川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(下)

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    花と、蘭と、桃子と、黄美子さんの4人の生活が少しずつ崩れていき、ある時堰を切ったように大崩壊するところが印象的で、特にそのパートはグイグイ読み進めてしまった。
    花が、蘭と桃子に、「花は黄美子さんに騙されてる、いいように利用されてる」ことを告げられた時の描写が劇的で、つい読者である自分も、当たり前のように10代の頃から夜に仕事をしている花に見慣れていたせいか、ハッとさせられた。

    面白かったです

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    2026年06月19日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    親密な関係の女友達と主人公の入江冬子はそっくりで、彼女を思い浮かべながらこの本を読んでいた。性的なシーンは読んでいるだけで実際の光景は見ていないのに生々しく映像が頭に浮かんで、そういった経験のある彼女にとっては苦しい場面の一幕になるであろうと思った。この本を私と同じく買った彼女はこのシーンを読んでどう思うのか...
    水野くんが入江さんに言った「何も言葉を持たないし、何を考えているのかも分からない、イライラする」それは彼女がかつて言われた言葉でもあった。この言葉を読んで以降、彼女も同じような悩みを持ちながら生きて今を過ごしているのではないかと思った。

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    2026年06月19日
  • 夏物語

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    どの登場人物の考え方も正解だなていうか、その考え方に裏打ちされる経験があることも描写されてるからまあそうなるよなと。子供を持つ、持たないに正解はない気がした。主人公だけがよくわからないかんじはあった。
    自分が子なし主婦で、子供が欲しいのか欲しくないのかいまいちわかってないのはどの立場の言ってることもわかるからなんとなく迷いがあるからで読んでよかった

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    2026年06月16日
  • 黄色い家(下)

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    途中、かなりの重さに読むのをしばらく中断。しかし再開後は一気読みだった。
    黄美子さんは、考えることが苦手な人というのだろうか。生い立ちのせいもあるだろうが‥
    登場人物は皆キャラが立っているが、蘭と桃子は結果的には常識人だったようだ。
    花の思考回路は自分に近い部分がある、と感じるところがあり、それを桃子にビシッと指摘されて、うぐぐ、と胸に食い込んできた。

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    「苦労するのは、いいことなんですか」
    「いいことだとは言ってないよ。しょうがないってこと。でも苦労もできない馬鹿よかましでしょ。あいつらは幸せかもしれないけど、馬鹿だよ。」

    自分だけが苦労してきたぶってるとこね。どんなふうでも人には

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    2026年06月14日
  • ヘヴン

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    やっぱり、この人の小説は、最もわかりやすい(ように見える)救済が訪れるわけではない。最後よかったな。

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    2026年06月14日
  • 黄色い家(上)

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    夢中になって読んでた。黄美子さんの過去の話を聞いたあと、花が黄美子さんを見た時の心理描写がなんとも言えない切なさがあって、印象的。下巻も楽しみ。
    なんで200万渡すん……となったがやはり親というのはそれだけデカい存在なのか。

    トロスケにお金を盗まれたかもしれないとなった時の、花が感じた畳み掛けるような絶望感が凄まじくて、ページをめくる手が止まらなかった

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    2026年06月10日
  • 黄色い家(下)

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    下巻は黄色い家での生活が崩壊していく流れがハラハラドキドキ描かれます。大黒柱となった花は苦悩の連続・・・
    現在に戻って描かれるラストは納得! 映水さんがいい味出してます。

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    2026年06月10日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠と出産…。
    分かっていたつもりだったけど、全然分かっていなかったし、結局は自分が経験しないと、すべてが分かることはないんだろうなあ。
    いや、経験してもすべてが分かることはないんだろうなあ。

    特に男性に読んでほしい。

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    2026年06月08日
  • 黄色い家(上)

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    うーん、どんどん読み進められるのだけど、なかなかに重い…
    下巻の最後、救いはあるのだろうが…?

    全体の所感は下巻読み終わってからにするけど、とりあえず上巻で気に止まったフレーズを書き留めておきたい。

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    こんなにとてつもない量のエネルギーを、1人の人間がどうやって受け止めて、それを背負うことができるんだろう。音楽を聴くだけで涙が出たり、会ったこともない誰かがいるだけで救われる人がいたり、勇気が出たり、自分もその一部になりたいというような気持ちに、どうして人はなるんだろう。
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    「おまえの人生どうなんだって訊かれたら、なんで答えるんだろうって」
    「それは誰に訊かれるの?」
    「え?」

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    2026年06月05日
  • 黄色い家(下)

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    リアルで切ない。
    人生でけじめをつけずにきた細かいこと、大きな影響はないけどこれまで関わってきた人たちに会いたくなる

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    2026年06月03日
  • 黄色い家(上)

