川上未映子の作品一覧
「川上未映子」の「黄色い家(上下合本)」「すべて真夜中の恋人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川上未映子」の「黄色い家(上下合本)」「すべて真夜中の恋人たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
2026/05
花ちゃんの家庭環境キツすぎる。
私は親が離婚していて、母親が父親の借金を抱える家庭で育ったので、読んでいてとんでもなくしんどくなった。
花ちゃんのお金や家への執着が、私にはとてもよく分かる。どれだけ目に見えないものが大切とはいっても、結局自分自身を生かしてくれるものってお金だと昔からずっと思ってきたし、なにがあってもお金に苦労しない人生を送ろうと小さい時から思ってきた。
でもこの本を読んで「お金に苦労しない人生」っていうのは、他の誰かに頼るんじゃなくて自分がどれだけ踏ん張って努力して頑張れるかなんだなと思った。
大人になって、結婚をして生活に余裕ができて、ちょっとした
Posted by ブクログ
三軒茶屋という街のイメージが変わった作品。
裏社会の一部を知ってしまったような気持ちで、いろいろ衝撃的だった。
虐待や貧困、当たり前のように罪を犯す子どもたち。
「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格を手に入れたのか」
「どうやってそっちの世界の人間になれたのか、わたしは誰かに教えて欲しかった」
これらの花の思考が辛かった。
私は当たり前のように何の努力もなしに、花のいうところの「そっちの世界の人間」になれている。
子どもにとってとりまく環境が全てなのだと改めて実感する小説だった。
きっと日本には花のような少女がたくさんいるのだろう。
Posted by ブクログ
この方の作品は『黄色い家』に続き2作品目。
すごく良かった。
心理描写がすごく細かく巧みで、誰もが味わったことのあるような感情を比喩を交えながら文章にしていて、登場人物に自分を重ねてしまう場面がたくさんあった。
特に物語の終盤、ヘガティのお母さんへの想いが溢れ出す描写は切なくて涙が溢れた。
「私が小さい時にお母さんはいなくなったから、お母さんのことで思い出せることはないのに、お母さんを思いだすと涙が出る」というところ。子どもはみんな、「お母さん」という存在が恋しい、大好きな対象なんだよね、ととても腑に落ちる文章だった。
子ども向けの本なのかもしれないが、私にとってはとても心に刺さる素敵な物
Posted by ブクログ
たまたま「お金に守られていた」だけの自分が、主人たちの善悪を判断することはできないと感じた。
もしこれと似たような境遇であったとき、自分は犯罪を犯さない、と言い切れるだろうか。自分の家、つまりは「居場所」を確保するための手段は厭わないのではないだろうか、と感じた。
あくまで「金」はれもんを復活させるの手段であったのに、いつからか金自体が目的化し、崩壊していった。崩壊していく過程が非常にリアル。
ヴィヴさんの「あいつらは考えないから幸せなんだよ」というフレーズが刺さった。色々思うところはあり、完全に賛同はできないが、金は幸福を産む魔法ではなく、不幸を減らす魔法であると私は感じた。