川上未映子のレビュー一覧

  • ピーターラビットのおはなし

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    かわいい。し、ほほえましい。
    ピーターラビットって絵はよく見かけるけれど、キャラクターの名前もあまり知らないし読んだことないなと思って読んでみました。
    オイオイとツッコミたくなる描写もあるし、よく見るととぼけた表情があったりして好きになりました。自分は、最後のほうの、家に帰ったあとの絵がいちばん好きです。改めてみると、こんなに長い間愛されていて凄い作品だなと思います。

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    2026年06月14日
  • きみは赤ちゃん

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    すごい。「体験させてもらえた」ってのがまず率直な感想。川上未映子、やっぱすごい。ポップでキャッチーで読みやすく、きちんとリアルに壮絶。あたしはこれを読んで、「絶対妊娠出産育児なんかしたくない」と思ったあとで、「でもやっぱ、新しい命と出会い、産み育むのって、自分が想像する以上にすんばらしいことなんだろう」とも思った。この本は、すごい。書いてくれたことがありがたい。男女問わず必読と思います。

    てか世の母親すごすぎんか?もちろん父親も大変だが、やはり母親はすごい。なぜならば母親だけが経験する妊娠出産あれこれは、文字通り死ぬ思いで成されることだからである。これ、今を生きる全母親が成し遂げてるの、まじ

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    2026年06月13日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠〜1歳までの心と身体の動きが赤裸々に綴られていて、共感するところもあり、未知の部分については恐れ慄かされた。
    10年前といまとの環境の違い(NIPT受けられるのが日本で1箇所だけ、無痛分娩NGの空気感など)にも驚いた。
    つわりの酷さや環境など人によってかわるため、自分でもこの1年の記録はできる限り残して行きたいと思った。(日記はまじで続かないのだが)

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    2026年06月11日
  • ヘヴン

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    虐めに耐える男子と女子、中学生の希望と絶望の話。日常と暴力の対比、特に前半と後半の温度差、強さと弱さ、善と悪の対比、斜視と両眼視などあらゆる白黒とキラキラ輝く美しさの対比が印象的な物語でした。
    日常から暴力描写の温度差が刺さる作品でもあり、強さとは弱さと何か、美しさと醜さとあらゆる対比表現が素晴らしかった。

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    2026年06月09日
  • きみは赤ちゃん

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    まだ経験したことはないけれど、ホルモンの奴隷だなと思う経験は何度もある。妊娠〜出産〜子育ての怒涛の日々は想像を絶したけど、そこにはそれ以上に想像だけでは感じることのできない幸せがあることを知ることができた。(今の自分の悩みがちっぽけに思えた、その時々で悩みの内容や大きさは変わってゆくなと改めて)
    自分のためにも周りへの理解のためにも読んでよかった。

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    2026年06月07日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    急に再読したくなった「深く、しっかり息をして」。
    川上未映子さんの文章に触れたくなる時がある。
    どこまでもまっすぐで、丁寧な言葉たち。めっちゃ忙しい時に、一節だけ読んで「穏やかでいよう」となる本。

    カバー外した時の装丁が好き。
    エッセイは特に装丁に遊び心があることが多くて、紙の単行本を買ってしまう..。

    そもそもエッセイは一節が短めだから、ついつい買ってしまうし、読んでしまう(?)..。

    "だから、本当に大切な人とは、できれば離れないほうがいいと思う。一緒にいることがすべていい結果を連れてくるとは思わないけれど、わたしたちはとにかく忘れてしまう生き物だから「今」で繋がっていない

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    2026年06月05日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    胸を深く抉られる物語だった。いじめの描写が非常にリアルかつ残酷で、読むのが苦しかった。特に、百瀬が僕をいじめる理由について、理路整然と語るシーンには絶望感があった。学校の教師や周りの大人が、いじめに気付く気配が全くない所も不気味だった。手術後の「僕」の目からは、これまでにないほど世界が美しく見えるが、それを伝えたいコジマはもういないという結末に、胸が締め付けられた。

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    2026年06月05日
  • 黄色い家(下)

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    "こういう風“にしか生きられなかった人たちの物語。今でいうもろ闇バイトだけど、報道のうらにはこんな物語があるのかも知れないと想像して、苦しくなった。

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    2026年06月04日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ずっと小説が読めなかった。でも、やっと自分の時間が意識できるようになって、タイトルに惹かれて買ったこの本を5年越しぐらいに引っ張り出してきて読んでみた。
    大人になってから初めて読めるようになったこの小説をずっと忘れないと思う。
    冬子と感覚が似ていて、気持ちが読み取れて苦しかった。お酒を飲んでしまったら余計良くないことになるとわかっていても、飲んでいないと、感覚を鈍らせないと、向き合えない気持ちや刺激。
    他者と自分を比べて自分を下に見ること、物事を感覚的に捉えて全てを受け取りすぎること、そしてその多くのものから目をそらして生きること、自分の中で処理しきれない感情をたった一人の特別な誰かに理解して

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    2026年06月04日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    私の好きな人から貸してもらった本です。
    私は恋愛小説が苦手であまり読まないのですが、この小説の綴る一言一言の言葉や文章が繊細で毒を孕みそうな危険もありつつ優しさの内包されている面と触れ合えて、久しぶりに恋愛小説読んで恋愛っていいなと思いました。
    まず、好きになるっていいなと思いました。

