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Posted by ブクログ
―――ああ、ここには文字しかないではないか―――
芥川賞をとると親戚が増えたり、
マンションのエレベータで甥っこを笑わすためにお尻丸出ししてたら、一階でエレベータを待つ住人たちにモニタリングされてたり。。
川上さんの文体はエッセイでこそ本領を発揮する。
「世界クッキー」
というタイトルはよく言ったもので
「脈絡もなければ調子もちがう、でこぼことした文章のあれこれは
わたしがじっさいにクッキーなど作ってみたら、こんな具合になるに違いない」
ということらしい。(完全引用ではございやせん)
川上さんは、酔っぱらった時の奇行がおもしろい。
床に置かれた鍋に水、乾麺の散らばりを発見した朝
それは絨毯の赤いお花柄をガスコンロと勘違いし、どうしてもラーメンが食べたくて、耐え切れず乾麺をかじった形跡ということだったらしい。
かわいそう。
センチメンタルな酔っぱらいエピソードの一節が「わかるわかる」だったので下記に引用する
―――ずっと前は、確かに同じこの指で同じように同じ番号に電話をかけてやくそくしたり、笑ったり下らない話したりしてたのになあ。何時間も、何年も。時間が動いてゆくこと、これっていったい何だろうと、もうどうしようもないそんなことを思いながら、過去にも現在にも置き去りにされた気持ちになる。―――
長嶋有の小説をいっぱい読みたいと思うように
川上さんのエッセイをいっぱい読みたい。
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