椰月美智子のレビュー一覧

  • 見た目レシピいかがですか?

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    見た目は大事である。
    キチンと外見を整えておけば、周りが丁寧に扱ってくれることもあるだろうし
    就職試験だって、全く同じ成績ならば
    見た目の良い方を採用するんじゃなかろうか?
    主人公はカラーコーディネートや買い物コンサルティングによって自分に磨きをかける人たち。
    見た目の好感度をUPしたことで、新しい友人を手に入れた人もいれば、かっこよくなったとたん
    不倫に走ってしまう残念なお父さんがいたり(笑)
    やっぱり自分らしさが一番だと
    似合う服より好きな服を選んだ女性には潔さを感じました。
    見た目を整えるのはスタートラインで、
    それをどう生かしていくかが最終目標になるんだね。

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    2018年07月12日
  • ダリアの笑顔

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    夫婦に相性があるように、
    兄弟だって親子だって相性の善し悪しはあるだろう。
    人一倍声がでかくて、感情そのまま表に出す母に
    繊細でナイーブな心を持つ娘。
    積極的とは程遠い日々を淡々と過ごし、
    ゆっくり釣りに行くことを夢見る父親に、
    元気溌剌やる気の塊のような小学生の息子。
    個性がバラバラの家族が、
    それぞれ小さな問題や悩みを抱えながらも
    社会から大きくドロップアウトすることもなく
    ちゃんと毎日を過ごして行く。
    幸せを噛みしめるように、ハーゲンダッツのクリスピーサンドを子どもに隠れるて食べるお母さんが可愛い(笑)
    そんな小さな楽しみでも、生きて行く励みになるのです^^
    代わり映えのしない毎日でも、

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    2018年07月07日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    以前読んだ「明日の食卓」が良かったので他の作品も読みたくなって読んでみた。

    【純代の場合】
    【あかねの場合】
    【美波の場合】
    【繭子の事情】

    の4篇からなる物語。

    【純代の場合】が自分の家族構成や生活に近いからか、細かな心情に理解出来ることが多かった。

    【あかねの場合】と【美波の場合】はあまり共感出来ず‥そして最後に、どの物語にも登場してきた【繭子の事情】が分かる。前向きな終わり方。
    ちょっと全体的に柚木麻子作品っぽい⁈と思った。

    個人的には最初に出てきた真朝ちゃんママの事がもっと知りたかった。後で出てくるかな〜?と期待していたから残念。

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    2018年06月27日
  • 14歳の水平線

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    これを青春と言わず何を言うか!
    見知らぬ少年たちが集まって島でキャンプ。
    なんとなくチームができていがみ合って、
    もうどうしようもないと思いきや……。
    少年たちの心は柔軟なんですね。そして素直。
    心揺れる思春期が微笑ましかった。

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    2018年06月14日
  • 消えてなくなっても

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    これもまたアラサー女が読むにはしんどかった……。ていうか本屋で衝動買いだったけど、初出は幽booksだったのか。そっち系って知ってたら買わなかった。

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    2018年06月03日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    ネタバレ

    イメージコンサルティングに直接関わる部分は少ない描写。それよりも、イメージでどんな変化があるのかを書いていると思って読んだ方が、違和感はない。

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    2018年04月30日
  • 伶也と

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    71歳で伶也とともに餓死するまで、彼のためにすべてをなげうった直子の半生。

    恋愛を超えた究極の感情・・・うーん、無理っ!!ww

    号泣必至の問題作・・・ってなことは全然ありませんなーwww

    まぁ、30歳すぎて、年下のボーカリストに恋しちゃって、そのまままっしぐら、でも男女の関係にもなれずにって・・・フツーは途中でストップしますけどねぇ?w

    しないところが、純愛なんだか、狂気なんだか?www

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    2018年01月20日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    人それぞれに持っているパーソナルカラーを見つけてアドバイスをするイメージコンサルタントの繭子が色々な悩みを持った女性たちにアドバイスをしていく物語。アドバイスをもらった女性たちがどんどんと変わっていくところが面白かった。最後の章は繭子がメインになっているが、ちょっと話がてんこ盛りすぎかなとも思ったが全体的には興味深く読めた。人って見た目が重要なのねぇ。

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    2018年01月02日
  • 伶也と

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    これは恋ではなく愛。無償の愛に近いのか?
    バンドボーカルにひたすら尽くした直子の生き様。
    その献身は静かにでも確かに狂おしい。
    あっという間に読み切ってしまった。

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    2017年12月23日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    パーソナルカラー診断の話を聞いたばかりだったのですごく興味深かった!冴えない見た目から綺麗に変わっていく姿がわくわくして楽しかった!1話は楽しみながら読んだんだけど4話で唐突にいろんな事情が書かれて、詰め込みすぎだし突然始まって突然終わる印象だったから残念…もっと変身ストーリーが見たかった…

