ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった――。芥川賞作家が描く究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
心の些細な変化をこんなにも美しく丁寧に綴ることができるのかと感動した 恋をしている瞬間に映る情景は本当に綺麗なんだと改めて思ったし、自分が過去に体験してきた失恋の思い出も肯定することができた気がした
冬子の感情の動き方が、デジャヴというか、昔私もなったことあるなぁ、と思って一緒に苦しくなりました。でも冬子の真っ直ぐな気持ちに触れて、心の汚いものが洗い流されたような気持ちです。
この小説だけではなく各文学で恋愛感情を示す「好き」という言葉の危険に満ちる一方、なんとも微笑ましいことか。さらに本書のような良質な心理描写の中で綴られる「好き」は一入である。好きという単語の配置のタイミングは恋愛小説の評価の多寡を分ける。本書はだいぶん後半に入ってくるが。 私がそこまで「好き」とい...続きを読むう表現を好むのは他の曖昧模糊になりがちな恋愛感情の表現より明らかな直接性があり覚悟がいる表現であることであるからだ。この言葉を繰り出すシチュエーションを思い浮かべるが良い。好きな対象に自分の制裁与奪を委ねてるのが普通に理解できる。他者に表明することで自分の尊厳を委ねかねない、この大事な言葉を気安く発することが出来るのは心の底から対象を思っているか、よっぽど玄人で軽んじた者でありそいつの信用に欠格がつく。この言葉を表明することの覚悟を持つ資格がある市井の若もの達の青春に羨望する。ただ本書において重大な注釈がある。ここに出てくる登場人物はそれなりに多少、歳を経過している。まぁそんなことどうでもいいが 最後に少し憎たらしい指摘になりうるが三束が 小説のキーパーソンとして肯定的に君臨するのは間違っているのではないか?。冬子はまんまと三束の三文芝居に乗せられてしまうが、ちょっとした沈思をすると三束のデタラメに容易に気づくはずである、三束はまだ若さの残る冬子に誠意をもって居たからいいものの、この推しの弱い冬子に三束的存在が悪手を伸ばす恐れは十分あるはずである。
内気な人の恋
他のサイトのレビューを読んでいると、 主人公に感情移入出来なくてイライラした、 というのが結構あったが、 それは読者が外向的な性格だからだろう。 内向的で人付き合いが苦手な人なら 必ず共感出来る作品。
読み終わった時は正直ピンと来ておらず、綺麗な文章を編まれてるな、程度の感想しか残らなかった。 しかしそんな訳はないと思い、ネット上の考察を拝見して、点と点が繋がった感覚が強く残った。 人は選ぶ気はするが、メッセージ性が強く、良い本だなと思った。
心の中のモヤモヤしたもの、前向きになったかと思えば、すぐに萎んでしまうような、気持ちの揺れ等、冬子や聖の気持ちの迷いが、細やかに表現されている。
夏物語に次いで2冊目 やはり川上さんの文章が好き 不器用な主人公の心模様が、痛いくらいまっすぐな感情がささる 映画楽しみ 浅野さんはワイルドすぎないか?と思ってたけど光について話してるところ想像したらいいかも p245 好き
すごく不器用なのに、時々すごく大胆な事を言ったり行動したりする冬子さん。 辛そうな人生を歩んでいるように見えるけど、彼女なりの人生を歩んでいる。 基準とか価値観とか、私は私なりでいいのだと思えた。 冬子さんの37年間。この先も読んでみたい。
☆3.8くらい。 嫌いじゃないけど、高揚もしない。 静かな語り口。 共感したところはあったけど。
すごく丁寧に書かれているような気がして、長い物語ではないんだけど、読み応えがある。 というか、しっかり感動できた。 じんわりと、良い話だなぁ・・・と
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
すべて真夜中の恋人たち
新刊情報をお知らせします。
川上未映子
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
黄色い家(上下合本)
黄色い家(上)
乳と卵
愛の夢とか
あこがれ(新潮文庫)
ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)
ピーターラビットのおはなし
きみは赤ちゃん
「川上未映子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲すべて真夜中の恋人たち ページトップヘ