【感想・ネタバレ】天国からの宅配便のレビュー

あらすじ

大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものは何ですか? 依頼人の死後にしかるべき人の元へ遺品を送り届ける「天国宅配便」で働く七星律は、今日もバイクで配達先へ向かう。友人たちに先立たれた孤独な老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、幼馴染みと結ばれなかった中年男、顧問の先生を喪った部活仲間……。会えなくなった人から届いた思いがけない小包みの中身とは? 言いそびれた言葉と伝えられなかった想いにきっと涙があふれる。今を生きる力が湧いてくる感動作、待望の文庫化!

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第1話から涙が止められない。
涙と感動が9割、あとの1割は爽やかさ。依頼人からの贈り物を貰い、受取人が今までの生き方を見つめ直すのが良き!小さなお家とかくれんぼの話がお気に入り。配達人の七星律も魅力的。続編も読まねば!

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2025年10月15日

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天国宅配便シリーズの第1作目。
読むのが最後になってしまいましたが、やっぱり好きなシリーズでした。

・私たちの小さなお家:ゴミ屋敷に住む75歳の夕子について
・オセロの女王:地方で家を守って生きてきた八重と東京に憧れる孫の文香、「やってみろ」という言葉の持つ意味
・午後十時のかくれんぼ:かくれんぼが好きな幼馴染のこと
・最後の課外授業:サイエンス部の5人に顧問の真田先生から贈られたものは…
・エピローグ:七星と母親のこと

今回もどれも好きだなと思って読みすすめましたが、特に良かったのかサイエンス部のお話とオセロの女王。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

 亡くなった人と残された人を贈り物で繋ぐ、あたたかい物語でした。

 ある日届けられた宅配便は、心当たりなど何もない『天国宅配便』なる運送会社のものだった。差出人は、既に亡くなってしまった人。依頼人が生前、亡くなってから届けてほしいと依頼した遺品をしかるべき時期に届けるサービスが『天国宅配便』だという。受け取った相手の反応は様々。共に生活していた友人たちに先立たれた老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、かくれんぼの得意な幼馴染を見つけられなかった男性、つながりなどなかったはずの高校時代の顧問から謎の手紙が届いた元部活の同級生たち。生前伝えられなかった想いが、届かなかった言葉が、時間を経て宅配便の形で彼ら、彼女らにようやく届く。

 今回、このタイトルを選んだのは直前に読んでいた『ラストラン』が思いの外幽霊の強いお話だったので、『天国からの宅配便』ということなら天使か何かのようなキャラクターが死後の世界から何かを宅配便で届けていくような話なのではないか、とタイトルから想像したからでした。それなら幽霊繋がりになるかもしれないからこの話にしようか、と。
 第一章を読んで、その予想は外れていたことはすぐにわかりました。それよりももっとずっと、強い想いを感じるお話でした。
 宅配便を受け取った時、送った差出人は既に亡くなっている。一方通行になるだけの贈り物のはずなのに、その贈り物はどれも、生前の誰かの想いが強く残って、相手の心に深く潜り込む力がある。そんなことを感じさせる贈り物の数々。そこに至るまでの登場人物の背景を丁寧に書いてくれているため、その贈り物を受け取った人が、その贈り物に何を見てどんなことを感じているのか感情移入がしやすく、何度も泣きそうになりながら読みました。
 どのお話もとても素敵で、素晴らしい話だったと思います。特に印象に残っているのは祖母と女子高生のお話と、高校の部活顧問と部活メンバーのお話です。
 私がもし、亡くなった大切な誰かから『天国宅配便』を受け取ることができたなら、一体何を思うだろう、と考えると同時に、私がもし亡くなった後に誰かに何かを送ることができるなら、なにを渡したいと思うだろう、とも考えてしまいます。
 今この現代に、『天国宅配便』なんてサービスはないだろうし、そもそも死を予期して何かを準備しておく間もなく死んでしまうかもしれない人生です。死んだ後に何かを用意する前に、生きているうちに、後悔のないように何かを伝えられる人でありたいと思います。

