椰月美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とある中学校の一クラスのなんでもない一日の模様を、順番にクラスメイトの一人称で繋げたオムニバスに近いストーリー。基本的に一人一回ずつしか一人称にならず、前後と強い繋がりがあるわけでもなくで、単に視点を変えていっただけに見えた。スクールカーストまではいかないものの、いじめや女子同士の確執、友人への嫉妬や過大した自意識など思春期らしいどろどろ煮詰まった感情が渦巻いている。違和感を感じなかったということは、私も中学生の頃、こんな感情を抱いていたんだろうか。前髪一つを過大に意識したり、男子に声をかけられて浮かれたせいで大事な試合を落としたり、テストの点数に一喜一憂したり、女子グループの水面下の攻防だっ
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Posted by ブクログ
大上段に構えたみたいな題名にむしろ鼻白んでしまう人もいるかもしれない。厚いし。
けれど読み始めてみればすぐにわかるはず、これは面白い小説です。
細かく、まとまり良く区切られた本文を少しずつ読んでいく感覚は、新聞連載小説を読んでいる時のそれに近いんじゃないだろうか。
語り手は俯瞰的で、遥か高みから人物の一挙手一投足をつぶさに見下ろしていたと思ったら急に舞い降りてきて、彼らの心の中をあからさまに覗き込んだりする。そして時には、自由に時間を飛び越えたりもしてしまう。
この語り手の「自由自在」感には、一種の風格さえあるように思う。むしろ様式美と言っていいかもしれない。
何というか、「これぞ大衆小説