川上未映子のレビュー一覧

  • ラヴレターズ

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    5/30
    ラブレターだけだと感情移入が難しかったけどそれぞれグッとくるものがあった
    「それでも私は仕事から帰ってきて家に灯りが付いているのを見ると足取りが軽くなってしまうのよ。」
    1度永遠の愛を誓った人とずっと同じ気持ちを持って生きていくことは不可能なのかな。同じじゃなくても大切に思う気持ちは変わらずに持っていたらそれでいいのかな

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    2025年07月03日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    少し前に読んだ「騎士団長殺し」
    に関する対談多め
    意外にシャーマンチックな所が
    ある人なんだな〜と思った
    もしくは煙に巻いているのか?
    普通は小説やエッセイより
    対談の方が読みやすいけど...今回は逆!
    いつもの村上文体と違うので
    なんだかちょっと読みづらかった

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    2025年06月14日
  • 愛の夢とか

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    川上未映子さんはどの話しも独特な雰囲気とテンポがあり、そのリズムにはまると最後、沼におちます。

    生活の中のまばゆい光も痛みの重さもどちらも存在し、白昼夢のような空気に包まれたかと思いきや、急に現実に戻されるような緩急のある短編集。「愛の夢とか」は物語自体が芸術に昇華されているように感じた。

    「十三月怪談」が一番印象的。強い想いや願い、川上未映子さんの魂が宿った筆力に胸がいっぱいになりました。

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    2025年07月30日
  • 愛の夢とか

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    絶対に女性にしか思い浮かばないような表現や言葉がすらすらと出てきて、それが抽象的な比喩なはずなのに生々しいとすら感じた。
    まさに詩のような文章を書く人だなと改めて感じられる短編集だった。
    初めて作家さんで気に入って買った本です
    (1冊目は「すべて真夜中の恋人たち」でした)

    最後の2篇は夢中になれたけど、その他は私にはあまり合わなかったのでマイナス1に。

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    2025年04月26日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    しばらく
    読書から遠ざかって、遠ざかって

    世界の片隅で、
    仕事に追われて、を言い訳に
    無気力に勝てず…、が理由で…

    そんな、
    クッタクタの日々を何とか乗り越えて、
    こえて
    手に取った本書。

    この人の言葉には、
    嘘がないと言うか
    表裏がないと言うか
    体の芯から出てくる感じが「ビッシバッシ」と
    響いて、伝わってくる。
    好きですな。

    かっこつけてない

    が

    カッコいいんだよなぁ


    2011から2022までの11年間に渡るロングスパンのエッセイ集。
    著者が35歳くらいから46歳頃かな
    いわゆるアラフォー時代

    小説の合間に書かれたであろうエッセイたち。

    小説の書かれた時代に合わせて、
    小説と並行して読むのもアリかもなんても思いました。

    小説家
    にとって、エッセイって休憩の感じがある。

    いやいや、
    もちろん仕事として、
    手を抜かず書いてるでしょうけれど…。

    長編小説を主戦場としてる作家さんにとっては、やっぱり休憩感があって、人生の整理感があって。
    それって一般の人にも当てはまることであって。
    やっぱり、心の整理整頓は、大切だと思うのであった。
    こころ、からだ、身のまわり…
    整理整頓。

    タイトル、カバーのデザインともに
    内容にピッタリでまったりした読書ができました。

    まだ、途中で2017あたりを読んでます

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    2025年04月20日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    10月ごろ読み終わったはずなのに、なぜか登録してなかった。
    おもしろかったはず!
    心に残った文章もあったのに忘れちゃった。
    また読まないと。

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    2025年04月06日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上未映子さんの小説は読んだことがないのだけど、初めてエッセイ集を手に取ってみた。読者へ語りかけるような文体で、するすると入り込んでくるような感覚。ジェンダーに関する話題もちょこちょこ書かれてるけれど、10年近くたってもこの国はちっとも変わらないよな..と軽く絶望したりもしつつ。1篇ずつが短いので、夜寝る前に毎日少しずつ読むのも良さそう。これをきっかけに小説も読んでみたいと思った。

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    2025年04月02日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    「たとえ元気がなくたって、笑顔でなくたって、強くなくたって、穏やかにいられること。なんとなく、思いついたときにでも、深く、しっかり息をしてみること。そのあとのことは、そのあとやってくるものに、まかせるような、穏やかさで」

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    2025年03月30日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    親戚のちょっと年上のお姉さんが優しく話しかけてくれるているようなエッセイ。

