川上未映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごい。「体験させてもらえた」ってのがまず率直な感想。川上未映子、やっぱすごい。ポップでキャッチーで読みやすく、きちんとリアルに壮絶。あたしはこれを読んで、「絶対妊娠出産育児なんかしたくない」と思ったあとで、「でもやっぱ、新しい命と出会い、産み育むのって、自分が想像する以上にすんばらしいことなんだろう」とも思った。この本は、すごい。書いてくれたことがありがたい。男女問わず必読と思います。
てか世の母親すごすぎんか?もちろん父親も大変だが、やはり母親はすごい。なぜならば母親だけが経験する妊娠出産あれこれは、文字通り死ぬ思いで成されることだからである。これ、今を生きる全母親が成し遂げてるの、まじ -
Posted by ブクログ
急に再読したくなった「深く、しっかり息をして」。
川上未映子さんの文章に触れたくなる時がある。
どこまでもまっすぐで、丁寧な言葉たち。めっちゃ忙しい時に、一節だけ読んで「穏やかでいよう」となる本。
カバー外した時の装丁が好き。
エッセイは特に装丁に遊び心があることが多くて、紙の単行本を買ってしまう..。
そもそもエッセイは一節が短めだから、ついつい買ってしまうし、読んでしまう(?)..。
"だから、本当に大切な人とは、できれば離れないほうがいいと思う。一緒にいることがすべていい結果を連れてくるとは思わないけれど、わたしたちはとにかく忘れてしまう生き物だから「今」で繋がっていない -
Posted by ブクログ
ずっと小説が読めなかった。でも、やっと自分の時間が意識できるようになって、タイトルに惹かれて買ったこの本を5年越しぐらいに引っ張り出してきて読んでみた。
大人になってから初めて読めるようになったこの小説をずっと忘れないと思う。
冬子と感覚が似ていて、気持ちが読み取れて苦しかった。お酒を飲んでしまったら余計良くないことになるとわかっていても、飲んでいないと、感覚を鈍らせないと、向き合えない気持ちや刺激。
他者と自分を比べて自分を下に見ること、物事を感覚的に捉えて全てを受け取りすぎること、そしてその多くのものから目をそらして生きること、自分の中で処理しきれない感情をたった一人の特別な誰かに理解して -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻読んだ後1週間くらい下巻を楽しみに待って、手に入れてから1日でのめり込んで一気読みした。
さあ、いつ黄美子は豹変するのか?と今か今かと待ち構えるも、あれっ、おかしいな、下巻の黄美子は上巻の黄美子のまま。残りページ数が少なくなって、これからどうやって風呂敷を畳むんじゃーと思っていると、なんと黄美子、豹変しないまま終わってしまった。と言うより上巻の花の視点で見ていた得体の知れない存在感すらなくなっており物語の中心人物なのかと疑わしい程に影が薄い。出てきても横になってテレビ見てるか無駄に掃除してるからだし。花との会話シーンも少ない。
冒頭の記事は何だったのか?もう一度読み返してみるとまるで桃子 -
Posted by ブクログ
こういうノワール小説は柚木麻子のバターを想起させて面白い。冒頭で黄美子という女が捕まった事から始まり花の回想シーンからどのようにしてそうなっていくのかが明らかになっていく構図で引き込まれるようにして読んだ。上巻では40前後の黄美子はまだ穏やかだが、下巻になるにつれて豹変していくのだろうな。登場人物がどれも描写の詳細が素晴らしい。映水の語る話が金の成る木の話が夜の世界に住む人々を的確に現していたのが印象的。花が置かれた環境の中で精一杯生きているのに報われないのは読んでいて少し辛くなる。多分下巻でもっといろんな事件が起こるのだろうなと続きを読みたくなる。
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以下ネタバレ含む -
Posted by ブクログ
『ヘヴン』に響く、痛みの哲学
第一章:出会いと「しるし」
学校という閉ざされた地獄の中で、理由のない「いじめ」を受け続ける「僕」と「コジマ」。二人の出会いは、必然だったのかもしれません。
コジマは、自分が受ける苦痛を、他者とは違う特別な「しるし」なのだと言いました。痛みをただ恐れるのではなく、傷つくことでしか手に入らない「優しさ」がある。それを気高く「受け入れる」彼女の姿には、圧倒的な「強さ」が宿っていました。
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第二章:初めての外出、そしてハサミ
二人だけの初めての外出。現実の苦痛から逃れたあの美術館で、僕たちは確かに「ヘヴン」を見ていました。
僕は、彼女の拠り -
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650ページの小説!
子供を産むこと、もうけないことに深く切り込む
作品。
実際に子どもがいる、いないで読み手の感想や反感
、共感するしないが別れる作品だと思う。
善百合子さんの、子どもを産むことは自分の事しか
考えてない。生まれてくる子どもが全員、生まれてきたことを喜ぶか苦しみしかないと思うのかは、産む親の賭けだという考えも、考えさせられた。
物語は、大きく2章立てで、1章目は乳と卵の話に
肉付けしたような感じ
2章は、念願叶って小説家になった夏子が、独り身の環境なんだけど、子供が欲しい、産まれてくる子供に会いたいという気持ちが芽生えて、色々な人の
意見を聞いて、悩みながらある決断をするー