川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    (上)に続き読みました!
    展開が一気に動いて黄色い家(上)で謎だった部分が解明されていきました。
    苦労して貯めたお金を2回も失ったり働き口が無くなった花は黄美子さん、蘭、桃子と4人で一緒に住む為に必要なお金を稼ぐ為に犯罪に手を出してしまい心が痛みます。
    生まれた環境が全てではないですが主人公の生い立ちはとても辛いですね…
    お金が無いという事がいかにして人を狂わすのか、人間の醜い部分が露わになっていて後半は常にもやもやしてしまいました。

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    2026年03月22日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    SNSで話題になっていたのとジャケットのインパクトと帯の「人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか」というフレーズがとても気になって購入しました。
    第一章の内容は主人公の花の現在から始まっていて一緒に住んでいたという黄美子さんが何故捕まったのか?
    古い携帯に電話番号が残っていた蘭とはどういう関係だったのか?
    桃子は何故行方不明になったのか?
    等の伏線回収を感じる内容で徐々に興味を惹かれていきました。
    第二章からは主人公が15歳の時に戻ってそこから過去の話が始まり黄美子さんとの出会い等が明かされます。
    黄色い家の(上)はとにかく心が痛くなる内容で主人公に感情移入してしまうと胃痛がしてしまう様な内容でした

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    2026年03月22日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    海外の知り合いに「Yellow House、僕の国で大人気だよ!」と言われ、逆輸入のような形で手に取った本。
    ー圧巻だった。
    今年はまだ始まったばかりだが、おそらく2026年ベスト3に入る。

    花は本当にどこにでもいる、責任感が強くて、少し自分に自信がない女の子。そんな子が、ただその時々で最善(のように見える)の選択肢を選びとり、向かった先は闇社会だった。
    花の育った環境が特殊だったとはいえ、おそらく他にもたくさん選択肢はあっただろう。きちんと教育を受け、持ち前の責任感を活かして、正しい方法でそれなりのお金を稼ぐこともできただろう。
    ただ、それを教えてくれる大人が、誰もいなかった。

    では、は

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    2026年03月19日
  • 夏物語

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    女性が子供を産むこと、持つこと、生命の意味をめぐる、とても美しい物語でした。切なくて美しい表現と、大阪弁のコミカルなリズム感が心地よかった。男性には計り知れない思いを抱いて女性は生きているのだと思いました。だから男性こそ読むべき小説だと思います。

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    2026年03月19日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠、出産、育児、を経験したことがなく、将来的に子供が欲しい(授かれたらいいな程度)と考えている私の率直な感想。
    こ、怖すぎる。
    世のお母さんたち凄すぎるって。
    自分には無理なんじゃないか。
    という不安な気持ちと
    私がいまこうして存在していることって
    当たり前なことではないんだな。母って偉大!
    という尊敬の気持ちになりました。
    かなりリアルに書かれてるからこそいい。
    今後、妊娠したタイミングや出産したタイミング、子育て中などのタイミングで読み返すと、きっと今と違う読み方ができるんだろうな〜
    と今から楽しみでもあります。
    読書初心者の私からするとページ数が多いのと、感情移入しすぎてしまい、読むの

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    2026年03月18日
  • 黄色い家(上)

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    上巻。
    このあとどうなっていくのか‥。
    主人公の花がとことん可哀想で。
    頑張っても頑張っても突き落とされてしまう。
    どうしてこんな辛い試練ばかり‥。
    上巻の最後は『なんでこうなるの、、』と目を塞ぎました。

    苦しいけど、下巻が楽しみ。

    2026.3.17(火)

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    2026年03月17日
  • ヘヴン

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    いじめの描写があまりにも生々しくて、読んでいて胸がヒリヒリしてしまいました。かなりビターな内容ですが、学校のいじめの物語にとどまらず、人が理不尽さや矛盾とどう向き合い生きるかを問われているようで、強く引き込まれました。

    読みながら考えたのは、
    人はなぜ集団になると残酷さに鈍感になり、正当化してしまうのか、ということです。本来、人が人に暴力をふるう権利なんてないはずなのに…、理不尽な暴力の場面に何度もやるせない気持ちになりました。

    特に印象に残ったのは、百瀬が語る「世の中の仕組み」と「世界はひとつじゃない」という言葉です。
    認めたくはないけれど、
    身近な人間関係だけでなく、歴史の中で繰り返さ

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    2026年03月19日
  • 黄色い家(下)

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    上下2巻、一気に読み終わった。
    読み終わってすぐ1週間は余韻が残るような小説。
    自分とは違う別の人間の人生を経験したように感じられる。
    内容は重めだが読みやすく、とても面白かった。

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    2026年03月15日
  • 黄色い家(下)

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    上下巻読むのに費やした時間はたった2日だけど、一人の女性の半生を一気に駆け抜け、たった2日とは思えない時間を過ごしたように思えた。
    全て終わった事だけど、あまりにも多くの激情と展開に呑まれ、駆け抜け、自分の半生のように主人公の半生を今、振り返っている。
    物語を読む小説は数多くあるが、人生を読める小説はどれほどあるだろうか。
    そんな作品でした。

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    2026年03月14日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    Clean Bandit "I miss you"

    ポケットに入った生米も嫌だった初体験も、ろくでもない関係性と、すごくすごく大切な景色や音、光や暗闇と、その全てを覚えいることはできなくて、忘れてしまうことも多い。忘れないように大切にしようとしたり、忘れようとしたり。その忘れてしまったものから成る今の私と、それをふと思い出したときの言葉にできない感覚の物語。(なので全然感想が上手く書けない。のだが読後感は最高だった)

