椰月美智子のレビュー一覧

  • 見た目レシピいかがですか?

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    また読み返したくなるか、というとそうではないけれど、たのしく読めた。
    繭子先生のパーソナルカラー診断はもう断然受けたくなる!
    外からの評価も力になるけれど、みんな自分に自信を持ちたいんだよな。

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    2022年08月29日
  • 明日の食卓

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    3人の母はみな、それは自分だったかもしれないと考えるが、自分でなかった理由があったのかもしれない。
    翻って、読んでいるこの自分は、この本に出てくる男たちになるかもしれないし、なっていない理由があるかもしれない。

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    2022年08月12日
  • 恋愛小説

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    傑作「るり姉」の作者による長編エロ小説。「恋愛小説」よりも「モンスター」のタイトルの方が合っているのでは?男を翻弄する主人公の行動は驚愕的、作者の妄想が暴走している。

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    2022年06月05日
  • 伶也と

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    バンドマンに恋をする。
    よくありそうな話かと思ったら、その熱量が尋常じゃない。
    私もバンドとかミュージシャンが大好きで、たくさん応援していた時期がありましたが、ここまで入れ込んだことはなかったなと。
    本気で恋をするとかじゃなくて、本気で応援するスタンスがもはや異常。
    恋愛関係になりたいと願う方が、まだ共感できる。

    どうしてここまで彼女はすべてをかけられるんだろう。
    ファンとして応援すること。
    簡単なようで関係じゃない。
    ずっと一人だけを応援するって、意外と難しい。
    ここまで一途に、一心不乱にいられるって、羨ましいような怖いような。

    冒頭で結末がわかってからのストーリーなので、ぞくっとしなが

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    2022年05月20日
  • 消えてなくなっても

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    ネタバレ

    椰月美智子さんこんなのも書ける。
    あれ、じゃぁあの二人の掛け合いは幽霊同士でやってたってこと。誰にも見られないところでも。
    んーまあでも人が見てないところで何があっても不思議じゃないか?そうか?
    節子どんおばさんだろう。少しふくよかな感じ?それとも痩せた感じか?跡継ぎいないのさびしいね

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    2022年05月19日
  • 明日の食卓

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    表現が上手でこなれた文章だなあと思ったら、傑作「るり姉」の作者だった。小3の息子を持つ3人の母親の3つの物語、結末を楽しみに読み進めたが最後に関連付けは出てくるものの3つの物語は交じり合わなかった。

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    2022年05月14日
  • 十二歳

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    読んでいる途中は少し肌に合っていない、なんだかしっくりこないイメージがしていました。ですが、今思えばそれも12歳という不安定な時期の描写の一つでは無いかと、自分自身で納得しています。

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    2022年05月10日
  • さしすせその女たち

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    子育てしながら共働きをしている妻。
    夫の協力を望んでいるが、なかなか思うような協力は得られない。
    仕事で疲れているのはお互い様なのだけれど、夫の意識は低い。
    子育て・家事についての責任感が、女性と比べるととても低いのだ。
    自分がしなければ妻がやってくれると思うのだろう。

    妻の視点から書かれた物語の後、夫の視点から書かれた章があって、夫婦の考え方の差が興味深かった。

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    2022年04月15日
  • 美人のつくり方

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    4話完結。
    一人称視点はその都度変わり、
    主人公たちはイメージコンサルタントの御手洗繭子によって、変貌を遂げていく。

    人間は中身とは言うけれど、
    第一印象で左右されることは多々ある。
    一度出来てしまった印象やイメージを覆すのは意外と難しい。
    自分に似合う色や髪型などを知り、自分に自信が持てると印象はがらりと変わる。
    小説では、全てうまくいくような話だけではなく、
    酸いも甘いも一様に描かれている。

    でも、それでもやはり自分に似合う色は知ってても良いかなとは思うけれど、
    どういう風に生きていきたいか、最終的には何事もコレに尽きるのかな。

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    2022年04月08日
  • さしすせその女たち

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    ワーキングマザーの悲喜こもごもを描いたお話。子どもの体調が悪くなると、仕事の段取りをまず考えてしまって自己嫌悪。わかる!!子どもが心配じゃない訳ではないんだよ。でも現実、どうやってこの先の予定をやりくりしようか、考えてしまうんだよ。
    夫の無関心さや口の悪さにはイライラしました。
    夫目線の話もあったけど、やっぱり能天気で、共感はできなかったな。

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    2022年03月15日
  • さしすせその女たち

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    え!これで終わりなの!?とびっくり。
    結局夫婦ってわかりあえないのか。という現実を見せられた感じ。救いなし。ワーママはよんだらあかん。

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    2022年03月10日
  • さしすせその女たち

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    同じワーママということで、感情移入して読んでしまった。
    まず夫がありえない。家事はしない、育児も大してしないくせに自分がすべきことには文句ばかり。
    読んでるだけでだいぶストレスが溜まった。笑
    さしすせそ…さすが、知らなかった、すごい、センスいい、そうなんだ。ずいぶん前にモテるワードとして世の中に出た気がするけど、夫婦間でも有効な使い方をしたら良い関係が築けるのかも。でもそれを容易く使えないのが夫婦というものでもある。
    ちっちゃいことでイライラするし不満も溜まるし、持ち上げてばっかいられないよねー。

