その話は今日はやめておきましょう

その話は今日はやめておきましょう

1,500円 (税込)

7pt

一人の青年の出現で揺らぎはじめる夫婦の日常――。「老いゆく者」の心境に迫る、著者の新境地!
趣味のクロスバイクを楽しみながら、定年後の穏やかな日々を過ごす昌平とゆり子。ある日、昌平が交通事故で骨折し、「家事手伝い」の青年・一樹が通うようになる。息子のように頼もしく思っていたが、ゆり子は、家の中の異変に気づく……。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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その話は今日はやめておきましょう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分にとっての近未来のリアルを示された気分。それだけに終わり方がありがたい。映画『パラサイト』を、縮み志向&曖昧な含みで日本的にリメイクするとこんな感じになるのかなと思った。何にせよ文章がうまい。

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    あるところに、荒くれた若者がいました。若者は根っからのクズではないものの、すさんだ生活をしていました。ある日、善良なお爺さんお婆さんと出会い、若者は老夫婦のお手伝いをしていくうちに、素直な心を取り戻していったとさ。めでたしめでたし。とすんなりちゃんちゃんといかないのが井上荒野。もうクライマックスがヒ

    0
    2021年02月22日

    Posted by ブクログ

    人生の終盤、老いの現実に揺らぐ夫婦と、身の振り方が定まらず迷える20代半ばの青年との関わり。

    どの年代もそれぞれの葛藤がありますね。

    会う度に小さくなる私の父母が、肩寄せあってふたりで暮らしていることを想いながら読みました。

    穏やかな老後の生活につむじ風がたったくらいの、何気ないストーリーです

    0
    2020年08月17日

    Posted by ブクログ

    第35回織田作之助賞受賞作。

    72歳の大楠昌平と69歳のゆり子の老夫婦。
    昌平が事故に遭い怪我をして、通院のためにサイクルショップで偶然出会った26歳の青年石川一樹に、お金を払い、車で送迎を頼むことに。
    ついでに、家の中の掃除や庭の手入れなども頼みますが、一時は隣家の住人に勝手に切られた植木に対し

    0
    2019年10月13日

    Posted by ブクログ

    ドキドキしたーしかも嫌なドキドキ。祈るような気持ちで最悪なことが起きないでくれと読んでいた。
    夫婦間の、あれ言わなきゃ、相談しなきゃ、でも今じゃなくていいか、今じゃないか、で後回しにしてしまうこと、まさにタイトルのような場面はあったりする。特に、相手を不快にさせるかもしれない、自分の知らない相手のネ

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    一樹がブレスレットを盗ってしまったあたりからハラハラしながら読みました。
    晴子さんとこじれてしまったのが残念すぎて切ない。
    こうではない選択肢もあったはずなのに。

    骨折するまではロードバイクが趣味だった72歳の夫と69歳の妻でも“老夫婦”なのかなぁ。
    昨今72歳だとまだ仕事をしている人もいるくらい

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    表紙の不穏なイメージとは違い、
    日常的な描写が細かく丁寧で分かりやすかった。

    主人公の老夫婦が日常感じている細かな心情描写など、ストーリーに大きな展開はないけれど、昨今頻発している闇バイトなどを考えると実際にもありそうな展開で続きが気になり読み進められた。

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    0
    2024年12月01日

    Posted by ブクログ

    意外な結末だった。
    タイトルやジャケットも謎めいていて、怪しい雰囲気だったからだ。
    作品は登場人物のゆり子、昌平、一樹のそれぞれの視点から描かれており、描写が丁寧で気持ちやその変化が読み取りやすかった。

    老人=弱い立場=憐みのイメージが最後にはいい意味で払拭されて清々しい気持ちになった。

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    定年後の夫婦の趣味としてクロスバイクを楽しんでいた昌平とゆり子。

    昌平が交通事故で骨折してしまい、通院やリハビリ、これからの生活のことで不安に駆られるなか
    夫婦が出会ったのはかつてサイクルショップで見た一樹という青年だった。

    一樹に通院や家の手伝いのアルバイトを頼むことになり、彼の素性や知らない

    0
    2023年08月11日

    Posted by ブクログ

    いつもどんよりとした曇天を連想する井上作品
    今回もそこかしこに不穏な空気が漂っていました。

    72歳の昌平、69歳のゆり子、二人が住む一軒家で通いの家政夫として働く事になった若者、石川一樹、この3人を軸として物語は展開します。

    どこにでもいそうな人の良い初老の夫婦が、一樹と関わる事で気持ちが揺れ動

    0
    2023年02月11日

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