あらすじ
青春――。それは人生のなかで最も輝かしく希望に満ちた頃。でもキラキラしていなくったって青春なのだ! ラクダ顔のくせにイチ早く童貞を捨てたキャメル。年上の風俗嬢にハマったマッハ。初めての彼女と付き合い続けるゲイリー。それぞれに、人生の岐路はやってきて……。くだらなくも幸せな男たちの日々を鮮やかに描写した青春群像劇の傑作!
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Posted by ブクログ
最初の物語に出てきた高校生達が、物語ごとに、それぞれが主役となり、物語への出方を変え、そして、みるみるうちに年を重ね、最後は、そのうちのふたりの子供が主役の物語になってしまうという構成。
感想を一言いうと、人間っておもしろいなーってことです。
いろんな人が、いろんなこと考えて、日々生活しているんだな、と。
同じ日常を過ごしていても、いま隣にいてるあいつは、あいつの世界があって、あいつなりの考えがある。
そんな当たり前のことを物語として描写して楽しませてくれた。
この本に出てきた何人もの主人公たちは、それぞれがそれぞれを好きだと思ってたり、バカだと思ってたり、年月が経っても忘れられなかったりして、人生を歩んでいく。
読んでいて、笑えたり、ひとってこんなこと考えるんだなって思ったり、なんせすらすら読めてしまえて、楽しく人の人生を感じられたと思います。
Posted by ブクログ
これぞ、青春小説。
久しぶりに青春小説を読んだせいか、とても楽しめました。
すらすら読めて、だけど、所々で共感できる箇所もあって、あぁ、失敗してもいいから、日々を大切に生きていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
おバカなあだ名から始まるクスっと笑えて楽しめて、どこか懐かしい短編連作。自身の人生を振り返りながら、泣いたり笑ったり...。
「マッハの一歩」で、氣志團の『マブダチ』が脳内再生されていた(笑)
登場人物一人ひとりに、そして自分自身に「ドンマイ!」
「けれど、いちばん大事なのは感性です。自分で自分のやり方を見つけるのが、いちばんいいんですよ」
Posted by ブクログ
女の子を求め飢えまくる男子高校生三人組の輝かない青春の日々を描いた群像劇。彼ら三人だけでなく、コンパがきっかけで付き合い始めた女子三人や、友人・家族のストーリーもあるのがこの作品のミソ。
『どんまい』とは「don't mind」の略。「気にするな。心配するな」の意味だ。その言葉を地でいく、彼ら彼女たちの不屈の精神がたくましくて清々しい。前を向いても下を向いても同じ明日は来る。ならば『どんまい』心で歩いて行こう。
Posted by ブクログ
ゲイリー、キャメル、マッハの男三人。青春物語。下ネタ多し(笑)。高校生から46歳になるまでの人生模様がおもしろい。男の友情って、イイナ!と思える一冊です。
Posted by ブクログ
現在高校生の子にはちょっとわかりにくいかなぁ~。
すでにオッサンになっている30代から40代が、胸を酸っぱくして(胸やけではないぞ)読んで、じんわりとほくそ笑んだらいいんじゃないかと思うような物語。
そっか。
あいつらの子供と呑める日が楽しみだ。
Posted by ブクログ
うん、最高(笑)
レヴォリューションNo. 3みたいなお馬鹿な高校生たちが、大人になっていく過程です。
それぞれの登場人物が主役の連作短編集。
時代背景が、それぞれ移り変わってるのでなかなか楽しい◎
椰月さんの作品はどれもよいですね(^-^)/ブランチでも過去に紹介されてましたー
Posted by ブクログ
青春キャラの男女が年齢を重ねていく、、振り返り気付けば月日は巡り廻る。…ありきたりなんだけれど、なんか新鮮♪。へぇー、椰月さんのこういうのもいいねぇ!。
Posted by ブクログ
ラクダ顔で歌だけはうまいキャメル。年上の風俗嬢にはまって、可愛い彼女を振ったマッハ。初めての彼女と付き合い続けるゲイリー。
男っておバカ!という典型的な3人をめぐり、お話がぐいぐい進行していきます。キャメルの初彼女のヨネちゃんや、愛ちゃん、麻衣子ちゃん。女の子たちに比べて男の子たちの幼さというか…
それでもそんな3人も家庭を持ち、人の親になり…
GOING STEADYの歌詞のようです。
Posted by ブクログ
輝かしい17歳から46歳までのお話。てっきり17歳の男子、女子高校生たちが繰り広げる青春ストーリーだと思っていたのに、次の章に進むと年取り過ぎてて驚いた。連作短編。
椰月さんの作品好きで全部読んでますが、ご自身に男の子のお子さんがいるってこともあってか、男の子を描くのうまいなぁ。あとママ友のしがらみとか、だめ夫とかさ。
男の友達ってほんと永遠だよね、羨ましいくらい。