夏物語

夏物語

1,001円 (税込)

5pt

大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの周囲の様々な声。そんな中、精子提供で生まれ、本当の父を探す逢沢と出会い心を寄せていく。生命の意味をめぐる真摯な問いを切ない詩情と泣き笑いの筆致で描く、全世界が認める至高の物語。

※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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夏物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を読み始めたとき、『乳と卵』の作り直しかと思った。夏の、延々と続いている不快感のような暑さの中で繰り広げられる1人の女性の物語。乳と卵と重なるパートでは、主人公の女性よりも姪っ子の視点に立って読んでしまう。生まれてくる意味とは?人が自分で望んでこの世に存在するわけではない、という事実。生きる辛

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    子どもを産むその行為は理屈では表せない。
    価値観や倫理観がそれぞれ異なる中で、導く答えは誰にも否定されてはならないものだと感じた。
    主人公が傷つきながらも出した答えはある人から見れば否定されるような一般的ではないのかもしれないが、それでいいしそれがいいんだと思う。
    みんなちがってみんなよい。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    長かった〜、でも惹きつけられた〜
    心象風景とか、感情の推移とか、複雑に入り組んだモノを丁寧に細かく描写するとこのくらいのボリュームになるんでしょうね。主人公とは何ひとつ共通する部分がないので共感はなかったけど、理解はできたのはこの丁寧な表現なんだろうな。書いてるうちによくわかんなくなっちゃったけど、

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    川上未映子さんの自然に肌に馴染むような文体と、くすりと笑ってしまうユーモラスな表現でするすると読めてしまった。視点がさすがすぎる。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    セリフが関西弁、地の文は標準語という自分が今まで読んだことのない文章で新鮮さがあった。
    テンポのいい関西弁とそこにトーンを落とし重さを感じさせる標準語が混じり合った文章のおかげで、題材が重く600ページをこえる本作を飽きずダレることなく一気に読むことができた。

    本作はパートナー不在で子供を欲する夏

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    女性の性にまつわる純文学
    芥川賞の「乳と卵」をリライトした第一部とその数年後を描いた第二部に分かれる

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの周囲

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    数年ぶりに小説を読み、読書好きの母に勧めた本。
    何年か前に読んだので記憶が薄れて感想を書くことは難しいけど、今いちばん好きな作家、川上未映子の作品の中でも上位にはいる作品でした。
    読み返して、感想をしたためたい。でも、当分そんな時間はとれないだろうな。
    ページ数は多いのに、面白くてあっという間に読み

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    川上未映子を初めて読んだ。

    大阪弁だけではなく、
    文学としての言葉のリズムの独特な美しさで構築された、
    空想と主観、無意識と意識の間の表現が、
    ありありと映像的に浮かび上がる世界に、
    すっかり心を奪われた。

    生きること、死ぬこと、生まれること、生むこと。
    そのすべてに対する平等な問いかけに、

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    650ページもあるし、一ページ一ページ、なんというかな、詩情に溢れる文章が連なっているので、それらを味わっているとなかなか読み進まなかった。
    主人公には、まあ性別も違うし、味方にはなれなかったという感じだけれど、この先頑張って子育てしてくださいと素直に思えた。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    途中の比喩表現やら情景描写やらが複雑でぽかーんでしたが、同じ女性として、なるほど、と思うところも多かったので★4つ。

    0
    2025年11月01日

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