小野正嗣の作品一覧
「小野正嗣」の「アイデンティティが人を殺す」「九年前の祈り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小野正嗣」の「アイデンティティが人を殺す」「九年前の祈り」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2002年『にぎやかな湾に背負われた船』にて三島由紀夫賞受賞。 2015年、4回目の候補作となる『九年前の祈り』で第152回芥川賞を受賞。 翻訳家としても活躍している。
Posted by ブクログ
父が外傷により一夜にして脳障害を負った身として、「他人事ではない」という心持ちで手に取った本。読んでみると純粋に主人公の体験を追っていた。分かりやすく公正な文章で、瞬間ごとの主人公の心の動きを丁寧に描写している。ドラマに酔うこともないが冷淡でもない、冷静なわけでもない、主観にも客観にも偏らない作者の描写における距離が、この小説に親しみと好感を抱かせた。
私小説、ということで書くのに相当な年月がかかったということだが、この短さにまとめた技術は凄い。
主人公のガールフレンドへの想いが印象的だった。どんなに他を圧するような出来事が起ころうとも、私たちの人生の「他の部分」は引き続きあり続ける。それが大
世界文学への軽妙な案内
普段読まない世界文学の案内書として購入しました。NHKラジオでの講座を書籍化したものなので、語り口も柔らかく、とても読みやすい一冊です。世界文学と言っても欧米ばかりでなく、アジア系の現代文学も取り上げています。