椰月美智子のレビュー一覧

  • フリン

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    〇葵さんの初恋
    同じマンションに住む2個上のお姉さん、葵さんが自分の継父とラブホにいるのを見てしまう。
    高校生の主人公が淡白というかあっけらかんと状況を認識してる感じが面白かった

    〇シニガミ
    リアルにありそうな展開、結末だった。
    葵さんの初恋の主人公もそうだったけど、この主人公も不倫を淡々としている感じがリアルだな、と思った。

    〇最後の恋
    これはあまりしっくりこない結末だった。
    成人した息子も娘もいるどこにでもいそうな父親で課長の主人公が20代のつかめない性格の女に恋をする話。
    不倫をした人は幸せになってはならない、という思い込みが誰しもあるからこの結末にもやっとしたものを抱いてしまうのか

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    2023年06月17日
  • 昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

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    話しとしては面白く良いテーマだと思うけど、どうも子供たちが可愛いと思えないのは私だけでしょうか。「しずかな日々」の匂うようなしっとり感がなかったのが残念。

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    2023年06月16日
  • るり姉  <新装版>

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    読者の私に語りかけてる?
    読み始めは違和感があり
    なかなか集中できなかった。

    第2章
    「けい子ーその春」
    いちばん共感できた章。
    看護師として忙しく働くシングルマザー・けい子。
    3人の娘たち、もう少し協力してあげなさい。
    親子関係もリアル過ぎてけい子に同情してしまう。

    姪たちから慕われる叔母のるり子。
    少しだけベールに包まれている彼女の魅力が
    煙のようにムクムクと浮かび上がってくるのはおもしろかった。

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    2023年05月30日
  • 坂道の向こう

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    小田原を舞台に付き合う相手が入れ替わった2組のカップルの物語。あり得なさそうなプロットはいい思い付きだがストーリーが平板でうねりがない。

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    2023年05月25日
  • 伶也と

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    伶也が人気絶頂のところから、どんどん堕ちていってダメになっていく様はある意味あるあるなんだけど、読んでで全然飽きないし、ラストがわかっていながらも楽しめた。

    雲の上の人だった伶也が最後どんな姿になろうと、自分が看取ることが出来た直子は、幸せな気持ちで人生を終えられたと思う。

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    2023年05月24日
  • さしすせその女たち

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    ネタバレ

    さらりと読める一冊。
    よくある妻の夫への不満。
    その後夫視点のお話があるのは面白かった。
    最後まで二人が噛み合わない感じがリアルで、これからも続くんだろうなと感じさせる終わり方。

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    2023年04月24日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    ネタバレ

    中学生の女の子が主人公。彼女の成長と内面が描かれた今作。家にあったから読んでみたが、思春期特有のなんとなく誰かを嫌いになったりするところや自分に自信が持てないところとかだったり、先生に猫をかぶっていうると言うか、諦めているふりをしているのがバレているところだったりと、共感できるポイントが多かった。
    ただ、時代背景が自分の時とですら違いすぎて、尾崎やチェッカーズ、バレーボール選手の追っかけなど、全くわからないところも多かった。

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    2023年04月18日
  • 緑のなかで

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    また1つ「青春小説」を読み終えました。
    スピード感はなく、季節の移り変わりとともに双子の兄・啓太の大学生活を描いた作品。
    北海道を舞台に美しい自然も、わちゃわちゃと賑やかな大学寮生活もいい感じ。
    学生寮ならでは行事や役割分担も、大変そうだけどとにかく楽しそう!
    その時、その場所にしかない青春のキラキラと若者のエネルギーを感じました。

    深刻な悩みも心を痛める出来事もあるけど、作品全体に漂うのは穏やかな雰囲気で学生時代の記憶を呼び覚まされる作品。
    他作品「しずかな日々」にも、どこか通じる気がした。

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    2023年04月14日
  • つながりの蔵

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    二児の母親が小学5年生の頃に友達と体験した楽しい事や不思議な出来事を思い起こす話。子供の頃の自分が教えてくれる事ってあるよね。

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    2023年04月04日
  • 緑のなかで

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    大学青春小説と巻末高校青春小説のセット。巻末の高校編がキモでこれがないと相当つまんない。発表は時系列順で高校編が先なので大学編は後から書かれてものらしい。時系列順だったら大学生活をもっと楽しく読めたのに!

