川上未映子のレビュー一覧

  • ヘヴン

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    個性や生い立ちを自分らしさと考えたり、いじめの理由と考えたり、若さゆえの葛藤が丁寧に描かれていてよかった。
    人生には数々の選択肢があって、自分には考えつかない提案をしてくれる周囲の人もいる。
    主人公はいじめっ子に反撃する選択は取れなかったが、斜視の手術を受ける決断はできた。
    ただそれだけなのだろう。

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    2026年08月01日
  • 乳と卵

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    パキッとした対立構造と、思考の流れをそのまんま書き記したような関西弁の文体とのアンバランス感が何とも不思議な体験。玉子割りというなんらかの儀式性を帯びたイベントを経て緑子は成長したのだろうか。だとすれば巻子の方は?豊胸手術はどうするのだろう。モチーフとして豆乳が出てくるが、あまりエピソードとして膨らまずに、読者を突き放すばかりだ。

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    2026年07月31日
  • 乳と卵

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    あえて整理せず、頭の中の思考のログをそのまま反映させたような文章。読みづらいのに読み進めてしまう不思議な魅力があった。

    女性としての体を取り戻したいという衝動は、欲求とか下心とかではなく、もう制御の効かない動物としての本能に近いものなのかなと感じた。
    あらゆるものに関して「ほんまのこと」は意外と存在していなくて、普段の自分の行動も、大切にしている拘りも、理由づけがされないまま出力されている。









    P.S.
    どこかの記事で読んだか動画で見たか忘れたが、椎名林檎の作品について
    「椎名林檎の本質は女じゃないと理解できない。男がいくら考察を重ねようが研究しようが、女という性の根源の体現

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    2026年07月30日
  • ヘヴン

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    とても面白かった。川上未映子さんの著書ははじめて読んだけど、ちゃんとものを考えてる人が書いた感じがしてとても良かった。

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    2026年07月30日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    川上未映子さん制覇!!!

    あこがれもよかった!
    麦くんいいやつすぎ!てかベガティも麦くんも小学生とは思えないくらい大人っぽいな

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    2026年07月24日
  • 黄色い家(下)

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    下巻は上巻よりもあっという間に読めた。

    仕事も暮らしも精神もどんどん苦しく、窮屈になる。
    人一倍責任感の強い主人公の頭はどんどん黄色に支配されて、おかしくなっていく。

    でも汚い手段で手に入れたお金は表の世界では使えないし、一度裏の世界に染まってしまうと、責任感の強い人ほどそこから這い出るのは難しい。
    性格が良くても頭を使うのが苦手な人は、性格が悪くて頭を使うのが得意な人に利用されて使い捨てられる。

    主人公が、あんなに大切だった黄美子さんや仲間、自分の罪を忘れたのは自分の精神を守るための防衛本能で、この物語に共感できる体験なんて何一つしていないのに、なんだかすごく分かるなあと感じた。

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    2026年07月24日
  • 黄色い家(上)

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    面白かった。
    上下巻の長さを感じさせない疾走感がある。

    上巻は、決して楽ではない生活の中でも共に生きられる仲間を見つけ、自分達でお金を稼いで自由を手に入れる青春篇といったところ。

    「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る(石川啄木)」
    が読みながらずっと頭をループしていた。

    切ない。

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    2026年07月24日
  • 黄色い家(下)

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    なんというか、、とても不気味だけどリアリティのある本。人は自分の見たいように世界を見るんだなと気づかされた。

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    2026年07月23日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    黄美子さんが結局何なのかがわからなかった。
    途中からぼーっとしてる描写が多く、存在感があるようなないような。でも花にとっては大切な必要な存在だったことが終盤の展開からもわかる。
    20年後くらいの犯罪の記事から再開し、一緒に来ないか?と言うくらいだから。 花は何とかしてあげたかったのか?そうすることで罪の意識だったりから少しでも解放されたかったのか。

    花のキレ具合が面白い。

    カード不正などで金を稼ぐ。燃えて無くなってしまった「れもん」をまたやりたいとお金を貯めるが、悪い稼ぎ方だ。それでもお金が必要。

    蘭、桃子、琴美、映水
    琴美さん魅力的だった。

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    2026年07月20日
  • 夏物語

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    センシティブな内容な中
    夏子がお母さんおばあちゃんお姉ちゃんと健気に生きていた幼少期
    貧しかったけれど、それぞれがそれぞれを思う姿に涙が止まりませんでした。
    何度も読みたい本です

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    2026年07月16日
  • 夏物語

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    読み切った!!!!!読み切れたぞ!!!!!途中まであまり入り込めず読み進めるのに時間はかかったけど、後半からは読むの止まらず、良かった…

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    2026年07月12日
  • 夏物語

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    友達から頂いた本。後半になるにつれどんどん面白くなっていった。パートナー無しで子供を持つ事は親の勝手なのか?いわゆる自然な方法以外で子供を作る事はおかしいことなのか?批判されるべきのことなのか?いろいろな意見があるだろう。