    何より、川上未映子さんってこんなエッセイ書かれるのかー!という発見でまた一段と作家さんのことを好きになる。

    ときどき、あなたはどう?と語りかけてくれるから、自分の中のいろんな気持ちや思いを言葉に直して考えるきっかけにもなった。

    雑誌の読者に向けたものだから語り口的にもそう感じるのかもしれないけど、とにかく温かく包み込んでくれる。
    ひとつひとつが短くて読みやすいし、懐かしい人と久しぶりにゆっくり話して心がじんわり温かくなるような、そんな読後感でとっても好きです。

    サイン会に来て涙が溢れてしまった女の子に対するエールが本当に素敵で私まで泣いてしまった。

    きれいごとだけじゃないけど確かな愛を感じる子育ての話も沢山載っていて、私は本当に珍しく、子供が欲しいかもと久しぶりに思った。

    読んでよかったな、あと夏物語も読まなきゃ。

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    2025年03月10日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    川上さんの小説を多く読んでいる訳ではないので偉そうに言えないのだけど、エッセイという性質からか、音楽的な文章だな、という印象を抱いた。
    小説よりももっと自由度が高くて、自らのリズムに気ままに言葉を乗せている感じ。
    (放埒な文章という訳ではない、断じてない)
    詩的、というよりもっと音楽的で何なら歌みたいとさえ思える。

    脳細胞がシャキシャキ動くのを感じる。
    川上さんの言葉の、表も裏もぜんぶ読み取って吸収したいという欲求が、脳細胞の働きを活発にしている気がする。


    なんというか、作家という仕事は、言葉に対するセンスとか感受性の豊かさとかが大事なのだと思うけど、さらに物事や思考をどこまでも深く掘り下げていくことを厭わない姿勢が必須だよな、ということを改めて考えさせられた。


    「質量保存の法則の醍醐味」…醍醐味!?
    そういった概念に思いを馳せたことなんてなく、発想すらなかったのでなんかもう、度肝を抜かれた。すげえや。


    これは小説・エッセイ関係なくなんだけど、川上さんの作品は、どれも優しい陰を湛えているように思う。晴れた真っ昼間の陰ではなく、月夜の静寂が滲む優しい陰。
    けっこう惹かれるのである。

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    2025年03月10日
  • かえるのジェレミーのおはなし

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    カエルの1日の話だったが、なかなか緩急があって面白かった。特に、魚に食べられそうになったあと、急いで水面に上がってくる時の様子をソーダーに喩えているのが面白かった。

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    2025年03月08日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    女性として生きてると感じる怒りや違和感に共感しておもしろかった。わたしも言葉にして、考えていきます。

    お気に入りの話
    ・別れのリトマス試験紙
    ・自分のために生きる時間①、②
    ・三ヶ月だけ
    ・わたしは二度、結婚している
    ・遠くなる、大事なできごと
    ・おかしな話
    ・主人などいない
    ・かけがえのない味方
    ・その女子力に用はない
    ・それは有限と無限のあいだで
    ・それは問題、大問題

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    2025年03月02日
  • 乳と卵

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    ネタバレ

    切実な女性性。女性の生々しい、葛藤とも言えないようなドロドロしたものを、ここまで鮮やかな言葉たちで描くのは、すごいな。
    本当のことを言ってと繰り返すシーンで泣けた。
    本当は、たぶん、娘は母が大切なだけ。母も娘が大切なだけ。
    本当はみんながみんな幸せならいいと思ってるはずなのに、違う人間ゆえに、そんなシンプルな気持ちに辿り着くまでに、あまりにも遠回りをしている人たちのように見えた。

    「テレビの中からの笑い声の粒が枠からこぼれてこちらに届くまえにしゅっと蒸発するのが見えるよう、」とか、
    「一人が通ればそこは埋まってしまう細長い階段を」
    とか
    好きなフレーズがいくつかあって、メモした。

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    2026年06月10日
  • 愛の夢とか

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    Dear 川上未映子様,
    時々貴女がわからなくなります。貴女は普段から曖昧模糊を基調とした表現をなされるのに、時折見せるその抽象から具体への鋭角な、鋭利な刃物を喉に突きつけられたかのような、まるでいつもの本当の自分を、ある特定の人物に本音を語らせるように物語の人物に己の側面を仮託するように鋭い指摘をする人物を用意されます。今回でいうと『お花畑自身』に出てくる家を買った女性や『ヘヴン』でいう百瀬のことを言っているのですよ。彼女ら彼らが言うことは、間違っていても決して全否定できない世の中みたいな核心があります。ガツンとくるものがあります。あえてスマブラで言わせてもらえるなら、普段カービィの貴女が時折見せる下Bのストーンに吹っ飛ばされてしまいます。貴女の本質は一体どちらなのでしょうか。混乱します。わからなくなくなるからこそ、もっと知りたいと思ってしまうのかもしれません。魅力的です。雲を掴むような貴女の表現を愛し、これからも読み続けていきたいと思う次第であります。

