椰月美智子のレビュー一覧

  • ラブソングに飽きたら

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    ネタバレ

    恋愛と音楽を絡めたアンソロジー。切なかったり、元気を貰えたり、不思議な話だったり…そんな8つの作品が収録されている。好きな作家ばかりだったので、読むのは楽しかった。どの作家もその作家らしい特色が出ていた印象。椰月美智子の作品が読んでいて1番印象に残った。

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    2015年06月20日
  • みきわめ検定

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    日常におこるちょっと奇異で不思議な瞬間の短編集。だからといってSFだったり、ホラーではない。こちらは、独身者の話をまとめたもの。話のうちのほとんどが、いい男を捕まえなくちゃって思っている話が多かった気がする。駄目だったら早く次に行かなくちゃっていうような...。誰でも思っている部分があるんだろうなと思いながら読んだ。共感できる部分は少なかったかな。

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    2015年06月14日
  • 枝付き干し葡萄とワイングラス

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    日常の中にあるちょっと変わった一コマを描いた短編集。夫婦関係を描いたものが中心になっているが、別れる二人を描いたものが多かった気がする。
    日常の中の風変りな様子が描かれているからか、重くならずに軽く読めました。何気ない様子のものばかりなのに、続きが気になって仕方なかったです。風邪の話と、夜のドライブの話が好きかな。
    未婚の話を集めた短編集もあるとのことなので、そちらも読んでみたい。

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    2015年05月31日
  • YA! アンソロジー 初恋リアル

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    初恋をテーマにした女性作家5人によるアンソロジー。
    小説でありがちな恋愛のプロットをなぞる簡単なものになっておらず良。全体的に乙女チックな発想で、好きな人は好きそう。

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    2015年05月24日
  • 十二歳

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    ポートボールに馬乗り、懐かしい。自分も小学生時代に良くやった。十二歳の時の記憶が色々と蘇ってくる。作者さんと同じ歳なので小学生時代はだいぶ昔になってしまったけど、あの頃はあの頃でいい時だったのなぁと思い出させてくれました。主人公がおばあちゃんにいつの時代が良かったか?と質問し、今、と答えていたけど確かに自分も今と答えるよなぁと妙に共感した。

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    2015年05月10日
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

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    「だからさ、教室とかいられないわけ。念っつーの?あんだけ人がいたら、…」
    普通の中学の普通の2年生の普通のクラス、普通の一日のひとり一人の心の内を綴った本書の本音の一言なのだろう。
    悩みがあり夢が有る、悲しみが有り歓びが有る、恋が有り失恋が有る…。
    言葉や文章にしつくせない其々の思いの一瞬だが、何れも若さが有り明日のある輝きを放っているように感じた。

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    2015年05月06日
  • 体育座りで、空を見上げて

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    現代の中学生の話かと思いきや、えらい昔の時代でした。アイドルや音楽、テレビなど話題になる人物は今と勿論違うけれど、中学生特有の悩みだったり不安や不満、恋愛といった課題わいつの時代も変わらないもの!
    誰もが経験したであろう苦しみ、喜びをうまく描かれていて、自分もこんなことあったなぁと懐かしくなりました。中学生に戻れた気がして面白かった。

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    2015年04月30日
  • ガミガミ女とスーダラ男

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    「しずかな日々」の印象が強い椰月美智子さんの、その真逆のような赤裸々な夫婦生活の真実を告白した家族エッセイ。
    なにしろ連載のきっかけが、夫の日々の言動で受けた鬱憤を書いて発散したいというのだから恐ろしい。夫婦喧嘩は猫も食わないし、現在も別れることなく継続中ということで、相性はあう二人なのでしょう。

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    2015年04月05日
  • ラブソングに飽きたら

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    これは好きな作家さんだらけのアンソロジーですごく楽しみにしてたんですが、うーん、期待はずれかな。
    加藤千恵さんの親友のハワイでの結婚式に向かう話は好き。椰月さんの20歳離れた過去の恋人との再会も好き。山内さんはガッカリして、あとは川上未映子さんのはさすが。

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    2015年03月16日
  • フリン

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    不倫をテーマにしてるからと言ってドロドロしたものでもなかった。不倫と言うより、浮気。浮気にすらいかない話もあった。

