川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(下)

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    初 川上未映子の作品。最近日本の女性作家がたくさんいて読んでみると何も心に残らないようなことが多くて今回もどうなの?と思って読んだら、すっかりファンになってしまった。
    ニャー兄(宮台真司オマージュ?)とかゴリ玉とかところどころのネーミングセンスも好き。
    グイグイと引き込まれるだけでなくて、胸を掴まれるような表現が何箇所かあって。他の作品も読みたいけど、しばらくは余韻に浸りたい。

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    2026年09月04日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    探偵よむーくのフェアで購入しました。
    川上先生の作品は初読です。
    始めは、会話が長く展開がダラダラと遅いように感じていましたが、最後の冬子と聖の会話で印象がガラリと変わりました。途中までの聖や響子さんとの会話があるからこそ、最後がクッキリと色濃く縁取られるように感じて、すごいなぁと感じました。
    三束さんとのラストもあっけないように見えて、でもだからこそ余韻が残りました。
    川上先生の他の作品も見てみたくなりました。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年09月01日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    川上未映子のこの言い切らない感じ?この靄がかってるみたいな感じ結構好き
    「わたくし率ー」読んだ後に読むと同じ作者なのビックリする

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    2026年08月28日
  • きみは赤ちゃん

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    本屋に行ってふと目に入ったこの本。
    いま、まさに妊娠出産そして育休中のわたし。
    35歳で初産で同じ状況で。
    読んでみたら、わかる…っていうことが多くてとても楽しく読ませていただきました。
    読んでて涙も出てきました。
    この本のなかにもあった、我が子のために死ねるかって言う感情もわかる。
    この本に出会えて良かった。

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    2026年08月28日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    スローテンポな会話や繊細な語りが心地よい。冬子の生き方や聖の言葉に(全てではないが)共感して、だからこそ二人が口論するシーンは胸と耳が痛かった。著者の作品を初めて読んだが、個人的に好みでとても良かった。

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    2026年08月22日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて。
    人と関わることに消極的で思ったことを言葉にするのが苦手な冬子。孤独に苛まれるなかで三束さんに出会い、知らぬ間に想いが募り、自分の恋心に気いていく。
    不器用だし、見ていられないような部分も多い。共感できる、という主人公ではない。
    ただ、三束さんの傘に入れてもらう場面、自分の気持ちに気付く瞬間やそれを彼に伝えるシーンなど、色々な素敵な場面が、冬子にぴったりな繊細な表現で描かれていて胸がいっぱいになった。
    人を好きになる気持ちってやっぱりいいなと思うし、その気持ちが人を動かす力にも驚かされる。
    川上さんの言葉選びがとにかく素敵で、優しくてゆっくり紡がれる文章が心地よかった。静か

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    2026年08月20日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    めっちゃよかった。川上未映子の良いところがめちゃくちゃに詰まった作品であった。恋愛小説というより、一人(もしくは周辺)の人間をすこぶる丁寧に描いた作品、という印象を受けた。そういうのめっちゃ好きィ…

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    2026年08月20日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠してから、子供を産み、その後までの
    妊婦のリアルな感情が
    マイナスからプラスに至るまでつぶさに描かれており
    非常に共感できた。しかもユーモアを交えた文章が最高である
    特に、男性に対しての不満や妊婦のどうにもならないしんどさなど、ハッピーだけではいかない、しかも人にはちょっと言いづらいマイナスの面も触れているため、声にならないしんどさを抱えている妊婦、ママには味方のような存在として、ぜひ1冊携えていただきたい。

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    2026年08月20日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    冒頭から引き込まれました。 
    「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。 
    どこか詩的で、幻想的な雰囲気を纏った文章は
    中々描けないと思います。
    川上さんの作品に共通して言えるのが、言葉の
    一つ一つが詩のような表現で、読んでて気持ちいい余韻に浸れるところで、もちろん物語も素晴らしいのですが、引き込まれる文章が描けるというのが小説家の醍醐味だと感じました。 
    冬子と三束さんのぎこちない関係がどう変わるのか、冬子の葛藤が読んでて胸を突く場面もあるが、読み終わって最高の恋愛小説だと実感しました。

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    2026年08月19日
  • きみは赤ちゃん

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    産前産後の夫へのドロドロとした感情をうまーーく言語化してくれて、私が書いたのかと思った。笑
    出産や子育てって尊いことなのに、モヤモヤイライラしてしまっていて、その気持ちの正体も原因も自分でよくわからないし、そんな気持ちになってることすらすごく嫌だった時を思い出した。あの頃この本に出会いたかったな。
    辛くて辛くてずっと泣いてた私に、この本をあげて励ましたい!笑

    産んだ後、あー後戻りできないところまで来てしまった。といままでにないくらい不安に襲われたのを思い出した。

    川上未映子の文章が大好きだーー!

