川上未映子のレビュー一覧

  • 夏物語

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    ネタバレ

    表現がほんとうにいい。特にラストの子どもが生まれる描写は非常に鳥肌がたった。情景描写もずっと良かった。
    第一部は、女性の身体感覚みたいな話で、正直あまり理解できなかった。僕が男性だから、というのもあるとは思うけどもっと理解したさはある。乳と卵も読もうと思う。
    第二部は、相澤さんが出てきてから良かったと思う。善さんが喋るパートが川上未映子らしいなあと。どうまとまってるのかは正直あんまりわかんなかったから影響は受けなそうっていうか、長く心に残るような気はしないけどすごいあったかい文章に浸る感覚が後半は味わえてとても良かった。

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    2026年04月12日
  • 黄色い家(上)

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    序章と最後が面白かった。
    女子同士の会話が本当に話してるようでリアルだった。
    中盤のブルセラがどうとか韓国人がどうとかには興味持てなかった。
    続きが気になる終わり方だったから下巻に期待します。

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    2026年04月07日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナが蔓延し、生活が一変したあの春にまつわる物語を連ねた短編集。

    全話に通じて対話が少なく主人公の心情を丁寧に描写していることと終始不穏な空気が漂っていることが印象的であった。

    心理描写に関しては"不安"や"恐れ"などといった一言でも通じる感情を様々な比喩表現を用いてこれでもかというほど深掘りっているのが印象的だった。
    心理描写ももちろんだか、傍から見た言動に関しても「この人はこういう感情なんだろうな」と読者が一目で分かるような表現が秀逸であった。

    作品の空気感に関しては暗い話が多く、何かが起きる結末でないことが不穏な空気感を作り出していた。起き

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    2026年04月03日
  • 愛の夢とか

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    淡々と話が進んでいく中で、考えさせられるというか人の心の奥深くに存在している闇みたいなやつに気付かされる作品だった。
    ただ、改行も少なく本当に淡々と話が進むため、ちょっと読みづらかった。

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    2026年03月28日
  • 愛の夢とか

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    「お花畑自身」が1番引き込まれた。
    「アイスクリーム熱」も、まずまず。
    あとはちょっと読み終えるのに苦労した…!

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    2026年03月24日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    どの話も掴みきれないまま終わったという感じ。川上さんの本は初めて読んだけど、なんか、初めての感じ。
    明快なストーリー、なるほどという結末が得られない感じ。
    文章の美しさを感じとる作品なのだとしたらわたしにはまだ難しい作品だったかも。

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    2026年03月24日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    川上未映子さんが描く女の話は、繊細で美しく、そして一途の不穏が漂う感じが本当に素敵だなと思う。ウィステリア〜も良かったけど、シャンデリアの虚しさが蔓延る雰囲気も好きだった。ブランド品を買えても満たされない心の寂しさよ。

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    2026年03月20日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍は大騒ぎして馬鹿なことだったと記憶されるんだろうか。いや生きている時に感染すれば死ぬかもしれない得体のしれない「病い」と実感される記憶だと思う。その切迫感がこの小説群に反映されている。「ブルー・インク」の永遠に失われた手紙の物語を読みながら、世界と自分がああこうやって分断されていったんだと思い返していく。個を大切に最大限に尊重することで手に入れたものが、今のあからさまな力の支配を許すことだとは思いたくない。そんな現在をコロナ禍の時点で投射しているように思える作品であった。

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    2026年03月19日
  • 黄色い家(上)

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    初めての川上未映子さん。

    お話のテンポが良くてどんどん進む。花に試練のフラグが立ちすぎて切ない…。

    下巻に続く。

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    2026年03月14日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    これはパンデミックの時期でなくても、人間の心に巣食う。社会と隔離された入院という時間、淡い恋心を抱いていた相手と心が繋がらなくなった時、美しさのあこがれの先にあった汚さ、死を前にしての性への執念、近しい人への優越感。この感情がずっと続くものではないけれど、重苦しく息がつまるような感覚を体験した人は多いのではないでしょうか。

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    2026年03月01日
  • 愛の夢とか

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    なかなか、何を言いたいのか理解するのが難しい話が多かった。
    面白かったのはお花畑自身と十三月怪談。
    十三月怪談は若い夫婦の話。妻が若くして亡くなるのだけど、その後の展開が結局どうなるの?と思いました。
    夜寝る前に読んだのでちょっと怖かった。
    死後の世界は多分あるんだろうなとか好きな人が不幸だと辛いなど色々考える話だった。

