川上未映子のレビュー一覧

  • 乳と卵

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    『夏物語』を読むのに読み直した。
    ちちとらん。
    音だけだと父と乱かなぁ。
    男っぽい響きのタイトル。
    父と蘭(名前)とかもあり?
    だけど実際は乳と卵。
    豊胸と生理、母娘関係。
    初めて読んだ時、さほど面白くはなかったきがしたのだけど、今読むと面白かった。
    落ち着いて人に興味を持つきになれば持てる様にでもなったのだろうか。

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    2026年07月26日
  • きみは赤ちゃん

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    子を愛おしく思う気持ち、共感しすぎて泣きながら読みました。現在7ヶ月の娘との毎日、もっともっと大切にしたい。子への気持ちと、妊娠出産〜子育て中のモヤモヤ、明快に言語化されていて、自分の思いが整理されたような気持ちになります。

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    2026年07月23日
  • 夏物語

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    ネタバレ

    1人の女性の人生を追体験し、自分の持っていなかった価値観に触れることができた。
    自分の人生もなかなかの人生だよな、と思うが、それでも、人生に対して希望を持つことができる自分がいる。それがただ、ありがたいな、と思った。今まで自分にもいろんなことがあったけど、「とは言えど、人生って捨てたもんじゃない」と思う。でも、
    本当に、心の底から、人生を、自分を、肯定できない人もいるんだよな、と、頭の中ではわかってはいたけど、なんとなく曖昧にしていた部分がハッキリとなったと言うか、
    世の中キレイゴトばかりでは厳しいということもあるという事実を、心の奥でそう思えたというか、「そういう人もいるんだよな」と静かに思

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    2026年07月17日
  • きみは赤ちゃん

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    おすすめされているのを見て読んでみた。10年以上前の本であるが、今でも通じる部分が多く、また変わった部分も感じられて興味深かった。全体的に軽快な文調でサクサク読めた。9ヶ月の子育て中だが、出産前に読んでおきたかったなと思う。出産を控えた友人に薦めたい。

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    2026年07月15日
  • 黄色い家(下)

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    好きな作家さん。

    たまに文章が宝石に見えたり、そんなに思わなくていいよって言いたくなるくらい主人公を考えさせ、悩ませ、壊しちゃう所に川上未映子さんらしさを感じてます!

    ちゃんと「黄色い家」にも、スピード感のある常軌を逸したヒステリック発言や、考えすぎて自分自身も何か1つは絶対共感しちゃうネガティブ思考など、この人にしか出せない唯一無二な要素がたくさんありました!(途中ちゃっかり共感してしまい辛すぎました、、)

    ちなみに川上未映子さんの作品は、辛い、苦しい、もう読んでられないって途中はなるんですが、最後は忘れたようにふっとその嫌な感情が消えるんですよ。ホントに。綺麗サッパリ。

    多分その作

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    2026年07月12日
  • ヘヴン

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    単行本に続いて、文庫本で再読しました。

    主人公の「僕」は中学2年生で、ある日、ふで箱の鉛筆と鉛筆のあいだに小さく折りたたまれて入っていた紙に、シャープペンシルで「私たちは仲間です」と書かれたメッセージを受け取ります。
    主人公の「僕」は、斜視が原因でクラスの男子生徒たちから、日常的に暴力を伴うイジメを受けていました。その後も机の中に差出人不明の手紙は届き、そこに書かれた文章も少しずつ長くなって、次第に机の中に手紙があるかどうか確かめるのが「僕」の習慣になっていきました。

    ある日、「会いたいです」という手紙が届き、これもイジメのひとつで誰かが待ち構えているのではないかと不安を抱きつつ、待ち合わ

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    2026年07月11日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠7ヶ月の時に読んだ。日常をすごくリアルに書いてあり、読んでいて共感する点も多かった。また笑ってしまうような表現によりとても読みやすい。赤ちゃんに会えるのが楽しみになった。産後にもまた読んでみたいなと思う本。

