川上未映子のレビュー一覧

  • 春のこわいもの(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    かなり昔に乳と卵を見て好みじゃないと思って以来だけど、これはすごく好き。鼻の話と最後の娘の話が特に。

    0
    2026年01月19日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    川上未映子さんの本は絶対重くて、絶対読まれへんと思ってたんやけど、なんとなく気になって読んでみることにした

    子どもを産むってことは、眠っている子どもを起こすことや、っていう善さんの語りが印象に残った
    子ども自身が生まれてきたいかどうかとか、未来に生まれる子どもの権利とか、ここ数年で見聞きするようになった

    そんななかで自分は子どもを持ったし、まわりでは不妊で人工授精で授かったいのちもまま聞くようになった
    この世に生み落とされたことって、子どもにとってはどういうことなんか。自分が子どもやったころはただひたすらに大人たちがいつか死ぬってことが怖くてたまらんかった。
    うちの子はどう思うんやろ、せめ

    0
    2026年01月19日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    子供を持つか持たないか考えるヒントになればと読み始めました。夏子が考えること、仙川さんや善さんが言うこと、全部「そうだよなぁ」となりました。『乳と卵』も読んでいたので、巻ちゃん、緑子も元気でよかったです。最後の逢沢さんのお父さんの話と結末も胸がじんわり温かくなりました。
    夏ちゃん、がんばれ!

    0
    2026年01月15日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    乳と卵リライトから始まる続編という構成。
    夏物語も素敵で気に入ったけれど、乳と卵が抽象的な作品だったので私の中にある乳と卵が別物になったような寂しさはある。

    0
    2026年01月15日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    「もしあなたが子どもを生んでね、その子どもが、生まれてきたことを心の底から後悔したとしたら、あなたはいったいどうするつもりなの」

    15章の善百合子のここからの発言、苦しい、自分何度も人生で思ったことで苦しい、これを精子提供で生まれ育ての父親から性虐待された善ではなく作者が書いたと思ったら苦しい。
    最後、主人公は「忘れるよりも間違えることを選ぼうと思う」と出産を決意するが、善百合子は「生まれてきたことを肯定したら、わたしはもう一日も、生きていけないから」と言う…リアルどおり人を救いきらないのが作者らしかった。他の人のレビューを読んでも善百合子に対する感想が多く、なんか救われた

    ずっとなぜ夏子

    0
    2026年01月18日
  • 愛の夢とか

    Posted by ブクログ

    十三月会談を読んで、時子の感覚のように過ごしているわたしは、もしかして死んでいるのかな?と意味もなく辺りをキョロキョロ見回した。

    0
    2025年12月27日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    むっっちゃよかった!

    すんごい、小説を読んだ…
    本を読み続けて本当に良かった…!と思えるぐらい、素晴らしかった
    川上未映子さん、初めて読んだ、今まで読んでこなかったことを後悔
    600ページ超の作品で、ひたすら主人公の思考がつらつら〜と書かれているけれど、ぐんぐん引き込まれる。主人公の頭の中を丸々見せられているような文章が、良かった
    重いテーマで、何が正解かわからないけど、正しく悩み考え切ること、が大切だと思いました

    0
    2025年12月14日
  • ヘヴン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     この作品における「いじめ」は、テーマというより一つのモチーフとして扱われているように感じた。いじめが許されないのは当然だが、作者が描こうとしたのは、卑劣で非情な環境に置かれた人間がどのように生き延びようとするのかという、もっと根源的な部分だったのではないかと思う。とはいえ、凄惨ないじめの描写はあまりに辛く、一語一句を丁寧に追うことはできなかった。

     コジマが父との繋がりを絶やすまいとして風呂に入らず、服も洗わない行為が周りに理解されることはない。しかし中学生の少女にとってそれは、理屈を超えた、自分らしく生きようとする精一杯の自己主張なのではないだろうか。

     また、百瀬の無慈悲で過度に冷笑

    0
    2025年12月05日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本当に大好きな著者さん。川上未映子さんの作品はなんだろう、ずっと宙に浮いてるみたいな、なんだかずっとふわふわしてるような感覚と物語にある不気味さとか悲しさとか美しさがなんとなく掴めないような物語で、その読中の不穏さが充溢した甘美な世界にどうしても浸りたくなる時がある。そんな衝動に駆られることが本当にある。
    この短編集で描かれている「春」は、私たちを取り囲む世界が一変してどうにも出来なかった「コロナ禍の春」のこと。人間の醜い部分ややさしい部分も含めて、何もかもが孤立化してしまって戸惑いながらも生きていた日常が思い出されて少し苦しかった。

    0
    2025年11月18日
  • 愛の夢とか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。それぞれに心に響くポイントが異なる作品が並んでいる。

    『いちご畑が永遠につづいてゆくのだから』
    幻想的。文章構成の妙。表題を提示しそのあとに続く文章はまるで連作詞編をよんでいるよう。二人の関係性はいかに。個人的には30代前半の夫婦で子作りに関する話題で大ゲンカ。ブチぎれる妻と黙秘と苛立ちを醸し出す夫の一幕。

    『日曜日はどこへ』
    淡い青春への憧憬。大人になって日々を惰性で貪る感覚が高頻度で襲う私の人生。そうではないパラレルワールドを夢見みながら日常の平凡さに押しつぶされそう。

