椰月美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平凡な人々が生きる平凡な日常の中にふと現れるゆらぎを切り取った短編集。
表題作は恋人への愛情が盛り上がったりしぼんだりする様子を、一日のデートの各場面に織り交ぜながら描いている。
丁寧でリアルな話である。
ドライブ中に西瓜売りと遭遇したカップルが主人公の『西瓜』もよく似た話である。
11編の話はいいものもあればあまりぴんとこないものもあり。
面白くなくはないけど心に引っかかるものはなかったかな。
何より、読者に期待しすぎな気がした。
主人公の気持ちを推し量るには描写、言葉が足りない作品が目立つ。
そこまで深遠な物語ではないから深く考えないよなあ、と。
ちょっと読み返して -
Posted by ブクログ
小学生のときは男子も女子も無い子供同士の無邪気な仲良し感覚だったのに、異性を意識し、セルフイメージと他者が見たときのイメージとのずれに悩まされ、いろんなもやもやをもてあますという、中途半端でなかなか生きづらい思春期の懐かしい感覚を、和光妙子という主人公の中学3年間を通して描いたお話。時代設定が東京ディズニーランドが出来て行ったとか、マイケル・ジャクソンやシンディ・ローパー、モンキーズ、早見優が出て来て80年代前半くらいなのですごく懐かしかったです。親への反抗はともかく、そうだったそうだった、そんな具合でわずらわしかった、といろいろ懐かしく思い出しました。面白かったです。