川上未映子のレビュー一覧

  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍の世界での日常の思いが描かれている短編集。
    希望が持てないあの頃のものだからなのか、全体的に陰鬱な感じだった。
    思いに共感できる部分もあるけれど、読後感はすっきりしないかな。

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    2025年05月06日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    短編集です。私は2番目の「わたしの鼻がもう少し高ければ」が特に気に入りました。胸元を抉ってこられるようなイメージです。

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    2025年05月05日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    周りに見える景色を羅列していくことで、沈黙を表現できる。
    どうでもよい具体的な考え、会話を書く。目が大きい人は視界の黒枠も広がるのだろうか。とか
    川上さんの文章はやっぱり好き。ヘヴンより百倍明るいが女子リーダーとか麦くんの母の謎の仕事とか、少し影もある。

    アルパチーノ(^^)/~~

    第一章
    ミスアイスサンドイッチ 小4 麦くん
    ぼくはスーパーのサンドイッチ屋のミスアイスサンドイッチが気になり、彼女の絵をたくさん描く。クラスの女子がミスの顔を整形だと笑っていてざらり。友達のヘガティーと会いにいくとミスは辞める予定だと言う。最後にぼくが絵をプレゼントすると喜び、結婚する予定だと言った。その日ミ

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    2025年05月01日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    『娘について』のよしえちゃんの気持ち、嫉妬の形は共感する部分が多かったです。杏奈のお母さんが、自分は女優に"ならなかった"といった言い方をしていること含め、言い回しが癖になりました。
    川上未映子先生の文章、スキ

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    2025年04月30日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    気になっていた川上未映子さんの作品を、まずは短編集から読んでみようかなと思い手に取りました。

    文体が独特ですね。読みづらいということではないです。
    川上未映子節にガッツリハマる人もいるんだろうな〜と思いつつ、ちょっと私の感性のストライクには入ってこなかった感じでした。
    全部「うん……えっ、おわり?」って感じで。

    まあでも自分にもこういうところはあるし、こういう人もいるよね〜って作品群でした。

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    2025年04月30日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    初の川上未映子さん。
    短編集で読みやすかった。読後感はスッキリしない嫌な感じがするけど、私はそんな本が好きなので読んでみてよかったなと思った。
    特に好きだったのは「娘について」
    裕福な環境に生まれ育ち、親に甘えて生活している友達に嫉妬し、最後のチャンスを潰してしまった主人公の気持ちには共感できるところもあったし、ゾッとするこわさも感じた。

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    2025年04月28日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    何が「こわい」のか。どこが「こわい」のか。考えながら 読んでいたら 急に 「怖く」なった。何が「こわい」
    んだろう?どうして「こわい」んだろう?とページをめくりながら じわじわ怖くなってきて。カタチがなく 見えないものは 怖がり度が人それぞれちがうけど「こわい」のだ、きっと。「こわい」は「だるい」と置き換わる地方があって それを踏まえて読み返すと 全く違って、日本語って奥が深い。

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    2025年04月28日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この本は同じ時間軸を生きる全く別の6人の短編集
    コロナに翻弄された春にあらわれた「こわいもの」の話である

    私が印象に残ったのは最後の話「娘について」だ
    主人公は小説家を夢見るよしえで、女優志望の見砂とルームシェアをしている。よしえは家があまり裕福ではない母子家庭のため、バイトをしつつ小説を書いては応募する日々を送っているが、見砂は過干渉な親からの潤沢な仕送りに甘え、参加費を払うワークショップに参加したり、レッスンを受ける一方で、20歳ほど離れたオジサンと付き合ったり買い物に明け暮れたりしていた。そしてそんな見砂が掴みかけた最後のチャンス。よしえは…。

    恵まれた環境。恵まれない環境。環境を言

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    2025年04月22日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    文庫の新刊で薄かったのもあり、小生初の川上未映子さん。芥川賞作家、現選考委員。自己の内面を問いただすような、静かで美しい6つの短編。新型コロナのパンデミックで、実現できなかったことを振り返る。

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    2025年04月19日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    不安や孤独という透明な膜の様なものが世界を覆っている時代。新型ウィルスが広がったことにより、透明な膜に色がつき明確に不安や孤独を感じる様になった。そんな世界を生きる人々の心の中に深く潜り込んでいき光や闇を見つけるそんな物語。

