川上未映子のレビュー一覧

  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹さんの作品は最近読んでなくてご無沙汰してたけど、この対談は村上さんのコンセプトとか頭の中をのぞいてる感じがして面白かった。しっかり言語化できていてそれがわかりやすいのと村上さんの感性も伝わってきて読んでいて楽しかった^ ^

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    2024年05月01日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    小学生のヘガティーと麦くんにも、それぞれの悩みがあり、それを乗り越えていく、たくましい元気のでる物語でした。

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    2024年04月27日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上未映子さんの小説もエッセイも大好きで、全て網羅している。
    Hanakoに連載された2011〜2022までのエッセイ。
    他のエッセイ本と重なってる部分もあったけれど、やっぱり未映子さん節好きだな。

    同い年で、色々な共通点もあり、誰かに何かを買ってもらうのが苦手で、「欲しいものは自分で稼いで買うこと」にある意義や快感を感じる。と言うのも同じ。
    話してたら話したら無いほど楽しいだろうなぁ。

    それで、今回ホットヨガにハマっていると書かれていて、嬉しくなってしまった。
    ジョギングはしてないから分からないけれど、ヨガの呼吸からは、気付きや学びがとても多い。

    緊張したり、うまくいかない事があると、

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    2024年04月13日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

    匿名

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    村上春樹の解体新書

    村上春樹さんがどのように物語を紡いでいるのか、何を大切にしているのか、どのような手順で推敲しているのか。そういうあらゆる興味深いことを同じ作家の川上未映子さんが余すことなくインタビューし、それを包み隠さず村上春樹さんが答えているという濃厚なインタビュー。

    そしてこのインタビューを通してわかったことはやはり村上春樹さんは稀有な作家だということ。
    デビューして40年経ってなおストーリーがどんどん降ってくるなんて。そして彼の紡ぎ出す物語は今もなお新鮮で息切れを感じさせない。他の人が真似しようとしてもできないことははっきりわかる。

    #タメになる #深い #感動する

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    2024年03月31日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上未映子さんの小説はもちろん好きだけどエッセイも大好きなんだ〜〜
    この方の女性に対する優しい眼差しとか言葉を見るたびに自分はここに存在していいんだなっていつも思う。

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    2024年03月21日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上未映子さん、読んだことないな〜と思って買ってからしばらく経ってたけど、このタイミングで読んでよかったなとおもう、いつもどんな本もそうなんだけど
    一番身近な人生のパイセンって感じでよい!
    「木っ端微塵を求むる心」遺品整理について、考えたことなかったな。。
    子供を産むと、幼少期の追体験ができるという点はあるのかな、とおもった。「きみは赤ちゃん」も読んでみたい。
    「いまこの瞬間に、つねにどこかに当事者がいて、ままならない現実を生きている人が必ずいるのだということ」こういうことを考え続けている人の言葉は、とても頼もしいと思う。

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    2024年03月17日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    川上未映子さん以上のハルキストはいるのだろうか。
    村上春樹さんが忘れていることまで、ディテールまで覚えていてたじたじの場面も。でも、のらりくらり「覚えていない」という春樹さんは本当に覚えてないのかもしれない。
    それにしても鋭かった。特に村上作品における女性の描き方、女性の見方についてのところ。
    村上さんは、文章を書くのが大好きで基本ポジティブだということ。地下一階の自我の葛藤には興味がなく、地下二階に降りようとしていること。集団的無意識みたいなところに。
    文章を読んだら、カキフライが食べたくなるような文章を書きたいというのが、村上春樹さんの目指すところ。
    それと忘れちゃいけない直接的なメッセー

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    2024年03月16日
  • パイがふたつあったおはなし

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    面白いおはなしでした。色々ツッコミどころ満載で笑 パイのすり替えをするほど大嫌いだと言っていたネズミのパイを、気が付かずに美味しく食べておかわりまでしてるところとか…。翻訳の仕方も、なかなか面白い表現が沢山ありました。

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    2024年02月23日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上さんの、何気ない日常を表す言葉の解像度の高さがすごく好きだ。

    ・「ありとあらゆる世話をするために、どんなにどんなに眠くてつらくても、起きて動かなければいけないのだ。家事をし、公園にもゆき、ハイテンションで遊ばなければならないのだ。このつらさ、渦中にあっても未だにわたしはうまく信じられないのだけれど、とにかくわたしの人生の大部分は自分のものでなくなったと感じるのはこんなときで、そんなときに必須なのが、エナジードリンクだったりするのである」

    ここが結構衝撃的だった。
    私は出産・子育てについて考えた時、「子どもは別にいなくても良いかな」と思っていた。
    だけどこれって、自分でも気付いていない本

