愛の夢とか

愛の夢とか

660円 (税込)

3pt

あのとき、ふたりが世界のすべてになった――。ピアノの音に誘われて始まった女どうしの交流を描く表題作「愛の夢とか」。別れた恋人との約束の植物園に向かう「日曜日はどこへ」他、なにげない日常の中でささやかな光を放つ瞬間を美しい言葉で綴る。谷崎潤一郎賞受賞作。収録作:アイスクリーム熱/愛の夢とか/いちご畑が永遠につづいてゆくのだから/日曜日はどこへ/三月の毛糸/お花畑自身/十三月怪談

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  • 映画化

    「アイスクリームフィーバー」

    2023年7月14日公開
    出演:吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽

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愛の夢とか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても好き。アイスクリーム熱にぎゅっとなって、1番好きな話だった。
    痛いぐらいに伝わる繊細なお話。読み応えというよりもっと読みたいに変わりました。

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    7つの短編でそれぞれの女性を綴った一冊。
    各々の女性の性格に合わせて、簡単な漢字もひらがなになっていたりするので、具体的な情景描写が少なくても何となく人物が置かれた環境が目に浮かぶ。

    女性というのは大体こんな感じ、という文学的イメージを一蹴するような、現実は、こんな掴みどころのないような、とか、取

    0
    2023年06月23日

    Posted by ブクログ

    Dear 川上未映子様,
    時々貴女がわからなくなります。貴女は普段から曖昧模糊を基調とした表現をなされるのに、時折見せるその抽象から具体への鋭角な、鋭利な刃物を喉に突きつけられたかのような、まるでいつもの本当の自分を、ある特定の人物に本音を語らせるように物語の人物に己の側面を仮託するように鋭い指摘を

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    「ひとはつよくて、いきていくことをつづけてゆくだけのかろうじてのつよさがあれば、そのうちいきているひとがだれか、だれかがきっと、またちからをくれて、ちからをきっとくれるだろう、いきていれば、いきているだれかが」

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    川上未映子の作品を初めて読んだ。
    あー、すごく好きだ。大好きだ。
    特にアイスクリーム熱がたまらない。
    よくわからないけど、どうしてもどうしても愛おしい人って、生きているうちに出会う。そして、その人はよくわからない人だから、さよならも言わずにどこか遠くへ行ってしまう。そんなことを私はよく知ってる。だか

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    難しい話もあったけど
    やっぱり綺麗な表現をされる方で読み終わって世界が違って見えた。
    また色の違う短編集で汲み取りきれない作品もあったけど2つの作品がすごく好きでそれについて言及したい。

    「愛の夢とか」
    なんだかんだで私にとって身近なピアノが題材。
    何歳になってもどんな状況でも自分が決めてやり遂げ

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    フワフワとした話が多かった。「お花畑自身」がお気に入り。途中ドキドキした。

    「十三月怪談」も印象的だった。☆印のついたところは、順一パートっていうことでいいのかな?時子目線のところもあるけど、順一が見た夢なのかなって思った。順一の愛が深くて、悲しい話だった

    0
    2023年12月01日

    Posted by ブクログ

    最後の2編、「お花畑自身」と「十三月怪談」に(陳腐な表現ながら)度肝を抜かれました。
    こだわりを持つ自宅を喪う前者の衝撃的な展開、言語感覚が蕩けていくような後者。
    また、作品全体に通底し、幾度か言及される震災のモチーフ。「三月の毛糸」は文芸誌・早稲田文学に寄稿されたものですが、ちょうどこの頃早稲田の

    0
    2023年02月07日

    Posted by ブクログ

    普段の生活のほんの一部を切り取ったような、それでいてどこか孤独でささやかな愛を感じられるような7つの短編。
    読んでいる時の高揚感が凄いです。
    川上未映子さん独特の、句読点のない文章のせいかもしれません。
    言葉たちがものすごい勢いで、休みなく読み手にたたみかけてくるのです。
    そして、漢字とひらがなの使

    0
    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

    最後の話が1番印象的だった。何が現実かよくわからなくなったけど、なんか響きました。

    ほかにも、
    えー、なんじゃそれ、と思う話も
    しみじみする話もあって
    なんか女性的で、よかったです。

    そういう文体を選んでおられるんだろうけど
    改行少なめな文章が読むの大変!って思う人はいるだろうなぁって
    余計な心

    0
    2022年09月05日

愛の夢とか の詳細情報

  • 映画化

    「アイスクリームフィーバー」

    2023年7月14日公開
    出演:吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽

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