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    2023年03月23日
  • るり姉  <新装版>

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    三姉妹を中心に、るり姉を取り巻く家族たちの、愛情あふれる物語。
    るり姉の性格が太陽のようで、彼女を叔母に持つ三姉妹はるり姉がとにかく大好き。こんな、歳の離れた姉のような叔母が近くにいたら、それが難しい年頃だったら、わたしも懐いたかもしれない。
    この物語、面白いのは主人公はるり姉ではないところ。
    時期を変えて、三姉妹から、またその母親にあたるるり姉のお姉さんを通して見る目線と、るり姉の夫となった男性目線。
    基本ネタバレは書かない主義なので、あまり大したことは書けないのだけど、本当に暖かくて、終始家族愛に満ちた物語だった。

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    2023年03月10日
  • 14歳の水平線

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    ネタバレ

    ミラクルが抜群にかっこいい。光圀もほんわかしてて、加奈太と3人、いいトリオ。そしていや〜な3人組も、ケンカして相手を知って、忘れられない友達になって。
    できすぎでしょ!とも思うけど、特別な場所で出会ってもう会わないと分かっているからいつもより大げさに優しくなれる気もする。
    加奈太の父の話はそれ単体で読みたい。加奈太とは別個で考えたいな。
    私はとにかくミラクル推し。

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    2023年03月04日
  • ダリアの笑顔

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    よくある4人家族の日常生活を描いた4編の連作集。こういう小説を読むと家族って毎日一緒にいて、一番知ってるように見えるけど、本当は何も知らないのかなと思う。
    今はまだ子供が小さくて一心同体のように一緒にいるけど、手が離れたら個として尊重してあげなければ…。
    日記も、連絡帳もアプリの現代だけど、子供が自分の育児日記を見返す場面を見て、母子手帳くらいは毎年きちんと手書きしようと思った。

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    2023年02月16日
  • メイクアップ デイズ

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    化粧品会社に勤める27歳女性の兄弟と両親と祖母、そして肩に乗っかったご意見番タコの物語。特に大きな展開はない。

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    2023年02月04日
  • 十二歳

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    椰月さん2冊目の本。(私にとって)

    「何か」になれるのか
    という不安を、25歳である自分は今大きく抱えていて、
    でも、この本の12歳の主人公も同じで、
    なんだか少しほっとした気がする。

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    2023年01月21日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    ネタバレ

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    2023年01月15日
  • さしすせその女たち

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     アラフォー夫婦の生活と、心のすれ違いを描く。妻の視点で描く表題作と、夫の視点で描くスピンオフ「あいうえおかの夫」の2編からなる。
             ◇
    39歳の多香実には、夫と2人の子どもがいる。夫婦ともにフルタイムの仕事を持っているが、育児は多香実1人でこなしている。それどころか分担するはずの家事も夫はサボりがちだ。

     今日は土曜日だが、夫は出勤すると言って出かけていき、多香実は朝から子供の世話と家事に追われている。おまけにシングルのママ友が急な仕事が入ったからと言って2人の子どもを預けにきた。昼食を食べさせおやつも用意してやる。まさに戦争のような忙しさである。

     そうこうするう

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    2022年11月22日
  • さしすせその女たち

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    ネタバレ

    共働き子育て中のリアルが目に見えるような内容だった。自分の身にもかつて過去として経験がある。共働きがスタンダートとなっている現代は同じように苦悩を抱えた夫婦が多いだろう。そして子供が就学までは特に大変なことは想像つく。助けてもらえる親がいるかどうかその他環境により人それぞれ大変さは微妙に異なる。多香実と秀介の場合、まさに妻側目線では危機かもしれない。後半に秀介目線が語られていて悪い男ではないとわかるのだけれど。スイートテンダイヤをもらったら多香美がどのような感情に揺れるかは想像するしかない。

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    2022年11月17日
  • さしすせその女たち

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     フィクションなのでやや誇張している部分はあるにしても、決してこういう類の男性が少数派ではないだろうことにも戦慄を覚える。夫の秀介にムカついてイライラして、一気に読み切ってしまった。日頃から家事・育児を協力し合ってこそサプライズが活きてくるのに、このままでは絶対に喜んでもらえない。
     女性はマルチタスクを強いられ過ぎていると思う。もちろん男性側も大変な部分はあるだろうが、仕事も育児も全力でやりたいのにどちらかを諦めざるを得ない社会の仕組みは何だかなぁ。我が家は協力的だが、子どもの熱で仕事を休むのは100%私だし。好きでやる分にはいいが、女性が我慢して夫におもねるのは違う。

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    2022年10月07日
  • さしすせその女たち

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    共働きで2人の子どもを育てている多香美。夫の秀介は子育てにも家事にも積極的ではない。
    忙しく働き、家事をし子育てもしている中で、多香美はどんどんストレスを募らせていく。
    やがてオッへの思いも変化して離婚も考え始め…。
    女性が輝く社会をと言われて久しいが、輝くためにはその倍以上に苦労をしなければならない。そんな現実を女性目線で描いている。読んでいる方も追い詰められるような感覚になる。
    最後に夫目線の章もあって、なかなか皮肉だなと思わせる。問題提起のある作品。

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    2022年09月21日