川上未映子のレビュー一覧

  • ヘヴン

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    なんでもない最後の並木道がヘヴンだったんだろうな。にしてもイジメの描写が辛すぎるんだよなーーーーーーーー

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    2026年01月21日
  • 黄色い家(上)

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    ずっと気になっていた人気の本、文庫になってようやく読むチャンスが。クライムものという触れ込みだったので身構えていたが、思いのほか上巻はそこまで暗さや悲壮さはなかった。が、下巻からはそうはいかないかもしれない、という予感や伏線ははられていた。読みやすくスピード感のある文章で、あっという間に読破。

    物語は、主人公の30代の女性が、かつて深い知り合いだった年上の女性・黄美子さんの逮捕記事を見つけたことから始まる。そして過去の回想へ。90年代後半の三軒茶屋あたりが舞台の話に飛ぶ。

    主人公の生い立ちの描写が始まり、母子家庭かつ貧困家庭で育つ主人公がひょんなことから30代の黄美子さんと出会い、高校生の

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    2026年01月18日
  • きみは赤ちゃん

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    ネタバレ

    ここまでリアルに出産、育児を語ったエッセイは初めて読んだ。想像以上にしんどいことがあるけど、子どもの愛しさはそれ以上にかえがたいんだなぁ、
    エアロビの話は面白かった、将来子どもができたら読み返したい。

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    2026年01月18日
  • 黄色い家(下)

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    下巻。クライムサスペンス独特の深みにハマっていく体験を実感。

    事の発端は火事で、失った場所は花にとって『拠り所』。彼女は中学生からそういった『安心できる場所』がなかったのではないかと思う。桃子や蘭、そして黃美子さんと一緒に過ごした時間は、花にとって青春の原石だったのかなと思う。

    お金への執着が異常なぐらいまでに深く深く沈んでいく花、読み手側の心を深く沈ませる。
    人間の思考・精神力は天秤にかけてもバランスが取れた状態で過ごしてるはずが、きっかけによってその天秤が一気に傾き、恐怖と不安に苛まれ精神が破壊されていく。
    人間は脆い…。そういった花の変化がどんどん悪い方向へと転がっていく前、誰かが止

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    2026年01月18日
  • 乳と卵

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    意図的に変わった文体でかかれているため読みにくかったですが、短いのでなんとか最後まで読むと、面白かったし読後の余韻もありました。この文体だからこそ面白いのかも。

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    2026年01月15日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    あっという間に読んだ。花ちゃんの気持ち、なんだかすごいわかって痛々しくなる感じ。ヒリヒリする感じ。
    きみこさんはきっと優しかった。そしてちょっとそういうことだったんだと思うけど、幼いはなちゃんが救われたのは紛れもない事実。だから最後は苦しかった。



    私の中で映水さんはイケメン

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    2026年01月13日
  • きみは赤ちゃん

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    子供を預けながら働くことに関するもやもやした感情や、妊娠中出産後のホルモンに振り回され肩など、首がもげるくらいウンウンと言ってしまう共感が多かったです。
    そして子供に対する愛おしい目線に溢れている一冊です。子供がもたらしてくれた悩みと幸せだなあと思います

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    2026年01月12日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    すべて真夜中の恋人たち
    仕事、人間関係、恋愛。自分とはなんなのか、自分の殻に閉じこもってるように見えるけれど、そんなことすらも自らでは分からない冬子。ただ真夜中の光を求めていたことは確か。そんな冬子にとって三束こそが光だった。三束という存在が冬子の中に長い時間をかけて吸収される。
    暗闇が広がる真夜中こそ、より強烈な光を感じられる。

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    2026年01月11日
  • きみは赤ちゃん

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    出産レポ。彼女の作品を読む機会がここ最近多く、授業で「夏物語」を学んでいる。それがきっかけで手に取ったこの作品。
    子供を持つことって、やっぱり大変。私なんて結婚すらまだしていないし、まして他人と一人の人間を育てていくなんて。
    川上未映子と同じように、私も出産は怖いと思う。子供を持つことは、簡単じゃない。
    出生主義でも反出生主義でもないけれど、「会いたい」という気持ち、それは理屈じゃ語れない母性本能から来るものなんだろうと感じる。

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    2026年01月10日
  • 夏物語

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    5年前に買ってから一度も読んでおらず、今読むべきかもと感じ、読み始めた。
    知人から感想や内容などざっくり聞いていたが、全く別の話だったため知人にがっくりきた。(感想は人それぞれだが、知人はこの本を利用し反出生主義を強要してきた為)

    私自身主人公と重なる部分が多かった為、読んでる最中にかなり苦しんだが20代のうちに読んで良かったと本当に思う。

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    2026年01月09日
  • 黄色い家(上)

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    あまりに苦しい作品で、読むのが苦痛でした。
    凄い作品だと思います!
    でも、皆の生き様があまりにも辛くて。
    再読はないだろうということで星4つとさせていただきました。

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    2026年01月06日
  • 黄色い家(上)

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    独特な雰囲気で作中では経験したことも見たことも感じたこともない様な場面ばかりだったけど、まるでその場にいるかのように、緊張感まで感じました。心臓がどきどきしたり、安心したり、この先どうなるのか、すごく楽しみです。

    「お金」に対して正直私はあまり関心がありません。
    お金持ちになりたいとも特に思いません。自分と自分の周りの大切な人達が特に不自由なく、最低限のお金があればいいなと思うタイプです。でもそれは私の育ってきた環境が世の言う「裕福」だったからだと思います。決してお金持ちではなかったし、我慢する事もあったけど、服も食べ物も、学校で必要な物も、当たり前のようにそこにあって当たり前のように使って

