ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。あの子さえいなければ。私さえいなければ…。凄みある筆致であぶりだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。衝撃の母子小説。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
怖すぎ
有名な『文京区お受験殺人』をモチーフにした作品とのこと。 乳飲み子がいる身としては、近い将来身近にこういうことが起こると思うと恐ろしい。ママ友(笑)達ってみんなこんな怖いの?って思うくらい全員鬼。 生々し過ぎて最後まで目が離せなかった。
Posted by ブクログ
都内の文教地区に暮らすママ友たちの人間関係を描いた物語で、とても面白く、思わず二度読みしてしまいました。 二度目に読むと、前半のママ友たちが仲良くなっていくシーンが、後半の怒涛の展開への前振りになっていることがよくわかり、心をえぐられるような感覚を覚えました。 この作品は、母親たちだけでなく、会...続きを読む社で働いている方々や、広く社会全体にも当てはまる内容だと感じました。新しく知り合う人や、新たなコミュニティにはじめは心が踊りますが、関わりが深くなるにつれて、相手の嫌な面が見えてくることがあります。そうしたとき、コミュニティがまるで暗い森のように感じられることもあるのだと思います。 働く人は仕事の成果によって上下関係が生まれ、専業主婦の方々は自分の生活スタイルや子どもの教育を通じて、また別の形で優劣を意識することになるのだと感じました。どちらの立場であっても、皆が何かしらのプレッシャーを抱えて生きているのだと思い、改めて「みんな大変なんだな」としみじみ感じました。
匿名
ママ友とお受験。怖いぐらい生々しかった。 決して大袈裟ではないと感じ。自分と相手を比べて、そこから生まれる嫉妬や怒りは誰にでも起こり得る感情。この女性達のように飲み込まれないようにと強くおもいました。
#ドロドロ #ダーク #共感する
東京で出会った5人の母親。初めは育児を通して心をかよわせるが小学校受験をきっかけにそれぞれの関係が変容していく。主人公たちの嫉妬、猜疑心、依存、など負の感情が次第に浮き彫りになっていく。子供を持つ主婦の孤独と焦燥感が少しだけわかった気がした。お受験コワ
2025/03/20 頭金やその他の出費で貯金はほとんどなく、すべての家具が前の家から持ってきたものだった。電気の笠や食器棚、白木のまるいダイニングテーブルは、真新しいマンションには不釣り合いのように繭子には見えた。というより、きらびやかだった部屋が、それらの家具を配置されたことによって、急速に光...続きを読むを失い、みすぼらしい住まいに変化してしまったようだった。引っ越し業者を待っていたときの、あの軽やかな興奮も、繭子のなかから蒸発するように消えていく。 この先の不調和音に満ちた未来を感じさせる、こわい表現だなぁ。怖い怖い。
「ママ友」は本当に難しい… 子育てをする中で表面的に繋がることはできるが、常に自分と他の家族を比較している気がする。 またこわいのは、気づかない内に依存し縛りつけるような関係になること。 追い詰められた母親の思考や行動には恐怖を感じた。 母親というのは常にこどものことを心から思い愛情をかけているは...続きを読むずなのに、様々な物事に翻弄されて本当に苦しむこともある。 リアルにこどもと母親の世界を描いた作品だと思う。
すごい本でした。途中からぞわぞわが止まらないのにページを捲る手は止まらない、怖いのに見てしまうホラー映画のような。。 知らずに手に取りましたが実在した事件がモチーフなんですね。ママ友って確かにとても不思議な存在で、子供を接点として繋がっているので家庭環境や経済状況、これまでの人生のあゆみがまったく異...続きを読むなるひとたちとのコミュニティなわけで、解説でも書かれていましたがちょっと気になったズレが後々大きな亀裂になっていく様子の恐ろしさ、また自分との差が惨めな悲しさ、他に頼る人がいないさみしさなど様々な感情を揺り動かされました。
私はまだ子育てを経験してないので、知らぬ世界のはずだが、妙にリアル。良い意味で、気分を害しながら読んだ。読んでてしんどくなるのに読む。角田さんが怖い。(これもいい意味で。)
しみじみと残る後味の悪さ
幼稚園で知り合った、出身も学歴も経済状況も違うママ友3人と東京に憧れて分布相応なマンションを購入したヤンキーっぽい子のグループが、お受験をきっかけに信念の揺らぎ、疎外感、依存心、妬み、猜疑心と本性をむき出しにして、仲だけでなく自身の精神状態を蝕んでいく、ノンフィクションか?と思わせるリアルな物語。 ...続きを読む 母親各々の孤独感と必死な感じが伝わって来て、読んでる間中、背筋が心がゾクゾクした。 ある意味ホラー。 ○○ちゃんのママという友達枠は、その期間の中でだけなお付き合いでしかないのを痛感させられる。 この物語にあるような心情は、女社会では誰しも多少はあるあるな話で、これを男性読者に共感、読み応えを感じさせるのは難しいように思う。 が、女同士って内情はけっこうドロドロ、面倒臭いを通り越して怖いんだな…を体感してみたい男性は是非!一冊にまとまってます(笑) これから新しい環境での幼稚園、小学校入学があるお子様をお持ちの女性読者には、対人関係の距離感といった戒めを含めて読んでおかれると良い指南書にもなりそう。
#切ない #怖い #ドロドロ
ママ友間の繋がりを彼女達は当初新鮮で、励まし合う関係を望んでいた。だが価値観の違いが足枷に。嫉妬、恨み、怒り、悲しみが渦巻き、関係は崩壊していく…。ある子供の秘密には背筋がゾッとしてしまうのだけれど、抱きしめたい衝動に駆られた。夫たちの言動には「俺ならもっと妻に寄り添うのに!」と鼻息荒く読んだが、妻...続きを読むには「あなたも彼らと一緒」と言われるだろうね。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
森に眠る魚
新刊情報をお知らせします。
角田光代
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
もしも、東京
八日目の蝉
キッドナップ・ツアー
試し読み
予定日はジミー・ペイジ
世界中で迷子になって
「いじめ」をめぐる物語 空のクロール
愛がなんだ
あしたはアルプスを歩こう
「角田光代」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲森に眠る魚 ページトップヘ