 とても心温まる、優しい物語でした。

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2024年12月12日

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「午後10時のかくれんぼ」、オーディブルで聞いていたのですが、車の中で大泣きしました。そんな結末、予想もしませんでした。
 本の題名から泣けるお話ということは、予想できましたが、正に著者の狙いにハマってしまいました。

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2024年12月06日

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感動(T ^ T)
届け物を依頼人の死後届ける。
それは、大切な人を残して亡くなる人とその後生きる人を繋ぐ届け物。
亡くなった人とは再び会えないが荷物を通して伝わる思いがある。それがこれからを生きる残された人にとっての大きな糧になる。

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2024年07月21日

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亡くなったひとからの宅配便。贈り物は色々あり、込められた思いもそれぞれでした。 生きている人からの贈り物は想像できるけど、亡くなったひとからの贈り物は想像できないので、楽しく読めました。。読み終わりは、自分なら何を贈るか、なども考えてしまいます。

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2024年05月26日

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故人から贈り物が届く『天国宅配便』。
もし、本当に天国宅配便があったなら、あなたは何かを遺しますか??

そして遺された人はどんな思いをしているのだろうか。そしてこの先を生きるのだろうか。

家族。
恋人。
友人。

ー大切な人。

その人との間にはどんなことがあったのだろうか。
良いこと。悪いこと。喜怒哀楽。
さまざまな想い。思い出。

いつか来る別れが来てしまったとして…

受け入れられるだろうか。
受け入れられなくても、命は続いていくとしたら?

私だったら果たして受け止められるのだろうか…

この作品では天国からの宅配便が4つ届きます。
ひとつひとつに込められた思いをどうぞ一緒に見届けましょう。

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2026年01月25日

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オセロの女王、も良かったけど、午後十時のかくれんぼ、えっ、そうきたかぁ!のエピソードでなんだかジーンときました。いつか見つけに来てね、、、深いなぁ。

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2026年01月10日

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亡くなった人から、天国宅配便で贈り物が届く4つの物語。

自分の事を想って、最期に手紙や贈り物を届くように依頼してくれているだけで嬉しくて泣いてしまいそうです。
すごく愛を感じる物語でした。

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2025年05月03日

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午後10時のかくれんぼ、に、見えない優しさを感じます。星の王子さまの名言、大切なことは見えない、というのが思い出されます。

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2025年04月28日

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心がホッとする。
残された人にとって素敵なシステム。
だけど、そんな風に 事前に準備できるなんてこと そうそうないと思う。
だからこそ、生きてる間に伝えたい事や成したい事は しておくべきだと。
いつどんな形で、突然亡くなってしまうかなんて わからないから。
いつも、このようなストーリーを読むと思う事なんだけど なかなか私は大切に生きる事ができない。
ダメダメです。

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2025年04月06日

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4話とエピローグからなる短編集。
1〜3話は、ありきたりの話だなと思いつつ読んでいたが、4話だけは違った。
登場する5人のキャラが、短編の短い中でうまく描かれていて、ラストの5人が集まる所から後は、すごく心を動かされた。この4話だけで長編にすれば良かったのにと思った。

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2024年11月27日

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天国から贈るよりも、生きてる間に贈りたいと思った。大切な人とのやり取りは、生きてる間にやりたいなぁ。

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2024年10月30日

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私のフォロワーをして下さっている方はご承知かもしれませんが、私は今年の4月に父さんを亡くしました。
タイトルに引き込まれて、読みました。
私は短編は苦手ですが、一本のテーマが流れているので、読みきれました!
特に第3話がお気に入りです。
しかもこの本、シリーズみたいですね。
そちらも読んでみたいです

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2024年10月26日

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依頼人の死後、思い出の品や手紙を届けたい人に届ける「天国宅配便」。
それらを受け取った人は、過去を悲しみ、受け入れ、前に進んでいく。
どの話も明るい結末なのがいい。
読んで温かい気持ちになった。

特に好きだった話は、「午後十時のかくれんぼ」と「最後の課外授業」。
「午後十時のかくれんぼ」は、切なくて、あっと驚く事実も判明する。泣ける。
「最後の課外授業」は、読み進めるうちにワクワクするそんな話だった。

