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依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人・七星が贈る感動のシリーズ第三弾! 姉を許せないまま生き別れた女性に届いた小包み。高校生が通う大好きな食堂の営業最終日。子供の頃ファンレターを送った漫画家からの思いがけない返事。老人が美術展で知り合った少年と交わした“賭け”。心温まる四編+エピローグを収録。
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Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。 フィクションって分かってるのに「今日も誰かのために天国からの宅配便が届いてたらなぁ。」なんて思わず考えてしまう。 飛ばしてしまった第2弾も早く読まねば。 ☆第1話 パンドラのひみつ箱 ☆第2話 食堂ミツコ最後の日 ☆第3話 いつかのファンレター ☆第4話 孔雀石の母子像 ☆エピロ...続きを読むーグ
シリーズ第三弾 今回の宅配便も感動させてくれました 小学生の頃、大好きだった ヒーロー漫画の作者から、正義を忘れていた自分に宅配便 勘当した娘夫婦と仲直りするために、妻から宅配便 SNSで拡散させてしまいお世話になった食堂が閉店に追い込んでしまった店主のおばあちゃんからの宅配便 美人で羨ましく...続きを読む音信不通だった姉 実は孤独を抱えてた姉からの宅配便 前作と全く話が被らないし 次は?と読みたくなるストーリー
遠く離れてしまった人に、自分の気持ちを伝えておきたい。そんな願いを託せるサービスがある。 ただし気持ちを込めた品が相手の手に届くのは、依頼人の死後になる。それがこのサービスのルールだ。 それでも自分に死期が近づいたことを覚った人はさまざまな気持ちを込めて、この宅配サービスを利用する。 その...続きを読むサービスの名は「天国宅配便」。 気持ちを伝える側と伝えられる側。それぞれの思いを切なく描くヒューマンファンタジー。シリーズ3作目。 ◇ 昼休みのオフィス。めいめいが昼食を摂るために動き出す。外の定食屋へ、弁当を手に会議室へ、仲の良い者同士連れ立って出て行く。そんな中、弓月1人だけ隅の席で動かずにいる。 弓月には昼休み中の電話番という仕事があり、他の者より1時間昼休みが遅くなるのだが、実はその仕事を弓月は気に入っていた。昼食時に誰かとおしゃべりをする必要がないからだ。 弓月は幼い頃から感情を表に出すことや誰かとはしゃぐことが苦手だったが、現在ほど非社交的ではなかった。弓月が心に鎧を着たように人を寄せ付けなくなってしまった原因は、1つ違いの姉との確執だった。 子どもの頃から人目を引く美少女であり、常に明るく積極的な性格だった姉の陽子。容姿も性格も地味で物事に臨機応変に対応することが苦手な弓月は、そんな姉にとって恰好のからかい相手になっていた。 結婚式当日、式場に飛び込んできたイタリア人男性と手を取り合って駆け落ちした姉。映画のラストシーンのような鮮やかさで、いかにも姉らしい行動だったが、そのせいで経済的にも精神的にも両親および弓月が被った損失は大きかった。 ストレスが祟って両親は早く亡くなり弓月は心療内科にかかる身となった。奔放で身勝手な姉の残した傷跡は、かくも大きかったのである。 それから30年。弓月は51歳の今日まで、人とできるだけ関わらない生活を続けている。 そんなある日のことだった。独り暮らしのアパートに弓月宛ての宅配便が届いたのは。 ( 第1話「パンドラのひみつ箱」) ※全4話およびエピローグからなる。 * * * * * 前作までと違って、各話とも送る側と送られる側の間に抜き差しならないような「捻じれ」が描かれていました。 各話の見どころを、簡単に紹介しておきます。 第1話「パンドラのひみつ箱」 姉の陽子が弓月に贈る遺品として天国宅配便に託したのは、かつて弓月から取り上げた箱根寄木細工の箱でした。 箱の中身に籠められた姉の思いをたどる弓月。姉妹の確執は解消するのかが焦点です。 第2話「食堂ミツコ最後の日」 大食漢の女子高生が偶然入った、古びた小さな食堂。老女が常連相手に1人で切り盛りする店でしたが、どの定食を食べても驚くほど美味しい。しかも安い。 感動した女子高生がSNSに写真とコメントを投稿したことから起きた悲劇。リアルで起こり得る事件だけにゾッとします。自責の念から摂食障害になった女子高生に、老女が伝えようとしたことは? 第3話「いつかのファンレター」 勤めていたスポーツクラブの閉鎖によって失業した25歳の女性インストラクター。生活のため詐欺商法のテレフォンアポインターをすることにしました。 痛む良心に蓋をして電話をかける日々を送っていましたが、子供の頃にファンレターを熱心に出していた漫画家から天国宅配便が届きます。 珍しくサスペンス調で、七星の見せるカーアクションが見ものです。 第4話「孔雀石の母子像」 若い頃に数学者を目指した戸倉勝義。年老いて妻にも先立たれた戸倉は、天国宅配便で届いたチケットで美術館に通いはじめます。絵画にはまったく門外漢の戸倉が美術館に通う理由とは? 少しずつ明かされていく戸倉の過去と、戸倉が美術館で知り合った男子高生と交わす何気ない会話で綴られていく最終話。 だいたいは予想がつく展開なのですが、それでも温かな感動を味わえるステキなお話です。 どの主人公も心の奥深くに抱える屈託が重く痛々しい。 特にその屈託が、送り主への罪悪感である第2話と、目を背け続けてきた自身の弱さと向き合うことになった最終話は、読んでいてつらくなるお話でした。 また、第1話と第3話はことの始まりが主人公には一片の責任もない出来事であり、同情に耐えない展開です。 それでも、最後に主人公は人生の新しい一歩を踏み出す決心をするというシリーズの締めくくりは踏襲されていますので、安心してお読みください。 * * * * * かな師匠にオススメいただいた3作目。とてもよかったです。 師匠がおっしゃるとおり、心臓を鷲掴みにされるような、前作までとは違う強烈な感覚がありました。ありがとうございました。 ちなみに私の気に入った話は最終話「孔雀石の母子像」で、4人の主人公の中で、戸倉が最も救われたように感じたからです。
