椰月美智子のレビュー一覧
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夫婦に相性があるように、
兄弟だって親子だって相性の善し悪しはあるだろう。
人一倍声がでかくて、感情そのまま表に出す母に
繊細でナイーブな心を持つ娘。
積極的とは程遠い日々を淡々と過ごし、
ゆっくり釣りに行くことを夢見る父親に、
元気溌剌やる気の塊のような小学生の息子。
個性がバラバラの家族が、
それぞれ小さな問題や悩みを抱えながらも
社会から大きくドロップアウトすることもなく
ちゃんと毎日を過ごして行く。
幸せを噛みしめるように、ハーゲンダッツのクリスピーサンドを子どもに隠れるて食べるお母さんが可愛い(笑)
そんな小さな楽しみでも、生きて行く励みになるのです^^
代わり映えのしない毎日でも、 -
Posted by ブクログ
以前読んだ「明日の食卓」が良かったので他の作品も読みたくなって読んでみた。
【純代の場合】
【あかねの場合】
【美波の場合】
【繭子の事情】
の4篇からなる物語。
【純代の場合】が自分の家族構成や生活に近いからか、細かな心情に理解出来ることが多かった。
【あかねの場合】と【美波の場合】はあまり共感出来ず‥そして最後に、どの物語にも登場してきた【繭子の事情】が分かる。前向きな終わり方。
ちょっと全体的に柚木麻子作品っぽい⁈と思った。
個人的には最初に出てきた真朝ちゃんママの事がもっと知りたかった。後で出てくるかな〜?と期待していたから残念。 -
Posted by ブクログ
川辺に建つリバーサイドマンションの住人たちの不倫を描いた連作短編集。
テンポの良い文章であっという間に読んでしまいました。奥田英朗のような雰囲気。
「不倫」と言ってしまうと私たちが想像するものはワンパターンな気がしますが、カタカナ表記の「フリン」だといくらでも変形できそう。
フリンっていうのは結局ただの呼称でしかないような気がする。
配偶者も子供も何もかもを傷つける言語道断な不貞だけれど、それでもそういうかたちでしか成し得なかった恋愛というか。ついつい正当化してしまいたくなるような話ばかりだった。
だからこそと言うべきか、自分が不倫した因果からか夫が亡くなってしまう「シニガミ」と、妻の自由を許