【感想・ネタバレ】枝付き干し葡萄とワイングラスのレビュー

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Posted by ブクログ 2014年10月26日

日常の中にあるなぜか気になるもの、目が離せなくなるものへの注意というか興味と毎日の生活の時間が重なるリアリズムというかレイモンド・カーヴァーが好きだと言われていた椰月さんの視線はそこにあって短編ってこういうのがやっぱりいいなと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月25日

味わいのある短編集。
何とも言えない心のひだをうまく描いてある。
人からすると、大したことじゃないのかもしれないけど、
なんとも微妙に心をくすぐるような、そんな感じ。

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Posted by ブクログ 2012年06月24日

『みきわめ検定』と同時刊行。
こちらは結婚後の夫や妻が主人公となった短編集。

唐突に離婚を告げられた女が姪っ子を連れて寂れた遊園地に行く『城址公園にて』、横暴な夫と家庭内別居状態になった『甘えび』がストーリー性がありよかった。

風邪を引いた妻をひたすら描く『風邪』、第二子を妊娠して産婦人科...続きを読むへ訪れた女が待合室で遭遇した人々について書かれた『たんぽぽ産科婦人科クリニック』など、物語としてはなんてことはないけど丁寧に綴られた話は、たまにはこういう系統も悪くないなと思わせられる。

やっぱりちょっと読者に解釈を委ねすぎだなあと思う節はあったものの、全体としてはよかった。

『みきわめ検定』よりも読みやすい、わかりやすい話が多かった印象。

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Posted by ブクログ 2015年12月31日

10編の短編集。「甘えび」と「おしぼり」がお気に入り。みきわめ検定の方を最初に読んだからか、こちらは少しインパクトが少なかった気がする。でも、椰月美智子さんの世界感は十分に味わえた。

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Posted by ブクログ 2015年05月31日

日常の中にあるちょっと変わった一コマを描いた短編集。夫婦関係を描いたものが中心になっているが、別れる二人を描いたものが多かった気がする。
日常の中の風変りな様子が描かれているからか、重くならずに軽く読めました。何気ない様子のものばかりなのに、続きが気になって仕方なかったです。風邪の話と、夜のドライブ...続きを読むの話が好きかな。
未婚の話を集めた短編集もあるとのことなので、そちらも読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2014年02月07日

「みきわめ検定」と同時刊行された、超短編を含む短編集の既婚女性中心編。
これが生活感というものなのか、未婚女性中心編の「みきわめ検定」より、幸不幸の話に関係なく、物語に落ち着きがあった。
日常はどんな状況でも訪れてくる。生涯記憶に残ることも、一瞬にして忘れてしまうことも。この短編集では、そんな日常の...続きを読む出来事を垣間見ることができる。

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