川上未映子のレビュー一覧

  • 黄色い家(下)

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    ネタバレ

    2026/06

    上巻読み終わった翌日には読み切った。

    上巻はレモンが燃えてしまって絶望エンドだったけど、それを上回る絶望が次々と花ちゃんに押し寄せてくる。

    頼る人がいない子、頼り方が分からない子、一人で抱えることが正解だと思うしかなかった子。花ちゃんはそれらの気質すべて持っていて、悪循環に陥る。

    とにかくもっとちゃんとした大人がそばにいたら「そうじゃないよ」と彼女を救ってあげられるのに、と思った。でも本当に私が彼女のそばにいたら、正しく救ってあげられるんだろうか。正しさって難しい、とあれこれ頭を抱えた。

    蘭や桃子は、花ちゃんとは違う。
    それは過去の苦労の量や質だけじゃなくて、この先の

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    2026年03月03日
  • きみは赤ちゃん

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    疑似妊婦さん体験、子育て体験できてよかった。実際に子どもを持ったときに改めて読み返すと、また全然違う感覚で読めそう。

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    2026年03月01日
  • 黄色い家(上)

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    上巻だけの感想

    自分の居場所を確保するために必死に働く花。鋭敏にならざるを得なかった金銭感覚でコツコツと貯金をする。しかし、困難が何度も続く。

    花が頑張らなければならない、となる状況に陥るのが見事に描かれている。同居人の黄美子(蘭、桃子も)が金銭感覚に乏しいことは序盤から丁寧に描かれていた。家賃や他の生活費に関しては尽く話が噛み合わないことが残酷なまでに描かれている。

    闇バイトの上司(?)に高級焼肉店を奢ってもらったときに「おいしい」という感情よりも強く、こういった店で食事をする機会がないであろう黄美子や母のことを思って泣いてしまう。このシーンで花は本当に優しい子であることが分かる。また

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    2026年02月26日
  • 黄色い家(下)

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    ・(上巻からの続き)
    生活にだらしない母親とそのパートナーにお金を盗まれたことに耐えかねて家を出た花は、母の知人である黄美子に出会う。一緒にスナック経営に乗り出し、「黄色い家」で共同生活しながら生活を立て直していく。その過程で友人も出来、希望が見え始めたところでスナックが火事になってしまう。収入源が絶たれ生活が苦しくなる中、スナックの客経由で、偽造クレジットカードの出し子バイトから犯罪に手を染めていき、次第に同居人との関係も変わっていってしまう
    ・上巻の生活描写から一転、出し子の詳しい仕組み、各関係者のそれぞれの思惑、犯罪行為に対する良心の呵責を花が次第に感じなくなる詳細な心理描写、金銭をめぐ

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    2026年02月26日
  • きみは赤ちゃん

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    出生前検診の気持ちを思い出した。君に会えてうれしい気持ちも。いろんな夫婦の危機を乗り越え、ただただかわいくて幸せな気持ちが蘇る。

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    2026年02月25日
  • 黄色い家(上)

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    ・ニュースを通じて知人(黄美子)による監禁・障害事件を知った花の人生を通じて、事件に至るまでの過去の経緯が明らかになる
    (上巻はまだ過去の描写の途中。下巻を早く読みたい)
    ・『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』の中で川上未映子さんが村上春樹を痛烈に批判している記述があり(「マッチョイムズ、焼き増し」という批判だったかな?確か)、彼女の作品を読まねば!!ということで早速読んでみたけど、これは凄いな、、、
    ・花が目にする景色、友人との会話、安心/不安/怒り/行き場のない感情含めた描写、そこに漂う空気まで、あまりにも生々しく、花の人生を追体験している様な気持ちになる
    ・それでいてとてもテンポの良い

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    2026年02月25日
  • きみは赤ちゃん

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    前々からの、子どもを産む選択はしないという意思がより確固たるものになった作品だったので、読んで良かった。面白かった。

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    2026年02月24日
  • ヘヴン

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    学校でいじめを受けている2人の話。どうしても「○○だからいじめられる」という理由や、いじめられることの意味を探したくなるけど、本当はどんなものにも理由や意味なんてないのかもしれない。

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    2026年02月23日
  • 乳と卵

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    乳と卵。
    大阪から姉の巻子と姪の緑子が訪ねてくるところから物語が始まる。
    どうやら、巻子は豊胸手術をしようとスナックの仕事を休み、娘と妹宅にやって来たらしい
    事件や何か起こるといったことはなく、巻子が何故
    豊胸にこだわっているのがだんだん分かってくる
    ちなみに、緑子はいつからか分からんが、巻子と会話をしなくなり、全て筆談。(病気が原因ではない様子)
    女性が自分の胸の形にこだわってるなんて、全く分からない感覚だったし、中学の緑子が卵子の存在を
    うとましく思う気持ちもラストに近づくにつれ、分かってくる。
    銭湯♨️での姉妹の会話も面白過ぎだし、真夏の夜に近くの定食屋に三人で訪れるゆったりとした描写も

