川上未映子のレビュー一覧

  • 愛の夢とか

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    十三月怪談、とてもよかった。死ぬってこういう感じなのかなと思って、また会えてよかったねって思えました。

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    2025年09月17日
  • 愛の夢とか

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    短編集だけど一つ一つのお話に入り込んで読めたので、すぐに次のお話に頭が切り替えられなくて3日かけて読んだ。特に表題作の「愛の夢とか」が好きで、実際に読みながら愛の夢を4回聴いた。繊細で神経質なところもある女性のいいところも悪いところも全部描写された1冊で、作者独特の文章のテンポ感が心地よかった。

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    2025年08月27日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    「彼女と彼女の記憶について」有名人になってから参加した同窓会で、小学生の頃に一緒に遊んだ記憶のある子が30歳で餓死していた。餓死の真相が分からないところがリアル。もう1人女性が一緒に餓死していたという要素も少し不気味だった。
    「シャンデリア」お金の無常さとか命の価値とか色々考えさせられた。

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    2025年08月17日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    コロナ禍を舞台にして春の不穏な雰囲気をそのままに色んな題材を織り込んだ6つの短編集。タイトルの通り春の怖いもの、短編に登場する主人公がどれも登場する相手役に少し妙な怖さを感じてるのは秀逸かも。

    黄色い家を読んで面白くてこの著者の短編も手にしたけど、面白さは黄色い家の方が面白かった。まあ本ごとに色が違うからこの短編集はコレでいいのかな?どうなんだろう?期待していたこともあり少し普通だった。

    でもちょっと貧乏や影のあるキャラの描き方はとても秀逸でした。

    特に気になったのは◉あなたの鼻がもう少し高ければの整形にまつわる面接のやり取りは面白かった。
    最後の◉娘についての、よしえと見砂の対比線のキ

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    2025年08月13日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    全6編の短編集で、すべてコロナが蔓延し始めた頃の設定です。物語の内容にパンデミックそのものは直接大きな影響は与えていないんですが、コロナ初期の「これからどうなるんだろう」という漠然とした不安と、外出自粛で誰とも会話しない日々で内省的な空気感が全体的にあります。
    「あなたの鼻がもう少し高ければ」、「ブルー・インク」、「娘について」が良かったです。特に「娘について」は、その「こわいもの」を見てしまったという表向きの後悔と、肯定的な気持ちになってしまいそうになる自分の中の「こわいもの」があぶり出される感じで、ただただ衝撃です。

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    2025年07月27日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    ネタバレ

    コロナ禍の始まりの時期を舞台にした短編集。

    それぞれ違う作家さんが書いたと言ってもいいくらい、文体が篇によって異なるように感じた。

    人間の心の歪みのようなものが描かれていて、どの話しも読者の想像力に委ねられるようなラストだった。

    独特な世界観は、今村夏子さんの作風に少し似ているなと感じた。

    ただ、あまり心には残らなかった。

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    2025年07月13日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    女たちの、誰にも話すことはないだろうというような出来事や記憶や考えをフィルム越しで見ているような短編集だった。
    古い海外の映画を見ているような……舞台は日本で、現代なのに不思議な感覚だった。

    最初の短編が刺さりすぎてしまい、その後の物語に入り込みきることができないまま、
    大きなシャンデリア、深い森の湖、藤の花と、見ている景色が移り変わっていく。
    それでも、ふと集中力が途切れると、西日が当たる小さな部屋と少女の記憶まで巻き戻されてしまう。それくらい衝撃的だった。

    美しい文章の裏側でこの物語は何を示しているんだろう、何を感じとることができれば私は納得してこの本を閉じることが出来るのかな、と考え

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    2025年07月11日
  • 愛の夢とか

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    表題作「愛の夢とか」は、わりと抒情性重視の作品なのかなと思った。薔薇の花びらに触れているみたいな手ざわりの文章。しっとりとしたベルベットみたいで、確かな厚みがあって。心地よい空気に酔ってしまった。

    で、ほかの作品もそういう抒情性を全面に押し出した感じなのかと思いきや違ったテイストだなあと。
    どちらかというと「乳と卵」みたいな系統で、文章のリズムで読ませる的な印象だと思った。

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    2025年07月01日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    洋画を読んでいるような感覚。群れない2人がかっこよかった。思春期真っ最中ながらも悶々とするのではなく行動に移していってるのが立派すぎる。

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    2025年06月20日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    著者のInstagramに掲載されたこの本の1ページの文章があまりにも美しく、魅了され購入。
    コロナ禍の抑圧された、そして春の胸がざわつくような感情が生々しく描かれていて、文章が息づいているよう。晒された胸の内が美しい日本語で表現されていて、感情が揺さぶられる。その正体は掴みどころがなく、また春がきたら読み返してみようかなと思った。