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    黄美子さんの事件を知った花が過去を振り返る。ちょっと不思議な黄美子さんと孤独な少女たちの生活、さらに映水とのつながりも明かされて物語は続いていくが・・・
    最後に事件発生、下巻でどうなるか気になります。

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    2026年06月03日
  • ヘヴン

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    ネタバレ

    いじめを受けている少年少女の話。
    中学生にしてはやけに話の内容が哲学的でびっくり。
    ラストは、「え、終わり!?」って感じだった。

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    2026年06月01日
  • 夏物語

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    ビールを飲む気分か否かみたいに、さまざまなことについてある程度の気分が認められたらいいのにと思う。(もちろん意見をころころ変えたら困る場合もあるが)

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    2026年05月30日
  • 黄色い家(下)

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    2026/5/28
    後半は一気読みだった。

    母親の恋人に、アルバイトで貯めたお金を盗まれたことから家を出、母親の友人と暮らし始めることになる主人公の花。
    同じような境遇の少女2人も加わって、生きていくために犯罪に巻き込まれていく。

    誰が悪いのか、何が悪いのか。
    どうすれば良かったのかわからなくて頭がぐちゃぐちゃになった。
    悪いことだとわかってはいても、生きていくためにはそれしかできない。
    そんな花たちの生き方がとても苦しい。

    川上未映子さんの作品は、表現がとても映像的で鮮やかだと思う。
    特に、母親の友人で生活を共にすることになる黄美子さんと再会する場面や、家をペンキで塗りたくる場面は映画

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    2026年05月29日
  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    こうやって人はみんな闇バイトのようなものに手を出していくんだな…と、そして主人公がどんどん染まっていって、変わっていく思考や言動がリアルに描かれています。
    追い込まれていく感覚がすごいです。
    もっと他の選択肢はなかったのかと思ったりもしますが、きっと同じような環境の人はいるのだろうなと、色々と考えさせられました。
    とにかくヨンスさん生きてて良かった笑

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    2026年05月28日
  • 乳と卵

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    2008年に芥川賞を受賞した「乳と卵」を約10年経ってリメイクしたものが「夏物語』で、私はそちらを先に読んでいたので、内容はわかっていたけど、今回の方が読みやすかった。
    評価が完全に二分する作品らしいけど、私は好きだ。
    感想にはならないが、
    わたしたち女の思考ってこうなんだ。ぐるぐるとめどなく頭の中のおしゃべりは続くよ。

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    2026年05月27日
  • 黄色い家(下)

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    ネグレクト気味な母子家庭の少女のサバイバルノワール小説
    スナックで働く母の友人だという黄美子に伊藤花が出会い、惹かれ、共に暮らした数年間のお話

    冒頭で40代の花は、黄美子が起こした少女障害監禁の事件をニュースで知る
    当時一緒に暮らしていた欄に連絡を取り、自分も同じ状況にあった事の回想

    ある日、いつの間にか家で隣に寝ていた黄美子
    母からはネグレクト気味で、学校ではいじめられている花にとって黄美子の醸し出す雰囲気は自らの生活の清涼剤
    しかし、黄美子は冷蔵庫を食材でいっぱいにして出ていってしまう
    そして、高校生になった花は黄美子と再会する
    家を出て黄美子と同居し、スナック「れもん」を始める二人

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    2026年05月26日
  • 黄色い家(上)

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    昔一緒に暮らしていた女の人が少女の監禁で逮捕された事件から振り返る自分も同じような暮らしをしていた過去

    所謂、毒親なのだろうけど
    そんな生活からの脱却にしても、必ずしも安心できるものではない

    詳細な感想は下巻でまとめて

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    2026年05月25日
  • 黄色い家(上)

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    ネタバレ

    人はなぜ、どのように水商売や裏社会に落ちていくのかというのがすごくリアルに描かれているなと感じます。
    主人公はすごく働き者で、真面目にコツコツ貯まったお金が、自分の親や身の回りの人のせいでなくなっていくのが、何とも切ないです。
    最終章では貯めたお金もなくなり、職場であるお店も燃えてしまったところで終わったので、ついにこれからやばい仕事に手をつけるのか…?というところです。続きが気になります。

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    2026年05月24日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹ファンである小説家川上未映子が、村上春樹本人と対談したものを収録。熱狂的なファンのため、川上は細かい内容まで質問して、村上は質問に答える。なかでも『国境の南、太陽の西』、『アフターダーク』のような長編と短編に中間に位置する作品は、世間的にはあまり評価されていないと対談で言及されているが、川上はそのような作品こそ、村上作品の核なるものが詰まっていると指摘した点が印象的。また女性ファンの立場として、村上春樹の女性描写に若干の不満を募らせており、それに対して、村上が答えに窮してなんとか答えるところも、ある種の緊張感があって興味深かった。

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    2026年05月23日