紙の月

紙の月

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

紙の月 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    リカの自分を持ってないようで、一方で怖いぐらいの一途。恐怖。でもこういう女の人いるよね。リカ以外のお金に支配されている女たち。何も欲しがってないけど、どんどん与えられていく光太。お金って怖い。人間も怖い。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    恋愛っていうのが 根源的なところで生殖本能と 不可分で、必然的に「排他性」やら「独占欲求」やらがセットでついてくるものである以上、恋に落ちた人がエキセントリックな行動に走るのは むしろ自然なことって僕には思える。最近 現実生活において は 人と人との出会いまでが システム化・マニュアル化されているかのように僕には感じられ、恋というものから その「病性」ないし「毒性」みたいなものが 漂白されて まるでニンニク抜きの餃子みたいだし わさび抜きの寿司みたいな一抹の物足りなさが そこら中にあって、そのせいか こうして小説の中で 恋に中毒し 自己抑制も客観性も理性も失って 闇に落ちていく人に出会うと なんだかとてもうれしい。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    面白かった。私は軽い散財癖があるので、梨花をはじめとした登場人物に感情移入してしまい、少ししんどくなった。身につまされた。お金って怖い。否、何事も使い方と使う人次第なのかもしれない。読後、お財布の紐をキュッと締めたくなった。堅実に地に足をつけて生きていこうと思った。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    角田さん作品で最初に読んだ本でした。

    良かったデス。面白かったです。

    もう戻れなくなる怖さ恐ろしさがうまく描かれていたと思います。最初はチョッとしたことなのに。

    そうです、この世のことは何でも皆すべて、最初はチョッとしたことなのです。でも、戻れなくなるのです。

    不倫もパチンコもハマるんだよねぇ!
         (あ、今パチンコ、関係ないか?)

    角田さんの、人の本質を厳しくとらえる着眼と
    それを上手に言葉に文章にできる才能に惚れ惚れします。

    えぐりにえぐってくるよねえ~、これでもかって!
    グリグリと。そこがまたいいんだけど。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    恋とお金の話。誰にでも経験のある小さな過ちが積み重なってもう戻れなくなる恐ろしさ。怖かったけど、気持ちが理解できないわけじゃない。読んでいて一緒に過ちを背負ったみたいで辛かったー、、。

    0
    2026年05月22日

    Posted by ブクログ

    読んでいてずっと怖いと思っていた。

    なにが怖いのかといえば、
    梨花の空虚さや、
    金が人を狂わしていく様が、
    加速して留まることを知らずに転がっていくことが。

    しかし物語が進んでいくと、
    梨花の友人たちも、
    最後には梨花自身も、
    私やあなたを発見するのだ。
    その見事な到達点に、
    ここをめがけて転落してきたのなら、
    意味のある地獄だと思った。

    *

    映画はだいぶ前に観ていて、
    とてもおもしろかったので、
    お陰でずっとイメージの中で梨花は宮沢りえの顔をしていた。

    ラストの違いについては、
    吉田大八監督の解説でなるほどと感じた。

    0
    2026年04月21日

    匿名

    購入済み

    世間一般的には幸せの部類に入るだろうが、何か物足りない人生。そうゆう気持ちって多くの人にあるものだと思います。彼女を可哀想な女性だとも思うけれど、散々好きな事をした馬鹿な女性だとも思う。

    #ドロドロ

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    資本主義ではない世界に生まれていたらこの人たちはどうなっていたかな、、、
    お金という物質としての軽さと高価な価値とのギャップがどんどん広がって収拾がつかなくなる怖さ。
    お金との関わり方を深く考えさせられた。
    何か満たされないことがあるとそれを埋めるための手段としてお金を選んでしまう人たちの切ない物語だった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    読むのが止められない…

    お金は何かを手にするための1つの手段であることを常に念頭に置いておかなければならない。
    お金があれば手に入る幸福も余裕もある。
    でも、それは1つの手段でしかない。
    その手段のみに縛られてしまえば、お金を失うことで、幸福や余裕までも手放さなければならないことになる。

    光太と沙織の心情描写が気になった。
    自分自身が誰かにご馳走してもらう時、プレゼントをもらった時、まるでそれが当たり前のことのように感じてしまってないだろうか…。
    この本を読んで、
    身銭を切らないことで、
    何か別のものを失っている可能性に気付かされた。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    面白いように転落していく様子が恐ろしかった。些細なきっかけで、ほんの少しだけ…から感覚が麻痺して金銭感覚が狂ってしまう。犯罪の始まりはみなこんな感じなのかなと想像した。

    今やコスパやら倹約が美徳とされる風潮があるけど、この時代背景では見栄や世間体が今よりもっともっと厳しかったんだなと思いを馳せた。ちょうど自身の親世代。自分も「そんなみっともない格好(全身ユニクロとか)で会社に行くな」「お母さんの頃はお給料はデパートでお洋服買って消えた」とか言われたな。

    0
    2026年09月23日

紙の月 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハルキ文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

角田光代 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す