川上未映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
親密な関係の女友達と主人公の入江冬子はそっくりで、彼女を思い浮かべながらこの本を読んでいた。性的なシーンは読んでいるだけで実際の光景は見ていないのに生々しく映像が頭に浮かんで、そういった経験のある彼女にとっては苦しい場面の一幕になるであろうと思った。この本を私と同じく買った彼女はこのシーンを読んでどう思うのか...
水野くんが入江さんに言った「何も言葉を持たないし、何を考えているのかも分からない、イライラする」それは彼女がかつて言われた言葉でもあった。この言葉を読んで以降、彼女も同じような悩みを持ちながら生きて今を過ごしているのではないかと思った。
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Posted by ブクログ
繊細な心を持つ主人公のラブストーリー。
アルコールを飲まないと他者との会話も難しい。心を保つのがいっぱいいっぱいで生きている冬子。
三束さんに出会い、恋をして、解れていったり、壊れかけたり、自分自身も知らない色々な感情に出会い、翻弄する。
儚い恋、実って欲しかったなあ。
三束さんは職業のこと以外でも、冬子の純粋さとの不釣り合いさとかそう言う点でも心苦しかったのかなあ。三束さん自身は年齢を重ねている分、心の穢れも多少なりともあるでしょうから。
三束さんにとっての冬子はちょっとした寂しさを埋めるのに丁度いいくらいの相手だったのだろうか。
かなりの年齢差があり、それに加えてここまでピュアな恋愛小説っ -
Posted by ブクログ
途中、かなりの重さに読むのをしばらく中断。しかし再開後は一気読みだった。
黄美子さんは、考えることが苦手な人というのだろうか。生い立ちのせいもあるだろうが‥
登場人物は皆キャラが立っているが、蘭と桃子は結果的には常識人だったようだ。
花の思考回路は自分に近い部分がある、と感じるところがあり、それを桃子にビシッと指摘されて、うぐぐ、と胸に食い込んできた。
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「苦労するのは、いいことなんですか」
「いいことだとは言ってないよ。しょうがないってこと。でも苦労もできない馬鹿よかましでしょ。あいつらは幸せかもしれないけど、馬鹿だよ。」
自分だけが苦労してきたぶってるとこね。どんなふうでも人には -
Posted by ブクログ
うーん、どんどん読み進められるのだけど、なかなかに重い…
下巻の最後、救いはあるのだろうが…?
全体の所感は下巻読み終わってからにするけど、とりあえず上巻で気に止まったフレーズを書き留めておきたい。
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こんなにとてつもない量のエネルギーを、1人の人間がどうやって受け止めて、それを背負うことができるんだろう。音楽を聴くだけで涙が出たり、会ったこともない誰かがいるだけで救われる人がいたり、勇気が出たり、自分もその一部になりたいというような気持ちに、どうして人はなるんだろう。
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「おまえの人生どうなんだって訊かれたら、なんで答えるんだろうって」
「それは誰に訊かれるの?」
「え?」