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    2026年08月17日
  • 愛の夢とか

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    はじめて川上未映子を読んだけれど、読んですぐに、ア〜〜〜〜これはすきな系の文章だ〜〜〜〜〜って気がついて、最後のページまで浸ることができた。五臓六腑にしみわたる。すきな系の文章に出会えるってあんまりないから、この読書はしあわせ体験だったな。最高。ちょっと変というか、ずれてるというか、地に足つかない感じの人たちのお話で、全体的に現実感がうすい。「愛の夢とか」っていうのは収録作品のタイトルのひとつだけど、ぜんぶ夢なお話みたいだった。いい夢なのか悪い夢なのかっていうのはさておき。読み終わったあとによかったなーって思ったんだけど、なにがどうよかったのかうまく言葉にできない。おもいがけず川上未映子の文章

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    2026年08月15日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠、出産、子育てについてのエッセイ。
    夫にわかってもらえない体調の辛さとか、メンタルの波とかめちゃくちゃ共感する部分が多かった。
    一番共感したのは子どもを産んだ時に感じる、愛しい、かわいい、以上に怖いという感情。子どもの存在がこわいのではなく命のはかなさ、もろさ、を感じて涙が溢れてくるということ。面白くてぐんぐん読めちゃうけど途中泣けてくるので外で読む時は注意。

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    2026年08月14日
  • ヘヴン

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    ネタバレ


    虐められている少年と少女のお話。
    なんで、こんなにも酷いいじめの小説が世に出ているのに、いじめは無くならないんだろう。
    こんな小説を読んだら、誰もが悲しい気持ちになるはずなのに。

    そもそも、いじめをする側の人間は、本など読まない下等な生き物なのだろうか。

    本を読むことと、人に共感できることは、残念ながらイコールじゃない。
    本を読んでも、人を傷つける人はいる。
    逆に、ほとんど本を読まなくても、人の痛みに敏感な人もいる。

    いじめって、個人の「性格の悪さ」だけじゃなくて、集団の空気とか、力関係とか、「自分が標的になりたくない」という恐怖とか、そういうものが絡み合って起きるから。
    だからこそ、

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    2026年08月12日
  • きみは赤ちゃん

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    ネタバレ

    高校生くらいまでは、自分が結婚して子どもを産んで…ということに疑いはなかったけど、大学を経て教育関係の仕事に就いてからは、「結婚も子どもも、自分には無理やなあ。」と思うようになった。収入のこと、健康のこと、生活のこと、政治のこと、いろいろひっくるめた世界のことを考えるとそもそもこの世に生命を生み出す責任を負う覚悟はないなと。でも最近、一生一緒に暮らして行けたらいいなと思えるもう5年以上付き合っているパートナーとの結婚の未来が見えた途端、職場や友人の妊娠が心のど真ん中に腰を下ろした。自分の気持ちに書くと、どれだけ子どもが欲しくなっても、引き返せることではないのだから自分のために、子どものために産

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    2026年08月12日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    冬子さんの感情が光の描写とあいまって文字だけでなく映像で浮かび上がった、冬子さんとは反対に近い聖との数々の会話が印象的

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    2026年08月09日
  • ヘヴン

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    作中で 「なぜ傍観するのか?」という切実な問いかけに対して 淡々と そして非情に語られる「無関心の理由 無関心でいることの正当性」は 一見 荒唐無稽で支離滅裂であるように感じられ、不快感を煽られるが、よくよく考えてみれば そこで語られるのは 彼らを取り巻く大人の社会 =私たちの生きる現実社会において 有形無形の暴力がはびこる理由、そして それらの暴力が糾弾されず むしろ容認され続ける理由にも聞こえてくる。そこに おぞましさがある。ハッピーエンドとはならず決して 後味のいい小説と言えないが 心にずっしりと残る、そしてそのずっしりをいつまでも留めておきたいと感じる作品。

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    2026年08月08日
  • ヘヴン

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    物語もさることながら、情景や心象の描写がとても印象的だった。あの年頃だったときの、確かにここにいるが靄に包まれて先が見えない感じを思い起こした。それは恐怖でもあり、未来へ少しずつ向かっている感覚でもあった気がする。自分の過去の心象風景を掘り起こしてくれた大切な作品になった。

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    2026年08月08日
  • きみは赤ちゃん

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    評判が良すぎて手を出していなかったエッセイ。もっと早く読めばよかった。10年以上前に出ているのに当時の最先端を求めたことと考え方が先進的だからか古さを感じなかった。出産編、産後編とどちらも教科書にしたほうがいいんじゃないかというくらい知らないことばかりで知るべきことばかり。文体も軽くて読みやすく、説教臭くなく、深刻なエピソードもつい笑いながら読むことができた。言語化してくれて出版してくれてありがとうございます。

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    2026年08月06日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ネタバレ

    三束さんが冬子に恋愛感情を持っていたかはわからないけど、二人の空間が心地良かったのは確かだと思う。嘘をついていたのは仕事のことだけなのか、それとももっと大きな何かだったのか。その”見えない部分”も含めて、この作品は最後まで答えを明かさない。そういう意味でも『すべて真夜中の恋人たち』というタイトルなのかなと思った。

    三束さんに出会ったおかげで光や色の見え方を知って、冬子は人を見る目も少し変わったんじゃないかな。
    私も、その人が一番輝ける光の当て方で接することができる人になりたいと思った。

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    2026年08月06日
  • きみは赤ちゃん

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    ネタバレ

    現在7ヶ月の子どもを育てている私。妊娠中のこと、そして出産後のこと。言葉にするのが難しい、言語化できないその時々の感情をうまく表現してくれたような本で、共感の連続だった。
    場面場面ごとの描写に、我が子とのその場面が思い出されて、泣いためっちゃ泣いた。
    保育園に入れる時にきっと作者と同じ思いをするだろうから、そのときもう一回読みたいな。

    MEMO
    p100:もし第二子妊娠したら旦那に読ませたい。もっとお腹の子と私に興味を持てというページ。
    p230:疲れた時に読みかえしたい。育児が始まってもこれまで通り家事仕事を頑張らなくてもいい
    p301:今何もできない自分に焦った時に読みかえしたい。この時

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    2026年08月01日