川上未映子のレビュー一覧

  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    芥川賞作家の川上未映子さんが村上春樹氏に4回にわたりインタビューする対談集。内容は、主に村上氏の小説の書き方、文章へのこだわり、スタンス、特にインタビュー直前に発行された「騎士団長殺し」について、様々な角度から切り込む形である。
    村上氏は過去の著作をあまり振り返って読まないそうで、その理由は今ならもっとうまく書けるのにと思ってしまうからとのこと。本書の中でも、「え、そんなこと言ったっけ?」とか、小説の登場人物の名前を忘れたり、覚えていないこともたくさんあった。
    私はわりと最近「村上さんのところ」を読んだので、彼の人柄や考え方は入っていた。基本的なところは一貫している。
    本書では、川上未映子さん

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    2023年02月13日
  • ひげねずみサミュエルのおはなし

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    こねこのトム、モペット、ミトンとお母さんねこのタビタさんが住むお家に大きなねずみのサミュエルとアナ・マライア夫妻が住み着いていて、なんと、トムがねずみに捕まってしまう!
    ねんねこロールにされてしまって、危うく食べられてしまうところで、救助されました。ねずみ恐怖症になってしまったトム、なんだか面白いですね。

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    2022年12月18日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ヘヴンと対になるような小説だと思う。
    世界は複雑だし残酷だしよくわからないことだらけ。
    でもいま確かに「生きている」ということは誰にも奪えない、圧倒的な事実。
    世界の複雑さを複雑さのまま、残酷さを残酷さのまま肯定した傑作。

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    2022年12月11日
  • 樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外

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    現在社会と作品の時代とを比べながら、いろいろ考えて読んでました。昔の人と現代人を比べると追求心や学問に対する姿勢、人付き合いというものが全く異なると感じた。文章中に所々読みづらい箇所があったが、深みもあって勉強になった。青年はもう少し時間が経ってから読み直してみます。

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    2022年11月22日
  • 乳と卵

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    昔の純文学風な作風かと思って、始めは文章が読みにくく感じたけど、途中から慣れてきたら感情がものすごく溢れてくる文章に感じてきた。どうしようもない現実/日常の中で一人一人の頑張って生きている様子が心を打つ。

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    2026年03月10日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    川上さんの小説、とても好きだな、と思った。
    人生のかけがえのない一瞬を美しく切り取っている。

    ヘガティーと麦彦の恋愛には至らない、思春期一歩まえの親愛の関係。
    おんなとおとこになることより大切なことがあるふたり。

    まぶしくて羨ましい。

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    2022年09月25日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    麦くんとヘガティー、個性的な親や友達に囲まれて、学校でも家庭でも腑に落ちなくてモヤモヤな出来事が多々ありつつその不合理に子供なりに折り合いをつけて。そんな言葉に上手くできない気持そのままの語り口で綴られていてとても初々しい。
    第二章の方が小説的にはドラマティックだけれど、第一章のカルトに入れ込むシングルマザーと寝たきり祖母と暮らす、気が弱いけれどおっとり優しい麦くんの風変わりな初恋物語が可笑しくて可愛くて好き。

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    2022年07月31日
  • グロスターの仕たて屋

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    川上未映子さんがピーターラビットシリーズを最近翻訳したものの中の一冊。

    もちろん、慣れ親しんだいしいももこさんの訳も良いのだけれど、50年近く経って、今の言葉で今の作家さんが付けた訳は読みやすく、情景を思い浮かべやすい。

    とても久しぶりだったので、内容を忘れていて、新鮮に読めた。ほっこり。
    ねこのシンプキンくん、キミもがんばれ。

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    2022年07月13日
  • ラブソングに飽きたら

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    山内マリコさん作品記録 11

    超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
    (山内マリコさん)と
    雨宿りの歌(あさのあつこさん)が
    印象的。

    こういった短編集でないと出会えない、
    出会わなかったであろう作家さんの
    作品も読むことができて良かった。

    川上未映子さんの作品は
    わたしにはまだ難しいな、、
    もう少し大人になったら分かるのだろうか。

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    2022年03月20日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹さんが文章を書く上で大切にしていることをを、聞いて目から鱗が落ちた。

    大事なのは語り口。小説でいえば文体です。
    信頼感とか、親しみとか、そういうものをうみだすのは、多くの場合語り口です。まず、語り口に魅力がなければ、人は耳を傾けてくれない。
    できるだけわかりやすい言葉で、できるだけわかりにくいことを話そうと。