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    2026年02月20日
  • ヘヴン

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    淡々と酷い描写が続く中でのラストは個人的にはとても良かったと思うが、恐らく読後に抱く感情は各々で大分異なったものになるのではないか。 主人公が反論を試みるシーンが一番印象に残り空虚だった。

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    2026年02月18日
  • 乳と卵

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    「夏ものがたり」の原型となる作品だった
    読む順番を間違えてしまった
    姉妹の会話とか断然「夏ものがたり」の方がテンポも良く臨場感にあふれている
    作者がブラッシュアップされたと言うことか

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    2026年02月18日
  • きみは赤ちゃん

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    昔に読んだことがあったけど、
    産後に改めて読み直した。
    今、育児真っ只中でそうそう!って
    共感することが多かった。 
    大変な事が多いけど、その分幸せなことも多い。
    今、一緒にいてくれる時間を大切にしたい。

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    2026年02月17日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    切ないけれど、いい終わりだと思った。

    恋愛小説ではあるんだけど、確かにそれがメインなのだと思うのだけど、私は友だちの物語としてとても良いと、とても好きだと思った。

    読んでる間は少し苦しく感じていて、「感想は捻り出して書くことになるかも」と思ったりもしてた。
    けど、大きな展開を経た最後、その印象がガラッと変わって、感じていた苦しさが嘘のように、スッキリした気持ち良さを感じた。

    スッキリといっても色々あると思うんだけど、ひどい風邪でだるかった体が、熱がひいて体がスッキリしたときみたいなスッキリ。

    不器用な主人公が少しずつ周囲の人間から影響を受けて、自分を変えたくなって、でもやり方が本当に不

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    2026年02月17日
  • 黄色い家(上)

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    貧しさとか孤独とか頼れる大人がいないまま大人になった結果、
    犯罪に近づいてしまう現実がリアルすぎて重かった。

    生きるにはお金が必要なのに、働き方も分からない。身分証もない。助けを求められる場所も知らない。

    人生は環境が大事だし、情報を知らないことって損するよねって自分ごととして考えさせられた。

    「金はどんな人間より長生き」
    「何処でやり直せば違う生活になっていたか、
    考えても見つからない」

    この言葉が、重すぎた。

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    2026年02月14日
  • 黄色い家(上)

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    過去に一緒に暮らした女性が犯罪を起こし その初公判の記事を読むという ショッキングな出だしで 主人公の生活環境や人間関係がわかっていく。 汚れてもいない壁をいつまでも一生懸命に拭きつづけている黄美子さんの後ろ姿は、わたしの目のなかで何度も小さな子どもになった。の文章が印象に残った。
    変化していく環境で これからどうなるんだろうと思いながら下巻へ。

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    2026年02月14日
  • 黄色い家(上)

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    親に恵まれない、家庭環境が最悪な主人公花がたまたま母親の友達という黄美子さんと出会い一緒に暮らすようになり、生活の為のお金稼ぎが段々と犯罪に巻き込まれて…
    花のような親に恵まれず、でも生きていくにはお金が必要で、でも誰もちゃんとした生き方なんて教えてくれず、知らず知らず犯罪を犯す、こんな子たちが実際に居る事を私達は知っていて、いつも関係ないからと知らないふりをしているのではないか?と考えさせられた。花は稼いだお金で決して贅沢はせずに将来の為に貯金をしている、ただ普通に生活していきたいだけなのに、ひたすら風水の金運が良くなるという黄色グッズを信じて一生懸命に掃除する姿が痛々しく、悲しくやるせない

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    2026年02月11日
  • きみは赤ちゃん

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    出産を前に一読。妊娠中から産まれた後が大変だからねと散々脅かされていますが、これを読んで私も私でドラマティックな赤ちゃんとの生活、そして夫との変化しつつある生活に立ち向かうぞと勇気が湧いてきた。
    とても陽気な文脈の中に、ぽとっと「孤独」という言葉が落ちていて、私もきっとこれを感じるようになることがあるんだろうなと。それを感じたときには、また読み返したい一冊。

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    2026年02月10日
  • 黄色い家(上)

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    重苦しいけど、不思議と物語に引き込まれて読み続けてしまう。面白い。
    ヨンスさんの話と、花が母親と再開するあたりが特にしんどかった。花に報われてほしいけれど……。ここから冒頭へどうつながっていくのかが気になる。下巻へ

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    2026年02月10日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    心の描写が美しくて、読んでいて楽しかった。特に2番目のヘガティー視点の話がよかった。この作者は「乳と卵」しか読んでなかったので、今回で印象がだいぶ変わった

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    2026年02月08日
  • 夏物語

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    個性豊かな皆さんが面白いです。いろいろと考えさせられますね。十人十色人それぞれだということを再確認しました。

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    2026年02月06日