    “自分の子供に会いたい”そう思う1人の女性の思いがほとばしっていて、読んでいて主人公を抱きしめてあげたくなった。

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    2026年07月12日
  • きみは赤ちゃん

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    出産を控えて、産休中に友人から貰った本。

    妊娠してから色々な人のブログやらSNSやら見漁っていたけれど、これもそんな感覚で、そんな事あったなぁとか、育児ってそんな感じなのか、とか共感したり参考になったり面白かった。

    産後めちゃ働いてた川上未映子さん心配、休んで。

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    2026年07月10日
  • 夏物語

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    尊い。
     
    1人の人間がこの世に誕生することって、
    自分の力じゃどうにもならないくらい偉大だからこそ畏怖の念を抱かざる終えない。

    怖いんだけど尊い。 
     
    怖いと尊いって、相反する感情なんだけど、読んでいて
    それが一気に押し寄せる感じ。


    逢沢さんは、夏子に出会えて良かった。
    生きる意味なんてない。
    生きているだけで尊い。


    善さんは、夏子と相反する価値観で1冊の中で、いろんな価値観が描かれているところも、これまた面白い。

    そんな価値観、自分でも考えなかったような価値観に出会えることが読書の醍醐味だよな。



    ゴンドラにのる2人のシーンは映画のワンシーンのようで、尊い!

    今でもどこ

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    2026年07月12日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    シノギ、シマ、アガリ、ポン中、、、
    知らない言葉ばっかりの、闇の世界が描かれている小説だった。
    別にハートフルな話ではないと思ってたけど表紙が可愛かったので予想外。

    ここ最近読んだ本の中では読みやすくてスラスラ〜と読めた。
    親がイカレポンチで歪んでしまった子どもたちと黄美子さんの共同生活。
    黄美子さんってものすごく何かが欠けていて不思議、、なんと言ったらいいんだろ、、
    優しそうに思える時もあれば人の気持ち全く理解してなさそうな時もある、
    何考えて生きてるんだろ?まあ基本ボケーっとしてるのかな?と思ったらラッセンの絵を振りかざしてふすまボコボコにしちゃう
    そして常に拭き掃除してる
    近くにいたら

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    2026年07月09日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    こんなにも繊細であなたのことが好きなのにもう会えない。ただあなたのCDなどの欠片を集めて生活していく。切ないなあと思いました。あなたのすべてが好きすべてを捧げられると思っても住所すらも知らなかった。でも職業も肩書きも関係なくて好きだった。もう会えないけれどあなたの影響を受けて一緒にいたという過去は残して、タイトルを書いて希望を残していくのが良かった。

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    2026年07月08日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    いままで読んだ川上未映子の代表的な作品より、私はこの短編集のほうが好き。
    マリーの愛の証明 だけが個人的に惜しくて、それも気にいれば星5だった。

    あらすじにも書いてあるとおり「かつて存在した愛」についての作品集。
    あたたかい愛というよりは、切なさや痛みという「喪失」のほうがテーマと呼ぶに相応しそう。
    どの話も良いのだが、とりわけ『シャンデリア』が好き。喪失と同等の虚無が描かれている。

    実は再読を何回かしており、おそらく今後もまた読むと思う。

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    2026年07月09日
  • 夏物語

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    この物語を貫くのは、世間が押しつける「家族の幸せ」といった生ぬるい綺麗事ではない。

    作中、夏子が編集者から「あなたの文章の良さ、リズム、それは強い個性」と評されるシーンがあるが、まさにこの小説自体のリズムと流れが、読者の身体にドクドクと流れ込んでくるような心地よさと、圧倒的な強さを持っている。川上さん自身もこう言われてきたのだろうか、と思わせるほどに言葉が生きている。

    特に胸に刺さったのは、美化されがちな「思い出」や「女性の身体」の、あまりにも泥臭く生々しい描写だ。
    幼い夏子のために、姉の巻子が一生懸命に考えてくれた「ぶどう狩り」。それは決して美化された思い出なんかではなく、どこまでも「情

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    2026年07月07日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    日常の些細なズレや、他者との関係に潜む“こわさ”がじんわりと迫ってくる短編集でした。
    コロナ禍という時代背景も相まって、人の内面の弱さや執着がより生々しく感じられました。
    描写が鋭く、読んでいてグサッとくる場面も多かったですが、読み終えるとどこかスッと心が静かになるような、不思議な余韻が残る一冊でした。

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    2026年07月06日
  • きみは赤ちゃん

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    子供を産むということに自らが直面して読んだ。
    産まれてきた後の赤ちゃんがいる風景の描写が並ぶ記述は涙なしには読めなかった。
    大きくなっていって色んなことがあってもこの時の気持ちが残っていればきっとやっていけると、そう思う。

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    2026年07月06日