こんなサービスがあったら頼みたいかも‥‥ この本の第3話で号泣しました。 エピローグまで、わき目も降らず、気も抜かせずに読み終わりました。
毎回可愛らしい装丁デザインで実物が届くとウキウキしてしまう1冊。 天国からの宅配便の存在により、故人の想いが遺された人への励ましにつながっていく。 今作は、今まで以上に、宅配便が届く主人公たちは、苦悩を抱えていたり、世知辛い状況に置かれている気がした。 だからこそ、宅配便を受け取ることにより、...続きを読む助けられた者、新たな喜びを受け取った者、決意を固めた者、凝り固まった気持ちをほどいた者。苦境に立たされた状況から少しでも前向きや気持ちが安らかになってくれていたらと思う。 また、配達人の七星さんの存在や佇まいがとてもカッコいい。 宅配便と七星さんの活躍で、遺された人が少しでも前を向いて歩いていければと思う。 その様子に、読んでいて励まされるし、癒やされる。 いつか七星さんの背景も詳しくわかるといいなと思う。
シリーズ第3弾。 今回のお話もどれもとても良いお話でした。人生に挫折しつまずいたときに送られてきた天国からの宅配便、それにより新たな人生を踏み出す温かいお話。このシリーズものがもっと続くといいなぁと思います。
遺していく大切な人への最後の贈り物の話。 大切な人のこれからの生き方を変えるような 想いのこもった宅配便に、じーんと心に沁みた。 七星さんのバイクをぶっ飛ばす大活躍には 笑えた。
「天国からの宅配便」。それは亡き人から生前託された遺品配送を行う配達人。帯には「大切なあなたへ 人生最後の贈り物を」とある。 そうなる時、私は誰に最後の贈り物をするだろうか。そんなことを読み終わって想った。 エピローグのおじいちゃん。「ひとりも贈り物を渡せそうな相手がいない」と言う。「でも...続きを読む、誰かに何かを残したい」と。だから、相談して絵本を残すことにした。絵は得意ではないし、文章だって。でも、絵本を書いて、それを読んだ人が、その絵本にあるたくさんの余白に想うことを書き込んでいく。それが、誰かのためになっていく。 優しい想いは通じていく。それは現実の世界でもきっとそうであり続けて欲しい。 初めて読む作家さんで、タイトルに引かれて読んだ。第1話の三森さんはすきになれなかったけれど、第2話と4話は特に良かった。読後感が心地よかった。
シリーズ三作目。 今回も良かったけれど、正直前作前々作の方がグッとくる感動がありました。 四篇の中で一話目のお姉さんの話が消化不良。 食堂の話と最後の話が好きです。
全4話の短編集 シリーズ3作目ということで、どうやら2作目を飛ばしてしまったらしい。急いで読まなくては・・・汗 ただ、短編毎の繋がりは無いのでシリーズ順に読まなくても問題なさそうだ。 以下、各章のタイトルと簡単なレビュー 私は特に第2話と第4話が好みだった。 どの作品もバラエティに富んでいるの...続きを読むに、登場人物達の心の機微が端的に分かりやすく描かれていて、心に真っ直ぐに響いてくる。 このシリーズは亡くなった方からの宅配便たが、毎回生きている者への強いメッセージが込められているからか、温かな読後感と生きる活力にじんわりと包まれる。日々の生活に疲れた時、特にオススメしたい。 第1話 パンドラのひみつ箱 才色兼備の姉 陽子が30年も音信不通ののち、妹 弓月に送った贈り物とは・・・ 誰も触れる事のなかった姉の内面に秘めた孤独な心境に切なさが溢れた。承認欲求の行き着く所は、万人の賞賛ではなく、彼女を心から理解し認める存在だったのかもしれない。 第2話 食堂ミツコ最後の日 昔ながらの地元に愛される食堂ミツコ。余りの美味しさにSNSに投稿した真智だったが、多忙を極めた末に店主のミツコは帰らぬ人に・・・ 最期にミツコが常連に出した食堂への招待状と遺された者への温かい想いに優しく包まれるようなお話だった。 第3話 いつかのファンレター 生活に追われ自分を見失いかけていた美玖の元へ、幼い頃に漫画家に送ったファンレターの御礼に届いた天国宅配便。自分を見つめ直すキッカケは何処にでもあるんだと気付かせてくれるお話。誰かに与えた勇気が今度は自分に戻ってくる。普段は裏方の七星の活躍が眩しかった。 第4話 孔雀石の母子像 亡き妻マツが送ってきた10枚の美術館チケット、そこに秘めた最上の妻の想いとは・・・ これはしてやられた。初恋の相手 勝義を愛し尽くした祖母マツのにくい演出に感涙。欲を言えば、亡くなる前にこの再会が果たせたらどんなに良かっただろうと思う。 エピローグ 最後の七星の言葉が響いた。 「死は、誰も知らない遠い川の向こうかもしれないけれど、何もかもが終わって、すべてがゼロになってしまうわけではない。最後の贈り物が、生きている人の気持ちに触れることもきっとある」
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