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    2015年02月12日
  • フリン

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    連作短編集です。タイトルどおり不倫がテーマ。
    ある川辺に建つマンションの住人たちがそれぞれ主役です。最終的に痛い目をみる人、妄想で終わる人、人生最後の恋を貫いた人など色々な人のフリン模様を描いていますが、重苦しくもドロドロした感じもなく、サラッとしています。
    最後に登場人物全員集合した上での管理人の老夫婦のデキすぎ感のある壮絶な過去。このまとめ方はどうかとは思うけど、恋愛にはどうしようもなく止められないものが潜んでいて、本能的なものとモラルとの間で揺れ動いているのかもしれないなと思います。

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    2015年05月01日
  • かっこうの親 もずの子ども

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    読みやすくて、ストーリー展開も面白く人物描写もいいなあって思った

    でも、(著者の投影だろうが)思い入れが多すぎるのか、熱すぎて共感しにくかったかな

    題名もうーん、ちょっと違うような

    《 子が育ち 親も育って 続いてく 》

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    2015年01月09日
  • ダリアの笑顔

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    綿貫家の人々の四者四様の日常の切り取り、、。家族・夫婦・親子・姉弟としての繋がりはあれど、微笑ましさの血は争えない!?一人一人の個性は個性♪。

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    2014年10月20日
  • 恋愛小説

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    大上段に構えたみたいな題名にむしろ鼻白んでしまう人もいるかもしれない。厚いし。
    けれど読み始めてみればすぐにわかるはず、これは面白い小説です。

    細かく、まとまり良く区切られた本文を少しずつ読んでいく感覚は、新聞連載小説を読んでいる時のそれに近いんじゃないだろうか。
    語り手は俯瞰的で、遥か高みから人物の一挙手一投足をつぶさに見下ろしていたと思ったら急に舞い降りてきて、彼らの心の中をあからさまに覗き込んだりする。そして時には、自由に時間を飛び越えたりもしてしまう。
    この語り手の「自由自在」感には、一種の風格さえあるように思う。むしろ様式美と言っていいかもしれない。

    何というか、「これぞ大衆小説

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    2014年10月13日
  • 恋愛小説

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    まっすぐな恋愛小説に吸い込まれるように読破。
    幸せさと切なさと、なんだか昔味わったような感情がよみがえる感じ。

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    2014年10月08日
  • 市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

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    第二中学校2年C組10月19日の1日。大きな事件は何も起こらないのに、これだけ書けるってすごいと思う。中学生の気持ちを描くのが上手い。

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    2014年08月20日
  • 十二歳

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    女の子の十二歳は、男の子の十二歳とは違う。確実に。
    6年生の娘も息子もいる自分には、それが手に取るようにわかる。
    主人公・さえちゃんの“自分が自分でないような感覚”(彼女はそれを「人間離れ」と表現した)。この時期にたぶん特有の不安定さは、乗り越えられるものでも目をそらせるものでもなく、しばらくはこれと付かず離れずの関係を保ちつつ、成長していくのかもしれない。
    十二歳の日々のささいな出来事や学校行事を通して、揺れる女の子の心情がとても繊細に、丁寧に描かれていた。

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    2014年08月11日
  • 坂道の向こう

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    城下町小田原を舞台に、男女四人の群像劇を描いた恋愛小説。
    元恋人同士も絡むので、ドロドロの傷つけ合うような話しと思いきや、淡々と静かに日々の過ぎ去るような、何とも歯応えのない物語だった。
    但し、それは彼らが一大人として、内面に抱えた感情を表面に出さないだけという、ちょっとしたモヤモヤ感が伝わってくる。その感覚が私には曇天のようにスッキリ感を与えなかった。

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    2014年07月24日
  • 十二歳

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    著者の"しずかな日々"を先に既読。"しずかな~"は男の子、今刊は六年生女子・さえちゃん。学校行事での出来事を軸に進む一年は、さすがっ!、女子!!…多感さが煌めきを増す。二冊とも、大人目線の懐かしさぶりに変に媚びない"サラサラ感"が好きだな♪

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    2014年05月09日
  • どんまいっ!

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    青春キャラの男女が年齢を重ねていく、、振り返り気付けば月日は巡り廻る。…ありきたりなんだけれど、なんか新鮮♪。へぇー、椰月さんのこういうのもいいねぇ!。

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    2014年04月28日