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環境庁の外郭団体に出向させられた警視庁捜査四課の相馬春彦は、仕事への情熱を失った日々を送っていた。そんなある日、山形県にある「蛇姫沼」の環境調査を命じられた相馬は、陸上自衛官の斎木明とともに戸峰町に赴く。だが、町の様子がどこかおかしい。なにかを隠しているような町役場助役と纒わりつく新聞記者。そして、「蛇姫沼」からは、強い放射能が検出された――。相馬たちを待ち受けているものとはいったい何か? 傑作長篇小説、待望の新装版。(解説・細谷正充)
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Posted by ブクログ
田舎町を舞台にしていて、それでいてちょっぴり世界的なスケールも感じさせる作品。世界の”闇”ですね。 蛇姫沼をめぐる秘密がすこしづつ明らかになっていき、うっとおしいと思っていた新聞記者とのタッグ、怪しいと思っていた外国人との共闘など、後半にむけて物語が盛り上がっていくところはなかなか楽しめました。 ...続きを読む ただ、今野作品初期にあちがち(?)な、それぞれの登場人物がどう結びつくのかがなかなか見えてこない点はちょっと読んでいて(逆に)興味をそがれる気がしました。特にアメリカ方面の方々が物語とどう絡んでくるのか、最初は見当もつかずちょっぴり退屈、だったかな。
日本の山奥の沼に捨てられたアメリカ軍の核兵器…それを隠していた官僚たち。左遷された刑事と自衛官の2人とジャーナリストで暴いていく。そんなことあるのかな。
読みやすい。 トントン拍子で話が進むため楽に読めます。 日本に隠された、核兵器を追う、刑事と自衛隊員。 浅く、薄っぺらな部分もあるけれど、特殊部隊が出てきたり、銃をガンガンぶっ放すこの種のはなしが大好きです。 だって男の子だもん。
まるでコッミクスをよんでいるかのように、あっという間に読み終えた。警察・自衛隊出身(今も所属?)の2人の主人公と新聞記者の現代版活劇アクション小説とでもいえばよいのか、面白かった。なかでも放射能関係の話は今ではサスペンスだとかSFだとかいえない。
2014/7/17 アメリカばっかりかっこよくてずるーい クリントンなんて 「私は正しい選択をしたという自信がある」キリッ だもの。 実際日本の庶民のことも考えた選択してる訳だし。 現実にそんなセリフをポーズじゃなく本心から言い切れる大統領がアメリカにおったらな。 日本は言うまでもないけどさ。 放射...続きを読む能って確かに人を闇雲に恐怖に駆り立てるな、と今だから実感する。
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