川上未映子のレビュー一覧

  • 愛の夢とか

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    川上さんの短編集を初めて読んだ。どうしてこんなにいろいろな視点から物語を紡げるのだろう、不思議な読後感だった。個人的にお花畑自身と十三月怪談が好きだった。

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    2024年12月29日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    そうだよな、と頷く文章が多い中でも、p204 そのときケアが生まれたの章は目から鱗というか。言わないで欲しかったという感情は、私自身すごく無視をしていたので「その気持ちも許可していいんだ…」と反芻していた、川上さんと同じように。p76 自分のために生きる時間②では、今年を振り返りつつ、自分の内側にある気持ちを棚卸ししながら読んだ。本当に、成仏させてやらなきゃ。

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    2024年12月21日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • すべてはあの謎にむかって(新潮文庫)

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    震災のころのことを思い出した。
    川上さんの怒りとか悲しみがヒシヒシと伝わってきて、こういう感情を忘れちゃいけないなと思った。
    かと思えば、クスクス笑えたり、「そうそう、そうなんですよ!」と頷いたり、まるで川上さんとお話してるような気持ちになった。
    まさにオモロマンティック・ボム!

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    2024年11月26日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    失礼ながらもっと年配の女性だとかってにおもっていたので、こんなにチャーミングな感じの女性だとは思っておらず新鮮だった。
    夏物語が読みたくなった。

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    2024年11月14日
  • セシリ・パセリのわらべうた

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    ネタバレ

    ピーター・ラビットシリーズの二十三巻目ですね。
     わらべうたの小さな作品です。

     やどやに すんでる
     セシリ・パセリ
     とのがた みんなに
     おいしい ビール
     のませてあげる
     とのがた みんな
     くる日も くる日も
     やってきて
     セシリ・パセリ
     とうとう にげた

     があがあ がちょう がちょうさん
     どこかへ おでかけ?
     だんだん のぼって またおりて
     おくさまの おへやに
     おじゃまします!

     こぶた いったよ 市場にね
     このぶた まってた おうちでね
     このぶた おあじみ
     じゅうじゅう おにくね
     このぶた たべない はらぺこね

     ちいさな このぶた ないてるね

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    2024年10月24日
  • いじのわるいうさぎのおはなし

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    ピーター・ラビットシリーズの二十巻目ですね。

     あるところに、二匹のうさぎが いました。
    心の優しいうさぎが、にんじんを 食べようとしています。そこへ 意地の悪いうさぎが 現れて、横取りしました。そして、にんじんに かじりついた そのとき、猟師が鉄砲を ズドンと うって……。

     この卷の、お話は短いです。自業自得の寓話のお話になっています。ビアトリクス・ポターの美しいうさぎの絵を楽しむ絵本ですね。二匹のうさぎと猟師しか出てきません。
     農場経営をしている、ビアトリクス・ポターにとって、うさぎは本来、害獣のはずですが、ファンタジーを愛する詩人として、うさぎに愛着をみせています。
     川上未映子

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    2024年08月28日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    東日本大震災の年からコロナ禍までの10年のエッセイ。成功して行く姿が眩しくて、私には続けて読むのは無理でした。しかし、文章は美しく言葉で表現する事の大切さを感じさせてくれました。タイトルと後書きが素敵です。

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    2024年08月21日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    ネタバレ

    日常生活のささいなことから、社会全体の構造にいたるまで、いろんなテーマに関する川上さんの思いがつまっている。
    小説家の先生だから普段からすごいことを考えているのでは、と思っちゃうが、開いてみれば同じ人間同士一般人と大きな差はないのかもしれないなと思った。


    いくつか心に残ったエッセイがあるが、一番刺さったのは「彼女のような人ならとくに」かなぁ…
    トークショーで20代の女性から「妊婦だって仕事はきちんとしないといけないと思うが、自分もいつか子どもを産んだら、優しくなれるのか」という質問が投げかけられたことについてのエッセイだ。
    私は質問者とまったく同じことを感じていて、この質問をするってどれだ

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    2024年08月16日
  • 夏物語

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    「すべて真夜中の恋人たち」以来。内容の良い悪いは関係なくこの作者とはとことん相性が合わないんだなと思う。評価の良い作品なだけにそれを楽しめない・消化できない自分にがっかりもした。巻子と銭湯に行ったときのシーンで「湯の匂いとしか言いようのない匂いで充満している。」という描写で、ん?当たり前なのでは?と思い心がざわつき始めてもうダメだった。ただ第一部の内容はすごくよかった。卵をつぶしあうシーンなんかとても引き込まれた。
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    2026年追記。先日、川上未映子さんのXで彼女