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    2026年06月03日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    上巻読んだ後1週間くらい下巻を楽しみに待って、手に入れてから1日でのめり込んで一気読みした。
    さあ、いつ黄美子は豹変するのか?と今か今かと待ち構えるも、あれっ、おかしいな、下巻の黄美子は上巻の黄美子のまま。残りページ数が少なくなって、これからどうやって風呂敷を畳むんじゃーと思っていると、なんと黄美子、豹変しないまま終わってしまった。と言うより上巻の花の視点で見ていた得体の知れない存在感すらなくなっており物語の中心人物なのかと疑わしい程に影が薄い。出てきても横になってテレビ見てるか無駄に掃除してるからだし。花との会話シーンも少ない。

    冒頭の記事は何だったのか?もう一度読み返してみるとまるで桃子

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    2026年06月02日
  • ヘヴン

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    百瀬が語る、ありとあらゆることに意味などなく、自分の行動や意味を決定づけるのは自分自身であるという主張と、コジマの言う「斜視こそが君を君とたらしめるものだ」という言葉を「僕」はどう捉えていくのか。

    人は皆、この世界に劇的な意味を見出そうとしがちだがそんなものはない。良くも悪くも存在する理由や意味なんて、自分で決めれば良い。実存主義的な考えを多方面から感じた物語だった。

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    2026年05月31日
  • 黄色い家(上)

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    こういうノワール小説は柚木麻子のバターを想起させて面白い。冒頭で黄美子という女が捕まった事から始まり花の回想シーンからどのようにしてそうなっていくのかが明らかになっていく構図で引き込まれるようにして読んだ。上巻では40前後の黄美子はまだ穏やかだが、下巻になるにつれて豹変していくのだろうな。登場人物がどれも描写の詳細が素晴らしい。映水の語る話が金の成る木の話が夜の世界に住む人々を的確に現していたのが印象的。花が置かれた環境の中で精一杯生きているのに報われないのは読んでいて少し辛くなる。多分下巻でもっといろんな事件が起こるのだろうなと続きを読みたくなる。

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    以下ネタバレ含む

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    2026年05月24日
  • ヘヴン

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    『ヘヴン』に響く、痛みの哲学

    第一章:出会いと「しるし」
    学校という閉ざされた地獄の中で、理由のない「いじめ」を受け続ける「僕」と「コジマ」。二人の出会いは、必然だったのかもしれません。

    コジマは、自分が受ける苦痛を、他者とは違う特別な「しるし」なのだと言いました。痛みをただ恐れるのではなく、傷つくことでしか手に入らない「優しさ」がある。それを気高く「受け入れる」彼女の姿には、圧倒的な「強さ」が宿っていました。
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    第二章:初めての外出、そしてハサミ
    二人だけの初めての外出。現実の苦痛から逃れたあの美術館で、僕たちは確かに「ヘヴン」を見ていました。

    僕は、彼女の拠り

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    2026年05月24日
  • 黄色い家(下)

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    [上・下 合わせた感想]
    めちゃくちゃ良かった。ヒリヒリするのに瑞々しくて、自分とはかけ離れた世界のはずなのに、どこか「知ってる」気がしたり。距離感が絶妙な感じがした。素晴らしい物語だった。

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    2026年05月23日
  • 黄色い家(上)

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    [上・下 合わせた感想]
    めちゃくちゃ良かった。ヒリヒリするのに瑞々しくて、自分とはかけ離れた世界のはずなのに、どこか「知ってる」気がしたり。距離感が絶妙な感じがした。素晴らしい物語だった。

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    2026年05月23日
  • 夏物語

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    650ページの小説!
    子供を産むこと、もうけないことに深く切り込む
    作品。
    実際に子どもがいる、いないで読み手の感想や反感
    、共感するしないが別れる作品だと思う。
    善百合子さんの、子どもを産むことは自分の事しか
    考えてない。生まれてくる子どもが全員、生まれてきたことを喜ぶか苦しみしかないと思うのかは、産む親の賭けだという考えも、考えさせられた。

    物語は、大きく2章立てで、1章目は乳と卵の話に
    肉付けしたような感じ
    2章は、念願叶って小説家になった夏子が、独り身の環境なんだけど、子供が欲しい、産まれてくる子供に会いたいという気持ちが芽生えて、色々な人の
    意見を聞いて、悩みながらある決断をするー

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    2026年05月21日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    タイトルや映像化から
    キラキラしているストーリーをイメージしているとギャップを感じるかも
    でもだからこそ自分には物語が刺さる
    主人公は私の中にいる、主人公はわたしだ

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    2026年05月18日
  • 愛の夢とか

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    かなり久しぶりの川上未映子。どうしてか文章のリズム感がいまいち馴染まず読み切るのに時間がかかった。もっと透徹した文章のイメージだったけど、記憶違いかも。

    一番初めの「アイスクリーム熱」の温度感がとても良かった。こういう何かがはじまりそうだけど、結局は何事もなく過ぎ去ってしまった小さな出来事が思い出の欠片としていつまでも胸に残っていたりする。

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    2026年05月16日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    大人の恋ってこんな感じなのかな…とアラサーに入った女は思いました。
    もう読んでるだけで悲しくでもその中でも暖かな物があると感じました

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    2026年05月15日