方舟を燃やす

方舟を燃やす

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

※この作品には販売期限があります。2026年10月27日を過ぎると販売を終了致します。

口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    方舟を燃やす
  • タイトルID
    :
    1500582
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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方舟を燃やす のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人物描写が秀逸で面白いが、夫三子はじめ他人の人生に自己を依存する全くしょうもない登場人物ばかり。人間ってもはや存在自体がジョークだ

    0
    2026年05月20日

    Posted by ブクログ

    戦争中もコロナ禍も何が正しくて正しくないのか、誰も判断できなかったし、後々にならないと判断が正しかったかどうかなんてわからない。

    自分はちゃんと考えて絶対騙されない!と思っても人はいくらでも騙される。絶対騙されないというのがいかに難しいか。

    主人公の不三子が子供たちにワクチンを打っていなかったことを夫に責められる場面では、夫に怒りが湧きました。人任せにしていたくせに後から責めるのは無しじゃないの?じゃあ悩んでた時期に一緒に考えてくれたらよかったじゃない(怒)

    未知の出来事に遭遇した時に自分は何を信じて何を信じない判断をするのか、そんなことが出来るのか?読者みんなが考えると思います。本当に素晴らしい小説でした。


    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    何かのインタビューで角田さんは、「書く時にズルはしない」とおっしゃっていて、それは作中で何かむりやり出来事を起こさせて背景描写をワープして登場人物に自分の書きたい事を喋らせる、みたいな事はしないようにしている、というような話だったと思うのだけど、確かにそう言われてるだけあって、読むほうもズルして斜め読みして分かった気になれないのがこの作品だなと思った。
    終盤の、みんな理不尽に耐えられないから、見たい現実を見ようとするし更には作り出そうとまでしてしまうんだ、という部分、確かにそういう人いるなぁと思った。
    次読む時はじっくりと丁寧に読んで、このタイトルになった理由を考えてみたい。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    信じるということについて考えさせられる本。自分が信じていることが、後になって間違いだと思うこともあるだろう。でも今は間違っているとは思っていない。未来はわからないから、信じられるものは今にしかないんだろうと思った。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    食事にこだわり、子供の気持ちを無視してでも貫き信じ通したことも、信じ続けた事は正しかったのか。
    何を信じて、何を疑えば良いのかわからない。
    特に最近では、コロナワクチンを接種か無接種かで何を信じるのかわからない中で、いかに自分の信じた方が正しかったかを必死に正当化する流れになっている。
    正解なんてわからない。
    溢れる情報の中で正しいと思うものを自分で選んでいくしかない。
    この本を通じてその難しさを改めて感じた。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    昭和から令和までの出来事を2人の主人公をもとに信条、ライフスタイルを描いたストーリー。
    展開はそんなに起伏はないが、事件、出来事など懐かしく読める。
    昭和も平成も令和も文明科学は変化しているが、大なり小なり同じようなことを思い、感じでいるなと思った。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    世の中の流れが早くて、情報も多くて、気持ちも頭も充填されっぱなしになるときがある。
    未知なもの、未確定なものがこわくて、
    不安や恐怖でいっぱいになる。
    不安を払拭したくて、情報に飛び込むと、また不安を煽られる。
    そうゆうときはだいたい「べき」とか「常識」「正解」とか「普通」を安心したくなる。

    わからないことがあるということを、もっと受け入れないといけないのかもしれない。

    飛馬が祖父や父母からつながれてきたもの。
    不三子が子供たちにつなぎたかったもの。
    飛馬も不三子もそれらから解放されたときに、少し生きやすくなったように見えた。
    方舟=次世代へつなぐものだとしたら、この本のタイトルが表すことはなんなんだろう。

    また時間を置いて、改めて読んでみよう。

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    何かを信じる事の危うさと必要性を感じる読書体験だった。

    コロナのワクチンの副作用について疑ったり、陰謀論を信じたりする一方で、目の前で起きている災害には無頓着だったりする。そんな人間の矛盾が、この作品には丁寧に描かれていた。

    マクロビオティックで子育てをした女性と、ノストラダムスの大予言やオカルトブームの中で育った男性。二人は特別な人物ではなく、どこにでもいる普通の人たちだ。だからこそ、自分や周囲の誰かと重なる部分がある。

    本作には大きな事件や劇的な展開はあまりない。それでも強く印象に残るのは、人が何かを信じる姿がとてもリアルだからだと思う。人は不安な時代を生きる中で、正しさを求め、答えを求め、時には根拠の薄いものにすがる。しかし、その一方で本当に大切なものを見落としてしまうこともある。

    読んでいて、人は矛盾の中でしか生きられないのかもしれないと思った。何かを信じることは時に危うさを伴う。それでも人は、何も信じずには生きていけない。

    だからこそ最後に大切なのは、大きな思想や正しさではなく、目の前にいる人とのつながりや、ほんの些細な日常の出来事なのかもしれない。ずっと下を向いていたけど、空を見上げたら天気が良かったとか、理屈ではない目の前の人助けだったりとか。「何を信じるか」だけでなく、「生きる為に本当に必要な事」を考えさせられる一冊だった。

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    食にこだわったり,何かを信じたり、こだわったり、不三子は自分と重る部分が多々あった。
    情報が多すぎて、それが正しいかも怪しい現代。
    この本にはないけどさらにAIにまで振り回される世の中になってきている。怖い。
    もっと自分で考えて生きていかなければいけないが難しいな。
    何を信じるか,選択するのは本当に難しい。
    多数派になれたら楽なんだろうけど、それも違う。

    二人の人生を長くにわたり丁寧に描かれていて良かった。信じることについて、私も自分自身に問いかける機会になり良かった。

    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    二つの時代を跨ぎ、それぞれ当時の国の社会情勢を趣きながら2人の主人公からの視点で描かれている。

    祖父が預言者であったと信じ、それに見合った男であり続けようとした飛馬と1人の女性に影響を受け、社会の風習や風潮に疑問を抱く望月。

    異なる環境下の2人が出会う第二部は胸が躍ったが、そこから迫りくる新型コロナウイルスの話は懐かしさと共に風化させてはいけない出来事だったなと改めて感じた。

    2人は出会った先で紆余曲折ありながらも大切にしたいものを選び行動するところには共感を得た。

    この本を読んで2つ思ったことがある。
    1つは1960年代からの時代を感じることができて良い読書体験になったこと。
    2つめは結局なにを信じればよいのか分からないこと。
    情報過多なこの時代に誰を信じるか、はたまた疑問持つか。人の生き方は多様化してて追いつけない…。
    視野を広く持たせてくれた作品。
    だが、
    インザメガチャーチでもあった視野を広くすることで行動を抑制するあの感覚になってしまいそうで怖い。

    ヒューマンドラマを描いた作品で、淡々と読み進めやすい作品であった。

    0
    2026年05月10日

方舟を燃やす の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    方舟を燃やす
  • タイトルID
    :
    1500582
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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