    中でも好きだったフレーズや内容
    p155:わたしはきみに会うために生まれてきたんじゃないかと思うくらいに、きみに会えて本当にうれしい。
    p277:赤ちゃんと過ごしてきた時間を分かり合えるのは世界中で旦那、たったひとりなのだ
    p283:誕生日おめでとうっていうのはきっと、この一年無事にみんなが一緒に生きることができたっていうことに対するおめでとう、そして来年も同じようにみんなでこの日を

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    2026年07月07日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    なんとなく、自分は触れることのない作家だと思っていた。のだけど、なぜか手に取ってしまった。タイトルのせいかな。
    何か特別なことが起こるわけでもなく、流れていく物語。なのに、読み進めるのが怖い、心がざらつく。でも、読み進めてしまう。
    他人にとっては消えてしまってもわからないような、弱い光。自分である以上、消えてくれない光。主人公の弱い光には、徐々に色がついていく。最後まで読んで、最後まで読んでよかったと。
    自分の光は弱いまま、それはそれでよいかな、と思えた。

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    2026年07月06日
  • 黄色い家(下)

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    読み終わったあと、とんでもない高揚感、余韻で暫く呆然としてました。そしてじわっと涙が込み上げてきました。こんな凄い作品を読んだことがありません。
    自分の人生を救ってくれた人、お金への執着、黄色。人生は色々あるけど、結局は自分の気持ちには嘘はつけないし、自分を救ってくれた人は無碍にできない。
    主人公の行動力にも次々と勇気を貰える。

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    2026年07月03日
  • 愛の夢とか

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    ネタバレ

    やっぱり良い、川上未映子さんの文章は本当に良い。「正しい」とされる教科書のような日本語ではなくて、歌うような、言葉が流れるスピード感が素晴らしい。正しさに囚われていては決して辿り着けない、彼女の感性が織りなすオリジナリティがある。

    「愛の夢とか」は7つのお話からなる短編集。ご近所さんのピアノの練習に付き合う表題作や、愛着のある自宅を手放さざるを得なかった女性とその家を購入した若い女性の話も面白かったのだけど、なんと言っても十三月怪談が素晴らしかった。

    夜寝る前に読んだのが間違いで、泣きすぎて翌朝目が五重くらいに腫れていた。若くして亡くなってしまう女性、時子と、そして残された夫、潤一。時子の

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    2026年07月03日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ネタバレ

    未映子、俺にはわかるよお前の孤独が……別にこんなの他者からしたら凡庸な大したことない悩みなんだろうけどそれが苦しくない理由にはならない

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    2026年06月29日
  • きみは赤ちゃん

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    臨月に読んだ。妊娠中のことはあ〜分かる〜ってこと多かったし産後のことはひえ〜って感じで、それだけ作者さんが等身大で書いてくれてるのかなぁって思った。

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    2026年06月28日
  • 黄色い家(下)

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    下巻は、まるでジェットコースターのように一気に上り詰め、
    そこから急降下するような怒涛の展開だった。
    登場人物たちの生々しい感情描写、お金、そして「黄色」にま つわるエピソードのすべてが綴密かつ濃密で、
    読み手の心を激 しく揺さぶってくる。
    とにかく没入感が凄まじく、時間を忘れ てページをめくり続けられる傑作だった。
    結末で抱いた最後の 感情はネタバレになるため明かせないが、
    少しでも気になって いる人にはぜひ一読してほしい、
    極上のクライムサスペンス だ。

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    2026年06月28日
  • ヘヴン

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    まだ読み終えた直後であまり感想がまとまってないけど、とにかく綺麗な物語だった。

    肉体に刻まれた象徴は物語でありアイデンティティであること、それはひとつの美的であるが、そこに囚われる必要もない。肉体のひとつが変わろうが変わるまいが、長い人生において些細なことで、そんなことで人の大切な部分は変わらない。
    新たな世界に飛び込めるならば、その行動は正しいのだから。

    二ノ宮を中心とした奥行きのない空虚な彼らは何も変わらず、美しい世界を見ることはないだろう。それは自身のニヒルな感情に酔いしれる百瀬も同様に。一瞬のカタルシスに作品を委ねず書き上げた作家さん、ほんと偉いと思う。。。僕なら暴力に屈します。

