柊サナカの作品一覧
「柊サナカ」の「天国からの宅配便」「お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「柊サナカ」の「天国からの宅配便」「お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
亡くなった人と残された人を贈り物で繋ぐ、あたたかい物語でした。
ある日届けられた宅配便は、心当たりなど何もない『天国宅配便』なる運送会社のものだった。差出人は、既に亡くなってしまった人。依頼人が生前、亡くなってから届けてほしいと依頼した遺品をしかるべき時期に届けるサービスが『天国宅配便』だという。受け取った相手の反応は様々。共に生活していた友人たちに先立たれた老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、かくれんぼの得意な幼馴染を見つけられなかった男性、つながりなどなかったはずの高校時代の顧問から謎の手紙が届いた元部活の同級生たち。生前伝えられなかった想いが、届かなかった言葉が、時間を経て宅配便の形
Posted by ブクログ
遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。
ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。
それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービスを利用する。
そのサービスの名は「天国宅配便」。
気持ちを伝える側と伝えられる側。それぞれの思いを切なく描くヒューマンファンタジー。シリーズ3作目。
◇
昼休みのオフィス。めいめいが昼食を摂るために動き出す。外の定食屋へ、弁当を手に会議室へ、仲の良い者同士連れ立って出て行く。そんな中、弓月1
Posted by ブクログ
依頼人の遺品を届ける宅配便の話第2弾。
今回は送り人対受取人だけでなく、人と人との枝分かれして繋がる話が多かった。
1番切なかったのは昔から続く旧家の跡取りとただの庭師との身分の違いで離れ離れになりながらもずっと想いあっていた話。
ヒスイカズラの花をネットで調べるとそれはそれは立派でとても綺麗な色だった。
花言葉もつらいな…。
そして、読めない遺品の手紙を様々な言語を使う人達が一丸となって読み解こうとする様子も心打たれる。
考え方が違うことで離れてしまったアメリカでの2家族が、時を経て、文化の違いで距離を置こうとしていた仁美の考え方を変えさせた。
エピローグで、事情により受け取ってもらえ