昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

小説・文芸
682円 (税込)

3pt

小6の拓人、忍、宇太佳はスケボーが大好きな仲良し三人組。新たに見つけた格好のスケボー練習場所で出会ったのが神社の管理人、田中さんだ。その日から、11歳と85歳の交流が始まった。いつも穏やかに話を聞いてくれる「マジで菩薩レベル」の優しい田中さん。だが田中さんは拓人たちと同じ11歳の頃、家族も家も失っていた。それを知った三人組は、ある行動を起こす――。第69回小学館児童出版文化賞受賞作。
解説・森絵都

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    昔はおれと同い年だった田中さんとの友情
  • タイトルID
    :
    20058269
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB
  • ドラマ化

    「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」

    2024年8月~ NHK総合
    出演:中須翔真、岸部一徳、木村多江

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昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歳の差はあれど、そこには確かに笑い合える友情がある……というお話。田中さんの戦争体験を話す企画はもちろん二度とこのような悲劇を招いてはいけないという願いがあれど、なにより主人公たちの友人である田中さんを皆に知ってほしいという動機があるのがなんとも温かくてほっこりした。人間関係に疲れている人におすすめしたい一作だ。

    0
    2026年02月05日

    Posted by ブクログ

    しらけチームだった3人が変わるー昔は自分たちと同い年だった田中さんとの友情によって。私も学校ではしらけチームに属していて算数の答えは分かっていても手はあげないタイプでした。この本の主人公拓人は自らを積極的に変えていった。田中さんによって変わることが出来たの方が正しいでしょうか。田中さんの人柄の良さに惚れ込んで田中さんのために積極的に田中さんのために何かを行おうとします。田中さんは小さなことでも『ありがとう』と言います。私も田中さんを見習って、日々感謝の気持ちを忘れずに生きていこうと思いました。

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    11歳と85 歳の友情って
    どんな友情を育むのかな?と
    思いながら読み出した。
    途中何度も目頭が熱くなった。
    相手を想う、
    相手の過去や未来に自分を重ね
    知らずと育まれていく友情。
    温かい気持ちになれた一冊。

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    一人の老人 も70余年も遡ると思春期の少年になる、当たり前の事なのに改めて確認してしまった。
    内容は想像通りの少年と老人の心の交流、そして戦争のはなしをして…という流れ。予想通りだったにも関わらず、なぜどうしてこんなにも涙が出るのかと言う程泣けてしまった。

    小学生に戦争の話をそこまで〜とも思うけれど、侮るなかれ、小学生は大人が思うほど物知らずではなく、考え無しでもない。
    子どもが自分で考え事をなしまとめ上げる、素晴らしい講演会を聴かせていただきました。ありがとう。
    テレビドラマになったと読後、知った。
    是非見てみたかった。

    0
    2024年09月04日

    Posted by ブクログ

    すごく良い話だった。

    11歳の"おれ"こと拓人と、友だちの忍、宇太佳の3人はスケボーが大好き。ある日神社の前でスケボーの練習をしていると、管理人さんである田中さんに出会う。スケボーをやってみて怪我をした田中さんの為にお手伝いをしに行くこととなる拓人たち。そんななか、田中さんが11歳のときに戦災で家族も家も失ったことを知る。

    すごく優しい田中さんと11歳の男の子3人との友情。田中さんのことを慕い、他のみんなにも田中さんの人生を知ってもらいたいと思う拓人たち3人の一生懸命さがとても素敵だと感じた。
    自分たちの街に爆弾が落とされたこと、その犠牲者が24人だったと初めて知ったときに拓人たち3人が咄嗟に「意外と少ないな」と感じてしまったこと、その後犠牲者のなかに田中さんの母と妹が含まれていたことを知り、被害を身近に感じるシーンが胸に迫る。

    …二十三人という人数が、妙にリアルに迫ってくる。二組のクラスは二十四人だ。たった一人を残して、みんな死んでしまったということだ。
    「そのとき、わたしは十一歳だった」
    おれたちは、また三人で顔を見合わせた。自分たちと同じ年だ。心臓がどくどくと音を立てる。
    (p.73)

    田中さんの話をみんなに知ってもらいたいと動く拓人たち3人の姿も良いが、六年二組の他のクラスメイトたちも田中さんに取材したり、戦争について調べたりと一生懸命になるところが良いなと思った。最初の話し合いで、「人がたくさん死んだ戦争の話なんて聞きたくない。そんな怖い話をわざわざ聞きたくない。悲しい気分になるし」「戦争は昔のことで、今のわたしたちとは関係ない」と言いはる女児の存在も戦争に関して人々がもっているひとつの考え方としてリアルだなと感じた。
    田中さんと拓人たちの絆にグッとくる小説だった。


    最後の森絵都さんの解説のなかの一節も考えさせられた。

    …過酷な人生を生きてきながらも、毎日にこにこと笑顔をたやさない田中さん。チョコバナナ一つにも輝くそのみずみずしい好奇心や、今ある世界を尊ぶ菩薩ぶりは、私たちにとても大事なことを教えてくれる。過去に悲しいことがあったからといって、今も悲しく生きる必要はないと。 (p.193)

