川上未映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この独特のテンポ、まるで樋口一葉のような、、と思ったら作者は樋口一葉が好きみたい。
しかも色んな雑誌に掲載されていたのを集めたから、独特の上に文章の長さやテーマが全然違ってて、あっちこっちに揺られている感覚がした。
ストレートパーマの話や甥っ子の話はすっと頭に入るけど、概念や哲学のような抽象的なことを言われると途端に、あれ、この話はなんの事について言ってたんやっけ、、となっていた。
『乳と卵』が芥川賞を受賞した辺りに作者がテレビに出ていて、確か哲学書を何冊も持っていたし読んでいたのがすごく印象的。こんな綺麗な人と哲学、、その組み合わせが不思議だと感じていた。
その時から私は哲学はちょっと興味ないなぁ、たぶんこの作者の本を読むことはないだろう、、と正直思っていたけどエッセイならなんとか読めた。
普通の日常を書いたのが面白いから、日常系ばっかり集めたエッセイなら読みたいかな。
20170110 -
Posted by ブクログ
音楽をテーマにしたアンソロジー。
好きな作家の加藤千恵さんが筆者の中に入っていたので手に取りました。
ラブソングとタイトルに入ってますが
それぞれの短編はラブソング以外の曲もテーマになっています。
実在する曲が使われていたり
架空の曲だったりもしたけど
加藤さんの『約束のまだ途中』と
あさのあつこさんの『雨宿りの歌』がよかったな。
加藤さんの作品は、結婚する親友(小学生からの仲良し)との思い出の曲を中心としたストーリー。
自分の状況と結構かぶるところがあり、かなり共感出来ました。
あさのあつこさんの作品は、少しミステリーっぽい側面もあるんだけど、小学生の時にある事件に遭遇し雨にトラウマを抱えている女性の話。
最後の真相が解明された時のすっきり感と運命としかいえない展開もなんだかよかったです。 -
Posted by ブクログ
未映子氏のおしろぺろんをわたしは飛行機の中で読んだのだけどどうにも我慢できなく笑ってしまってその時離陸した。
テーマごとに分かれて合って、年代は前後していると思う。そのせいか文体も少しずつ変化があっておもしろい。
わたしは書きなれてきた感のあるまさにエッセイ風味の文章が好き。(旅行のあたりとか?)
しょうじき、この人は生きていてしんどいだろうなあと思うような感受性というよりはもうイタコっぽいところがあると思われる。
わたしも色々としんどいことこの上なしだけど、この人よりはましだと思える。あ、心が軽い。
誰にも傷つけられているわけでなし、攻撃もなく自分から勝手にグシャグシャになってしまうこのしんどさ。
もとい、ひとつの発見が。
あまり好んでいなかった太宰治をまた読み進めはじめた。まず積読本にあった「ろまんドウラン」から手にとると、
これまでみたことのない太宰がいて、これがみんなの言う太宰の面白さなのだろうと初めて体験した。
今、読んでてとても面白い。笑ってしまう。未映子様ありがとう!