    確かに好きな作家を選ぶ時、私の場合ストーリーというより、文体やリズムが合うみたいなことを本能的に感じとっている気がする。

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    2022年03月07日
  • 夏物語

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    むむむ まず、読者の好き嫌いがはっきり分かれそうです。
    改行があまりなく、ひたすら独白が続くので興味を持ち続けられるかどうかに依ると思います。
    しかし、綴られる独白からの感情や、ノスタルジーをそそられる言葉の数々、巻子、夏子、緑子の関係性などなど、ピンポイントで泣かせてきます。私は第一章を読んだ後しばらく続きが読めませんでした。
    第二章の、特に中盤を過ぎるとグッと面白くなってきて、どうなるだろうか、と期待するのですが、個人的にはラストは「あー、そっちかぁ…」となってしまいました。
    女であること。
    子供を作れる体であること。
    でもそれが、未婚であり恋人がいないという理由だけでできないこと。
    そう

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    2025年12月18日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    のらりくらりとした師匠と優秀な弟子の対談みたいな、2人のやり取りが絶妙。

    村上春樹の読者は内的な読書を求めてるとか、壁抜けの話とか、今まで村上さんの小説を読みながら感じていた感覚が言語化されていくのが面白い。本人の言葉だから納得感もある。

    女性の描かれ方について聞くところは、川上さんのストレートな質問がスリリングで、でも村上春樹小説の理解者としての部分も聞き手として見えてきて、絶妙なバランス感覚で面白かった。

    最終章、小説の書き進め方を数字のメモを見返しながら話していくところは、ものづくり論としても興味深かった。「書き飛ばし」のくだりとか。

    村上春樹さんの本も川上未映子さんの本ももう一

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    2022年01月16日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    騎士団長殺しの政策秘話が聞けて良かった。
    文章力とは読みやすさを追求していく事である。心に響く語り手とは謙虚であり誠実なんだと痛感した。
    読みやすくて心地よい二人の対談に癒された。

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    2021年12月03日
  • ラヴレターズ

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    吉本ばななさんのラブレターが好きだった
    愛って本当に人それぞれで尊い
    誰かが誰かを大切に思う感情だけじゃなくて、憎しみとか痛みもひっくるめて愛だな

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    2021年09月21日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹さんにとって小説とは何なのか、について、川上未映子さんが質問攻めにしている本でした。

    村上さんは、読みやすい文体を大事にされてること、物語にメッセージや意味を込めたり伝えたりしようとはしてないこと、自我に関する悩み(やその解決)という次元で書いてはいないこと、それよりもっと、無意識(深層心理?)に近い領域で物語をかいていること、読み方は読者に委ねていること、などがわかりました。

    川上さんの質問が鋭く熱心なのに対する村上さんの脱力加減というか自然体加減がすごい。面白かった。言及される作品も読みたい気持ちになった。

    村上さんが人として謙虚だが小説家としてはプロ意識・自信に満ちてるとこ

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    2021年09月05日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    作品全体に暗喩の雰囲気が漂う村上春樹がよもやプラトンについて明るくないどころか洞窟の比喩も知らないとは、、、、。
    徒然に、ある種、語感だけでメタファーとイデアを持ち込んで騎士団長殺しを執筆していると考えると身震い。作品を読むたびにこの人物が象徴しているものはなんなのかなあ、わかんないなあとか思ってたけどそんなこと考える必要もないんだな。
    「もやっとした総合的なものを読者がもやっと総合的に受け入れるからこそ、それぞれ自分なりの意味を見出すことができるんです。」

    わかりやすいステートメントではなく、善き物語としての小説、それもわりかし長い小説という形で発信を続けていく村上春樹の作品を今後も追い続

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    2021年09月01日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    対談である。そして、その作品として「騎士団殺し」があげられている。自分は未読なので、内容を理解できないと思われた。あとで機会があれば読み直したい。

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    2024年07月22日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    4編からなる短編集。急に金持ちになった私がデパートのシャンデリアの下敷きになって死ぬ夢想をしながらデパートで毎日デパートで買い物する「シャンデリア」の虚無感が良かった。

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    2021年08月12日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    読めば読むほど惹きつけられる本〜
    麦くんとヘガティー、小学生の目線で、考えてることが次々と適切に表現されて、その表現力に脱帽といったかんじ。

    小学生ならではの視点もあり、
    純粋で、無知で、名前のついてない感情。
    これがあこがれなのかなぁ、あこがれ。。

    初恋って気づいて顔が思い出せなくなっちゃうとか、
    好きな人に会いたい人にいつでも会えなくなる怖さとか、
    付き合ってることにしててとか。

    会えるのは毎日会い続けてるからだって。
    会いたい人には会えるうちに会っておかなきゃいけない。

    血のつながりとか、死別とか、
    いろいろ。いろいろ。あこがれって、もう私の年齢になると感じにくい感情だなぁってお

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    2021年08月05日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    美しく、どこか神秘的で、でも残酷で
    シャンデリア、川上未映子さんの書くデパート毎回エグくてグロくて煌びやかで最高です。

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    2021年05月18日