感しようとしてしまう。
    人生っていろいろあるなあと思うし、一方で私にはなにもないなあと思う。

    読む前後でタイトルの意味合いが全然違ってくるのも面白い。

    元気なかった時に赤...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    面白かった。

    ただ何回読んでも主人公たちがもう少し若いイメージになってしまって。たぶん60過ぎの人と交流がないからだと思うんだけど。

    あと10年20年たってから読んだらまた印象が変わりそうな本だなぁ



    あー、白山さんだけ嫌い。

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    Posted by ブクログ 2022年12月26日

    惣菜屋 ここ家 を舞台に60代3人の女性の人性を振り返ったり、前に進んだりする物語

    仕事、職場だけの場所ではないここ家
    3人がいることで、独立してはいるけど、必要な時に支え合える

    素敵な3人です
    江子と白山の関係性を辛く思って読んでいたけど、江子が最後に精神的に離れる事ができて良かったと思いまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    人生の先輩方のお話と家庭料理が合っている。旬の食材を丁寧に料理してみたいと思うと同時にずっと当たり前にいる家族を大切にしようと思えた作品だった。

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    Posted by ブクログ 2022年10月29日

    『焼き穴子、どういうふうにお料理するのがいちばんおいしいの?』

    そんな問いかけをされたらあなたはどんな調理のイメージを思い浮かべるでしょうか?

    『中華ふう、っていうのも案外いけるらしいわ』。

    『それもいいけど、わたしはやっぱりシンプルなのが好きだわ』。

    『茶碗蒸しもいいしうざくみたいにしても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月15日

    はじめましての作家さん!
    惣菜屋さんを営む3人の女性の短編集。
    料理と人生と恋の話で読んでてホッコリした。
    結婚とか恋愛とか人生とか、最近30代後半女性の話が好きです。
    他の作品も読んでみたいなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月13日

    商店街の一角にある、ここ家で働く3人の中年女性のお話し。

    若い主人公にはなかなかない、事情や過去を抱えながらも、干渉しすぎず、時には励ます、3人の関係性が読んでて心地いい。

    誰しも、料理に、一つや二つ、決して語られるほどのものではないけど、物語がある。そんな人間味溢れる、物語を美味しそうな旬の料...続きを読む

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