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直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。
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Posted by ブクログ
【読み進め中のメモ↓】 辛すぎ 最初からずっとしんどい ずっとソワソワしてるしずっと泣きそうだし 続きが読みたくないくらいしんどい でも幸せになって欲しすぎる想いで読み進めてるけど 絶対幸せになれないんだろうなぁ つらい 【読後】 なんで早く読んでなかったんだ? 良すぎるじゃん と思ったが...続きを読む、今だから良すぎたかもしれない 現在0歳児育児中のため、有り得ないほどのめり込んでしまったように思う 1章は希和子と薫の逃亡のストーリー 2章は大きくなった薫にスポットを当てたストーリー とにかく1章は辛かった 何がそんなにと思ったら、薫がかわいそうすぎて。 かわいそうなのは誘拐されたことではなく、 寒くないかな?抱っこされっぱなしで痛くないかな?ご飯もミルクも足りてるかな?お腹すいてないかな?保険証も母子手帳もなくて病院行けるかな? 悲しい想いしないかな? 男の子の服は嫌じゃないかな? というところだった 実母であれ誘拐した母であれ、薫が幸せならどっちでもいい派なので薫の健康だけ心配だった 希和子と薫、もっと一緒にいて欲しかったなぁ 3年なんて早すぎる 読後もまだ思う、この2人が幸せになって欲しいって 角田光代さんの本は何十年ぶりかぐらいの久しぶりに読んだけど、こんなに読みやすかったっけと思うほどスルスル読めた 描かれる人物像も景色も何もかも繊細で感情移入せざるを得ない文章だった 他の作品も読もうと思った その前に映画も絶対見よう とにかく久しぶりにめちゃくちゃ好きな作品見つけた
めちゃくちゃ面白かった。逆に映画もドラマも通らずにいててよかった。そのどれよりも駆け抜けて読みました。 深く考えない、疑問を持たない、主張がない。自分を持っていないから、悪意や憎しみといった負の感情が薄い。これは僕のことかもしれない。反省。 不妊の恨みは強すぎる、産婦人科としての身が引き締まる想...続きを読むいです。
皆さんは、人が持つ愛や誠実さについて、真剣に考えた経験が一度はあるのではないだろうか。 そしてそれらを成就することは、社会的・倫理的な正しさと、果たしてどこまで合致するものなのだろうか。 この作品は、そのようなことに興味のある方には、最適の小説の一つだと言えるだろう。 特定の状況や出来事の前後にお...続きを読むける、個人個人の成長や変化と、人間模様の移り変わりを観察することが好きな方にも、向いているといえそうだ。 表向きは母性愛をテーマにしたこの作品。しかし同時に僕には"誠実さ"が陰のテーマとして宿っている気がしてならない。 実在の事件をヒントに描かれた作品なので、全体的に悲壮な雰囲気が漂っている。だが読後には仄かな温もりと幸せの予感を汲み取ることができるのではないだろうか。 以下ネタバレを含むので、これから読む方、読みたい方にはブラウザバックをお勧めする。 主人公・希和子の悲劇的かつ絶望的な母性愛は、確かに歪んでいたかもしれない。だけど、歪んでいてもそこにはれっきとした愛のかたちがあった。 たとえば"薫"に初めての歯が生えた時の、希和子の喜びの描写を振り返ってみよう。 そこに確実に本物の愛があると、読者にも読み取れるがゆえに、この物語は冒頭から涙ぐましくも健気な美しさを湛えている。 その模様はショパンの『葬送行進曲』における、あの悲しさと優しさの同居する旋律のようだ。 さらに深いことに、希和子の"薫"によせる愛の強さは、恵理奈(=薫)のじつの両親の、"恵理奈"への形式ばった愛情を明らかに上回っているのだ。 もう一人の主人公、恵理奈が希和子のことを憎みながらも、彼女や、彼女と過ごした土地をどこか懐かしく感じてしまうのは、まさにこの点に由来すると、僕は思う。 これに気づくことは、この物語を理解する上での重要な鍵になってくるのではないだろうか。 恵理奈は全体的に威圧的な雰囲気を纏った女性に成長する。経緯を考えれば、それもやむを得なかっただろう。 だがかつてマロンと呼ばれた女性、千草と、その好奇心溢れる姿勢に触れることにより、その厳つさは徐々に解けていったように見える。 歴史は繰り返す。それは家庭内においても当てはまる。 だが恵理奈の、希和子とは異なる最終的な決断からは、彼女と同じ過ちを繰り返すまいとする強い意志が感じられないだろうか。 とはいえ、この物語で最も誠実を一貫した人物は、実は希和子ではないかと、僕は思うのだ。 手記に日記形式で丁寧に日付を書く様子からも、それが伺える。また彼女の"薫"に対する愛の深さは、まさにこの誠実さに由来している気がしてならない。 おそらく不誠実な人物は男性陣二人と、恵理奈の母・恵津子である。 その言動もさることながら、度々描かれる、乱雑に散らかった彼らの部屋は、その誠実味のなさを象徴的に物語っているのではないだろうか。 