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    2024年02月17日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上先生の本ということでこの本を読み、川上未映子先生を知りました。
    村上先生のファンで小説家になった方なんですね。
    小説家は「洞窟内でのストーリーテラー」という言葉が、情景が目に浮かんできました。
    お二人の対談が読者に対してすごく誠実で真摯だなと思いました。すてきという言葉では言い表せないくらい、「ああ、こんなことを考えて書いていらっしゃるんだな」というのを文章で読めました。
    またいつかどこかで、お二人が対談した記録が本になったらいいなと願っています。

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    2024年02月11日
  • パイがふたつあったおはなし

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    人をお招きする時は、こういうふうに丁寧に準備するべき!と背筋を伸ばしつつ楽しくよみました。リビーさん、素敵。

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    2024年01月27日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    存在や記憶、そして愛というもの。
    人間がどんな時代も問い続けていくのだろう、
    生きている間はそれらを完全に理解することはできないし、死んでもそれはわからないのかもしれないが、
    考えないで生きるのは、果たして人間を人間たらしめているのだろうか

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    2023年10月23日
  • ラヴレターズ

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    「そして今の彼に対して私は何の気持ちも持っていないんだけれど、ただひとつ「ありがとう」と言いたい。私の心の中のいちばんきれいなものをみんな集めて、草に浮かぶ朝つゆのように、ただきれいなところだけを抽出して、そう言いたい。」p15 吉本ばなな

    吉本ばななさん、姫野カオルコさん、壇蜜さん、小池真理子さん
    が良かった。

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    2023年10月20日
  • 愛の夢とか

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    ネタバレ

    どれも好きな話だった。
    特に印象に残ったのは、アイスクリーム熱、お花畑自身、十三月怪談。
    十三月階段はボロボロ泣いた。

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    2023年10月16日
  • 愛の夢とか

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    ネタバレ

    アイスクリーム熱に出てくる
    「うまく言葉にできないということは、誰にも共有されないということでもあるのだから。つまりそのよさは今のところ、わたしだけのものということだ」
    っていう言葉が一番好きで、それが映画にもつかわれていて嬉しかった。

    わたしが個人的に好きな話は三月の毛糸。反出生主義てきな考え方がかかれていて好きだった。

    でもお花畑自身もすき。。。十三月怪談も。

    とってもわたしの好きが詰まっていた。

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    2023年09月26日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    これまで村上春樹の作品を読んで感じてたこと、例えば表層的なヘンテコな出来事の下層に通底するものに読者は共感するのだろうだとか、リアリズムにはフィクションやメタファーによってより迫ることができるのだろうだとか、そこらへんの漠然と抱いていた印象が、村上春樹の語る「地下二階」の話やコンラッドの引用などと符合して興味深く思った。

    以前、海外の読者とのやりとりで以下のように書いたら、まったくその通りだと同意してくれたことを思い出した。著者と読者、読者と読者は、村上春樹という励まし、肯定で通底していて、それを確信している。

    “Shadow” he mentioned in his speech rem

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    2023年08月26日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    日常をとらえた描写、登場人物の気持ちの移り変わりを繊細に書く技術。川上作品ははじめて読んだが、次も読んでみたいと思える本だった。

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    2023年08月06日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    こんなに話し手の意図を話し手と同じ次元で汲み取れて、聴ききれなかったと思ったらそこで怯まずに踏みとどまってさらに聴きなおすことができて、こんなすごいインタビュアーさんがいるなんて……。川上未映子さんだから聴けたお話ばかりで、ほんとうに面白かった。

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    2023年03月10日
  • ピーターラビットのおはなし

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    ネタバレ

    ピーター・ラビットシリーズの一巻目ですね。
    さすがに世界的な絵本の名作ですね。
    物語は、いたずらっ子のピーター・ラビットが、お母さんの言いつけをまもらずに、人間のマガレガーおじさんの畑で、おじさんの畑を荒らして、マガレガーおじさんに見つかって大逃走。くたくたになってなんとかお家に帰りつくというものです。
    このシリーズは、120年ほど前の初版本を復刻して、当初は使われなかった六枚のビアトリクス・ポターの絵を使用して完全版にされたのと事です。
    ピーター・ラビットはその愛らしい姿がキャラクター化して馴染みの深い物になっていますが、原作に触れてちょっと印象が変わりましたが、ビアトリクス・ポターの絵の魅

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    2023年03月04日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹の底の底にまで迫ったインタビュー。
    以前読んだ春樹と龍の対談本『ウォーク・ドント・ラン』と比べても、圧倒的に深い。春樹氏のインタビューでこれまでこんなに深く潜ったようなものは読んだことがなかった。村上春樹の地下一階を暴いていると思うし、なんなら地下三階くらいまで行ってそう。

    インタビュアーの川上未映子は春樹の大ファンらしく、村上作品に対する愛着、記憶、理解力どれもすごいのだが、何より感心したのは、え!そこまで突っ込んで聞いていいの?というところまで踏み込んでいく川上さんの勇気というか率直さというか。まさに読者が春樹氏に聞きたかったことを代弁してくれている気がする。村上春樹ファンなら楽

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    2023年02月22日