椰月美智子のレビュー一覧
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同じワーママということで、感情移入して読んでしまった。
まず夫がありえない。家事はしない、育児も大してしないくせに自分がすべきことには文句ばかり。
読んでるだけでだいぶストレスが溜まった。笑
さしすせそ…さすが、知らなかった、すごい、センスいい、そうなんだ。ずいぶん前にモテるワードとして世の中に出た気がするけど、夫婦間でも有効な使い方をしたら良い関係が築けるのかも。でもそれを容易く使えないのが夫婦というものでもある。
ちっちゃいことでイライラするし不満も溜まるし、持ち上げてばっかいられないよねー。
夫側の話も読んで、男の人というのは本当に何も考えてないんだなーと実感。
妻側が色々溜め込んでも伝わるはずがないし、きつい言い方をしても逆効果だということがよくわかった。やっぱり上手に褒めながら関係を築いて行くのが1番なのね… -
Posted by ブクログ
統子の子どもへの深い愛情があふれていました。可愛くて可愛くてたまらない気持ちがすごく伝わってきた。
だけど、非配偶者間人工受精(AID)で子どもを授かった自分の選択、シングルマザーでの子育てへの不安や苦しみもあって…。
仕事や保育園でのトラブル、体調不良で子どもにキツく当たったり、理想と現実の間で苦しくて気持ちの整理がつかなくてグチャグチャになるのが痛い程わかって辛かった。
色々ありすぎて感情が追いつかない。読んでいて切なくなりました。
子どもを授かって、今元気でいてくれることは本当に奇跡♪
感情をグラッグラに揺さぶられました。
降りかかる困難の最中にあっても、支えてくれる人の存在や、出会い、小さな幸せもあって、毎日を大事に生きていこうと思えた。
読後は、子どもを抱きしめたくなりました。
『あの頃の自分に声をかけてやりたかった。お疲れさま、がんばってるね。と誰かに言ってもらえるだけで、どれほどの力をもらえたことだろう』 -
Posted by ブクログ
さえやみどりやカナはこれからどんな大人になるのかなぁ。きっと面影を残しながらもきれいな女性になっていくんだと思う。西田をはじめ男の子たちは面影どころかそのままで、大人というよりもただの大きな人になってるんじゃないかな。男って大人になってもずっとばかなままなんじゃないかな。遊び方も規模こそ大きくなったりするけど根本はあまり変わってない気がする。
少なくとも小学6年生のさえが考えたり悩んだことを同じ小学6年生の男の子がするとは思えない。というかずっと追いつかないようになっているような気もする。
そんなさえがお父さんと好きなものが似ているのが面白い。そういうときはふたりは共犯者になって愉快な方法で楽しむって、娘がいる父親なら羨ましくて仕方ない。 -
Posted by ブクログ
介護職の4人の恋愛(四角関係!)をめぐる物語というあらすじに興味をもって読んでみた。考えてみれば……というか考えてみるまでもなく介護職も恋愛しているんだろうけど、なかなかそういう小説ってないんじゃないだろうか。
この著者の小説を読むのは『明日の食卓』に続き2作目。『明日の食卓』は児童虐待というテーマに関心を引かれはするけど、話の筋や構成としてはあんまりわからずという読後感だったんだけど、この本はけっこう面白く読み終えた。
いまつきあっている朝子と正人、そして梓と卓也。それぞれがもともとは朝子と卓也、梓と正人というカップルだったという。それがなんじゃらかんじゃらあって、いまのようになって、章ごとにそれぞれの立場から綴られる。全6章のうち、女性2人が2章ずつ、男性は1章ずつ。この比率は恋愛や生き方のあざやかさによる比率といえるかも。
女性たちがカレシとの関係もこなしつつそれ以外の生活も送っているのに対し、男性2人は何だか気持ちがはっきりしない。結局男性にとってカノジョって趣味のマンガや好きなスポーツと同じ程度のモノでしかないのかなって最近思っているんだけど、正人も卓也もそこまで不実とはいわないけど、恋愛やカノジョに対する引いた感じがある。そしてそれが現代のリアルでもある気がする。
一方で、男性2人が何ともやさしい。はっきりしない卓也も、知的障害のある兄をいとおしむ正人も。そういう恋愛以外のことに対する彼らのやさしさが彼らの魅力に思える。
そして、自分としては卓也はちょっと正人を慕いつつ恋してる気がする場面(二人で寿司屋に行った思い出)があるんだけど、そんなことにドキリとした。
おつき合いって好きだからしているとは限らず、押し切られたりなりゆきでそうなってることもままあるだろう。だから恋愛至上じゃないわけで、小説ってわりと恋愛至上で筋が進むものが多いので、こういう一歩引きながらつき合っている小説はリアルで新鮮でわりとほのぼのしてていいもんだ。 -
Posted by ブクログ
端的に言えば、主人公(女性)と恋人含めたその周辺の恋愛模様を、数年の間、のぞかせてもらうような小説。
この小説には「ヒロイン」は出てこない。多くの人に共感してもらえるような女性はでてこない。特に主人公。
私の身の回りにも覚えがない女性ばかりだ。
しかし、本来、恋愛に素直に反応するならこの小説のような反応をすることなのか。大人になると、いろんな「制約」を自分に課してしまうことがあるが、この小説の女性にはそういうのがあまり見られない。
一方、登場する男性は比較的好感が持てる。(もちろん全員ではない)
女性はとがらせ、男性はまるめて、物語のバランスが保たれている(ように思う)。
とはいえ、社会にはひとくせもふたくせもある人たちの集まり。
自分があまり見えてないだけで、本当は社会のどこかしこで、小説のような世界が展開されてるのではないかとも思う。
その意味では自分が見えてない世界を気づかせてくれるという小説だったかもしれない。