椰月美智子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
大上段に構えたみたいな題名にむしろ鼻白んでしまう人もいるかもしれない。厚いし。
けれど読み始めてみればすぐにわかるはず、これは面白い小説です。
細かく、まとまり良く区切られた本文を少しずつ読んでいく感覚は、新聞連載小説を読んでいる時のそれに近いんじゃないだろうか。
語り手は俯瞰的で、遥か高みから人物の一挙手一投足をつぶさに見下ろしていたと思ったら急に舞い降りてきて、彼らの心の中をあからさまに覗き込んだりする。そして時には、自由に時間を飛び越えたりもしてしまう。
この語り手の「自由自在」感には、一種の風格さえあるように思う。むしろ様式美と言っていいかもしれない。
何というか、「これぞ大衆小説 -
Posted by ブクログ
ネタバレいろんなこと考えるよりは、
さらっと読んじゃうのがいい。
と思った。
おお、これがやづきせんせいなのか!みたいな。
これまた久しぶりのエッセイ。
ぶつけてやったぞ!という感じの
日々の鬱憤の数々。
視点の違いとか、世代の違いとか、経験の数の違いとか、
それらを飛び越えて、ちがうひとの生きざま。考え方を感じたり見ることができるって、やはり面白い。
実は、わりとスーダラさんのほうにも共感できてりする。
これもまた面白い。
やづきさん視点でしか書かれていないから、
スーさんの気持ちや行動だって客観的にしか説明されていないのに。
あっちも、こっちも、ああわからなくもないなぁ、と思う。