    『三月の毛糸』
    ファンタジーなラスト。テーマはわかり味が一番強い。
    凄惨な世界に取り囲まれている生活の危う

    0
    2025年11月17日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    この本を読み始めたとき、『乳と卵』の作り直しかと思った。夏の、延々と続いている不快感のような暑さの中で繰り広げられる1人の女性の物語。乳と卵と重なるパートでは、主人公の女性よりも姪っ子の視点に立って読んでしまう。生まれてくる意味とは?人が自分で望んでこの世に存在するわけではない、という事実。生きる辛さや成長する際に突き当たる壁。考えさせられることが多い。
    後半はどちらかというと親の視点。子供自身との関係性や、産んだ経緯が色々な人々。子育てと虐待。

    様々な登場人物の喜怒哀楽の気持ち、思考回路、批判。人が生きる上で、自分が他者に与える影響をわかっているつもりでもわかっていないことがほとんどだ。自

    0
    2025年11月16日
  • 夏物語

    Posted by ブクログ

    子どもを産むその行為は理屈では表せない。
    価値観や倫理観がそれぞれ異なる中で、導く答えは誰にも否定されてはならないものだと感じた。
    主人公が傷つきながらも出した答えはある人から見れば否定されるような一般的ではないのかもしれないが、それでいいしそれがいいんだと思う。
    みんなちがってみんなよい。

    0
    2025年11月08日
  • ピーターラビットのおはなし

    Posted by ブクログ

    マグレガーさんが育ててる野菜は、ピーターが食べるとおなかをこわしてしまったが、いったいどんな野菜だったのだろうと思った。

    0
    2025年10月31日
  • きみは赤ちゃん

    Posted by ブクログ

    先日、母親3年生になりました♪
    ということで、書店の文庫フェアでずっと気になっていたエッセイを見つけたので手に取った。

    35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立…芥川賞作家である川上未映子さんの異色エッセイ。

    この作品のことをもっと早く知りたかった!
    妊娠中に読みたかった!!!
    (でも、もし妊娠中に読んでいたら出産に対する恐怖は増していたかも…)

    エッセイを通して、慌ただしい日々の中に埋もれていた自分の妊娠、出産のこと、子どもが0歳だった日々のことを思い出して、懐かしい気持ちになったり、出産直後にメモし

    0
    2026年04月30日
  • あこがれ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    娘とaudibleで聴いた。
    ヘガティーとかあだ名が面白くて、どうやったら思いつくんだろう。天才的にネーミングが全て好きだった。
    この作品を娘と一緒に話し合いながら聴けたことが嬉しい。

    0
    2025年09月15日
  • 愛の夢とか

    Posted by ブクログ

    「お花畑自身」が特に好き。大切に手入れしてきた庭や自宅をいけすかない若い女に売らざるを得なくなった50代の女性の話。かつて自宅だった庭のバラを何度も見にいくの切ない。

    「十三月怪談」は死んでしまった妻視点、生きている夫視点が混じるような不思議な視点。薄れていく意識なのか、記憶が本当のことなのか幻なのか…

    自分は川上さんの文章はどういいのかいかに素敵なのかというのが説明しにくく、何を言っても無粋になる気がしますが、川上沼にズブズブです。一冊を読み終わりたくないんです。ずっと読み続けたい…といつも思ってしまう。

    0
    2025年08月11日
  • あこがれ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    自分が成長していくなかで失ったものを突きつけられます。とてもとても切なくなってしまった…

    異性の友達ってすごくいいなぁと思いました。自分にはいなかったので、それが本当に羨ましい。

    あと、麦くんがつけるあだ名がめっちゃおもろい。

    素敵な小説でした。

    0
    2025年07月30日
  • すべて真夜中の恋人たち

    Posted by ブクログ

    この小説だけではなく各文学で恋愛感情を示す「好き」という言葉は危険に満ちる一方、微笑ましさも内在するのが憎らしい。さらに本書のような良質な心理描写の中で綴られる「好き」は一入である。好きという単語の配置のタイミングは恋愛小説の評価の多寡を分ける。本書はだいぶん後半に入ってくるが。

    私がそこまで「好き」という表現を好むのは他の曖昧模糊になりがちな恋愛感情の表現より明らかな直接性があり覚悟がいる表現でありながらも究極的にいじらしい表現であるからだ。この言葉を繰り出すシチュエーションを思い浮かべるが良い。好きな対象に自分の制裁与奪を委ねてるのが普通に理解できる。他者に表明することで自分の尊厳を委ね

    0
    2026年04月11日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    六つの物語から成る短編集、なんだけれど、ひとつひとつの完成度と熟成された感にいちいち圧倒されて、読後、おいおい、『ヘヴン』くらいのすごい物語を読んだぞ、これは……と、ちょっと現実に戻ってくるのに数日かかるって感じの読書体験でした。
    はああああ、ほんと未映子先生さいこう……たまらねえよ。
    やっぱり未映子先生で好きなのはエンタメより、純文学なのよ…!


    どの話も胸を抉って、わたしに色んな感情の種を植え付けてくるので、ある物語(たとえば「あなたの鼻がもう少し高ければ」や「淋しくなったら電話をかけて」)を読んだときはそれはいっそ暴力だったし、ある物語(たとえば「青かける青」や「娘について」)を読んだ

    0
    2025年07月19日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さんだったけど吸い込まれるように読んでました。
    不気味な雰囲気が漂う物語たち。
    言葉では言い表せない読後感がなんか癖になる。

    0
    2025年06月06日