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    2017年12月11日
  • 消えてなくなっても

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    タウン誌の新人編集者・あおのはストレスからくる潔癖症に悩んでいた。理髪店の主人の紹介で訪れた、山中にある鍼灸治療院で暮らすことで、徐々に自分を取り戻していく。死生観をテーマにした魂の救済の物語。
    日常のちょっとした出来事を、繊細に綴る作品が多い椰月さんには珍しいタイプの作品。生き方が不器用な人には生きづらい現代だが、逆に器用に立ち回る人は信用出来ない。あおのもつきのも、もしかしたら私たち自身の分身かもしれない。「となりのトトロ」の世界観に近い。

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    2017年12月03日
  • 見た目レシピいかがですか?

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    個人的に今一番興味があること、パーソナルカラーが題材の中短編集だったため面白く読ませてもらった。なかなか高価な金額なのでチャレンジてきてないでいるのだけど、やはり自分に似合うカラーメイク髪型を知りたいとますます思った。四つの話の中であかねの話が一番好き。家庭があるのに同窓会で再会した男との話。

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    2017年11月25日
  • メイクアップ デイズ

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    家族にさえ素顔を見せない祖母の謎。白塗り顔の秘密とは。女にとって化粧とは何かを鮮やかに描く超変化球小説。
    いつもの椰月作品とは異なるので、その世界観に馴染むことができないまま読みおわってしまった。あるいは乙女心は男には理解できないものというところかも。タコリの存在も私にはネックだった。(「シロシロクビハダ」を文庫化につき改題)

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    2017年10月31日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    ただ無邪気だった小学生の頃。高校はいわばアタマの程度がだいたい同じ者の集まり。その狭間でいちばんビミョーなのが中学生。私にとってはそんな3年間でした。本作の主人公・妙子が過ごす中学3年間に当時の光景が甦ります。なんでもゲーッ。ちょっとしたことで悩む友人関係。些細なことで親にイライラ。部活はそこそこ頑張って、体育祭や文化祭もそれなりに。オフコースだとか『ムー』だとか『アウトサイダー』だとかが出てくるのが懐かしくて楽しい。尾崎豊を聴いても聴かなくても、15の夜は走り出したくなるものなのですね。

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    2017年05月26日
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

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    中学二年の二学期。思春期のど真ん中で、最も自意識過剰になり、最も他人からの影響を受ける時。このすべてが大きく変わる時期の、何も起きない一日を切り取った短編集。
    自分に置き換えても、この頃って懐かしくて恥ずかしい。自分が何者かも分からず、虚勢だけは一人前だった。冒頭の「朝はいとも簡単にやってくる。しかし、連続のように思える日々も、新しい一日はそれだけで特別な一日だ」という一文がすべてを表している。

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    2017年03月27日
  • その青の、その先の、

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    主人公のまひるも、まひるの友達、彼氏、家族、出てくる人が皆いい人。悲しいことも起きるけど、みんな優しい子で頑張り屋さんなので読んでいて嫌な気持ちにならない。誰もが友達の見ていないところで人を蔑むことを書いたりしているわけではないんですよね。そんな話が最近は多かった気がするので、まひるのTwitterが可愛かった。同級生より少し早く前へ歩き出した子、歩き出そうとしている子。夢もそれぞれだけど、皆一緒に未来へ向かって歩いて行く姿がとても爽やかで、皆の、その先を、頑張れと応援したくなる物語でした。

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    2017年01月18日
  • 十二歳

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    12歳の一年間の話し。
    そんなこともあったな〜と懐かしい気持ちに浸れた。
    包帯に憧れ…自分もそんな事あったな〜

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    2017年01月11日
  • みきわめ検定

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    短編集短めの話が11個
    「みきわめ検定」は結婚前「枝付き干し葡萄とワイングラス」は結婚後という風に分かれているらしい
    「川」には、るり姉が出てくる。まだ姪っ子達が小さい頃 のほんわかした話

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    2017年01月11日
  • その青の、その先の、

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    高校2年生のまひるという少女とその恋人や友人との交流を描いた青春小説です。今どきの女子高生らしい省略語全開の会話は、読んでいて本当の女子高生の話を聞いているような感じがしてとてもリアルです。読み心地もさわやかで、未来に希望があふれている若者の息吹を感じることができる作品になってます。

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    2016年12月16日
  • 未来の手紙

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    十代前半の少年少女が主人公の短編集。
    コックリさんをしていて現れた小さなおじさんは、未来の息子を名乗る。そんなおじさんと過ごす数日。ベタだけど、この「未来の息子」、意外に泣ける。

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    2016年11月21日