その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】

825円 (税込)

4pt

定年後の日々を、趣味のクロスバイクを楽しみながら穏やかに過ごす昌平とゆり子。
ある日、昌平が転倒事故を起こし、一人の青年・一樹が家事手伝いとして夫婦の家に通い始める。彼の出現を頼もしく思っていた二人だったが、やがてゆり子が家の中の異変に気づき......。
著者の新境地となった第35回織田作之助受賞作。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一樹の本音と言うか裏の顔と言うか、そういうのを一切知らず疑わず、むしろ物を盗られているかもと思ってもあの子はいい子だからと思い過ごそうとしていて、ヒヤヒヤしながら読みました。人って怖いなぁと思いながらも、最終的に夫婦団結して問題は解決してホッとしました。

    0
    2023年10月11日

    Posted by ブクログ

    定年退職後の穏やかな生活を送っている夫婦。
    ある日、ロードバイクで夫が骨折をしてしまった。
    そこで偶然出会った一人の若者。
    親切に接してくる若者にすっかり心を許す二人は徐々に頼りにするようになる。
    ところが若者には暗い闇を抱えアウトローな面をひた隠ししていた。
    そして、宝石が無くなったり、時計が無く

    0
    2023年07月06日

    Posted by ブクログ

    定年後の老夫婦のあり方を、日常とともに描いた作品ってとこかな。

    子供たちが巣立ち、夫婦2人になって互いに支え合って生活する様子が、なんだかリアルに感じられました。妻のゆりこ、夫の昌平、自転車好きの一樹、それぞれの視点に変わって話が進むのは、とても読みやすくて軽快。

    オレオレ詐欺じゃないけど、一樹

    0
    2022年05月19日

    Posted by ブクログ

    面白かったです,みにつまされる気がしました。人間の弱さ、頼りなさ、若者と老人の格差、夫婦の関係の微妙さ、妻の逞しさ、おっとの情けなさなどなど。しかし自転車で10キロ走れる人達に、家政婦はいるかな、?ともおもいました。

    0
    2021年09月08日

    Posted by ブクログ

    もうすぐ50歳になる私の心に
    とてもしっくりくるお話。

    歳を重ねて自信がなくなり
    若者を逞しくも怖くも感じ

    まだまだ楽しめる。
    楽しむよ。
    頼ることも増えてくるけれども。

    0
    2021年06月06日

    Posted by ブクログ

    どちらかと言えば若者側に共感できる。
    自ら行動したことなのに説明できない、
    そんなことは無数にある。理屈も本質もない。

    衝動的な『なんとなく』が、
    たまたま境界線を越えてしまった
    その瞬間は誰にでも訪れる。

    0
    2024年07月09日

    Posted by ブクログ

    読みやすくてあっという間に読んだ。
    老夫婦と出会った青年(一輝)がとあるきっかけで老夫婦の家事手伝いをする話。
    一輝がどんどん悪い方向に染まってしまいハラハラしたが、最後は希望をもてる終わり方で安心した。
    老夫婦の若者に対する思いや死についての考え方の描写が丁寧で、自分も将来はこんなふうに考える老人

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    老いていくこと、老いていると思われること。
    配偶者が先に逝ってしまうこともあると気づく恐怖
    自分の身にいつでも訪れる死や孤独に対する恐怖

    言葉を知らず、己の感情すら説明できず、思っていることと違うことを吐き、関係性が築けない若者

    それらが混じり合うとどうなるのか。

    決して、理解しあって、励まし

    0
    2023年08月05日

    Posted by ブクログ

    自分とそんなに変わらない年齢の夫、その妻とその家族を中心に物語が展開する。いずれ自分にもこんなことが、と思う場面があって少しイライラする。素性のよくわからない若者が入ってきてさらに心が乱される。なんなんだ、こいつは。という気持ちは主要人物の夫と同じだ。なんでそんなやつに妻は信頼感を持つのだ、それで事

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    人が何に興味を持つか、それは自分自身でもなかなかにわからないものです。

    例えば、『誕生日のプレゼント』を『取りに行こう』と突然夫から言われて、二人で赴いた『サイクルショップ』に『夫婦それぞれのクロスバイクが用意されていた』としたら、それまでそんなものにあなたが全く興味を持っていなかったとしたら、そ

    0
    2022年11月02日

その話は今日はやめておきましょう【毎日文庫】 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

井上荒野 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す