椰月美智子のレビュー一覧
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さえやみどりやカナはこれからどんな大人になるのかなぁ。きっと面影を残しながらもきれいな女性になっていくんだと思う。西田をはじめ男の子たちは面影どころかそのままで、大人というよりもただの大きな人になってるんじゃないかな。男って大人になってもずっとばかなままなんじゃないかな。遊び方も規模こそ大きくなったりするけど根本はあまり変わってない気がする。
少なくとも小学6年生のさえが考えたり悩んだことを同じ小学6年生の男の子がするとは思えない。というかずっと追いつかないようになっているような気もする。
そんなさえがお父さんと好きなものが似ているのが面白い。そういうときはふたりは共犯者になって愉快な方法で楽 -
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介護職の4人の恋愛(四角関係!)をめぐる物語というあらすじに興味をもって読んでみた。考えてみれば……というか考えてみるまでもなく介護職も恋愛しているんだろうけど、なかなかそういう小説ってないんじゃないだろうか。
この著者の小説を読むのは『明日の食卓』に続き2作目。『明日の食卓』は児童虐待というテーマに関心を引かれはするけど、話の筋や構成としてはあんまりわからずという読後感だったんだけど、この本はけっこう面白く読み終えた。
いまつきあっている朝子と正人、そして梓と卓也。それぞれがもともとは朝子と卓也、梓と正人というカップルだったという。それがなんじゃらかんじゃらあって、いまのようになって、章ごと -
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端的に言えば、主人公(女性)と恋人含めたその周辺の恋愛模様を、数年の間、のぞかせてもらうような小説。
この小説には「ヒロイン」は出てこない。多くの人に共感してもらえるような女性はでてこない。特に主人公。
私の身の回りにも覚えがない女性ばかりだ。
しかし、本来、恋愛に素直に反応するならこの小説のような反応をすることなのか。大人になると、いろんな「制約」を自分に課してしまうことがあるが、この小説の女性にはそういうのがあまり見られない。
一方、登場する男性は比較的好感が持てる。(もちろん全員ではない)
女性はとがらせ、男性はまるめて、物語のバランスが保たれている(ように思う)。
とはいえ、社会 -
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夏休みに父親の故郷の島で中二男子限定のキャンプに参加することに。
14歳の息子と、かつて14歳だった父親。
思春期男子6人初対面の共同生活。
子供はすぐに仲良くなるって言うけど、本当に些細なことで意気投合もすれば、逆にそんなことで?と言うようなことで反発したりもする。
案の定、二組にパックリ別れてしまう。
キャンプでのカレー、一目惚れ、何かを賭けて勝負とか懐かしすぎる!
いだだきますの挨拶を態度の悪かった男子が、
「誰か、なにか言えよ」と要求する場面が可愛くて仕方がない。
父親の思春期では転校生の存在が象徴的。
島ならではの遊びは大胆で開放的で本当に楽しそう♪ただ死者を葬る特有の風習がかな -
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ネタバレ*39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいく―。書き下ろし短編「あいうえおかの夫」収録*
これは…とにかくあるあるが過ぎて、笑えるどころか共鳴しまくって、青筋立てながら読んじゃいましたわ。
なにせ秀介のトンチキ野郎っぷりがハンパない。けど、こういう旦那って本当に掃いて捨て