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    2025年05月28日
  • 春のこわいもの(新潮文庫)

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    未知のウイルスの影響下で迎えた最初の春、その後接触が断たれるとは知らず、身近な人に抱いた苛立ちや後ろめたさ。

    こうして記されなければ過去として消えていったはずの、社会が閉塞に向かう中で誰かが抱いた思い、感情。コロナ禍よ早く終われと願ったけど、終わってみれば、当時のことが忘れ去られ、あの日々を過ごした自分たちが「いなかったも同然」になるのはそれこそこわい。"記録"しなければ消えてしまうあの頃の思念に心に留め、書き留めた著者のまなざし。なんだかやさしみを覚える。

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    2025年05月16日
  • 愛の夢とか

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    よく理解できない話しばかりなんだけど「十三月怪談」の死んでしまった時子が「生きている人を救うのは、救えるのは生きている人間。大事な人がいるなら生きていなければならないんだ」と言う言葉、本当にそうだと思う。

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    2025年05月08日
  • あこがれ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    周りに見える景色を羅列していくことで、沈黙を表現できる。
    どうでもよい具体的な考え、会話を書く。目が大きい人は視界の黒枠も広がるのだろうか。とか
    川上さんの文章はやっぱり好き。ヘヴンより百倍明るいが女子リーダーとか麦くんの母の謎の仕事とか、少し影もある。

    アルパチーノ(^^)/~~

    第一章
    ミスアイスサンドイッチ 小4 麦くん
    ぼくはスーパーのサンドイッチ屋のミスアイスサンドイッチが気になり、彼女の絵をたくさん描く。クラスの女子がミスの顔を整形だと笑っていてざらり。友達のヘガティーと会いにいくとミスは辞める予定だと言う。最後にぼくが絵をプレゼントすると喜び、結婚する予定だと言った。その日ミ

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    2025年05月01日
  • 愛の夢とか

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    全てのストーリーに共通しているのが、夢と現実の間。夢は希望的な夢じゃなくて寝てる時の夢。
    実際にそんな描写から始まる話もある。
    タイトルの話とお花畑自身、十三月怪談が印象的。ひとつ分からすぎる話もあったした。
    区切りがなく、だーーっとページに文字が並ぶ感じ。難しい言葉はあまりないが何度も読まないと読んでも、理解しづらい文章あり。
    好みの分かれる本だけど、私は星3だけどこの人の本を読みたくなる。
    最後の話はこれまでになく、感動的なラストで珍しく深い愛情の物語だった。死んだら、こんな風になのか?死んでから、こうやって会いたい人と会えたら幸せ。

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    2025年03月25日
  • 愛の夢とか

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     全体的な感想として、怖かった。寂しくなった。
     とくに最後の『十三怪談』は、時子の感情から漢字が少なくなって、ひらがなが多くなってくると寂しさが募ってきた。
     そして、潤一のパートになり新たな寂しさが畳み掛けられた。
     終わり方の好みはあるかと思うが、これはこれで良いのかな、いや好みではないか。

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    2025年03月23日
  • 愛の夢とか

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    川上さんの短編集を初めて読んだ。どうしてこんなにいろいろな視点から物語を紡げるのだろう、不思議な読後感だった。個人的にお花畑自身と十三月怪談が好きだった。

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    2024年12月29日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    そうだよな、と頷く文章が多い中でも、p204 そのときケアが生まれたの章は目から鱗というか。言わないで欲しかったという感情は、私自身すごく無視をしていたので「その気持ちも許可していいんだ…」と反芻していた、川上さんと同じように。p76 自分のために生きる時間②では、今年を振り返りつつ、自分の内側にある気持ちを棚卸ししながら読んだ。本当に、成仏させてやらなきゃ。

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    2024年12月21日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • すべてはあの謎にむかって(新潮文庫)

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    震災のころのことを思い出した。
    川上さんの怒りとか悲しみがヒシヒシと伝わってきて、こういう感情を忘れちゃいけないなと思った。
    かと思えば、クスクス笑えたり、「そうそう、そうなんですよ!」と頷いたり、まるで川上さんとお話してるような気持ちになった。
    まさにオモロマンティック・ボム!

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    2024年11月26日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    失礼ながらもっと年配の女性だとかってにおもっていたので、こんなにチャーミングな感じの女性だとは思っておらず新鮮だった。
    夏物語が読みたくなった。

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    2024年11月14日