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    2025年04月14日
  • 愛の夢とか

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    全てのストーリーに共通しているのが、夢と現実の間。夢は希望的な夢じゃなくて寝てる時の夢。
    実際にそんな描写から始まる話もある。
    タイトルの話とお花畑自身、十三月怪談が印象的。ひとつ分からすぎる話もあったした。
    区切りがなく、だーーっとページに文字が並ぶ感じ。難しい言葉はあまりないが何度も読まないと読んでも、理解しづらい文章あり。
    好みの分かれる本だけど、私は星3だけどこの人の本を読みたくなる。
    最後の話はこれまでになく、感動的なラストで珍しく深い愛情の物語だった。死んだら、こんな風になのか?死んでから、こうやって会いたい人と会えたら幸せ。

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    2025年03月25日
  • 愛の夢とか

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     全体的な感想として、怖かった。寂しくなった。
     とくに最後の『十三怪談』は、時子の感情から漢字が少なくなって、ひらがなが多くなってくると寂しさが募ってきた。
     そして、潤一のパートになり新たな寂しさが畳み掛けられた。
     終わり方の好みはあるかと思うが、これはこれで良いのかな、いや好みではないか。

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    2025年03月23日
  • 愛の夢とか

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    川上さんの短編集を初めて読んだ。どうしてこんなにいろいろな視点から物語を紡げるのだろう、不思議な読後感だった。個人的にお花畑自身と十三月怪談が好きだった。

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    2024年12月29日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    そうだよな、と頷く文章が多い中でも、p204 そのときケアが生まれたの章は目から鱗というか。言わないで欲しかったという感情は、私自身すごく無視をしていたので「その気持ちも許可していいんだ…」と反芻していた、川上さんと同じように。p76 自分のために生きる時間②では、今年を振り返りつつ、自分の内側にある気持ちを棚卸ししながら読んだ。本当に、成仏させてやらなきゃ。

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    2024年12月21日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • すべてはあの謎にむかって(新潮文庫)

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    震災のころのことを思い出した。
    川上さんの怒りとか悲しみがヒシヒシと伝わってきて、こういう感情を忘れちゃいけないなと思った。
    かと思えば、クスクス笑えたり、「そうそう、そうなんですよ!」と頷いたり、まるで川上さんとお話してるような気持ちになった。
    まさにオモロマンティック・ボム!

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    2024年11月26日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    失礼ながらもっと年配の女性だとかってにおもっていたので、こんなにチャーミングな感じの女性だとは思っておらず新鮮だった。
    夏物語が読みたくなった。

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    2024年11月14日
  • セシリ・パセリのわらべうた

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    ネタバレ

    ピーター・ラビットシリーズの二十三巻目ですね。
     わらべうたの小さな作品です。

     やどやに すんでる
     セシリ・パセリ
     とのがた みんなに
     おいしい ビール
     のませてあげる
     とのがた みんな
     くる日も くる日も
     やってきて
     セシリ・パセリ
     とうとう にげた

     があがあ がちょう がちょうさん
     どこかへ おでかけ?
     だんだん のぼって またおりて
     おくさまの おへやに
     おじゃまします!

     こぶた いったよ 市場にね
     このぶた まってた おうちでね
     このぶた おあじみ
     じゅうじゅう おにくね
     このぶた たべない はらぺこね

     ちいさな このぶた ないてるね

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    2024年10月24日
  • いじのわるいうさぎのおはなし

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    ピーター・ラビットシリーズの二十巻目ですね。

     あるところに、二匹のうさぎが いました。
    心の優しいうさぎが、にんじんを 食べようとしています。そこへ 意地の悪いうさぎが 現れて、横取りしました。そして、にんじんに かじりついた そのとき、猟師が鉄砲を ズドンと うって……。

     この卷の、お話は短いです。自業自得の寓話のお話になっています。ビアトリクス・ポターの美しいうさぎの絵を楽しむ絵本ですね。二匹のうさぎと猟師しか出てきません。
     農場経営をしている、ビアトリクス・ポターにとって、うさぎは本来、害獣のはずですが、ファンタジーを愛する詩人として、うさぎに愛着をみせています。
     川上未映子

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    2024年08月28日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    東日本大震災の年からコロナ禍までの10年のエッセイ。成功して行く姿が眩しくて、私には続けて読むのは無理でした。しかし、文章は美しく言葉で表現する事の大切さを感じさせてくれました。タイトルと後書きが素敵です。

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    2024年08月21日