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Posted by ブクログ 2024年04月04日
1967年に生まれた飛馬と戦後すぐに生まれた不三子の二人の視点が交互に語られていく。飛馬の子供時代にはノストラダムスやコックリさんが流行り、不三子は自然食を知りそれに傾倒していく。真偽のわからないものがたくさんあって、そのなかから何を選び信じていくのか。それが本物だとどう確かめればいいのか、誰が教え...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月03日
昭和・平成・令和と三時代を経てきたが「この時代が一番良かった」なんて一概に言えやしない。いつの世も不安はつきまとい、人々を煽り、何を信じて何を疑えばいいのか。そんなことが浮かんでは消える複雑な心境となった。物語は不三子と飛馬という男女を軸に成り立つ。不三子は料理教室をきっかけに自然派ママになり、家族...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月03日
柳原飛馬と望月不三子。
世代が異なる二人の1967年から2022年までの人生が描かれる。
口裂け女の噂やノストラダムスの大予言、オウム真理教によるテロ事件等、デマで終わったものから実際に起きた事件まで絡めながら物語は進む。
終始淡々と描かれている事で二人の人物が実在しているかのようなリアリティを...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月30日
2人の登場人物から見る戦後からコロナまで。塩田さんも似たような小説書いていたが、より個人的。「私は吹き込まれたんじゃない。きちんと聞いて、この人は正しい、この人の言うことは本当だと自分で判断して、従うと決めたのだ」「私たちは知らない。ただしいはずの真実が、覆ることもあれば、消えることも、にせものだと...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
なんでこんな面倒な人を描いているんだろう?常識という概念に疑いを持つことは是であるのか非であるのか?
自らの勘違いで母親を自殺に追い込んだと、飛馬は真実という事に拘りを強く持っていた。
自分の信じるものしか信じない。まるで洗脳されたかのように執拗に自然素材に拘る不三子。
この交わる事のないはずの2人...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月05日
大きな事件は何も起きない。
どこにでもいるような
少年Aと主婦Bの55年間が
昭和、平成、令和の
3つの時代の出来事を交えながら
淡々と描かれていく。
出会いや別れ、成長と挫折
家族との確執…
結局、この世の中は
誰かが適当に作り出したまがいもので
あふれていると言いたかったのかな?
それでも人は何...続きを読む
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