    夫側の話も読んで、男の人というのは本当に何も考えてないんだなーと実感。
    妻側が色々溜め込んでも

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    2022年01月23日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    ネタバレ

    五島列島に行くまでは面白かったです。教会に行ってミサを見た辺りから宗教っぽい雰囲気になっちゃって、その後もソウルメイトだとか前世療法だとか出て来たのに冷めてしまいました。
    トモや自分の母親とのことにもっと統子の気持ちを向けて欲しかった。恒太くんのことはともかく、ゆあんちゃんと大輝くんのことは要らなかったと思います。
    エピソードがたくさんあり過ぎてAIDのこととか埋もれてしまった気がします。

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    2022年01月23日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    椰月美智子の作品はたぶん初読。登場人物が良い。ストーリーがテンポよく、楽しく読み続けていたが、最終話の最後の最後で繭子の現状が語られるところで、今までとは違う感情で読んだ。最後まで楽しい話で終わってくれてもよかったのでは?希望を持ちつつも、最後に読者に重暗い気持ちを持たせたのはなぜ?そこが作者が一番言いたかったことなのか?

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    2022年01月20日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    統子の子どもへの深い愛情があふれていました。可愛くて可愛くてたまらない気持ちがすごく伝わってきた。
    だけど、非配偶者間人工受精(AID)で子どもを授かった自分の選択、シングルマザーでの子育てへの不安や苦しみもあって…。
    仕事や保育園でのトラブル、体調不良で子どもにキツく当たったり、理想と現実の間で苦しくて気持ちの整理がつかなくてグチャグチャになるのが痛い程わかって辛かった。
    色々ありすぎて感情が追いつかない。読んでいて切なくなりました。

    子どもを授かって、今元気でいてくれることは本当に奇跡♪
    感情をグラッグラに揺さぶられました。
    降りかかる困難の最中にあっても、支えてくれる人の存在や、出会い

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    2021年12月28日
  • さしすせその女たち

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    特別似ているわけではないのに、この旦那が嫌悪感の塊でしょうがなかった。根幹が似ているんだと思う。でもたぶん蓋開けてみれば相手の考えてることなんてこんなもんなんだろうな、深く考えるだけ無駄だなって参考にはなった。

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    2021年12月27日
  • みきわめ検定

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    ふとした瞬間に訪れるこちら側とあちら側...。様々な日常を切り取った素敵な作品集でした。標題作ほか“と、言った”、“西瓜”が好みでした。
    何気ない発言や行動が招くその先を体験し、自身のあるあるを振り返りながらニヤッとしたい方にオススメの一冊です。

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    2021年11月13日
  • 十二歳

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    さえやみどりやカナはこれからどんな大人になるのかなぁ。きっと面影を残しながらもきれいな女性になっていくんだと思う。西田をはじめ男の子たちは面影どころかそのままで、大人というよりもただの大きな人になってるんじゃないかな。男って大人になってもずっとばかなままなんじゃないかな。遊び方も規模こそ大きくなったりするけど根本はあまり変わってない気がする。
    少なくとも小学6年生のさえが考えたり悩んだことを同じ小学6年生の男の子がするとは思えない。というかずっと追いつかないようになっているような気もする。
    そんなさえがお父さんと好きなものが似ているのが面白い。そういうときはふたりは共犯者になって愉快な方法で楽

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    2021年11月07日
  • 坂道の向こう

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    介護職の4人の恋愛(四角関係!)をめぐる物語というあらすじに興味をもって読んでみた。考えてみれば……というか考えてみるまでもなく介護職も恋愛しているんだろうけど、なかなかそういう小説ってないんじゃないだろうか。
    この著者の小説を読むのは『明日の食卓』に続き2作目。『明日の食卓』は児童虐待というテーマに関心を引かれはするけど、話の筋や構成としてはあんまりわからずという読後感だったんだけど、この本はけっこう面白く読み終えた。
    いまつきあっている朝子と正人、そして梓と卓也。それぞれがもともとは朝子と卓也、梓と正人というカップルだったという。それがなんじゃらかんじゃらあって、いまのようになって、章ごと

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    2021年11月03日
  • 緑のなかで

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    高校、大学に通った経験のある人は昔を思い出し、読んでいて心に刺さる部分もあると思う。日常の物語ではあるが、主人公の気持ちを揺るがす大きな出来事もいくつか起こる。
    主人公が双子という共通点や、物語と自分の経験が重なるところもあり、昔の出来事や考えていたことを思い出しながら読み進めることができた。
    思春期の自分の悩みを解消しきれず苦しんでいる高校生にも読んでもらいたい。モヤモヤ苦しい気持ちやを解消するヒントにもなるかもしれないと個人的には思う。

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    2021年07月24日