続編も読みたい。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

依頼人の死後に依頼先へ指定の物をお届けする
その名も「天国宅配便」
全4編からなる短編小説

「天国宅配便」は素敵なサービスだが、出来ることなら亡くなる前に、私なら直接会って伝えたい。そして私にも生きている間に伝えて欲しいと強く感じた。

一方的な宅急便は、時として遺された者に後悔や自責の念を強く抱かせるだろう。
第二話と第三話は、その色が濃くて胸が苦しくなった。もっと亡くなる前に出来ることがあったんじゃないだろうか・・・

読み進める程に、この世に生きられる限られた時間の大切さや尊さを、読み手に訴えかけてくる。きっとこれが作者の意図する所なのだろう。
このシリーズは次作も出ている様なので、是非読んでみたいと思う。

柊サナカさんは初読みの作家さんだったが、どの話も全く趣が異なっていてしみじみと心に沁みる作品だった。私は特に第三話が好みだった。


以下、タイトルと簡単なレビュー

第一話 わたしたちの小さなお家
先に逝ってしまった二人の友人の優しい想いが優しく胸に響いた。遺されたユウちゃんは、残りの時間をゆっくり謳歌して二人の元に行って欲しいと思う。

第二話 オセロの女王
田舎育ちの文香の気持ちが手にとるように分かった。けれどこの歳になると自由に生きられなかった祖母の想いも分かる。切ないなぁ・・・

第三話 午後十時のかくれんぼ
これは号泣必至・・・四話の中で一番胸が苦しくなる。生きている内にやっぱり大切な人への想いは伝えようと思った。刻一刻と時は流れて、自分も相手もいつかは逝ってしまうのだから。

第四話 最後の課外授業
真田先生、実はしっかり生徒のこと見ていてくれたんだなぁと感激。当時のメンバーがなんやかんや再集結するプチ同窓会には同志のように心が弾んだ。

エピローグ
「天国宅配便」の配達人である七星律の裏話。
一話目から実は七星は幻なのでは?とか色々勘繰ってた私って・・・笑

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

帯に書いてあるほど感動する というわけではなかったけれど、4話目とエピローグが自分には良かった。
1話目に関しては、ありがち…とか思ってしまったけれど(書けないくせにすみません)、最後まで読んで良かったと思えた。
星3.5くらいだと感じたけれど、四捨五入して星4。

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2024年08月08日

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故人の生前の依頼で、遺品を配達する「天国宅配便」。
連作短編でありながらも、色々な切り口で描かれていて飽きずに楽しめた。
川の向こう側へ行ってしまった人には、もう会うことも話すこともできないけれど、遺してくれたほんの少しの言葉が、生きる糧になったりするのだなと。
特にエピローグは考えさせられる話だった。
1つ1つの短いお話の中でも、しっかりキャラクターが立っているのが魅力の1つかもしれない。

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2024年07月07日

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本屋で平積みされていて手に取った作品。題名からファンタジーかと思っていたら全く違い、死を悟った人が生前に荷物や手紙をとある宅配会社に預けておいて、死後それを大切な人に届けてもらうというお話。
その遺品が残された人が生きることに前向きになれるものばかりで、依頼した故人の優しさが沁みます。
特に『午後十時のかくれんぼ』は切なくて優しい素敵なお話でした。

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2024年07月06日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて手にした作品です。

依頼人の遺品をしかるべき方のところへお渡しする天国宅配便。

大切な人へ死後に、しかるべき人の元へ遺品を送り届ける。

第3話の午後十時のかくれんぼには、なんか切なすぎて、なんで気づいてやれなかったんだろうと思うばかりです。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

想像していた話とは違い、現実感があり、すごくよかった。
じんわり目尻に涙がたまるような余韻があり、すぐに続編を読みたくなった。

全編通して上手に生きられない人達が、宅配便をきっかけに前に踏み出すことができるようになった。
どの話も心にしみたが、特に第4話の「最後の課外授業」が好きだ。
周りから少し外れている5人の生徒達に、先生から特大のプレゼントが届いた。
滞っていた人生が少しだけ開けたようで、明るい光があることに気づけたと思う。
もしかして、これから友達になれるのかな。想像すると、とても微笑ましい。

