椰月美智子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
椰月美智子を初めて読んだ。
日本のYAもこの頃は虐待や貧困、LGBTなどを取り上げたものが多く、それはそれで良いのだが、こういう普通の物語もあるべきだと思う。
14歳の少年加奈太と、かつて14歳であった父征人の同じ島で過ごしたそれぞれのひと夏が、鮮やかに描かれている。
貧困やLGBTはなくても、進路や父母の離婚は子どもにとって大きな問題である。ましてや親の死は
中学生には大きすぎる出来事である。征人の父が死んだ時、島の魔物(これは作者の創作だと思うが)に蘇らせてくれるよう頼みに行くシーンは、下手すれば嘘っぽくなり、読み手を白けさせるところを、臨場感をもって描いており、上手いなと思った。
加奈太 -
Posted by ブクログ
表題作は、子育て中の夫婦を妻の目線で書いた作品です。
幼い子供の面倒から、風呂掃除までこまごまとした家事を分担してくれない夫への日々の不満が澱のように積もっていきます。
シングルマザーの友人、夫婦仲の良い大学時代の友人、そして自分と、三者三様な夫婦の在り方について考えたり悩んだりの主人公。
読んでる間にこっちまでイライラが募ってきて「離婚だ!」と思ってる自分が居ました(笑)
子供が4歳とか5歳とかのうち、あとで考えたらそれはもう一番かわいかったころかもですが、毎日気の休まるときのない日々にちがいないので、もうちょっと家のことしろよーー!と主人公に激しく共感しました。
2作品目は、夫の目