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    2026年06月28日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    川上未映子さんは、ヘブンや黄色い家の、生き方や人生観を考えさせてくれるゴリゴリの純文学感が好きなのだが、あこがれはやわらかい、優しいお話だった。で、それはそれですごくよかった。
    麦くんとヘガティーがそれぞれ少しずつ大人になっていく様子を眺めることができた。麦くんもヘガティーもお互いを思いやることができて、優しくて読んでいて好きなキャラクターだなと思った。きっと川上未映子さんが優しい人だから、そんな人柄がキャラクターにも意図せず投影されている(滲み出ている)のかなと思った。
    文体がとても読みやすいんだよなぁ、リズムがいいのかなんなのか。

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    2026年06月28日
  • きみは赤ちゃん

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    あぁー、面白かった!共感した!
    女友達と、飲みながら、男にはどうやったってわからない妊娠や出産や子育てのしんどさを、
    自分でもどうしようもないイライラを、命を守るという見えないプレッシャーを語り合ったような、そんな気持ちで読み終えた。

    著者のエピソードがリアルで、そして意外と楽だったーではなくちゃんと大変なことが多くて、「あーみんな大変なんだ」「世のママたちほんまに頑張ってるなぁ」と思えた。
    関西弁なのも、良かった(自分が関西人だから)

    これからパパになる後輩くんや、パパになったばかりの男性に読んでほしい一冊。

    特にうんうんと頷けたのがここの一文▼
    俺だっておなじくらい家事をやってるよ、

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    2026年06月24日
  • 乳と卵

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    長っ、ていう文章はそれでも読みやすい。すらすら入ってくるのは著者と自分のリズムが合うからなのか、単純に口語に近いからなのか。

    自身の性(とそれに付随する身体)に社会が貼り付けた役割に対して嫌悪感を抱いている緑子。女性の身体の中には、生まれる前からたくさんの卵子がすでにあるらしい。
    考えは煮込まれていって反出生主義的な考えにまで至っている様子。

    母・巻子は、いくつも仕事を掛け持ちして緑子を養っている。スナックでの仕事ではお酒をお腹いっぱい飲んで、客の相手をする。ママからも足元を見られて雑用まで押し付けられるが、それで給料が上がるわけでもない。決して裕福ではない暮らし。
    そんな中、豊胸手術をす

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    2026年06月21日
  • 黄色い家(上)

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    ​初めて読んだ川上未映子さんの作品だったが、
    冒頭から先が気になる展開の連続で、ページをめくる手が止まらなかった。
    物語から漂う90年代末期の空気感がリアルに伝わってくる文章で、
    一気にその世界観に没入させられる。過酷な環境のなかで、必死に生き抜こうとする主人公たちの姿と、
    作中に出てくる「黄色」にまつわるエピソードが深く、
    そして切なく胸に響く。
    上巻の時点で圧倒的な熱量があり、すぐにでも下巻を読み進めたいと思わせる傑作だ。

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    2026年06月18日
  • ヘヴン

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    いじめを題材にした作品だが、読後に残ったのは暴力そのものではなく、人が何を正しいと信じて生きるかという問いだった。

    二ノ宮や百瀬の考え方は一見もっともらしく聞こえる部分もある。しかし結局のところ、あいつらはまだ子供だったのだと思う。

    一方で主人公とコジマは苦しみながらも、自分なりの正しさを見失わない。途中で何度も考えさせられたが、自分がなりたいのはお母さんや鼻のお医者さんのような大人だと感じた。

    いじめられる側に原因はない。今も昔もそこは変わらない。

    ラストからのコジマのこれからだけは少し気になったが、それも含めて忘れられない読書になった。

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    2026年06月18日
  • 夏物語

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    ネタバレ

    読むの苦しいなあ
    子どもを産むのは親のエゴというけれど、そのひと言で済ませられないものがある
    女が女の体として女として生きるのはとても苦しい

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    2026年06月15日