無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
角田さんの描く食べ物って、本当においしそう!いろんなおいしいものを実際に食べたような気になる、幸せいっぱいなエッセイだった。
肉好きだという角田さんの愛する「塩、胡椒してグリルした」羊や、あまりのおいしさに仰天したという「サイボクのゴールデンポーク」はもちろん食べたくなるし、来る夏に茄子やトマトやオクラを食べるのが楽しみになる。
食べたことないかもしれない鱧も味わってみたいなあ。「鱧を湯に落とし、十五秒で引き上げて食べるのがいちばんおいしい」らしい。ぱっと引き上げ、タレにつけて食べると、「やさしく、やわらかく、ゆたかな味」がするなんて、なんて素敵なのでしょう。
いくらの醤油漬けを作ったり、殻付き牡蠣を蒸したり、白子をムニエルにしたり、難しそうな調理にもチャレンジしているのが頼もしく、自分も変わった食材にチャレンジしてみようかなと勇気が湧いた。
Posted by ブクログ
最近エッセイが好きでよく読んでいるが、その中でもこの本は、とくに五感を刺激してくれるエッセイだと感じた。
これまで食にまつわる小説やエッセイをいくつか読んできたが、どちらかといえば小難しかったり、手間暇のかかる料理が多かったりして、自分からは遠い世界、額縁の中に飾られた芸術を鑑賞するような感覚があった。
それと比べると、この本はもっと身近で、読んでいるあいだ、いままさに手元で同じ情景を見て、味わっているような感覚を呼び起こしてくれる一冊だった。
言葉選びや文章のリズムが心地よく、踊るように楽しんで書かれているのが伝わってくる。きっと話すときも、わくわくしながら嬉しそうに語る人なのだろう、と想像した。
筆者がもともと偏食だったという記載もあり、だからこそ、普通の人なら当たり前として通り過ぎてしまう感覚をひとつひとつ見逃さずに受け取り、良し悪しで評価することなく、丁寧にすくい上げて表現している。そんな印象を受けた。
私自身、ここ数年ほど適応障害を患い、食欲も睡眠も死んでいるような状態が続いていた。年始になってようやく、少しずつ食事に対する感覚が戻ってきたところなのだが、この本を読んで、その感覚がさらに刺激されたように感じている。
まだ全回復ではないので、生の食材に手を出すと腐らせてしまいそうだ。だから冷凍のものも織り交ぜながら、ほんの少しずつ自炊を増やせたらいいな、増やしたいな、と思わせてくれる作品だった。
食欲が死んでいるときに、もう一度読み返したい一冊。読めてよかった。
Posted by ブクログ
様々な食材に対して角田さんの思い出や考えが
書かれている本です。
自分は好き嫌いなく食べ物を食べてきたのだが,
好き嫌いが多かった角田さんがどのように
好き嫌いをなくしていったのかが,
読んでいてとても楽しかったです。
旬の食材の食べ方を読んでいると,何だか今すぐにでも
食べたい気持ちにさせられるような内容でした。
スーパーなどで陳列された食材を見てどんな風に調理すれば
美味しくなるかを考える時があります。
やはり,『食』は生きていく上でとても重要なものであり,忙しくてもしっかりと食べていくことが人生を楽しむためにも必要なことだと改めて考えさせられました!
Posted by ブクログ
これまで読んだ角田光代さんのエッセイはどれも好きなのだけど、中でもこの本はわたしの大好物「食べ物エッセイ」×「角田光代さん」の組み合わせが最高だった。
野菜全般(特にキノコ類)、青魚、珍味類が大嫌いな偏食児だった角田さんが、30代での食大改革を経て、さまざまな食材に開眼し、その思い出を語ってくれる食好きにはたまらないエッセイ。
言葉のひとつひとつが絶妙に面白くて、でも無理に面白いこと言ってやろうという気合いが感じられなくて、ナチュラルにこんな面白い文章が書けるってやっぱり才能だよなーなんて思いながら、ときどきふふっと笑いながら読んだ。
肉と油が好きという角田さんと、幼児の頃から野菜ばかり食べていて肉はあんまりだったわたしは、もともとの食の好みは全然違うものの、お酒が好きだからかつまみっぽい食べ物が好きという共通点もあって、紹介してくれる「手軽で食材を活かした料理」が美味しそうで、色々作りたくなった。
角田光代さんがより一層好きになってしまい、読み終わってまた数冊エッセイを購入し、無事積読が100冊を超えた。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