    きっと誰にとっても三束さんような人がいる。
    なんだったのかはわかるようでわからなくて、好きだったのか体目的だったのか、友達だったのか、なんでもなかったのか

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    2026年03月14日
  • きみは赤ちゃん

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    マザーズ後、もう一度読んでみた

    小説とノンフィクションの違いはあるけど、どちらも素晴らしい
    (もう少し何か書けるかと思いましたが、無理ですね)

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    2026年03月13日
  • ヘヴン

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    斜視を理由にイジメにあっている男子中学生。
    ある日、「私たちは仲間です」と書かれている、差出人不明の手紙が届く。
    互いにイジメられている者同士が、男女の垣根を超えて奇妙な仲間関係となり…
    家庭環境も色々あり、他には誰にも言えずにイジメに耐えていく二人。
    けれど、斜視が手術で治せると知って…。
    善悪や強弱の価値観を一人一人に問い、それぞれが出来ることと出来ないことの境目、一人一人の行動や発言の意味など、世の中の全ての価値観において深く考えさせられる。

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    2026年03月10日
  • 黄色い家(下)

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    かなり面白かった。犯罪小説や貧困を描く小説は何度か読んだ事があるが、ここまで精緻に書かれた物は中々ないと思う。怒涛に一気読みしてしまった。
    序盤は黄美子さんの輪郭が見えず、良い人なのか悪い人なのか分からぬままとにかく読み進めていったが、その自問こそがラストの展開に効いてきてかなりグッときてしまった。終わり方も、「これで良かった」と思う気持ちとなんだが居た堪れない気持ちが共存する気持ちになった。が、それも良かった。
    黄色。幸運でもあり警告でもある色、トラウマになりそうだ。

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    2026年03月10日
  • 黄色い家(下)

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    生まれた場所も時代も親も選べないのに、
    それでも生きるように迫られる人生の中で、
    必死で選んできた道だったはず。
    花の孤独でギリギリな生き方は、
    他に選択肢があったのだろうか。

    出てくる大人も含めて、
    みんなが笑いながら泣いている子どものようだった。

    可哀想とか愚かとかではなく、
    熱くならずにでも冷めておらず、
    畳み掛けるのに感情的でもまして感傷的でもない。
    なんなんだこの文体は。

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    2026年03月08日
  • きみは赤ちゃん

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    そうだったな…こんなにも幸せで、こんなにも痛くて、孤独で、辛くて悲しくて、そしてどんな時も命懸けで守ろうと必死に頑張って来たよなぁ…と遠い昔の記憶がたくさん思い出されました。
    自分の命より大切だった、そんな初心を思い出すことも出来ました。

    カフェでの読書中、涙がだーっと溢れて、拭きながら慌ててコーヒーを飲んだら人生初、鼻からコーヒーが…(涙)

    みんなみんな赤ちゃんだったんだよね、って愛おしい気持ちになりました。

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    2026年03月08日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    川上さんの作品としては2作目。

    乳と卵より好きかも。

    どうしようもなく不器用な主人公、入江冬子にモヤモヤするが、どこまでも透明で純粋な世界が、夜を彩る光のよう。

    川上さん、上手いなぁと思う。

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    2026年03月06日
  • 黄色い家(下)

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    読み切った。夢中になった。上巻はスラスラ読めたのに、下巻は辛くなって目を背けたくなる場面が多くなり、ところどころ手が止まってしまった。
    とにかく今は、「花ちゃん、がんばったね」と声をかけてあげたい。いや、声なんて掛けなくていい。ただそっと抱きしめてあげたい。ひとりで色々なものを抱えていっぱいいっぱいになって、心のコップが溢れてしまった花ちゃんがどんどん「おかしく」なっていく様が見ていられなかった。
    最後、黄美子さんに会えてよかった。

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    2026年03月06日
  • きみは赤ちゃん

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    怖い位、産後の私でした…。
    内容に感動するというよりは、「わかる…」と共感し、我が子を思い出して泣き、あの時の夫を思い出し腹を立てる、そしてあまりにも同じなので、思わず笑ってしまいました。
    もう本当に読んでよかった!産前産後をもう一度言葉で思い返せる最高の読書体験でした。

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    2026年03月06日
  • 乳と卵

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    「」が極端に少なく大阪弁で書かれているので、読みにくいと感じる人も多いと思う。でも私はこの文体がすごく好きで、最初からゾクゾクし、叫びたいほど「待ってました!」という感じだった。
    「厭」と「嫌」、「卵」と「玉子」みたいな言葉の使い分けも面白くて、随所に読者の想像力を試してくるような書き方がたまらない。生理への嫌悪感とか、美への執着が男性的な精神からくる産物だとか、全女性がたぶん感じたことのあるあの感覚を、分かりにくそうでいてすごく分かりやすい言葉で全部言語化してくれていて、たまらなかった。描写がうますぎる。
    豊胸手術への執着がすごい不器用なお母さんと、地味に反抗しているのに、お母さんのことが本

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    2026年03月05日
  • 黄色い家(下)

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    収入源で生活の基盤でもあった「れもん」が火事で消失し、新たな生活の形を模索する花。
    次第に追い詰められていき、彼女たちの生活は歪なものになっていく。

    ***********************
    「他の選択肢があるのに…」と何度も思わずにはいられない。それくらいに花は間違った方向に進んでいく。
    お金で自由と安心を得た花。
    しかしだんだんとそのお金で人の自由を奪い、支配しようとしていく。
    上巻で穏やかな慎ましい生活が描かれていただけに、下巻のコントラストがすごい。
    生活が困窮していく中でも、事の深刻さに「気づこうとしない」、他の3人に対する違和感も壮絶。

    「金に狂う」。上巻の帯に書いてある

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    2026年03月02日