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    2026年02月22日
  • ウィステリアと三人の女たち(新潮文庫)

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    短編集よりは長編派だけど、
    川上未映子の文章が好きだと改めて思った。
    ストーリーというよりは、文章で読む感覚。

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    2024年07月29日
  • こぶたのブランドのおはなし

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    ネタバレ

    ピーター・ラビットシリーズの十五巻目ですね。
    こぶたの冒険のお話です。
    これまでのピーター・ラビットシリーズの中でも、長いお話になります。ビアトリクス・ポター自身が作品の中に登場して、お話が始まります。

     ポターの農場に、ペティートおばさんという名前の、ぶたがいました。ペティートおばさんには、八ひきのこぶたがいました。こぶたがあまりにいたずらをするので、ポターはペティートおばさんに「おりこうなプッチは家において、ほかの子たちはよそにやります」とつげました。こぶたのブランドとアレクサンダーは、市場にやられることになりました。
    こぶたのブランドの冒険の始まりです。

     イソップのお話のような、人

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    2024年07月19日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    可愛い表紙に惹かれて。
    雑誌Hanakoに連載された2011年から2022年までのエッセイ。ファッション、子育て、生活や社会、作品のこと。
    読者に語りかけるように書かれた文章が、印象的だった。

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    2024年06月25日
  • かえるのジェレミーのおはなし

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    ピーター・ラビットシリーズの七巻目ですね。

     かえるのジェレミーは、おきゃくさんをむかえるために、つりにでかけました。
     ところが、かえるのジェレミーにとって、おもいもしないことばかり、つぎつぎにおこるのです。

     ビアトリクス・ポターの観察力の鋭さが、しっかりカエルの生態をユーモアたっぷりに描いています。
     この作品はビアトリクス・ポターのいとこに捧げられています。カエルが好きだったようですね。
     相変わらず、美しい絵がこれもユーモラスにファンタスティックに作品を盛り立てています。
     ピーター・ラビットシリーズではちょっと変わった登場人物ですね。
     いつもながらに楽しく愉快に読めました。

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    2024年05月31日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    単行本で読んでいたが、文庫版のためのちょっと長い対談が読みたくて、文庫版で読んだ。村上春樹が文章以外にラジオでの活動、父親のメモワールを書いた経緯などが分かって良かった。

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    2024年05月09日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    こういうエッセイは月刊誌、雑誌で読むから新鮮、新しさを感じるんだろうなー。

    生き生きとその時の世相の関心に、読む側も今起きていることだからこそ共感できる。

    単行本にまとめてしまうと、今から見た過去の答え合わせはできたしても、重複した内容や思考の浅さにおやっ、となる。もやっとか。

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    2024年04月30日
  • ラヴレターズ

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    ラヴレターアンソロジー。想う相手に宛て文を練る。いいなあー。
    「恋ってどのようなところから判断するのか。肝心なのは一緒にいたいと思うことさ。」大島弓子「いたい棘いたくない棘」作中、会話のくだり。読んでみたくなった。

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    2024年04月29日
  • アプリイ・ダプリイのわらべうた

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    わらべうたなので小さい子にも読みやすそう。ただうちの子はなぜかちゃいろいねずみが高確率で嫌いなのでこれは見送りかな……。

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    2024年04月24日
  • 愛の夢とか

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    はじめて読んだ、川上未映子の小説。7篇の物語の詰め合わせ。小説(短編集はとりわけ)は、読む前にまず目次を開き、その作家さんの言葉の選び方を見てしまうけれど、この本の短編タイトルはどれもドンピシャによかったな。「愛の夢とか」はもちろんだけど、「三月の毛糸」「お花畑自身」、「十三月怪談」は同じくらい好きだった。「日曜日はどこへ」もいい。私の日々の中にも確かにある、ちょっとした希望と絶望の両方を想いながら読んだ。

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    2024年04月04日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    15年にわたり雑誌Hanakoに連載されたエッセイの中から、2011年から2022年までの80本を選び収録した本。
    川上さんのエッセイは『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』を読んだけれど、あちらとはまるで別物の印象だ。特に社会問題化している女性の権利や、子育てに関するあれこれが心に残った。おっさんであるぼくが読んでそう思うのだから、若い(とわざわざ限定する必要もないのか?)女性なら尚更じゃないかな。
    掲載誌ゆえかファッション系の話も多く、お金持ちっぽい書き方がちょっと気に障った。

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    2024年03月24日