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「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」――OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき……。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、〈全力疾走〉片思い小説!
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「愛がなんだ」
2019年4月19日公開 出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣
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Posted by ブクログ
なんで人は他人のことだったら客観的になれるのに、いざ自分のこととなると客観性を見失ってしまうのか。 そんな恋の経験誰にでもあるよね。 読んでいてとても懐かしい気持ちになった。
こんな大迷惑な人はさすがにいないだろー! と思いつつ、さくさく読んでしまった。 絶対にお近づきになりたくない人種だけど、ここまで突き抜けて我が道を行けるのはすごいな そしてこの内容をほぼ一気読みさせる角田光代さんの筆力がすごい!!!
愛とか恋とか、何をもって恋人なのかとか。 そういうことを考えせられる、両足に泥がまとわりつくような感覚とともに。 男の人が熱心に私を誘うとき、マモちゃんを思い出すんだろうな。求めれているのは私という存在であるという錯覚を味わいながらも、俯瞰したもう一人の自分が彼の誘い文句の中に私への興味がないことを...続きを読む、同時に悟るんだろうな。 付箋の数は18個、必ずまた読み返す1冊。
私はしばらく天井をにらみ、言おうとし、飲みこみ、大きく息を吸い、思いきって言ってみる。真剣に否定されたときに落ちこまないように、慎重に冗談めかして。 「そうだよ。だからさあ、私でいいじゃん、べつに。すみれさんじゃなくて、私で」 ───────────────── いやああああ わかってしまうなあ...続きを読む 私も堕ちるところまで堕ちたら同じことする自信ある 「私でいいじゃん」、何度、空に向かって言っただろうなー。懐かしいな。 角田光代さんもっともっと読んでいきたい!
この人の書く場面転換が嫌いだ。 突然知らない場面になってて、まるで自分が数ページ読み飛ばしてしまったのかと思えるほど唐突に切り替わり、話が見えなくなる。少し経ってからそれを補正するように取り繕うが、あまりにも読者を置いてきぼりにしすぎる文章で好きになれない。そんな場面が2箇所ほどあった。メニューのこ...続きを読むとをメニュウって表記するのも好きになれない。 話はと言うと、20代後半のアラサー女性テルコが不器用な恋をするお話。片思い相手の田中守(マモちゃん)に夜中に呼び出されたら喜んで会いに行くし、仕事中に電話があったら仕事そっちのけで長電話をする、要するに都合のいい女。テルコは平穏な日常や仕事さらには自分の人生なんかも全て蔑ろにしてマモちゃんだけを優先事項としていた。テルコは行動一つ一つをする上でマモちゃんに嫌われないようにとか、重い女と思われないようにとか、とにかく思考を巡らす。それはすごく計算高いように思えて、実はとても空回りしていて、テルコの思考回路にはマモちゃんと一分一秒でも長くいたいという気持ちしかないためか、想いをぶつけまくるような恋愛ド直球な行動なんかはせずに、長くいるための最善策を考え、空回りしたあげくマモちゃんを怒らせる。 この小説では、好意がある人に対しては下の名前で呼び、好意がない人に対しては苗字で呼ぶという図式が確立しているため分かりやすい。マモちゃんも最初のパーティの時だけはテルちゃんと呼ぶが、それ以降下の名前で呼ぶことは二度となかった。 片想いという「恋」から「愛」に成就させ両想いになることを最後まで追い続けることが不可能となったとき、人はどこかで見切りをつける。何かしらの理由を自分に言い聞かせて諦めようとする。でもテルコは、愛が叶わないなら茨の道だろうと接点が切れない関係性を模索する。「愛がなんだ」と中指立てて、どこまでもマモちゃんを追いかけていく。
2026.08.24 「昔の私」がテルコの中にたくさん散らばっていて、なんとも言えない感情で心がいっぱいになった。 会えるわけではないのに会えそうかも、の見切り発車で好きな人を無謀にも待とうとしたり。 終電も終わった夜、反対方向にいるのに、あたかもそこに行く予定だったと嘘をついて何千円も払ってタ...続きを読むクシーで速攻かけつけたり。 テルコの中に何度も過去の私が垣間見えた。 「都合のいい女」に成り下がってることはわかりつつ、「都合のいい女」でいなきゃ繋ぎ止めて置けない関係もある。他人に何を言われようがこうしてたいんだと思える独りよがりな恋愛だった。 苦しいことのほうがたくさんあったけど、そういう恋愛の方が今の自分を強くしてくれている気がする。 テルコとマモちゃんの不健康な関係は、綺麗な結末に着地するでもなく、ただ形を変えて現状維持をしていく。 共感できることがたくさんあり、当時の自分じゃなく、俯瞰できる今でこそ私に刺さる作品だと思った。
映画も良かったけど本も好きだった! 執着とも取れるほどの熱量を1人の相手に対して向けられることは私からしたら羨ましいところではある。相手と関わりを閉ざさない事が本人の願いならハッピーエンドだったのかなあ
安定の角田光代さん! 主人公の恋愛感にイライラしながら?笑 先の展開がどうなるのか楽しみながら読めました♪ 角田光代さんの「八日目の蝉」もお勧めです!
映画が出た当初、割とすぐに観たのだけれど断片的にしか覚えていないのもあり こんな感じのストーリーと雰囲気だったっけ...?っという印象、悪い意味ではなく。 映画は映画で好きだったことは覚えているし 原作も原作で好きだなぁっと。 "恋は盲目"っという言葉があるけれど 片思いでも両思...続きを読むいでも経験をしたことがある人は少なくはないと思う。 そしてどれだけ好いて尽くしても愛は返って来ず "それでもそばにいられるなら..."っと テルちゃんのように都合の良い存在へと成り下がってしまう経験をしたことがある人。 どちらかの経験をしたことがある人には共感性が高く 現実味を帯びていて刺さるストーリーだと思う。 ただ、テルちゃんのそれは恋は盲目とも都合の良い存在とも呼べないような...いや、呼べるのだけれど。 それらをも越した、越してしまったと言うべき位置に到達しているように感じた。 私だったらと自分に置き換えて考えてみたら テルちゃんのようにはなれない、到底無理だと 想像をするだけで胸が締め付けられた。 とても正常だとは言えないけれど テルちゃんのそれはこれも1つの愛の形なのでは...っと。 こちらの感覚を麻痺させ鈍らせてくるような感覚を覚えた。 マモちゃんから離れたとして テルちゃんはきっとテルちゃんのまま変わらないのだろうなぁ...。 そんなテルちゃんのままでも自然と軌道修正をしてくれそうな男性に出逢えたら...。 世にいるテルちゃんのような女の子、報われてほしいな。
匿名
ストーカーの心境を見たとゆう感じでした。 恋に溺れる事はあれど、自分をこんなにも蔑ろにする男に、ここまでの執着ってわくものなのか?彼女だったら、もっと楽しい恋愛できそうなのに、そうゆう恋愛にしか心動かされないのか?恋の結末が見えてるのになんで?モヤモヤしっぱなしでした。
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角田光代
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