紙の月

紙の月

649円 (税込)

3pt

ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。

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紙の月 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スリル満点で面白かった。

    お金の豊かさ、息が詰まる苦しさ、お金と情の結びつきの無力さ、全て身を持って知ったような読後感でした。お金の価値って何だろう?と本質を問いたくなるけれど、正解がないものなのかもしれない。

    もう取り返しはつかないのに、破滅が待っているのに、それでもどうにか救われてほしいよう

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    同業なので本当に息が詰まるような思いで読み進め、梨花が戻れなくなるほど胸が苦しくなった。自分の不祥事みたいな気持ち。学生時代を長く過ごした馴染みのある土地の話だったので尚のこと、自分のことと重ねて、今の銀行員が現金を預かるようなことはもうないというのに、自分が底なし沼に沈んでいくような恐怖を覚えた。

    0
    2026年03月03日

    Posted by ブクログ

    毎週続きが気になるドロドロ系ドラマのようだが、先が気になるだけでなく、色々考えさせられた。

    お金は人を変えてしまうし、一方でお金で人を変えることはできないとも思った。

    誰しも他人に言えないことがあるだろうし、梨花の話は額が額だけに身近ではなくとも、全くの別世界の話ではないと思えてしまう。

    読後

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    ★★★★★ 今年1かも
    ★★★★☆ 読んで良かった
    ★★★☆☆ 悪くない
    ★★☆☆☆ 途中でやめた
    ★☆☆☆☆ クソ

    0
    2025年11月28日

    匿名

    購入済み

    世間一般的には幸せの部類に入るだろうが、何か物足りない人生。そうゆう気持ちって多くの人にあるものだと思います。彼女を可哀想な女性だとも思うけれど、散々好きな事をした馬鹿な女性だとも思う。

    #ドロドロ

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    銀行から一億円を横領した話し。主人公の梨花は顧客の孫である大学生の光太に恋をする。綺麗でいたい、特別な時間を過ごしたいと、願いを叶えるために、顧客のお金に手を付ける。最初は出来心だったが、沼のようにハマっていく。やめることが出来ない怖さを感じた。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた名作。
    角田光代さんがどこにスポットを当ててこの物語を描かれるのか、見てみたかった。

    やはり凄いと思った。
    繊細な心理描写もさることながら、だけど。
    これまで真面目に生きてきた梨花が、一線を超える場面が、はっきりとどこ、と言えない部分が。
    「後で戻すから一旦借りる」これ、自分も家庭内

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    1億円を横領した女性銀行員と彼女の同級生たちの話。人間の弱いところを深く生々しく露呈した作品。お買い物中毒の話でもなく、若い男に貢ぐ話でもない。自分がどんな人間なのか、探しても探しても見つからず報われない主人公の話。

    「かわいい子には旅をさせよ」とはよく言ったものだなと。若いうちからもっといろんな

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    ひりひりと痛みが伝わってくる場面が多いのに、本人は気づかなくて読者としてもどかしい。一見何ともないが痛々しい状況を丁寧に描写し続けている。人間の欲って夢中になれる良さと同時に麻薬となって抜け出せないね。

    0
    2026年03月10日

    Posted by ブクログ

    ★★★★ 何度も読みたい

    銀行の契約社員だった40代の女が、大学生と不倫し、顧客の資金を横領する話。また、彼女に関わった人の、事件発覚後の感情や生活も、オムニバス形式で語られる。

    仕事上の自分が本当の自分なのか自信がなくなる、自分を見下すことでプライドを保つ夫に自尊心を削られる、誰かに選んでもら

    0
    2026年02月16日

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