川上未映子のレビュー一覧
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ピーター・ラビットシリーズの七巻目ですね。
かえるのジェレミーは、おきゃくさんをむかえるために、つりにでかけました。
ところが、かえるのジェレミーにとって、おもいもしないことばかり、つぎつぎにおこるのです。
ビアトリクス・ポターの観察力の鋭さが、しっかりカエルの生態をユーモアたっぷりに描いています。
この作品はビアトリクス・ポターのいとこに捧げられています。カエルが好きだったようですね。
相変わらず、美しい絵がこれもユーモラスにファンタスティックに作品を盛り立てています。
ピーター・ラビットシリーズではちょっと変わった登場人物ですね。
いつもながらに楽しく愉快に読めました。 -
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ネタバレ
基本的には主人公の心の語り+登場人物のセリフ+緑子の日記で物語が進む。文章は一見読みづらいが、主人公の思考がそのまま頭で再現されるので感すんなり頭にはいってくるし、リアリティがすごい。思考を追体験してる感覚になるのが面白い。
あと、描写がすごくリアル。生理の描写もあるあるって感じだし、巻子や緑子もこんな人いるよねと目に浮かぶ。個人的には銭湯の描写が好きだった。
よくいる中年女性の描写がリアルだからこそ、巻子の抱えている悩み・問題や、緑子との関係性のネガティブさが際立つ。そして、まったくイコールではないにせよ、普通に暮らしているように見えるそこらへんの人たちも、何かしら悩みを抱えているんだろうなとも想像した。
緑子の日記もとてもよかった。緑子はよく考えている。私は子供の頃、こんなに物事を疑ったり考えたりしてこなかった。緑子の思考を通じて、昔の自分の思考を追体験することができた感じがした。
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ネタバレピーター・ラビットシリーズ十四巻目ですね。
ピーターの妹フロプシーと、いとこのベンジャミンのこどもたちの大ピンチを、ベンジャミンとピーターが必死に救出する物語です。
今までと違って、この物語は、作者のビアトリクスが最初のページで、いやなおはなしと、断っているように、ハラハラの連続で、少し長いお話になっています。
題名は『きつねのドット』になっていますが、アナグマ・トミーが、ベンジャミンのこどもたちをさらって、食べてしまおうという、恐ろしい話に、きつねのドットとも、仲が悪く復讐の大喧嘩になるという、醜い争いのお話になります。
小さいお子さんには、ちょっと不向きかな。
最後には、こどもたちは救出されますが、かなりつらいお話にだけに、あまり後味はよくありませんね。
このこどもたちは、別のお話でも、危うく今度は人間に食べられそうになります。
ビアトリクスのお話は、絵本なのですが、怖さも秘めたところは寓話の要素を醸し出しています。長く読み次がれる一つの秘密かもしれません。
シリーズは、まだまだ読みきれません。
次の作品はどんな物語でしょうか? -
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"あこがれ"をテーマに書かれた中編のお話が2話。
小学生の麦くんとヘガティー。
2人は同級生の友達同士。
第1章は4年生の麦くん目線。
第2章は6年生のヘガティー目線のお話♬
年上のお姉さんとかに憧れるってなんか分かるな〜。
小学生から見た高校生や20代のお姉さんって、それはカッコいい"大人"だもんな。
小学生の2人がドキドキしながらも、勇気を出して行動にうつす姿にこっちまで胸がキュっとしてしまった。
2人にとってこの経験はすごく大きなものになるだろう。
小学生の頃の男女のこういう関係ってなんだか懐かしいな〜と思いながら読んだ。
とても清々しい気持ちになれる作品でした! -
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ネタバレピーター・ラビットシリーズの二巻目ですね。
赤りすのナトキンのいたずらの物語です。
ナトキンと仲間たちがすんでいる森に、湖があって、そこの島にははふくろうのブラウンじいさまがすんでいます。
ナトキンたちは、いかだで湖を渡って、ブラウンじいさまの許可を得て、六日間だけ木の実をたくさんいただくのですが、ナトキンだけは、ブラウンじいさまをおちょくって、悪ふざけをします。
ブラウンじいさまは、あいてにしませんが、さいごの六日目にナトキンのわるふざけが最高潮になって、ついにブラウンじいさまを怒らせてしまいます。
ビアトリクス・ポターのピーター・ラビットシリーズは、いたずら好きの主人公が痛い目に合うお話しが多いようですね。
ビアトリクス・ポターの水彩画は、今回もきれいで可愛らしくとても楽しめるものでした。
川上未映子さんの訳は、リズミカルで、やさしく語りかけています。
私は、ピーター・ラビットシリーズは他の訳者の方の本は読んでいないのですが、読み比べができればさらに楽しめそうかな。
いずれにしろ、絵をながめているだけでも、心がなごんで幸せな気持ちになります。
次の作品は、どんなお話しかな。楽しみですね。