八日目の蝉

八日目の蝉

649円 (税込)

3pt

直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。

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八日目の蝉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。逆に映画もドラマも通らずにいててよかった。そのどれよりも駆け抜けて読みました。

    深く考えない、疑問を持たない、主張がない。自分を持っていないから、悪意や憎しみといった負の感情が薄い。これは僕のことかもしれない。反省。

    不妊の恨みは強すぎる、産婦人科としての身が引き締まる想

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    皆さんは、人が持つ愛や誠実さについて、真剣に考えた経験が一度はあるのではないだろうか。
    そしてそれらを成就することは、社会的・倫理的な正しさと、果たしてどこまで合致するものなのだろうか。

    この作品は、そのようなことに興味のある方には、最適の小説の一つだと言えるだろう。
    特定の状況や出来事の前後にお

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    犯罪者をこんなに応援したくなるなんて。
    営利目的ではないからか?
    母性に訴えかけるからか?
    心情にシンパシーを感じるからか? 
    希和子と薫に「早く逃げて!逃げて!」と叫ぶ。

    逃亡劇は中盤でガラッと反転する。
    出てくる男性はみんなクズ!…池澤夏樹氏の解説は良かった!

    角田光代氏の長編は2冊目。短編

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    描写力が凄まじい作家の一人。
    角田さんの書く文からは、その情景がありありと目に浮かんできます。

    タイトル回収も秀逸。
    狂気であっても、引き込まれ、いつか応援してしまう...そんな物語でした。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    女性であることの苦しみと共に、母親であることの喜びや生きる実感を感じられた作品でした
    小豆島に行ってみたくなりました

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    とにかく幸せになってほしいと願ってしまう物語だった。
    悪いことをしているはずなのに何故か願ってしまうのは、巻末の解説にもある通り母子には手を差し伸べたくなってしまう力があるのだと実感した。
    ただの読者である私も、母子を助ける作中の女性たちの気持ちが分かる気がしてしまう。
    先の展開を知るのが怖くなるく

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    誘拐犯なんかに感情移入するはずがないと最初は思っていた。けれど、親と子の掛け合いが丁寧に描かれていて、そこから関係の良さも滲み出ていて、この先明るい未来はないんだろうなと想像すると自然と涙が溢れた。自身も3歳になる子を持つ身なので、自分の子どもと重なった。希和子を憎みきれないと言う恵理菜の一文を見て

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    本を読んで号泣したのは初めて。誘拐というテーマは現実離れしてみえるかもしれないが、あまりに生々しい書き振りに日常の延長線に思える。登場人物が良い人でもなく悪い人でもなく、どこかにでもいそうな人だからだと思う。普通の人が織り成す悲劇。
    実母が一番可哀想なのに、可哀想と思えなくさせる描写が憎い。印象で簡

    0
    2025年08月25日

    購入済み

    親子の様な血縁同士でも、互いの命を簡単に終焉へ運んでしまうのに、
    物語の主人公、希和子は法律や倫理観念といった人間が組み上げた枠を力強く超え、愛する者守り抜く。
    本当の親子とは、愛とは何か、、囲うコトのない素直な描写に感動し、何回も読み返しました。

    0
    2015年07月16日

    Posted by ブクログ

    半分あたりから、完全に希和子に感情移入してしまい、1日でも長く一緒にいられますように、、!と願ってしまった。
    切ないのに読後感は爽やか。ラストがキラキラ色鮮やかで好きだった。

    0
    2025年11月18日

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