第3話の「かくれんぼ」は悲しかった。
最期まで、かくれんぼが上手だった。
歩くのも難しいのに、彼を心配して駆け寄った気持ちを思うと、胸が痛かった。
再生と引き換えるには、彼は大きなものを無くしてしまった。
その喪失感と一緒に生きていかなきゃならないなんてしんど過ぎると思ったけど、彼女の気持ちを知れたことが、生きる糧になるのかな。


2024/06/18 18:32

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2024年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天国からの宅配便。
てっきり宅配人は、天国からの使者だとばかり…。
ではなかった。さらに、生前に依頼しているという現実感溢れる設定。

わたしたちの小さなお家
 仲良し女性3人の小さなお家にひとり残された時。本当の友人
オセロの女王
 田舎の家や家族を守る考え方、おばあちゃんと孫
午後十時のかくれん
 かくれんぼが得意でかくれんぼが大好きな幼馴染との思い出
最後の課外授業
 サイエンス部の部長に託された部員への手紙を渡す事。集合日時に其々に持ち寄るものが違う理由。
エピローグ
 配達人の過去と事務作業について。


どれもすぐに思い出せる程、心に残った内容だった。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

短編4話。
四つめの高校サイエンス部の同級生の話がよかった。仲良くはなかったはずなのに、同じひと時を過ごしているだけで、思い出はつながると感じた。
エピローグの七星の話もよかった。

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2025年07月28日

Posted by ブクログ

亡き人から届いた小包には 愛と希望がいっぱい_

天国配達便より贈り物が届く4つの物語



今まで旅立つ側より 残された者のほうが
辛いと思ってた…

でも旅立つ側も 同じように辛い気持ちの中で
生前に大切な人を想いながら…
文字にしたためて カタチに残るものを選んで…
小包にして 天国配達便
託してきたのかもしれない!



物語を通して
色んな立場の人の感情に触れるって
大切なことだな!

死と生について考えるきっかけになり
すごく愛を感じる短編ばかりでした

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡くなった人が指定した日に、指定した人に荷物を届ける天国宅配便。

最後の元サイエンス部を集める元顧問の話が一番好き。
それぞれの部員が当時抱えていた事情を知って、これから交流が生まれる…と読める流れではあるけど、全員で持ち寄る材料で行うことという謎解き要素があったこと、事情の開示がそれぞれのタイミングだったからか、読み進めたくなる展開だった。
お喋りな黒瀬がみんなに念押しするように、こっそり当日の集合をお願いしてたのもよかったな。

はじめの老女に届いた荷物についても、亡くなった「2人」に少し意外性があって、面白かった。2人との思い出を大切にしながらも、周りの人たちに気付いていけますように。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

超常的な力が働いて天国から荷物が届くのかと思ってたけど、ふつうの人が依頼者の生前に頼まれた物を届けてくれるふつうにあってもおかしくない設定の話だった。 その分どこかでこういうことがあったかもという気持ちで読むことができた。 間に合うならば生きているうちに伝えたほうがいいというエピローグの話が一番胸に迫ったかなぁ。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

心ほっこりする温かなお話ばかりです(*^^*)
シリーズ化しているようなので、 次も
楽しみです。

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

依頼人が亡くなると、頼まれた品物をお届けする「天国宅配便」。

お気に入りは「午後十時のかくれんぼ」。

何故かどんな時でも隠れたがる幼馴染。
年々エスカレートしていくかくれんぼ。
彼女の茶目っ気に思わずにクスッと笑ってしまいました。
温かくも切ない2人の関係性と思いがけないラストが印象的でした。

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

天国からの宅配便が届き、亡くなった人の思いが明らかになる。励みにる話もあるが、後悔や悲しみが深まる感じもする。

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2024年11月09日

Posted by ブクログ

天国からの宅配便。
依頼者が生前、天国からの宅配便サービスに配達をお願いしていたもの。
手紙だったり、思い出の品だったり。
大切な人の亡き後、天国からの宅配便が届いたら、それはそれは号泣するだろうなぁ。
そしてそれを大切に、これからを生きていくことができるかもしれない。

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2024年05月28日

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