あこがれ(新潮文庫)
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あこがれ(新潮文庫)

572円 (税込)
400円 (税込) 12月25日まで

2pt

おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。クラスの人気者ではないけれど、悩みも寂しさもふたりで分けあうとなぜか笑顔に変わる、彼らは最強の友だちコンビだ。麦くんをくぎ付けにした、大きな目に水色まぶたのサンドイッチ売り場の女の人や、ヘガティーが偶然知ったもうひとりのきょうだい……。互いのあこがれを支えあい、大人への扉をさがす物語の幕が開く。

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あこがれ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     2015年刊行。川上未映子さんのミクロで鋭くキラキラした言語感覚が余すところなく発揮された傑作だった。言語感覚よりも倫理的問題の方に主眼が向かっていた『夏物語』よりも、私はこちらを推す。
     なにしろ語り手が小学生たちなので、「コトバ」との関わり自体が頼りなく、切実だ。「○○だ、でもよくわからないよ

    1
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    高校の時の担任の先生が持ってて、教室に置いてあったんだけど、その当時の私は本が嫌いで読み終わることができず、、、でもずっとミスアイスサンドイッチのことを覚えていて、水色のアイシャドウで大きな目ってことまで覚えていて、ようやく5年ぶりくらいに読み終えることができました!言葉の綴り方というか、表現の仕方

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    小学生のヘガティーと麦くんにも、それぞれの悩みがあり、それを乗り越えていく、たくましい元気のでる物語でした。

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    日常をとらえた描写、登場人物の気持ちの移り変わりを繊細に書く技術。川上作品ははじめて読んだが、次も読んでみたいと思える本だった。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    麦くんとへガティー、各々悩みを抱えてるけど可愛らしくって、良い子たちで応援したくなる。

    へガティのお母さんへの手紙がまた優しくて切ない。

    0
    2022年12月14日

    Posted by ブクログ

    初・川上未映子さん。
    この文体、好きかもしれない…。

    黒髪おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でクラスメイトにあだ名をつける名人の麦くん。
    ふたりは学校でそんなに目立つ存在ではないけれど、男の子と女の子の最強小学生コンビなのだ。

    低学年の頃、麦くんが気になって仕方がない「ミス・アイスサン

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    気持ちが昂る時、そのときを忘れたくない決して忘れないだろうと思った瞬間、風景が押し寄せてくる。
    そしてそれを表現することばがすべて懐かしくて美しい。
    江國香織の夏の匂いを読んだ時と同じ、子供のときの子供目線の不思議な世界を感じた。

    0
    2022年01月18日

    Posted by ブクログ

    読み終わった後、ものすごく長いため息がでて、呼吸まで疎かになるほど集中して読んでいたんだと思った。
    圧倒的な筆力だと思う。
    心理描写のリアリティがすごいんだろうか。
    主人公は小学生なので、行動(行動原理)は子供なんだけど、思考のプロセスは大人とかわらない。そんな中で知識や経験が足りなくてうまく立ち回

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    『川上未映子の文体は、ジェットコースターだ。』


    「文体」
    それは読書という行為において、骨みたいなもので、
    いや、五臓六腑みたいなもので、
    つまり、目には見えないけど(気付きにくいということ)核みたいなものだ。
    料理で例えるなら「塩味」といったところだろうか。

    みなさんが本に求めることはたくさ

    0
    2021年02月23日

    Posted by ブクログ

    小学校高学年の麦くんとヘガティーの男の子と女の子コンビは、大好きなこととかすごく気になることを共有し合える特別な友達。男女として好きとかそういうのではないところが良いです。ヘガティーの映画の銃撃戦アクションの真似に感動したり、絵の上手な麦くんのことをリスペクトしてたり、お互いの世界を大切にしながら自

    0
    2020年05月03日

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