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    コンパル色から直ぐに田中さんを手に取れて非常に幸運な、というか購入済でしたが。また違った感性の3人が過ごす大切な小6のでした。普段行く事ない神社とか桜が咲く事も知らない位だったので、戦争体験したのが3人と同じ歳だった事と不思議な縁です。仏様と例えていましたが本当にいい人だったのだろう、3人が小学校生徒たちに田中さんを会わせたいの願い本音だけだったので。学ぶ事多かっただろう、こちらが思っても現代では難しいから、この難しいも意味がわからないけど。田中さんは怖かったと思うよと兄の言葉になるほどと思います。

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    王道の児童文学だが、アラサーが読んでもすごく面白い。特に拓人たちが初めて田中さん家に訪問した場面は、声に出して笑った。

    『思考停止』に陥る怖さ、これを少しでも子どもたちに伝えたい。自分で考えるきっかけになる一冊ではないかと思う。

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    小学6年生の拓人たち3人と神社の管理人をしている85歳 田中さんとの友情、子どもの成長を描いた作品。

    ひょんなことから田中さんと関わることになった子どもたち。いままで意識したことのない神社のこと、田中さんのことを知っていく。
    管理人としてひっそりと暮らす田中さんにもたらされた子どもたちとの賑やかで和やかな交流。
    優しくニコニコ子どもの話に耳を傾ける田中さんと、その日あったことを田中さんに話して聞かせる子どもたち。その光景がとても微笑ましくて優しいほんわかした気持ちになります。

    それにしても子どもってすごい勢いで成長していくなぁ。やっぱり経験て大事。
    我が子の成長を感じて母親がニマニマする気持ちがわかる。
    田中さんが好きな食べ物について話すシーンでは私まで胸がいっぱいになりました。

    椰月さんの作品は鋭い切り口のものもあれば、本作のようにじわりと沁みるものもあり幅広くておもしろい。
    気になる作家さんの一人です。

    0
    2023年05月08日

    Posted by ブクログ

    本屋さんで一目惚れして購入。大正解。
    田中さんが三人組のためにおやつを買うとき、
    お祭りの中イスに座り、時を待っているとき、
    はじめてチョコバナナをもらって食べたとき、
    情景や田中さんの気持ちを想像して
    ひとつひとつに胸がきゅうっとなった。

    お兄さんの「田中さんは期待してしまうことが怖いのかもしれない」が切ない。
    ただきっと田中さんは今までもこれからも、ずっと子供たちの成長と幸せを願ってるんだろうな。

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

     とあることがきっかけで友達とも言える関係になった小学生とおじいさんの話。

     主人公は小学六年生のスケボーが大好きな男の子。けれど、公園も道路もスケボーで遊ぶことは禁止されてしまい、遊べる場所を探し求めてとある神社の前の道路はどうかと思いつく。穴場を見つけた、と喜んで同じクラスの友達と三人でスケボーをしていたところに現れたのは、神社の管理人をしているおじいさん。怒られると思った三人だったけれど、そのおじいさんはスケボーに興味津々で――。

     小学生の男の子の目線から見た、言葉にしきれないもやもやや葛藤、悩みや決意、誰かを大切にしたいと思う気持ちがいっぱい詰まった良作でした。
     きっかけはスケボーに興味を持ったおじいさんが足をふらつかせて転倒した時に手を骨折してしまったこと。初めは嫌々、渋々お世話をしに行ったようなものだったけれど、ただにこにこと話を聞いてくれる相手がいるということは、思った以上に救いになるものだと思います。お父さんやお母さんはゆっくり話を聞いてくれる余裕がなく、二言目には「じゃあこうしたら」「こうしないからいけないのよ」のようにすぐに口を挟んでくる。そうではなく、どんな話でも聞いてくれる人というのは、普段のもやもやや上手く表現できずもどかしい思春期の複雑で傷つきやすい心を守ってくれる。友達と言うには年が離れすぎているけれど、少年たちとかつて少年だった老人は確かに心を通わせているのだと感じさせてくれるあたたかさがありました。
     田中さんのことを知って欲しい、戦争の悲しい話をしたいんじゃなくて、ただ田中さんがどういう体験をしてきたのかを知って欲しいんだ、と思う少年たちの気持ちがなんだかとてもじんわりきました。子どもの頃にこんな優しい経験をすることができた彼らなら、きっと大人になっても人に優しくできる人になれると思います。願わくば、頻繁に通うことがなくなったとしても、彼らとおじいさんの友情が長く続かんことを。

     思春期の少年たちと、大らかに包み込む老人の、心通う優しい物語でした。

    0
    2026年07月14日

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    昔はおれと同い年だった田中さんとの友情
  • タイトルID
    :
    20058269
  • 電子版発売日
    :
    2023年04月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB
  • ドラマ化

    「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」

    2024年8月~ NHK総合
    出演:中須翔真、岸部一徳、木村多江

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