川上未映子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
しばらく
読書から遠ざかって、遠ざかって
世界の片隅で、
仕事に追われて、を言い訳に
無気力に勝てず…、が理由で…
そんな、
クッタクタの日々を何とか乗り越えて、
こえて
手に取った本書。
この人の言葉には、
嘘がないと言うか
表裏がないと言うか
体の芯から出てくる感じが「ビッシバッシ」と
響いて、伝わってくる。
好きですな。
かっこつけてない
が
カッコいいんだよなぁ
2011から2022までの11年間に渡るロングスパンのエッセイ集。
著者が35歳くらいから46歳頃かな
いわゆるアラフォー時代
小説の合間に書かれたであろうエッセイたち。
小説の書かれた時代に合わせて、
小 -
Posted by ブクログ
親戚のちょっと年上のお姉さんが優しく話しかけてくれるているようなエッセイ。
何より、川上未映子さんってこんなエッセイ書かれるのかー!という発見でまた一段と作家さんのことを好きになる。
ときどき、あなたはどう?と語りかけてくれるから、自分の中のいろんな気持ちや思いを言葉に直して考えるきっかけにもなった。
雑誌の読者に向けたものだから語り口的にもそう感じるのかもしれないけど、とにかく温かく包み込んでくれる。
ひとつひとつが短くて読みやすいし、懐かしい人と久しぶりにゆっくり話して心がじんわり温かくなるような、そんな読後感でとっても好きです。
サイン会に来て涙が溢れてしまった女の子に対するエー -
Posted by ブクログ
川上さんの小説を多く読んでいる訳ではないので偉そうに言えないのだけど、エッセイという性質からか、音楽的な文章だな、という印象を抱いた。
小説よりももっと自由度が高くて、自らのリズムに気ままに言葉を乗せている感じ。
(放埒な文章という訳ではない、断じてない)
詩的、というよりもっと音楽的で何なら歌みたいとさえ思える。
脳細胞がシャキシャキ動くのを感じる。
川上さんの言葉の、表も裏もぜんぶ読み取って吸収したいという欲求が、脳細胞の働きを活発にしている気がする。
なんというか、作家という仕事は、言葉に対するセンスとか感受性の豊かさとかが大事なのだと思うけど、さらに物事や思考をどこまでも深く掘り -
-
Posted by ブクログ
ネタバレはじめはお酒を飲んで人に会いに行く冬子の行動に少し引いた目で読んでいましたが、読み進めるうちに彼女の臆病さを理解すると、彼女なりの勇気の出し方なのかなと思いながら読み進めることができました。
周囲の人達が感情を揺れ動かしたり、見た目や環境がかわったりしている中で、冬子だけが何も変わらないまま、変えないまま34年間生きてきた。そして冬子なりにお酒を飲んでみたり、講義を受けてみようとしたり、なにかを変えてみなくちゃいけないと思った焦りのような感情は、私もふと感じることがあるので少し共感しました。
34歳と58歳、25も離れた2人の穏やかな時間は恋の駆け引きとか、恋人になりたいとか、そういった刺激や -
Posted by ブクログ
Dear 川上未映子様,
時々貴女がわからなくなります。貴女は普段から曖昧模糊を基調とした表現をなされるのに、時折見せるその抽象から具体への鋭角な、鋭利な刃物を喉に突きつけられたかのような、まるでいつもの本当の自分を、ある特定の人物に本音を語らせるように物語の人物に己の側面を仮託するように鋭い指摘をする人物を用意されます。今回でいうと『お花畑自身』に出てくる家を買った女性や『ヘヴン』でいう百瀬のことを言っているのですよ。彼女ら彼らが言うことは、間違っていても決して全否定できない世の中みたいな核心があります。ガツンとくるものがあります。あえてスマブラで言わせてもらえるなら、普段カービィの貴女が時 -
Posted by ブクログ
すらすらと楽しく読めた。
村上さんの熱心な読者であり自身も作家である川上さんの問いは、情熱的・具体的・切実でありながら楽しそうだ。質問と回答というより、二人がかりで一つの答えを求めて分け入っていくような。
村上さんのファンとしてはこういうものを読むことには少々躊躇いもあったが(個人対個人の体験でなくなってしまうような気がして)、普段は一人で好きなように見ている美術館を、学芸員さんと一緒に巡るような……自分を遥かに上回るオタク(失敬)の話を聞く楽しさもあった。
心に残ったフレーズは「信用取引」、「悪しき物語/開かれた・善き物語」。
「騎士団長殺し」を読み返したくなった。免色さんってやっぱり -
-
Posted by ブクログ
川上未映子の作品を初めて読んだ。
あー、すごく好きだ。大好きだ。
特にアイスクリーム熱がたまらない。
よくわからないけど、どうしてもどうしても愛おしい人って、生きているうちに出会う。そして、その人はよくわからない人だから、さよならも言わずにどこか遠くへ行ってしまう。そんなことを私はよく知ってる。だからとても響いた。
それぞれの異なる愛の形が描かれた短編集だったと思う。愛のカタチって一つじゃないから。
表題作『愛の夢とか』で、お互いの名前を呼び合うところも本当に素敵で心に残った。
いい短編、いい作家さんに出会えてとても嬉しい。
また読みます。 -
Posted by ブクログ
ピーター・ラビットシリーズの二十二作目ですね。
ねずみのアプリィ・ダプリィが、とあるお家の戸棚にしのびこむと、そこには……?
ビアトリクス・ポターによる、わらべうたの数々。ピーターの妹カトンテールたど、シリーズでおなじみの動物たちを楽しくリズミカルな文で描きます。
アプリィ・ダプリィ
ちっちゃな ねずみ
だれかの おうちの
だれかの とだなへ
さあさあ おでかけ
だれかの とだな
いいもの ばっかり
ケーキに チーズ ジャム ビスケット
ーーねずみが むちゅうに
なるものばっかり!
アプリィ・ダプリィ
なんでも みつける
めざとい おめめ