誠実な人が生涯苦しみ、不誠実な人が大手を振って堂々と生きる。逆説的ではあるが、この作品はそんな社会の本質を、僕たちに密かに、しかし鋭く突きつけてくる。 最後に、希和子の愛は、読者にも乗り移るほどの強さを持っている。 たとえば僕は、恵理奈が成長を通じて好ましくなさそうな男性と関係をもっていくことに、不意にいわば嫌悪感を覚えたのである。 これは、希和子の"薫"への母性愛が父性愛となって、僕に感得されたことに他ならないのではないか。 結婚もしていなければ子どももいない僕だが、その自分にも父性愛は確かにあるのだ。 展開を通じて読者の内面さえも照射してくれたこの作品は、紛れもなく僕の中で名作である。 ショパンの楽曲『葬送行進曲』は、絶望的な曲調から始まり、優しい光が射してきたと思うまもなく、再び暗澹とした曲調に戻って終わる。 だがこの作品はそうではない。最後に温かくきらめく光を見せてくれるのだ。 『誠実な人が生涯苦しむ』と先に書いたが、希和子も今後、心穏やかに暮らしていくことができるのではないだろうか。何となくそんな感じがした。ふたりの女性のこれからの幸せを願うばかりである。
不倫相手の赤ん坊を誘拐するシーンから始まる物語。 母親(希和子)は娘への与える愛を通して自分を保つが、娘を失い、自分を見失う。娘への愛情の奥には母親になりたいという強い思いがあった。 娘(恵理菜)は母からの与えられていた愛を失い、自分を見失う。そして忌避していた母親と同じ不倫をする。愛情の奥には...続きを読む誰かに愛されたいけど、信じ切れない、拒絶もできない空白があった。 前半は淡々と事実のみの描写が続くが、後半にかけて母親と娘が抱えている悩みが同じ心の空白である点がわかり、それぞれの愛情の奥にある心理を一気に描いてて、面白かった。
犯罪者をこんなに応援したくなるなんて。 営利目的ではないからか? 母性に訴えかけるからか? 心情にシンパシーを感じるからか? 希和子と薫に「早く逃げて!逃げて!」と叫ぶ。 逃亡劇は中盤でガラッと反転する。 出てくる男性はみんなクズ!…池澤夏樹氏の解説は良かった! 角田光代氏の長編は2冊目。短編...続きを読むより長編の方がやっぱり好み♡ 頭の中の小豆島に憧れる。 映画もドラマも観てないが、再放送されたドラマはダビングしてあるので、小豆島のロケを期待しながら近々観てみよう。 たぶん泣くな(TT) ひとりで観るわ。
親子とは何か、そして母性とは何か、この小説は強く問いかけます。 希和子のやってしまったことを自分勝手な犯罪だと断じ「希和子に感情移入できないしこの小説も好きになれない」とおっしゃる方もあります。しかし、やってはいけないと理性では分かっているはずなのに、母性の本能が理性を上回ってしまい押し留める...続きを読むことが出来ないのです。母性は善悪を超えたものであり、そこから得られる結果は幸福とか不幸とかを超えた、理屈では説明出来ないものなんでしょうね。 希和子と薫(恵理菜)がフェリー乗り場ですれ違う最後の場面は抑制の効いた筆致で二つの人生の交差を見事に描いていて、何度読み返しても泣かずにはおれません。
親子の様な血縁同士でも、互いの命を簡単に終焉へ運んでしまうのに、 物語の主人公、希和子は法律や倫理観念といった人間が組み上げた枠を力強く超え、愛する者守り抜く。 本当の親子とは、愛とは何か、、囲うコトのない素直な描写に感動し、何回も読み返しました。
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか……。(あらすじより) 連れ去られた女の子と連れ去った女性、両方からの視点で語られていてとても読みやすかった。 そして、連れ去られた女の子の未来まで描かれていて読み応えがありました! 誘拐は犯罪で絶対にしてはならないことだけど、物語を...続きを読む読んでいると希和子を応援したくなってしまって、心がえぐられました。 血は繋がっていないけど本当の親子のような感覚になってしまった。最初から最後までドキドキさせられました!
前半は読み進めるのが辛かった。希和子は罪を犯している。間違いなく法に反したことをしているけれども、何とか誘拐した子どもと希和子と2人で逃げおおせないのかという思いにかられてしまった。 後半もまた辛い。希和子との親子関係の方が、血の繋がりのある親子より、愛着形成ができている。。と思われる。何が正解で、...続きを読む何が良いことで悪いことで幸せなのか、読み始めから終わりまで複雑な思いで読みました。
深い愛が故の逃亡劇と、その後の主人公の複雑な人生を、細かな描写で描いています。 自分立場に立つと、言っていることは間違い無いのですが、相手の立場になると、全く理解出来ない不思議な感情が芽生えます。 誘拐した母(犯人)の愛情はすごく真っ直ぐなのに犯罪で、本当の両親とは上手く交われなくて、それでも最後は...続きを読む小さな希望を残して終わる角田スタイルはお見事でした。
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