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    2025年01月31日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    すらすらと楽しく読めた。
    村上さんの熱心な読者であり自身も作家である川上さんの問いは、情熱的・具体的・切実でありながら楽しそうだ。質問と回答というより、二人がかりで一つの答えを求めて分け入っていくような。

    村上さんのファンとしてはこういうものを読むことには少々躊躇いもあったが(個人対個人の体験でなくなってしまうような気がして)、普段は一人で好きなように見ている美術館を、学芸員さんと一緒に巡るような……自分を遥かに上回るオタク(失敬)の話を聞く楽しさもあった。

    心に残ったフレーズは「信用取引」、「悪しき物語/開かれた・善き物語」。

    「騎士団長殺し」を読み返したくなった。免色さんってやっぱりちょっと、そういうとこあったよな~

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    2024年12月01日
  • 愛の夢とか

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    「ひとはつよくて、いきていくことをつづけてゆくだけのかろうじてのつよさがあれば、そのうちいきているひとがだれか、だれかがきっと、またちからをくれて、ちからをきっとくれるだろう、いきていれば、いきているだれかが」

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    2024年11月29日
  • こねこのトムのおはなし

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    「ピーターラビット」シリーズの一つ。お母さん猫のタビタ・トウィチットは、3匹のおチビたちをお行儀よく見えるよう着飾りますが、やんちゃ盛りの子どもたちはちょっと目を離しただけで大はしゃぎ。大人の思惑なんかお構いなしで台無しにしちゃう子猫たちが、(お母さん猫の苦労にも共感しつつ)、とても微笑ましい作品です。

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    2024年11月01日
  • 愛の夢とか

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    川上未映子の作品を初めて読んだ。
    あー、すごく好きだ。大好きだ。
    特にアイスクリーム熱がたまらない。
    よくわからないけど、どうしてもどうしても愛おしい人って、生きているうちに出会う。そして、その人はよくわからない人だから、さよならも言わずにどこか遠くへ行ってしまう。そんなことを私はよく知ってる。だからとても響いた。

    それぞれの異なる愛の形が描かれた短編集だったと思う。愛のカタチって一つじゃないから。
    表題作『愛の夢とか』で、お互いの名前を呼び合うところも本当に素敵で心に残った。

    いい短編、いい作家さんに出会えてとても嬉しい。
    また読みます。

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    2024年10月19日
  • アプリイ・ダプリイのわらべうた

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    ピーター・ラビットシリーズの二十二作目ですね。
     ねずみのアプリィ・ダプリィが、とあるお家の戸棚にしのびこむと、そこには……?
     ビアトリクス・ポターによる、わらべうたの数々。ピーターの妹カトンテールたど、シリーズでおなじみの動物たちを楽しくリズミカルな文で描きます。

      アプリィ・ダプリィ
      ちっちゃな ねずみ
      だれかの おうちの
      だれかの とだなへ
      さあさあ おでかけ

      だれかの とだな
      いいもの ばっかり
    ケーキに チーズ ジャム ビスケット
     ーーねずみが むちゅうに
      なるものばっかり!

      アプリィ・ダプリィ
      なんでも みつける
      めざとい おめめ
      パイに めがない
      アプリィ・ダプリィ!

      カトンテールの ドアを
      ノックするのは だれかしら?
      タプ タピ! タプ タピ!
      きいたことある 音かしら?

    のぞいてみても
      だあれも いないの
      けれども かいだんに
      にんじんの おくりもの

      きいて! またまた 音がする!
      タプ、タプ、タピ! タプ タピッ!
      まあーそこに いるのは
      ちっちゃな うさぎ
      くろうさぎね!

     まだまだ、ビアトリクス・ポターのわらべうたは続きます。川上未映子さんの訳が、リズムをきざんで楽しくユーモラスに響きます。
     もちろん、ビアトリクス・ポターのきれいな可愛らしい絵もしっかり楽しめます。
     読み進めるのが愉快に元気になりますね。

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    2024年10月11日
  • ちっちゃなねずみふじんのおはなし

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    ピーター・ラビットシリーズの十一巻目ですね。

     ねずみふじんは、きれい好き。
     いつも家をぴかぴかにしています。
     ところが、よんでもいないのに、
     ごみ虫、かえるなどの起きるが次々やってきます。
     おかけで家はすっかりめちゃくちゃ。
     ねずみふじんの、おそじがはじまります……?

     潔癖症のねずみふじんの困惑を、ユーモアたっぷりに物語ます。
     ビアトリクス・ポターさんの美しい絵もまったりと楽しめる絵本です。
     登場する虫や小動物に、すべて名前をつけて語られているのが、ビアトリクス・ポターさんのこの作品への想いが表れていて楽しく読めました。
     きれい好きなねずみふじんに共感と優しさも感じる心の温まるお話です。

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    2024年09月27日