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    2026年01月07日
  • 黄色い家(上)

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    クライマックス震えた…。文庫を上下巻にした意図が分かる。
    場末的な筋書きも良いけど、花の主観の描写が緻密で、外部からのストレスに対してふいに関係ないこと考えたりするのが面白かった。心の中をこんな方法で表現する小説は珍しいんじゃないか。

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    2026年01月06日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    水商売で働く母をもつ主人公は、バイトで貯めたお金を母の彼氏に持ち逃げされたことをきっかけに、
    スナックで出会った黄美子についていき、同居を始める。

    未成年ながら、黄美子とスナックれもんを切り盛りし、うまく行っている中で母から連絡があり、200万円を貸して欲しいと。理由はいわゆるネズミ講にハマり、また癌にかかりヤミ金に手をだしてしまう。

    18?才の主人公からみる世界の描き方がリアル。
    すごく心理描写が丁寧なわけではないのに、想像できてしまう。

    後編が気になる。

    2026年1冊目

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    2026年01月04日
  • ヘヴン

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    _好きなシーン
    ・"みんな好き勝手言うけど、あなたの話しか聞かないから"
    安心感 抱擁感 安堵感 信頼感

    ・"言いたいことがあれば何でも言って、言いたくないことは言わなくていい。"

    普段から母親に感謝の気持ちがあるのに、昔から上手く親とコミュニケーションが取れない自分の申し訳なさと不甲斐なさ、情けなさが込み上げた。
    頭の中で感謝と情けなさを伝えたら号泣した。進路のことだって一緒に考えてくれる姿勢にじんわりした。就職を決めないといけない自分の心の柔らかい所がお湯に包まれた感覚になった。

    最後のくじら公園のシーンは斜視による幻覚を見てるのか、寝てしま

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    2026年01月04日
  • 黄色い家(下)

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    黄色い家。SISTERS IN YELLOW、こっちの方がしっくりくる。英語と日本語の大きな違い。
    四つ打ちの音楽に身を委ね気持ちよく踊るように読み進めてしまえる、読みやすさ小気味よさがある。
    でも内容は重い。何が力なのか強いのか、強さとなってくるのか。
    自分で選択して生きた人生でも、積み上げてきたものが崩れ壊れてしまってやり直せないことがある。外側にある、自分の中に影響してくるものほど積み上げやすく力となるけど、弱くて脆い虚構であり崩れやすい。そしてそれは執着、依存、拘泥…となり、本当の自身の裁量や尊厳を奪っていく。
    また選択したつもりでも、実はどうしようもない運命として社会に定められたもの

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    2026年01月04日
  • 黄色い家(下)

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    黄美子さんが、いろんな面があり不思議な存在。
    でも、いろんな事を包んでくれるような安心感があり魅力がある。

     上巻では、上手く仲良くやってきた人間関係にも変化があり起こる問題は全てお金に絡む事。
     お金があると、あるで不安になったり疑心暗鬼になるのは。 経験はないけど、わかる気がする。

     

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    2026年01月04日
  • 黄色い家(下)

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    主人公と同年代なので当時の空気感やXのくだりはとても
    懐かしく映像として想像しやすかった。
    自分達の時代、あからさまに貧乏な子はいたし、主人公達ほどでは無いが違法に金を稼ぐ連中はいた。

    そんな感じで時代背景や周りの景色が想像しやすく、上巻は不穏な空気を纏いながらもあまり物語が進まなかったが、下巻からどんどん転がって行く様に進むので読むのが止まらなかった。

    主人公の背景や黄美子さんヨンスなど同情出来る部分もあるが、やはり誰かを不幸にする稼ぎ方はクズだと思う。

    物語としてとても楽しめました。アンメルツヨコヨコ

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    2026年01月03日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    大変な読書だった。嫌な汗をかきそうになる読書。普通に読んでいてつらかった。一気呵成に読んだけれど、それはどちらかというと、こんな気持ちのままじゃ眠れない、という不快感からの解放を求めていたからだ。どうか救いの展開を、と願ったが、中盤になっても終盤になっても、苛烈ないじめの描写はとどまることはなく、むしろどんどんひどくなっていった。これはフィクションなのに、どうして著者はこんな残酷なことを、とどこかで苛立つ部分もあった。けれどその筆の容赦のなさは、「僕」が自らの手で「ヘヴン」を見るための条件だったのかもしれない。

    この小説のテーマの一つが「見る」ということであるのは明らかである。だからこそ著者

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    2026年01月03日
  • 乳と卵

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    思考回路をそのまま写し取ったような文体で、まっすぐ進まない。ああでもない、こうでもない、これかもしれないし違うかもしれない、否定して、また戻って、ぐにゃぐにゃと澱んでいく感じがある。
    読点ばかりで、句点が少ない。
    区切りが少なく、息切れする感じさえある。正直、読みやすいとは言えない。でも、それがこの作品を引き立てていると思った。
    今回、感想を書くのは結構困難であった。ひとまず、自分なりの見解をまとめておく。


    本作の中で、巻子の「どうしても豊胸したい」という願望が強く引っかかる。自分のためだと言い切ろうとするけれど、それは本当に自分の欲望なのか、それとも見られることを前提に内面化してきた価値

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    2026年01月03日