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    2026年02月07日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    「あなたの鼻がもう少し高ければ」
    実際、ギャラ飲みするための面接ってあるのかなと思った。ズタボロに言われた面接の後で生まれたトヨとマリリンの関わりが平和で、ずっとこのままの世界でいてくれと思った。

    「ブルー・インク」
    書いてしまうと残ってしまうから怖いという感覚はすごく共感した。私も日記が苦手で、自分の感情が文字として残って誰かに見られると思うと怖くて書けない。

    「娘について」
    表向きであからさまに攻撃するわけではなくて、悪気はないんだよっていえるくらいの範疇でコソコソ相手を裏切っているところにモヤモヤした。家庭環境が真逆で、ぬるま湯に浸かっているような野心のない友達に苛々するところはわか

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    2026年02月06日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹という巨人に川上未映子がせまっていた。文章を書くということを極めたいということ。ストイックで規則正しい生活で待つ。そして常識人でもある。そりゃマラソンもするなと納得。思いの外楽しめた。過去の自分の作品覚えてないとか。川上未映子のほうが詳しい。ふたりの今後の文章に興味がもっとでた。

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    2025年12月15日
  • 夏物語

    cnm

    購入済み

    女性なら一度は考えたことがあるであろう「子供を産むこと」について書かれた小説。乳と卵のその後的な位置付けとのことで購入しましたが、書かれていることはどこか他人事で、ネットでよく見る誰かのひとりごとをかき集めただけのもののような感じがしてしまいました。あまり新しい発見はなかった。乳と卵がとても感情的で作者のオリジナリティを感じた作品だっただけに、そのギャップが大きかったです。

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    2026年09月04日
  • 乳と卵

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    ふわふわでいてどろどろな、女の一部をゆっくり咀嚼して飲み込んだような読後感。独特な文体と浮遊感のあるストーリーで、女の奇妙で歪な部分を丸ごと食わされたかのようだった。

    女は女を嫌うのに結局はどこまでも女なのだと思わされた。

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    2026年04月05日
  • 愛の夢とか

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    十三月怪談、とてもよかった。死ぬってこういう感じなのかなと思って、また会えてよかったねって思えました。

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    2025年09月17日
  • 愛の夢とか

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    短編集だけど一つ一つのお話に入り込んで読めたので、すぐに次のお話に頭が切り替えられなくて3日かけて読んだ。特に表題作の「愛の夢とか」が好きで、実際に読みながら愛の夢を4回聴いた。繊細で神経質なところもある女性のいいところも悪いところも全部描写された1冊で、作者独特の文章のテンポ感が心地よかった。

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    2025年08月27日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    「彼女と彼女の記憶について」有名人になってから参加した同窓会で、小学生の頃に一緒に遊んだ記憶のある子が30歳で餓死していた。餓死の真相が分からないところがリアル。もう1人女性が一緒に餓死していたという要素も少し不気味だった。
    「シャンデリア」お金の無常さとか命の価値とか色々考えさせられた。

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    2025年08月30日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    女たちの、誰にも話すことはないだろうというような出来事や記憶や考えをフィルム越しで見ているような短編集だった。
    古い海外の映画を見ているような……舞台は日本で、現代なのに不思議な感覚だった。

    最初の短編が刺さりすぎてしまい、その後の物語に入り込みきることができないまま、
    大きなシャンデリア、深い森の湖、藤の花と、見ている景色が移り変わっていく。
    それでも、ふと集中力が途切れると、西日が当たる小さな部屋と少女の記憶まで巻き戻されてしまう。それくらい衝撃的だった。

    美しい文章の裏側でこの物語は何を示しているんだろう、何を感じとることができれば私は納得してこの本を閉じることが出来るのかな、と考え

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    2025年07月11日
  • 愛の夢とか

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    表題作「愛の夢とか」は、わりと抒情性重視の作品なのかなと思った。薔薇の花びらに触れているみたいな手ざわりの文章。しっとりとしたベルベットみたいで、確かな厚みがあって。心地よい空気に酔ってしまった。

    で、ほかの作品もそういう抒情性を全面に押し出した感じなのかと思いきや違ったテイストだなあと。
    どちらかというと「乳と卵」みたいな系統で、文章のリズムで読ませる的な印象だと思った。

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    2025年07月01日