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「苛められ、暴力をふるわれ、なぜ僕はそれに従うことしかできないのだろう」 善悪の根源を問う、著者初の長編小説。
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Posted by ブクログ
いじめの描写があまりにも生々しくて、読んでいて胸がヒリヒリしてしまいました。かなりビターな内容ですが、学校のいじめの物語にとどまらず、人が理不尽さや矛盾とどう向き合い生きるかを問われているようで、強く引き込まれました。 読みながら考えたのは、 人はなぜ集団になると残酷さに鈍感になり、正当化してしま...続きを読むうのか、ということです。本来、人が人に暴力をふるう権利なんてないはずなのに…、理不尽な暴力の場面に何度もやるせない気持ちになりました。 特に印象に残ったのは、百瀬が語る「世の中の仕組み」と「世界はひとつじゃない」という言葉です。 認めたくはないけれど、 身近な人間関係だけでなく、歴史の中で繰り返されてきた争いや現在の殺伐とした世界情勢を思い浮かべてみても、 「人はそれぞれの立場で都合よくふるまっている。」 という指摘を完全には否定できないような気がしました。 だからこそ作中の「自分の気持ちは自分で考えるしかないんじゃないの?」という言葉にも静か頷かされました。 他人を変えられなくても、自分が変わることができる。選択肢もある。そして、自分の生き方の優先順位を自分で決めることもできる…。 主人公が自分と向き合い、踏み出す一歩は大きくはないかもしれませんが、かすかな希望や救いを感じて、読み終わって、なんとなくホッと胸を撫で下ろしました。
斜視を理由にイジメにあっている男子中学生。 ある日、「私たちは仲間です」と書かれている、差出人不明の手紙が届く。 互いにイジメられている者同士が、男女の垣根を超えて奇妙な仲間関係となり… 家庭環境も色々あり、他には誰にも言えずにイジメに耐えていく二人。 けれど、斜視が手術で治せると知って…。 善悪や...続きを読む強弱の価値観を一人一人に問い、それぞれが出来ることと出来ないことの境目、一人一人の行動や発言の意味など、世の中の全ての価値観において深く考えさせられる。
本作は、ただの「いじめを描いた小説」ではなく、ひとりひとりが持つ「世界観」や「価値観そのもの」を問う物語だと感じました。 物語の中心にいるのは、斜視のせいでクラスから執拗な暴力を受ける「僕」と、クラスで別の理由で嫌われている「コジマ」です。彼らは孤独の中で手紙を通して交流を深めていき、互いにとって...続きを読むの「救い」となる存在になっていきます。 しかし、ここで描かれているのは、単純な友情や救済の物語ではありません。読んでいる間、私は何度も「人間の苦しみには意味があるのか」「苦しみと向き合うとはどういうことか」という問いに立ち止まりました。コジマは苦しみの中にも意味を見出そうとしますが、それは決して易しいことではなく、むしろ痛みを抱えたまま世界と向き合う覚悟を描いています 一方で、いじめを仕掛ける側の言葉や振る舞いもまた、単なる悪意として片付けられないリアリティを持っています。いじめはしばしば「理由」を持たず、ターゲットは偶然そこにいたというだけで標的になってしまう――そんな現実の無意味さや残酷さを思い知らされました。 この小説の読み終わり方は決して救いのあるものではありません。彼らの苦しみが急に消えることはなく、世界は変わらないかもしれない。それでも、作品全体を通して感じたのは、誰かと「分かり合おうとする行為」や、誰かと世界を共有しようとする瞬間そのものが、ヘヴンのように尊いということです。痛みと向き合いながら自分の世界を広げていく、そんな余韻の残る物語でした。
今、見えている世界は盲目的で他が侵入してくる余地はない、と皆んな思い込んでいる。 でも、少しでも勇気を出して他の世界を見てみるとどうだろう。当たり前、じゃないかもしれない。 そんな事を語りかけてくれた本書。素晴らしい。 あー最後救われたね、良かったね。
読んでいてこれほど泣いた本は無い。 読み進めるうちに涙が止まらなくなった。 読むのが辛くなって、途中で何度か 苦しくなったけど何とか最後まで 読むことが出来ました。辛かったなぁー。
いじめられっ子2人のやり取りに魂を感じた。普通になりたい男の子と、それを止める女の子。私がヘヴンの世界にいたら絶対に男の子を支持する。女の子の言い分は狂気じみているが、普通でないことにアイデンティティを感じるのはちょっと分かる。
リアリティないじめの描写。 いじめた側は、何もなかったように人生を過ごしていくんだろうな… いじめられた側は、死ぬまでその記憶は消えない。決して… コジマは、その後どのようになったのか?1か月前に読み終えたのにずっと頭のなかにこびりついています。苦しいが読むべき小説です。
ちょっと理解できるような、、
虐められる側の「受け入れる」と言う考え、たしかにそれは弱者ではなく勝者に感じた。
役立たないけれど、役立つこと達
私たちが社会に役に立つものを求めるとき、 私たちも役に立つものであることを求められる。 これはきわめて当然だけれど、 私たちは役に立つものばかりから できているわけではない。 私は私自身の役に立たない部分を かえって私のアイデンティティを 表すものとして、「最後まで」 愛することがで...続きを読むきるだろうか。 また、私は、私だけで私であるわけではない。 私を生み出してくれた者たちも 私の一部である。 私は、私の一部が不完全であっても かえってそれを愛せるだろうか。 〇〇は、後ろめたくて 自分に大きな穴ができたように感じる行為 かもしれないが、意外と戦略的で 原罪とも呼ばれるものの暴発を回避して 守るべきものを守る強い力になりうるもの かもしれない。 〇〇が怪我をして血を流すのを読んだとき、 読者としての私は、主人公に復讐や逆襲を そそのかしたい気持ちを冷まされた。 突発的な凶事も、ないに越したことはないが、 もっと大きな取り返しのつかないことから 自分たちを守ってくれるものとなってくれる こともあるようだ。 〇〇の凶事や、〇〇に芽生えた強さが、 勇気を持ち始めた主人公のその勇気の、さらに 先にある何かを示しているようだ。 私たちは交流する間に、たとえ 強く幸せに結びつくことができなくても ばらばらでいるのに、それぞれが成長して 違っているのに、それぞれの成長を なんとなく感じて安心できることが あるように感じる。 役に立たなさそうでいて、 役に立つこともあるようですね。
#ハッピー #切ない #ダーク
いじめが壮絶すぎて‥ 自分がそこにいる気持ちになります‥ 早くお母さんに言ってとか、病院の先生に言ってとか 思春期はなかなか言えないのわかるけど 抱えこんでたらダメだよね コジマとのその後が知りたい!
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ヘヴン
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川上未映子
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