作品一覧

  • 春燕さん、事件です! 女役人の皇都怪異帖
    3.0
    1巻715円 (税込)
    大永国(だいえいこく)の都・承京(しょうけい)には、市中で起きる揉め事や怪事を解決するために「女吏(じょり)」、すなわち男装して働く女役人が置かれている。 王春燕(おうしゅんえん)はそんな女吏の一人。人には隠す秘密の力があり、幽鬼に関わる事件をたちまち解決することから「鬼女吏」のあだ名で呼ばれている。 ある日、市中を見回っていた春燕は、顔見知りの酒楼で食い逃げを疑われていた男・許子游(きょしゆう)を捕まえる。官僚学校を落第寸前の学生だという子游は、怪異が大好きで「鬼女吏(きじょり)」と呼ばれる春燕に興味津々の様子。 そこへ、都の人気茶荘の主人から、春燕を名指しで相談が持ち込まれる。聞けば、離縁後に死んだ先妻の幽鬼が夜な夜な屋敷に現われ、身重の後妻に祟るのだという。捜査に乗り出す春燕だが、「怪異」と聞いて黙っておられぬ子游が首を突っ込んできて!?
  • 女ふたり、となり暮らし。
    完結
    4.0
    全1巻770円 (税込)
    なんとなく味気ない一人暮らしを続けてきたOLの諏訪部京子。ある夜、腹ペコでやさぐれながら帰宅すると、隣に住む女子高生の笠音百合に呼び止められる。「あの角煮が余っているんですけど」そこから、二人のちょっと不思議な交流が始まった。さっぱりしていてクールな京子。優等生っぽく見えるけれど、実は激情家な百合。性別以外色々と違う二人は、勢いでポテトを揚げたり、やってられない日にクリームソーダを作ったり。付かず離れず、背中合わせの日常をどうぞ召し上がれ。
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~
    3.6
    1~8巻583~671円 (税込)
    ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと
  • ミステリー案内人さんのコワイハナシ ジゴウジトク
    4.0
    1~3巻1,100円 (税込)
    YouTubeでコワくて不気味な伝説を紹介しているミステリー案内人さんが選りすぐりのホラーな短編小説を集めました。 『ずっと見つめて』学校で噂の呪われた鏡をのぞいてみたら……。『SNSの優しい人』あなたのフォロワーもしかしたらすぐそばに……。『幸せボタン』押せばたちまち幸せ気分。その代わり……?『選手生命』必ずホームランが打てるそんな怪しげな言葉にのせられて……。『指名』クラスのみんなから回ってきたのはメモではなくて……。他『命短し恋する乙女』『あなたの年収「一億円」』『読んではいけない日記』『順番』『体の数字』『雨傘』を収録。 コワい思いをしてもジゴウジトクでお願いしますね?
  • あやかし狐の京都裏町案内人
    完結
    4.0
    全1巻726円 (税込)
    「今日からわたくし玉藻薫は、人間をやめて、キツネに戻らせていただくことになりました!」京都でOLとして働いていた玉藻薫は、恋人との別れをきっかけに人間世界に別れを告げ、アヤカシ世界に舞い戻ることに。実家に戻ったものの、仕事をせずにゴロゴロ出来るわけでもなく……。薫は『アヤカシらしい仕事』を探しに、祖母が住む裏京都を訪ねることに。早速、裏町への入り口「土御門屋」を訪れた薫だが、案内人である安倍晴彦から「祖母の家は封鎖されている」と告げられて――?
  • スケッチブック 供養絵をめぐる物語
    -
    1巻1,425円 (税込)
    小学5年生の紗里奈は、ある出来事がきっかけになって、大好きな絵を描くことをやめてしまった。そして小6の夏休み、亡き母の故郷である町、遠野を訪れる。そこで紗里奈が出会った不思議な風習、「供養絵」とは……。第26回小川未明文学賞大賞受賞作品。

ユーザーレビュー

  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~

    Posted by ブクログ

    平安宮中お仕事物語の最終巻。
    今回はミステリー要素はほとんどなく、恋も仕事も諦めない人生を選んだ伊子の大活躍で大団円だった。

    個人的ハイライトは二つ。
    伊子が赤痘瘡に罹った主上を看病する際、自分が主上を守ってみせると言い放つ姿。
    そして天敵、女宮を策略を持って追い詰める所。
    どちらも非常に男前でカッコいい。
    大切な人を守る為には鬼神も畏れず、必要なら悪にも手を染める。
    その覚悟の強さがやっぱり彼女の強さだなあ。

    途中まで主上の恋を応援していた身としては、でもこの結末も主上的には幸せなのではないかと思う。
    若干、伊子さんが母親的になってるような気もするけど笑。

    主上と東宮の両方から望まれる

    0
    2022年05月06日
  • 平安あや解き草紙 ~その女人、匂やかなること白梅の如し~

    Posted by ブクログ

    まあこのように終わるしかなかったかもしれないというおわりかた。このからんだ関係性は、全員死ぬまでややこしそうなので、作者はうまく終えられたと思う。でも、また書きたくなるのでは?とも、余韻を残して終わってるので再開するかもしれない。
    軽いノベルの割に取材がしっかりなされていて、読み応えがある本だった。

    0
    2022年02月01日
  • 平安あや解き草紙 ~この惑い、散る桜花のごとく~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嵩那出奔!?伊子激走?
    女宮の怒濤の策略に立ち向かう伊子。

    自分達だけでは抱えきれなくなった事を見極めて、最適な人にSOSを発する事が色々な意味で大切なのは、今も昔もきっと同じ。

    迷いを吹っ切り、強欲と思われようとこれから自分が往こうとする道を定め腹を括った伊子は凛としていてカッコいい!

    今回の第二話はいい話しだったな…
    伊子と嵩那がじっくり向き合う時間が持てたからこそ、本心を伝えあうことができたのだろう。
    何だか今回は今でも通じる名言がいっぱいあった。

    1
    2021年09月23日
  • 平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~

    Posted by ブクログ

    これはもう次を読まずにはいられない。
    次までしか出てないようだが展開がまだあるようだと欲求不満に悶えることになりそうだ。たかがライトノベルされど…
    読むなら揃えてから読むことを強くおすすめしたい。1巻読むごとに読み終わるスピードがあがってしまう。やがてくる空虚な終わりを恐れながらも。

    1
    2021年09月18日
  • 平安あや解き草紙 ~その恋、人騒がせなことこの上なし~

    Posted by ブクログ

    筋立ては現代と変わらないが、平安朝の後宮の雅な生活が舞台なので、華やかな感じ。
    ヒロインの伊子のキャラがなかなか良い。
    人生のモテ期はいつ来るかわからない。油断せずに、女子よ、過ごすべし。

    0
    2021年09月12日

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